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日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『NARUTO -ナルト-』(ナルト)は、岸本斉史による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1999年43号から2014年50号まで連載された。全700話で、単行本は全72巻と外伝1巻。
NARUTO -ナルト- | |||
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ジャンル | 少年漫画・忍者・バトル漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | 岸本斉史 | ||
出版社 | 集英社 | ||
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掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 1999年43号 - 2014年50号 | ||
発表期間 | 1999年9月21日 - 2014年11月10日 | ||
巻数 | 全72巻 | ||
話数 | 全700話 | ||
漫画:NARUTO -ナルト- 外伝 〜七代目火影と緋色の花つ月〜 | |||
作者 | 岸本斉史 | ||
出版社 | 集英社 | ||
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 2015年22・23合併号 - 32号 | ||
巻数 | 全1巻 | ||
話数 | 全10話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
忍同士が超常的な能力「忍術」「体術」「幻術」「仙術」を駆使して派手な戦いを繰り広げるバトルアクション漫画。アジア各地の民話や伝承、宗教のオマージュを巧みに取り組んだ世界観の中で主人公と仲間達の友情、裏切りと復讐、師弟や家族の絆が中心として描かれ、忍の世界とその起源・歴史を含めた重層的なストーリー展開となっている[1]。中盤以降は主人公であるうずまきナルトが単に戦いではなく“対話”と“許し”を以って平和をもたらそうとするなど“少年漫画らしからぬ”要素も含まれるようになり、読者からの支持が高い「ペイン編」での「ナルトが師である自来也を殺した敵と対話し、和解する。」という描き方は「ある意味でタブー(苦笑)。少年漫画では普通はやらないやり方だった。」と作者自らが後年述懐している[2]。
本作の人気は連載当初から順調に伸び、『ONE PIECE』と並び『週刊少年ジャンプ』の二大看板、国民的人気作品となっていった。2002年からはぴえろ製作のテレビアニメが放送開始され、第一部終了後に85話のアニメオリジナルストーリーを挟み第二部からは『NARUTO -ナルト- 疾風伝』というタイトルにリニューアルされている。2012年10月にはアニメ放送10周年を迎え、21世紀にスタートしたアニメで10年以上続いた長寿アニメは本作が一番乗りとなった。
2014年10月6日には集英社より2014年11月10日発売分の2014年50号をもって連載が終了することが発表され[3][4]、予定通り2014年50号で、巻頭カラーの699話及びオールカラーの700話の2話同時掲載で完結した[5]。
本作の主人公のうずまきナルトが「ニューズウィーク日本版」2006年10月18日号の特集「世界が尊敬する日本人100」に架空の人物として唯一選出され[6]、2017年に公益財団法人新聞通信調査会がアメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国、タイの6カ国で実施した世論調査「知っている日本人」では、フランスで昭和天皇と安倍晋三に次いでナルトが3位となった[7]。また、Googleが、2023年の検索ランキングを発表し、カテゴリー別の「世界で最も検索された言葉」では、アニメ部門で「NARUTO-ナルト- 疾風伝(Naruto: Shippuden)」が、過去25年間の検索数世界1位を記録した[8][9]。 この作品きっかけでラーメンを知った外国人が多く、海外のラーメンブームや売上にも貢献した[10]。
