日本の大阪府大阪市にある外食企業、およびその運営する居酒屋チェーン ウィキペディアから
株式会社鳥貴族(とりきぞく)は、大阪市浪速区に本社を置き、大阪府・東京都・愛知県を中心に居酒屋「鳥貴族」ほか「TORIKI BURGER」「やきとり大吉」を展開する企業。
![]() 本社の所在するアーバンネット御堂筋ビル | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 大阪府大阪市中央区淡路町4丁目2番13号 アーバンネット御堂筋ビル 20 階 |
本店所在地 |
大阪府大阪市浪速区立葉1丁目2番12号 ナミコービル |
設立 | 1986年9月19日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 9120001011711 |
事業内容 | グループ会社の経営管理 |
代表者 | 代表取締役社長 大倉忠司[2] |
資本金 | 14億9,182万9,125円 |
発行済株式総数 | 11,622,300株[3] |
売上高 |
連結202億8829万0千円 (2022年7月期)[3] |
営業利益 |
連結△24億3335万4千円 (2022年7月期)[3] |
経常利益 |
連結19億6817万1千円 (2022年7月期)[3] |
純利益 |
連結11億3425万4千円 (2022年7月期)[3] |
純資産 |
連結63億3729万1千円 (2022年7月31日現在)[3] |
総資産 |
連結184億6681万4千円 (2022年7月31日現在)[3] |
従業員数 | 連結851人(2022年7月31日現在) |
決算期 | 毎年7月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
大倉忠司 23.40% 株式会社大倉忠 10.32% 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 7.10% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 6.63% サントリー酒類株式会社 2.24% (2022年7月31日現在)[3] |
外部リンク | https://torikizoku-holdings.co.jp/ |
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![]() 本店が所在するナミコービル | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | トリキ |
本社所在地 |
日本 大阪府大阪市中央区淡路町4丁目2番13号 アーバンネット御堂筋ビル 20 階 |
本店所在地 |
大阪府大阪市浪速区立葉1丁目2番12号 ナミコービル |
設立 | 2020年8月7日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4120001231017 |
事業内容 | 飲食店の経営、展開 |
代表者 | 代表取締役社長 江野澤暢男 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 |
201億7426万0千円 (2022年7月期)[3] |
純利益 |
21億8,264万7,000円 (2024年7月期)[4] |
純資産 |
35億6,598万8,000円 (2024年7月期)[4] |
総資産 |
106億9,379万2,000円 (2024年7月期)[4] |
決算期 | 毎年7月31日 |
主要株主 | 株式会社エターナルホスピタリティグループ 100% |
外部リンク | https://torikizoku.co.jp/ |
焼鳥をメインとする居酒屋系焼鳥屋「じゃんぼ焼鳥 鳥貴族」を展開。「鳥貴(とりき)」の略称で親しまれ、2024年5月現在、北海道・宮城県・埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県・茨城県・石川県・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・兵庫県・大阪府・滋賀県・奈良県・京都府・和歌山県・岡山県・広島県・徳島県・福岡県・鹿児島県・沖縄県の24都道府県に店舗を展開する。
直営店の他一部でフランチャイズ(カムレードチェーンTCC)展開も行うが、現在は新規の加盟店募集は行っておらず、既存の加盟店による店舗増設並びに社員が独立して店舗を持つ場合のみフランチャイジーを認めている[5]。
外食産業では多業態展開を進める企業が一般的な中で、同社では「流行・景気にも左右されず、寿命がない『永遠の業態』を目指す」として、当初「鳥貴族」の単業態での展開を進めていく方針を表明していた[6]。しかし2020年以降、新型コロナウイルス感染症の流行の影響などから居酒屋という業態自体が営業休止など苦しい状況に置かれたため、2020年6月には社員の独立を想定した小規模店舗「大倉屋」のテスト店舗を開店したほか[7]、2021年8月にはハンバーガー業態の新店舗「TORIKI BURGER」(代表取締役社長・高田哲也)をオープンするなど[8]、従来の方針を転換し複数業態での展開を始めている。
複数業態への方針転換を行ったことに伴い、2021年2月1日付で持株会社制へ移行[9]。株式会社鳥貴族(初代)は株式会社鳥貴族ホールディングスへ商号変更され、事業は株式会社鳥貴族分割準備会社から商号変更した株式会社鳥貴族(2代)が承継した。
店名の「鳥貴族」の由来は、創業者・社長の大倉忠司によれば「お客様を【貴族】扱いする(大切にしていく)」「オシャレな名前にする(女性客を増やす)」という2つの狙いからという[10]。
ロゴマークには「∞」のマークが入っているが、これも「永遠の業態」を目指す意味で、当初の社名である「イターナルサービス」にマークしたものである。ちなみに社長の息子である大倉忠義の所属グループである関ジャニ∞にも同グループが「SUPER EIGHT」に改名するまでは∞のマークが入っていたが、鳥貴族の方が関ジャニ∞よりも先にマークを入れており、両者には全く関係はないという[11]。
最大の売りはメニュー全品を同一価格で提供する低価格路線であり、これが人気の秘訣となっている[12]。ただし価格は「280円(税別)」(創業 - 2017年9月)→「298円(税別)」(2017年10月 - 2022年4月)→「350円(税込)」(2022年5月 - 2023年4月)→「360円(税込)」(2023年5月 - )と、徐々に値上がりしている。その他宴会メニューとして、メニューに掲載されている全品が2時間食べ放題・飲み放題となる「晩餐会」(4人以上、要予約)がある[13]。
「頼んでもいない商品を客に出すのは余計な負担をかける」という理由から、お通し(突き出し)は一切出さない[14]。お通しが必要な客には、代わりとしてスピードメニュー(注文からすぐに出せるメニュー)を用意している。
味や品質を考慮し、創業当初から産地直送の国産鶏肉を使用。また新鮮な肉を提供するため、焼き鳥の串打ちは各店舗で行っている[15]。串打ちは昼間に主婦などのパートタイマーを活用して行うため、原則としてランチ営業は行わない[16]。一方で味の均質化のため、焼き鳥のタレは本社ビル内の工場でまとめて生産している[17]。 2016年10月1日に使用食材の国産100%(フードメニュー)達成。
チェーン居酒屋系の焼鳥屋としては珍しくメニューに発泡酒があった(後述する2014年の契約変更まで)。発泡酒は大ジョッキ(700ml)で298円(税抜)と、コンビニエンスストアで350ml缶を2本買った場合の価格とほとんど変わらない計算になるため、一時は発泡酒とビールの販売比率が7:3となっていた[18]。なおビール類は2014年3月まではキリンビール(一番搾り、麒麟淡麗〈生〉)と契約していたが、同年4月よりサントリー(ザ・プレミアム・モルツ、金麦)に変更している[19]。
店舗展開においては、特に都心部では出店コストを抑えるため、空中店舗・地下店舗を積極的に新規出店していることも特徴[20]。ただし、郊外では1階に店舗を構えていることも多い。
グループ中核ブランドである焼鳥屋「鳥貴族」の持続的な成長に加え、「チキンフード」を事業領域として新ブランドを創出している。
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