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兵庫県加古川市の出身で、兵庫県立加古川東高等学校から法政大学経営学部へ進学。両校では、硬式野球部で右投右打の選手として活躍していた。高校時代のポジションは投手で、エースとして臨んだ2年時(2015年)の秋季兵庫県大会でチームを準決勝にまで導いたが、同学年の山﨑伊織[注釈 1]などを擁する明石市立明石商業高等学校の前に敗れた[1]。
法政大学への進学を経て、法政大学野球部で外野手に転向[2]。部内での2学年先輩に中山翔太[注釈 2]、1学年先輩に福田光輝[注釈 3](主将経験者)・大角怜司(新潟テレビ21のアナウンサー)[3]、同期に鈴木昭汰・高田孝一・石川達也[2]、1学年後輩に三浦銀二(いずれも投手で卒業後に日本プロ野球の球団へ所属)がいる。もっとも、自身は東京六大学野球のリーグ戦へ出場するまでに至らなかった。
大学卒業後の2021年4月1日付で、アナウンサーとして地元局の毎日放送へ入社。「新日本放送」時代の1959年3月1日からラジオ・テレビの兼営体制を維持していた毎日放送は、ラジオ放送事業とラジオ放送免許を同日付でグループ会社の株式会社MBSラジオへ移管させたため、大村はテレビ単営局化後に初めて入社したアナウンサーに当たる。ちなみに、同期のアナウンサーに中野広大と前田春香がいるが、毎日放送の放送対象地域(近畿広域圏)内の出身者は大村だけである[1]。
毎日放送への入社後は、同局のテレビ番組に加えて、MBSラジオ制作の番組にも出演。前述した経歴から、第94回選抜高等学校野球大会(2022年3月開催)[注釈 4]では、関連会社のGAORAやインターネット向けの試合中継で1回戦3試合の実況を入社1年目で担当した[注釈 5]。入社2年目に当たる2022年度から、スポーツアナウンサーとしての活動を本格化。2023年には、日本プロ野球(NPB)公式戦中継での実況デビューを阪神タイガース主催試合のラジオ・テレビ中継で果たしたほか、フレッシュオールスターゲームのラジオ中継(ニッポン放送制作)でも一部のイニングで実況を任された。
その一方で、2021年には『栃木県 実際どうなん』(関西地方における栃木県の認知度を向上させるべく作られたラジオ向けの広報CM)へ上田悦子(大阪府東大阪市出身の先輩アナウンサー)と揃って出演。上田との間で関西弁による掛け合いを披露したところ、このCMが2022年の日本民間放送連盟賞でラジオCM部門の最優秀賞を受賞するに至った[4]。
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