単行本の国内累計発行部数は2019年5月時点で1億5300万部、全世界累計発行部数は2億5000万部を突破している[11]。2024年9月時点で、フランス語版の累計出版部数は3300万部に達する[12]。NARUTO関連のゲームシリーズの累計出荷本数は2023年3月時点で3252万本を記録している[13]。中でも『ナルティメットストーム4』が2022年12月時点で世界累計出荷本数1188万本を記録している[14]。
各SNSのプラットフォームにおいて、2024年1月時点で、アニメタグ数はYouTubeで420万件以上、アニメタグの再生数はTikTokで3335億回以上、Facebookでのアニメページのフォロワー数は1820万人以上であり、日本のアニメで1番多い[15]。
完結後の2022年10月にイギリスのDiamond Lobbyが発表した世界のアニメ人気分布では187ヶ国のうち81ヶ国で1位(日本全アニメで最多の国数)を獲得し、日本を代表するアニメの1つとなっている[16]。
本編最終話を掲載した2014年50号にて、2015年春より、新編の短期集中連載予定、およびノベライズが発表された。このうち短期集中連載については2015年22・23合併号から32号まで、『NARUTO -ナルト- 外伝 〜七代目火影と緋色の花つ月〜』(ナルト がいでん 〜ななだいめほかげとあかいろのはなつつき〜)と題して連載され、この外伝の単行本は初版100万部を記録した。
本編完結後もテレビアニメ版は2017年3月まで放送を継続(後述)。各種メディアミックス系作品・イベントも「NARUTO新時代開幕プロジェクト」と冠され展開中。
2014年12月には最終話に至るまでの経緯を描く劇場版アニメ『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』が上映された。
2015年3月からは舞台『ライブスペクタクル NARUTO』シリーズが公演開始された。
2016年12月17日、「ジャンプフェスタ2017」の「NARUTO-ナルト-×BORUTO-ボルト-」のステージイベントで、ライオンズゲートの配給、マイケル・グレイシーの監督で実写映画化されることが発表される[17]。
2017年11月には新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」の上演が決定した。2018年8月に東京・新橋演舞場で上演される。
2019年5月31日には、漫画連載20周年を記念して『NARUTO to BORUTO THE LIVE 2019』のステージイベントが決定した。アニメの声優、同作の主題歌を担当したアーティスト、舞台版の役者、ゲーム実況者が勢揃いする。同年10月6日・10月7日の幕張メッセイベントホールで開催された。
2021年12月18日の「ジャンプフェスタ2022」からは、テレビアニメ放送20周年を記念して、20周年記念プロジェクトが進行。
2022年10月3日には、『NARUTO OFFICIAL SITE』が正式にオープン。同日にStudioぴえろの公式YouTubeチャンネルで公開された本作の完全新作PVは、わずか5日で1000万回以上の再生数を記録した[18]。2022年12月5日時点で再生回数は1500万回以上を記録している[19]。また、公開から6日で高評価の数は100万を超し、完結後でも世界中から愛されていることを証明した。
2022年12月10日から2023年1月31日まで、テレビアニメ放送20周年を記念して、秋葉原UDX内で展示イベントとして『NARUTO THE GALLERY』が開催される。
