柳井市
山口県の市 ウィキペディアから
山口県の市 ウィキペディアから
やないし 柳井市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中国地方 | ||||
都道府県 | 山口県 | ||||
市町村コード | 35212-8 | ||||
法人番号 | 4000020352128 | ||||
面積 |
140.03km2 | ||||
総人口 |
28,972人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 207人/km2 | ||||
隣接自治体 |
光市、岩国市、熊毛郡平生町、田布施町、上関町、大島郡周防大島町 愛媛県:大洲市 | ||||
市の木 | やなぎ、もくせい | ||||
市の花 | ツツジ、サルビア | ||||
柳井市役所 | |||||
市長 | 井原健太郎 | ||||
所在地 |
〒742-8714 山口県柳井市南町一丁目10番2号 北緯33度57分50秒 東経132度06分06秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
山口県の南東部、室津半島の東岸から付け根に位置する。北と東は岩国市、西は光市、田布施町、平生町、上関町と接しており、大畠瀬戸を挟んだ対岸に周防大島町がある[1]。市内からは琴石山を望み、瀬戸内海国立公園の一部である自然景観を有す。
市域は沿岸部、内陸部(伊陸地区、日積地区)、半島・島嶼部(平郡島)からなり、総面積の半分以上が山地丘陵地。市街地は平坦部と海岸沿いに形成。北部の内陸部に盆地が分布、農山村集落が散在。半島・島嶼部は、比較的急峻な丘陵地が入り組む海岸線で変化に富んだ地形。
全域が瀬戸内海式気候で、冬も温暖で比較的雨が少なく過ごしやすい。年平均気温は、14℃から16℃程度、年間降水量は1,600mmから1,700mm程度である。
柳井(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.8 (65.8) |
20.4 (68.7) |
23.2 (73.8) |
27.7 (81.9) |
31.1 (88) |
32.4 (90.3) |
36.5 (97.7) |
36.7 (98.1) |
35.2 (95.4) |
30.8 (87.4) |
26.3 (79.3) |
22.3 (72.1) |
36.7 (98.1) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.8 (49.6) |
10.5 (50.9) |
13.8 (56.8) |
18.9 (66) |
23.3 (73.9) |
25.9 (78.6) |
29.9 (85.8) |
31.5 (88.7) |
28.3 (82.9) |
23.2 (73.8) |
17.6 (63.7) |
12.2 (54) |
20.4 (68.7) |
日平均気温 °C (°F) | 5.0 (41) |
5.7 (42.3) |
9.0 (48.2) |
13.8 (56.8) |
18.3 (64.9) |
21.8 (71.2) |
25.8 (78.4) |
27.2 (81) |
24.0 (75.2) |
18.5 (65.3) |
12.7 (54.9) |
7.3 (45.1) |
15.8 (60.4) |
平均最低気温 °C (°F) | 0.7 (33.3) |
1.1 (34) |
4.1 (39.4) |
8.8 (47.8) |
13.8 (56.8) |
18.5 (65.3) |
22.8 (73) |
23.9 (75) |
20.4 (68.7) |
14.4 (57.9) |
8.3 (46.9) |
2.9 (37.2) |
11.6 (52.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −6.7 (19.9) |
−7.9 (17.8) |
−4.7 (23.5) |
−1.1 (30) |
3.5 (38.3) |
9.8 (49.6) |
15.9 (60.6) |
17.2 (63) |
9.7 (49.5) |
2.2 (36) |
−1.6 (29.1) |
−5.0 (23) |
−7.9 (17.8) |
降水量 mm (inch) | 54.0 (2.126) |
78.5 (3.091) |
137.9 (5.429) |
164.9 (6.492) |
184.4 (7.26) |
276.0 (10.866) |
287.1 (11.303) |
126.9 (4.996) |
152.3 (5.996) |
108.7 (4.28) |
78.0 (3.071) |
63.7 (2.508) |
1,712.4 (67.417) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.5 | 7.7 | 9.9 | 9.7 | 9.4 | 12.1 | 10.2 | 7.5 | 8.6 | 6.8 | 7.3 | 6.8 | 102.6 |
平均月間日照時間 | 152.8 | 154.0 | 179.5 | 201.3 | 217.9 | 155.3 | 190.1 | 225.5 | 173.5 | 179.3 | 161.8 | 158.8 | 2,149.7 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[2] |
柳井市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 柳井市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 柳井市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
柳井市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
旧市域。柳井町を除いてすべての村が大字未設置だったため、市制施行後は旧村がそのまま大字となった。
以上が大字であり、以後、旧柳井町(旭ヶ丘を除く)において住居表示が実施されている。()書きで実施年を記載する。
単に旧町の大字を引き継ぎ、大字大畠を除けば旧町名を表記することはしていない。
農業産品の集積地としての柳井は、商業を中心としながら零細な製造業も存在した。山陽鉄道(現在の山陽本線)敷設当時は柳井機関区がおかれ、優等列車を含む多数の列車が停車していた。大戦後の農村景気までは繁栄を謳歌し、美空ひばりが訪れたこともあった。それ以降、柳井は工場誘致や商業開発がある程度進んだ。しかし、地理的な関係から国道2号や山陽新幹線、山陽自動車道が柳井を経由せずに整備されたということもあり、軍需都市からの転換で高度経済成長期に発展した周南地区や岩国市と比べ、時流に十分乗ることができなかったという指摘がある。
柳井警察署が市内全域を管轄しており[6]、市内に1交番と7駐在所を置く[7]。
柳井地区広域消防組合が市内全域を管轄しており、市内に1消防署と1出張所を置く[8]。
花き(カーネーション・ミニバラ)および果実(ミカン・ぶどう・いちご)を中心とした農業・漁業と商工業が中心。近年では、自然薯栽培発祥の地として、自然薯を使用した加工品開発に取り組んでいる。市内には中国電力の柳井火力発電所(LNG発電所)がある。伝統工芸品として、金魚ちょうちんと柳井縞がある。また、仕込み行程で生醤油に再び麹を投入して再発酵させる甘露醤油(再仕込み醤油)発祥の地であり、その様子は鉄道唱歌にも歌われた[10]。
(休校中の学校は除く)
このほか、現在の柳井市域にあたる地域を通過する路線として1920年代に「周防鉄道」(玖珂 - 伊陸 - 日積 - 由宇駅)及び「周東鉄道」(平生 - 柳井津駅 - 伊陸)の敷設が計画された。このうち周防鉄道に関しては免許を取得し建設目前まで計画が進んだが頓挫、周東鉄道は免許申請後頓挫している(未成線)[12]。
隣の平生町に営業所を持つ防長交通が市内一帯に路線網を持つ。同社は広島行き(山陽道玖珂IC経由)の高速バスも運行していたが、これは2023年3月17日をもって廃止された[13]。
旧大畠町域ではかつて国鉄バス→JRバス中国が周防大島方面の路線(大島線)を有していたが、この路線も2007年(平成19年)9月30日をもって防長交通に移管されている。
柳井港駅付近にある港(柳井港)に発着する近距離・遠距離航路網が整備されている。
最寄り空港は岩国錦帯橋空港。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.