『日本の名著』(にほんのめいちょ)は、中央公論社が1969年から1982年にかけて刊行した叢書(全50巻)である。「中公バックス」版(ペーパーバック版)では1巻から16巻は1983年に、17巻から50巻は1984年に刊行された。近世以前の文献は現代語訳を軸にして、明治以降の文章は原文通りを原則としている。
収録された著作の一部は、中公クラシックスや講談社学術文庫で改訂再刊されている[1][2]。
- 日本書紀 : 責任編集 井上光貞、1971年
- 聖徳太子 : 責任編集 中村元、1970年
- 最澄、空海 : 責任編集 福永光司、1977年
- 源信 : 責任編集 川崎庸之、1972年
- 法然、明恵 : 責任編集 塚本善隆、1971年
- 親鸞 : 責任編集 石田瑞麿、1969年
- 道元 : 責任編集 玉城康四郎、1974年
- 日蓮 : 責任編集 紀野一義、1970年
- 慈円、北畠親房 : 責任編集 永原慶二、1971年
- 世阿弥 : 責任編集 山崎正和、1969年
- 中江藤樹、熊沢蕃山 : 責任編集 伊東多三郎、1976年
- 山鹿素行 : 責任編集 田原嗣郎、1971年
- 伊藤仁斎 : 責任編集 貝塚茂樹、1972年
- 貝原益軒 : 責任編集 松田道雄、1969年
- 新井白石 : 責任編集 桑原武夫、1969年
- 荻生徂徠 : 責任編集 尾藤正英、1974年
- 葉隠 : 責任編集 奈良本辰也、1969年
- 富永仲基、石田梅岩 : 責任編集 加藤周一、1972年
- 安藤昌益 : 責任編集 野口武彦、1971年
- 三浦梅園 : 責任編集 山田慶児、1982年
- 本居宣長 : 責任編集 石川淳、1970年
- 杉田玄白、平賀源内、司馬江漢 : 責任編集 芳賀徹、1971年
- 山片蟠桃、海保青陵 : 責任編集 源了円、1971年
- 平田篤胤、佐藤信淵、鈴木雅之 : 責任編集 相良亨、1972年
- 渡辺崋山、高野長英 : 責任編集 佐藤昌介、1972年
- 二宮尊徳 : 責任編集 児玉幸多、1970年
- 大塩中斎 : 責任編集 宮城公子、1978年
- 頼山陽 : 責任編集 頼惟勤、1972年
- 藤田東湖 : 責任編集 橋川文三、1974年
- 佐久間象山、横井小楠 : 責任編集 松浦玲、1970年
- 吉田松陰 : 責任編集 松本三之介、1973年
- 勝海舟 : 責任編集 江藤淳、1978年
- 福沢諭吉 : 責任編集 永井道雄、1969年
- 西周、加藤弘之 : 責任編集 植手通有、1972年
- 陸奥宗光 : 責任編集 萩原延寿、1973年
- 中江兆民 : 責任編集 河野健二、1970年
- 陸羯南、三宅雪嶺 : 責任編集 鹿野政直、1971年
- 内村鑑三 : 責任編集 松沢弘陽、1971年
- 岡倉天心、志賀重昂 : 責任編集 色川大吉、1970年
- 徳富蘇峰、山路愛山 : 責任編集 隅谷三喜男、1971年
- 内藤湖南 : 責任編集 小川環樹、1971年
- 夏目漱石、森鷗外 : 責任編集 真継伸彦、1974年
- 清沢満之、鈴木大拙 : 責任編集 橋本峰雄、1970年
- 幸徳秋水 : 責任編集 伊藤整、1970年
- 宮崎滔天、北一輝 : 責任編集 近藤秀樹、1982年
- 大杉栄 : 責任編集 多田道太郎、1969年
- 西田幾多郎 : 責任編集 上山春平、1970年
- 吉野作造 : 責任編集 三谷太一郎、1972年
- 河上肇 : 責任編集 住谷一彦、1970年
- 柳田国男 : 責任編集 神島二郎、1974年