2022年12月17日の「ジャンプフェスタ2023」の「NARUTO-ナルト-×BORUTO-ボルト-」のステージイベントより、史上初である全世界規模の人気投票企画『NARUTOP99』が開始された[20]。総投票数は開始から1週間経たずして100万票を突破した[21]。トップ20入賞キャラクターには、原作者・岸本斉史による書き下ろしのイラストが描かれるほか、1位入賞キャラクターは、書き下ろしの読み切り漫画が実施される。『NARUTO OFFICIAL SITE』にて投票受付された結果、人気投票1位となった「波風ミナト」の読み切り「NARUTO -ナルト- 外伝 〜渦の中のつむじ風〜」が週刊少年ジャンプに掲載される[22]。
2022年12月17日の「ジャンプフェスタ2023」の「NARUTO-ナルト-×BORUTO-ボルト-」のステージイベントより、2023年に『NARUTO THE LIVE』のステージイベントが決定し、9月2日・3日に公演された。
2015年8月には最終話以降の物語を描く劇場版アニメ『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』が上映された。
「ジャンプフェスタ2016」のにて漫画連載が発表され、2016年23号からは、原作・監修を岸本、脚本を小太刀右京、漫画を池本幹雄がそれぞれ担当する形で、『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が月一連載されている。
2016年12月17日、「ジャンプフェスタ2017」の「NARUTO-ナルト-×BORUTO-ボルト-」のステージイベントで、テレビアニメ化を発表。2017年3月に終了した『疾風伝』と入れ替わる形で、4月からテレビ東京系にて放送。
2023年10月号からは、第二部となる『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』がVジャンプにて連載開始される。
日本国内の人気もさることながら、国外での人気も高く、2000年代を代表する『ドラゴンボール』の後継作品として認知されている[23][24]。アニメ放映は80ヵ国以上、ライセンス商品は90ヵ国以上で販売されている。海外では最も有名な日本のアニメの1つとなっており、本作がきっかけで日本の文化・アニメなどに興味を持った人達が多い[25][26]。また世界中にラーメンを広めることに貢献した作品としても知られている[27]。
単行本の国内累計発行部数は2019年5月時点で1億5300万部を突破している[83]。また単行本は60以上の国と地域で発売されており、ドイツで300万部[84]、タイで540万部[85]、中国で750万部、アメリカでは1200万部の売上げを記録し[86]、2022年12月時点で海外累計発行部数は1億部を突破している[87]。2019年5月時点で全世界累計発行部数は2億5000万部を突破している[88]。 2010年4月30日に発売された単行本51巻で国内累計発行部数が1億部を突破し、同社の中で5作目の国内1億部達成となった[89]。2014年にはコミックス70巻までの累計発行部数が2億部を超えて同社の中で3作目の2億部達成となった[90]。
2010年11月に発売された53巻が初週売上81万9000部を記録し、3週目で累計100万部を突破してオリコンの本ランキングの集計が始まった2008年4月以降で12巻連続となった[91]。 またオリコンは2012年の年間“本”ランキングコミック部門(集計期間:2011年11月21日~2012年11月18日)のトップ20を発表し、NARUTOの60巻と61巻がそれぞれ期間内に126.6万部、128.1万部を売り上げて『ONE PIECE』の65〜68巻に続く5位、6位にランクインした[92]。2015年2月に発売された最終72巻は発売初週で87.4万部を売上げ、オリコン週間“本”ランキング(集計期間:2月2日~8日)コミック部門首位を獲得した[93]。このことから15年の長期連載にもかかわらず最後まで安定した高い人気を維持し続けたことが分かる。結果2008年から始まったオリコン集計では42巻(当時の最新巻)〜72巻(最終巻)までの31作が実売100万部以上を記録した[94]。累積売上部数がミリオンヒットを記録した数はオリコン史上歴代3位となる[95]。
2020年8月の時点で、NARUTOのライセンス商品や漫画、アニメ、ビデオゲームなどの全世界総収益は推定103億$(1兆4000億円以上)を記録するメガヒット作品となっている[126]。
