佐世保競輪場
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佐世保競輪場(させぼけいりんじょう)は長崎県佐世保市にある競輪場。施設所有および主催は佐世保市。競技実施はJKA西日本地区本部九州支部。電話投票における競輪場コードは85#。実況は株式会社JPFで、担当は2021年4月以降は宮原英治を筆頭に西森カズヤ、綿貫弘、和田年弘、山本浩司、大村篤史などが交代制で務める。
佐世保競輪場 | |
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佐世保競輪場 正面入口(2017年12月) | |
基本情報 | |
所在地 | 長崎県佐世保市干尽町2-5 |
座標 | 北緯33度9分19.9秒 東経129度43分48.7秒 |
電話投票 | 85# |
開設 | 1950年(昭和25年)11月22日 |
民間委託 | 日本トーター |
施行者 | 佐世保市 |
走路 | 400m |
重勝式投票 | オッズパークLOTO |
マスコット |
「トップくん」「ウィンちゃん」 九十九島三姫(九十九島凪海、九十九島ナジョ、九十九島輪) |
公式サイト | www.sasebokeirin.jp/ |
実況 | |
担当 |
宮原英治 西森カズヤ 綿貫弘 和田年弘 山本浩司 大村篤史ほか |
ナイター競走 | |
愛称 |
99サンセットナイトレース ミッドナイト競輪 |
開催期間 | 2015年8月以降(ナイター・ミッドナイト競輪) |
記念競輪 | |
名称 | 九十九島賞争奪戦 |
開催月 | 12月 |
2024年6月25日 更新 |
概要
佐世保競輪場は1950年に開設された[1]。戦後復興のための財源確保のために開設され、第1回競輪は1950年11月23日に開催された[1]。国内全ての公営競技場の中でも最も西にある競技場である。記念競輪(GIII)として『九十九島賞争奪戦』が毎年12月[注 1]に開催され、開催2日目のシード優秀競走は、2016年まで地元佐世保の名物料理にちなんで「佐世保バーガー賞」の名称で行われていた(2017年からは九十九島凪海賞に変更されている)。
なお当場では、以前通常開催(FII)においても「珍名さん大会」など参加選手に特色のある企画開催を行なっていた。
1984年から1990年度まで不況のため、9車立てを8車立てに変更していた[2](同様のケースは幾つかの他場でもあった)。
過去には1999年12月と2004年4月に「ふるさとダービー佐世保」が開催され、1999年開催分は総売上247億円を記録した。また2009年4月には共同通信社杯春一番、2022年5月に全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪も開催された。
2010年12月までの佐世保市の財源への充当額は約104億7000万円で、特に学校関係の建設費に約41億2000万円が充てられた[1]。景気低迷や販売額の減少などから、2005年度以降は暫くの間一般会計への繰り入れは行われていなかった[1]が、経営自体は良好で、2020年度は約9億4800万円の収益を上げるなど黒字経営を維持しており[3]、特に直近は電話・インターネット投票の増加で繰り出し額も増加しており、2023年度は予算ベースで4億円を繰り出す予定となっている[4]。
2011年10月19日の開催よりオッズパークにおいて重勝式投票の『セレクト5・7』を発売し、2012年12月26日からの開催より『ランダム7』も発売される。トータリゼータシステムは日本トーターを採用しており、2012年度からは同社による開催事務の包括委託が行われている。
なお2015年8月2日よりナイター競走が開催され[5]、ナイターでの愛称は九十九島にちなんだ「99(ナインティナイン)サンセットナイトレース」[6]となる。同年8月8日よりミッドナイト競輪も開催されている[5]。
2024年7月16日~18日に競輪界では初のミッドナイトでのグレードレース(G3)を開催された[7]。
佐世保競輪場は老朽化のため2022年度からメインスタンドの全面改修が行われることになっており、2022年12月に既存スタンドを解体し、2024年12月に改修を完了する予定[8]。インターネットによる車券販売の普及に伴いメインスタンドの収容人数は3100人から800人に規模を縮小する一方、競輪場周辺に市民向けの施設が整備される[8]。整備費はすべて競輪での収益によって積み立てられた基金で賄われる[8]。
キャラクター
マスコットキャラクターは佐世保の伝統工芸品の佐世保独楽をモチーフにした「トップくん」と「ウィンちゃん」。また、2017年には佐世保競輪神社の巫女キャラクター「九十九島 凪海(くじゅうくしま なみ)」も誕生した[9][10]。
2020年12月には、九十九島凪海に加えて、九十九島ナジョ・九十九島輪とメンバーが増員となり、三人体制のアイドル「九十九島三姫」となる。
これに伴って、2017年からの開設記念競輪の開催2日目のシード優秀競走は、「九十九島凪海賞」に変更された(2019年以降は初日)。
バンク特徴
400mバンクだが、かつて500mバンクだったものを改修して造られたためカントが緩く、直線も400mバンクの中では最も短い。このため逃げ・先行タイプの選手に有利なバンクといわれている。
なお1コーナー側は道路を挟んで佐世保港に面しており海風に注意が必要となっている。大画面映像装置は1センター側に設置されている。
主なホームバンクの選手
アクセス
- 佐世保駅から無料送迎バスで5分。徒歩約20分。
- 西九州自動車道佐世保みなとインターチェンジ降りてすぐ。
映画ロケ
歴代記念競輪優勝者
※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。
その他のG3
脚注
外部リンク
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