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日本のコンピュータゲーム ウィキペディアから
『機動戦士ガンダム0079カードビルダー』(きどうせんしガンダム ダブルオーセブンティナイン カードビルダー)は、2005年12月に稼動を開始したバンプレストのアーケードゲーム。
ジャンル |
タクティカルカードバトル リアルタイムストラテジー[1] |
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対応機種 | アーケードゲーム |
開発元 |
セガ(後のセガ・インタラクティブ、〜0083両雄激突) フロム・ソフトウェア(U.C.カードビルダー) |
発売元 |
バンプレスト(〜0083両雄激突) バンダイナムコエンターテインメント(U.C.カードビルダー) |
プロデューサー | 安田直矢[2](U.C.) |
人数 | 1人、2人(対戦) |
発売日 |
2005年12月13日 - 2012年7月2日(〜0083両雄激突) 2016年3月17日 - 2018年3月29日(U.C.カードビルダー) |
利用料金 |
300円 500円(2プレイ) |
デバイス |
フラットパネル トラックボール ボタン×5 |
システム基板 | Chihiro |
ガンダムシリーズのゲームでは初の、トレーディングカードとアーケードゲームを融合させたゲームである。プレイヤーは地球連邦軍・ジオン公国軍の2つの陣営に分かれて戦う。
なお、ガンダムシリーズを題材とした漫画やゲームの中には「0079」を冠した作品があるが、本作とは直接的な関係は無い。
本項では、続編『機動戦士ガンダム0083カードビルダー』『機動戦士ガンダム0083カードビルダー 両雄激突』についても説明する。以下区別のため、それぞれ『0079』『0083』『両雄激突』と略する。
2008年10月のVer2.10を最後に、2010年現在までバージョンアップは行われておらず、徐々に稼動店舗からの撤去が進んでいる。
2012年6月29日18時をもってネットワークサービスが終了するとの告知がされ、実際には7月2日にネットワークサービスが終了した。
2015年6月、8年ぶりとなる新作『機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー』の発売が発表された。2016年3月より稼働を開始している。
2018年3月30日(金) AM2:00 (3月29日深夜のサーバーメンテナンス開始時間)をもって、U.C.カードビルダーのネットワークサービスが終了すると告知された。
一年戦争を舞台とした、モビルスーツやキャラクターなどが登場する。武器や部品等のアイテムのみ登場している作品もある。後述の2006年9月のバージョンアップ(以下「ver.2.0」と略す)からは、★印の作品からもキャラクターやメカが追加されている。
次にどの戦場で戦うかを選択する。戦場は以下の3種に大別される。
連邦軍はガンダム各種、ガンキャノン各種、ジム系統、戦闘機、陸戦型ガンダム等を主戦力とする。汎用性の高い機体が多く、初心者でもプレイしやすい陣営である。スターターパックに最初から封入されているジム先行量産型ですら、ビーム兵器を装備可能なので、序盤でほぼ同じコストのジオン軍モビルスーツを相手にするときは、若干有利に戦いを進めることができる。後述のカード追加でいわゆるガンダム系と呼ぶことができる、高性能高コスト機体のバリエーションが多くなった。
ジオン軍はザク系統、グフ系統、ドム系統、ゲルググ系統、ズゴックやゴッグ等の水陸用モビルスーツ、モビルアーマー等を主戦力とする。局地戦に重点を置いた機体が多く、コストは高いが高性能なモビルアーマーなどが多数存在するため、使用できるコストが多くなるにつれて有利になっていく。後述のカード追加では、連邦メカに多い汎用性の高い機体も増えた。
それぞれにレア (R)、アンコモン (UC)、コモン (C)というレアリティがあり、レアは背景が金箔になっている。
出撃を選択すると、秘書の敬礼と「全機、出撃!」の台詞と共に、ゲームが開始される。なおこの時既にCPUとプレイしている他プレイヤーと対戦状態になった場合、他プレイヤーはそれまでの対CPU戦が打ち切られ「敵部隊接近」のメッセージおよび秘書の台詞が出て、戦闘のやり直しとなる。またver.2.0からは同陣営同士の対戦も可能となり、この場合はシミュレーターとして解釈されているため、メッセージと台詞は「シミュレーター発動」になる。
これまでの戦闘成績を見たり、部隊配置が気に入らなかったり時間が無かった場合の再編成が出来る。
ユニットは筐体上に置いた位置及び方向に応じて、戦艦はトラックボールにより移動する。筐体の上にセットしたユニットに、選択したマップ及びプレイヤーの階級ごとによって、異なる母艦を操作する。なおICカードを初使用する場合、丁寧な説明のついたチュートリアルがプレイ出来る。プレイしなくともよいが、最低一度はプレイしないと、いつまでたってもチュートリアルの選択が出続ける。
武器である以上、ほとんどの武器には弾数が設定され、攻撃時に画面の左上に「残り弾数/最大弾数」が表示される。ただし母艦の武器とモビルスーツの格闘兵器には上限が無く、「∞」と表示。残り弾数がゼロになると「弾数ゼロ」と表示され、その武器ではもう攻撃出来ない。母艦の周囲で留まると補給→破壊された武器や盾の修理→HP回復が順に行われ、再度攻撃可能となる。進行状況は画面のグラフィックや秘書の台詞で判別可能。ただし補給中はこちらから攻撃出来ない。
「攻撃重視」「機動重視」「防御重視」3種類の状態が存在し、これはすべて三すくみの流れで構成されている。なお攻撃をした直後または受けた直後は、攻撃可能に戻るまで識別カラーが透明、線が白となる。母艦など一部ユニットは三すくみ効果は無く、モード切替では攻撃範囲・使用武器の変更以外の効果は無い。三すくみ効果はあくまでも攻撃が当たった場合にのみ有効であり、また攻撃側→防御側の一方通行である。状況によっては三すくみを覆す事が出来るし、三すくみで不利な攻撃を行ったからという理由で反撃や反動ダメージを受ける事はない。