作者の堀越耕平は『NARUTO』の最終話が掲載された『ジャンプ』の巻末で「NARUTOは僕の青春そのものです。」とコメントをしており、学校の友達と毎週のように話をしていたと岸本斉史との対談で話している[127]。またうちはサスケやうずまきナルトのクナイの持ち方から手の細かい表現が気になりそこから手を描くのが大好きになったとコメントしている[128]。
作者の吾峠呼世晴は影響を受けた作品ベスト3で『ジョジョの奇妙な冒険』、『BLEACH』と共に『NARUTO』を挙げている[129]。また「このマンガがすごい!2019」(宝島社)に掲載されたインタビューでは好きな漫画に『NARUTO』、『BLEACH』、『ワンパンマン』を挙げており、「戦闘やファンタジーなど現実には起こりえない現象をリアルに分かりやすく、見やすく、個性を織り交ぜつつもの凄い迫力で描ける先生方はもう格が違うので心から尊敬します。」とコメントしており、更に「一生漫画を描き続けても先生方のようにはなれない。」とのコメントも残している[130]。
本作に登場する五条悟は度々読者からはたけカカシがモデルと勘違いされるが、作者の芥見下々曰く「カカシ先生よりも中忍試験で包帯グルグル、額当てで目隠しをしていた試験官の影響。」とのこと[131]。しかしはたけカカシも意識しており、うずまきナルトの修行シーンではたけカカシが辛い修行を課すと仰々しくネタ振りをし、実際は「木登り」をするという肩透かしで外すというフリオチの演出を呪術廻戦ではそっくりそのまま採用したと芥見下々本人が証言している[131]。
作者の外薗健は子供の頃好きだった漫画に『NARUTO』を挙げており、物語に合わせオリジナルキャラを考えて描いたと公言している。また「画面の白黒のパキッとした感じとか、挑戦的な構図とか、『NARUTO』から影響を受けていると思います」と発言している[132]。
体内に九尾の妖狐を封印された落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが里一番の忍である火影を目指し、仲間たちと共に数々の試練を乗り越え成長していく物語。
忍五大国の一つである火の国の木ノ葉隠れの里に、強大な力を持った尾獣・九尾が襲来した。当時の里長である四代目火影は自らの命を犠牲にして、へその緒を切ったばかりの赤ん坊、うずまきナルトに九尾を封印した。時は流れ、再び長についた三代目火影・猿飛ヒルゼンにより、里は平安を取り戻していた。
時を経て少年へと成長したナルトは、忍者を目指しアカデミーに通っていた。両親も友人もいない孤独な日々を送っていたナルトだったが、とある事件で身を挺して守ってくれた教師のうみのイルカに認められ、卒業の証の額当てを送られて晴れて下忍になる。下忍になったナルトは同期のうちはサスケや春野サクラと共に、上忍のはたけカカシの第七班に配属され、以降、いくつもの任務を経て、ナルトは自らに封印された九尾の力を、サスケはうちは一族の血継限界である写輪眼の力を、それぞれ徐々に開花させていく。
下忍となっていくつかの任務をこなした第七班は、カカシの推薦により中忍試験に参加。各里から中忍候補の下忍達が木ノ葉の里に集い、ナルト達は試験を通して木ノ葉の他の班の同期生たち、そして砂隠れの里の天才である我愛羅らと出会い、またナルトは里内でも「伝説の三忍」と謳われる大忍者・自来也への弟子入りを果たす。しかしこの試験の裏で、自来也と同様「伝説の三忍」と謳われながら、己の野望のために里を抜けたテロリスト・大蛇丸、そして彼に操られた砂隠れ・音隠れの両里が暗躍、そして試験本戦にてついに蜂起を見せる。この戦いはナルトたち木ノ葉の忍の奮戦によって何とか制圧に成功したものの、ナルト達も慕っていた里長である三代目火影・猿飛ヒルゼンが、大蛇丸との戦いによって命を落としてしまう。
戦いの後、木ノ葉の里はナルト・自来也の活躍もあって、もう一人の「伝説の三忍」である綱手を新たな火影に任命し、立て直しを進めていく。この道中で、ナルトは高難易度忍術・「螺旋丸」の修得に成功する。その一方で、里では「暁」と呼ばれる謎の組織が、暗躍の兆しを見せるようになる。さらにこの暁の一員であり、かつて自身の一族を皆殺しにして里を抜けた兄・うちはイタチへの復讐を求めていたサスケは、力を求めて里を抜け、大蛇丸の元へと走る。その後、ナルトは自来也と共に、修行の旅に出る。