搭乗機とパイロットの相性が良ければ命中率、回避率、クリティカル発生率がわずかだが上昇する。アムロならガンダム各種、シャアならシャア専用機等、主に原作で搭乗した機体が相性が良いとされている。しかし中には相性の悪い組み合わせも存在し、相性が悪ければ命中率、回避率、クリティカル発生率が低下する。例えば、セイラは原作でガンダムを上手く操縦できなかったためか、ガンダムとは相性が悪い。また、ニュータイプパイロットは総じてEXAM搭載機と相性が悪い。なお、敵側陣営の搭乗機と相性の良い組み合わせも存在する。「鹵獲兵器」は敵側陣営で使用可能なパイロット以外、ほとんどのパイロットはそのままでは搭乗できないが、相性が良いと実際に搭乗できる。
モビルスーツと装備する武器の相性が良ければ命中率が上昇する。こちらも原作で各機体が装備していた武器(ガンダムなら専用ビームライフル、ハイパーバズーカ等)とは相性が良い。シールドに関しては耐久値が若干上昇する。
原作で仲の良い者同士(同部隊、友人、恋人、家族等)であれば相性は良く、テンションの上昇率も通常より高くなり、仲が悪い場合は低い。以下はその例である。
自分の攻撃が相手に命中すればテンションは上がり、逆に相手の攻撃が自分に命中すればテンションは下がる。特にテンションが高い場合は「強気」低い場合は「弱気」と表示され、キャラクターの画像も強気・通常・弱気と3種類が存在する。また全てのキャラクターに特殊能力が設定されており、大半のキャラクターは特定のシチュエーションでテンションが上下するか、テンションやHPなど各種ステータスが特定の値の時に特殊な能力が発揮される。
相手のユニットを制限時間内にすべて撃破すれば勝利、逆に撃破されると敗北。この撃破の対象には母艦は含まれず、母艦にキャラクターが乗っていても撃破対象コストには影響しない。制限時間切れの場合は武器・パイロット等を含めて、トータルコストの高いユニットを多く倒していた方が勝利となり、完勝・圧勝・勝利・局地的勝利・引き分けなどに分かれる。
戦功ポイントを獲得することにより部隊レベルが上昇し、使用可能コストが徐々に増えていく。また更新時に規定のポイント数があれば母艦のグレードが上がり、階級が1つ上がる。主に戦功ポイントの獲得方法としては以下の2つである。
ゲーム終了毎に、1枚ずつ袋に入ったカードが排出される。中にはムックや応募キャンペーンでしか入手出来ないカードもある。
ver.2.0では店側の旧カード入れ間違い防止のために、カードの入っている袋の色が黒から赤に変わった。新規収録カードは封入率が異様に低く設定されており、異常な高値でトレードされる事態が発生した。とくにコモンながら封入率が低かった連邦軍のノエル・アンダーソンやミユ・タキザワが顕著で、アンコモンだったジオン軍のクスコ・アル、メイ・カーウィンに至っては1万円以上の値で取引されていた。
そのゲームセンター内の同じ陣営の勝敗の積み重ねで自陣営・敵陣営の作戦が成功し、両陣営の勢力が変動して行く事によって、最終的に完全勝利・局地的勝利等、異なる条件のエンディングを迎える。エンディングの結果はデモ画面にもナレーション付きで表示される。
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稼動当初は以下の問題が発生した。
開発チームはこれらの対策として下記のバージョンアップを行った。特に大きな違いが出た点とともに記す。
またゲームバランスの調整も問題となっている。前述通りある効果的な戦法が編み出されると、次のバージョンアップでその戦法に必要なステータスが弱体化される。すると強化されたカードを使って新しい戦法が編み出され、次のバージョンアップでその戦法に必要なステータスが弱体化されるという具合に、ユーザーとメーカーでイタチごっこが続いている。
参加作品に主題歌がある場合、主題歌がBGMとして使われる事がある。ただし、映画1作目の主題歌「砂の十字架」は使われていない。これは歌手のやしきたかじんが、この曲を歌ったことを嫌っているためである。詳細については「砂の十字架」を参照。
『0079』の続編として2006年2月に発表され、ゲームセンターGiGOなどを振り出しに複数店舗でロケテストを行い、一度ロケテ終了後、2007年3月15日から登場した。なお同年6月に各種能力値の修正のバージョンアップが行われた。
『0079』の無差別戦の名称を改めたもので、投票対象もメカ・キャラでなく「次回の特殊作戦のレギュレーション」に変更された。これは戦闘条件を
の内3つがプレイヤーによって投票され、多数決で次回の特殊作戦が決定、決定してから3日間これが続く。
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ゲーム自体の変更点ではないが『0083』からの新戦法を、便宜上こちらに並べる。
2007年10月24日より稼動。
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ここには『両雄激突』で新たに生み出された戦法を記載する。
以下の記述は2017年現在。
前作のネットサービス終了から3年後の2015年6月に、8年ぶりとなる新作『機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー』の発売が発表され、翌7月には最初のアルファロケテストも行われた。 開発はバンダイナムコスタジオとフロム・ソフトウェア。企画はバンダイナムコスタジオとフロム・ソフトウェアが行い、フロム・ソフトウェアがそれを実装。バンダイナムコスタジオはその監修と筐体の開発・運営面を担当している[3]。
津島直人による『ガンダムカードビルダー戦士』がガンダムエーススペシャルにて連載、単行本にはリアルタイプガンダムのカードを封入。
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