ジャンプコミックス27巻『カカシ外伝〜戦場のボーイズライフ〜』
ときは第三次忍界大戦、第一部から遡ること十数年前。はたけカカシの少年期の物語。写輪眼を手に入れた経緯が明らかにされる。
上忍に昇格したカカシは、うちは一族の中忍オビト、同じく中忍で医療忍者のリン、そして上官の波風ミナト(後の四代目火影)の4人で任務に向かっていた。カカシとオビトは水と油で、いつもぶつかり合う仲。ミナトは2人を諭し、しっかり者のリンは間を取り持っていた。
任務遂行のためミナトと別行動を取ったカカシ達は、敵の奇襲に遭い、リンを人質に取られる。任務を優先するカカシと、仲間の命を優先するオビトは、忍者として人としての在り方で対立する。オビトは単独でリンを助けに向かい、窮地に陥るが、駆けつけたカカシに救われる。この戦闘でオビトは写輪眼を覚醒させ、カカシは左目を失う。リンの救出に成功するが、オビトはカカシをかばい、落石の下敷きになってしまう。己の死を悟ったオビトは上忍の就任祝いと称し、カカシに写輪眼を、そしてリンを託した。
2年半の修行を終えたナルトは、里へと帰還を果たす。その一方、砂隠れの里では我愛羅が風影となっていたが、その我愛羅が暁のメンバーであるデイダラとサソリによって連れ去られてしまう。ナルトたちは砂隠れの里の救援として暁の2人を追い、激戦の末に2人を撃破、我愛羅の救出に成功する。サスケの抜けた第七班だったが、さらにこの戦いでカカシも疲労のため休養に入った事で、隊長代理として暗部出身のヤマト、また補充人員としてナルトたちと近い歳のサイが、それぞれ加えられた。
この戦いを端緒に、各国の人柱力の持つ「尾獣」の力の奪取という暁の目的が徐々に明らかとなり、犠牲を経ながらも木ノ葉の里は暁との戦いに身を投じていく。しかし暁のリーダー「ペイン」の存在を知るため、雨隠れの里に向かった自来也が命を落としてしまう。師匠の死を知ったナルトは悲嘆に暮れつつも、来るべき戦いに備え新たな力「仙術」の修行を開始する。
その一方で、里を抜けたサスケは師である大蛇丸を手に掛け、その部下たちを引き抜いて小隊を結成し独立する。そしてイタチとの再会を果たし、死闘の末に勝利、復讐という目的を達成する。しかしその直後、「トビ」の名で暁に所属していた、うちは一族の祖先「うちはマダラ」を称する男から、イタチの隠していた里抜けの真実を告げられ、イタチや一族を追い詰めてきた故郷・木ノ葉への復讐を新たに決意する。その第一歩として暁と手を結び、雲隠れの里の里長・雷影の弟であり、八尾の人柱力であったキラービーの誘拐を試みるが、キラービーは変わり身を用いて危機を脱し、ついでに里からも脱走してしまう。
そして九尾捕獲のため、ついにペインと小南が木ノ葉へ襲撃を開始する。容赦ない破壊を行い、次々と里の人や忍達を虐殺するが、修行から駆け付けたナルトは仙術を駆使してペインを打ち倒し、ペインを遠隔操作していた本体の長門に接触する。ともに自来也を師と仰ぐ兄弟子の長門に、ナルトは自来也の想いを説き、自ら奪った木ノ葉の住民たちの命を蘇生させるのと引き換えに長門は力尽きた。
その後木ノ葉は復興へと動くが、ペイン襲撃の際にチャクラを使い果たして昏睡状態に陥った綱手に代わり、相談役であったダンゾウが半ば強引に六代目火影への就任を宣言する。間もなく、暁への対応を協議すべく、五大国それぞれの里長による緊急会談が開かれる。しかしそこへマダラ・サスケらが会場に侵入し、五影と交戦する。その最中にマダラは世界中の人間を幻術の世界へといざなう「月の眼計画」の存在、および「第四次忍界大戦」の宣戦布告を伝え、サスケともども姿を消す。最終的に五影たちは、マダラらに対抗するための各里による忍連合軍を結成する事を決定する。
この会議で不正を目論んだダンゾウも騒動に紛れて逃亡するが、一族の敵討ちの標的としていたサスケの襲撃を受け殺害される。同時期に五代目であった綱手の意識が回復したため復任し、戦争の準備を開始する。戦力増強の一環として、ナルトは雲隠れの里のキラービーの元で修行に向かい、九尾の力のコントロールに成功する。一方のマダラは大蛇丸の元部下であったカブトと接触し、カブトの「口寄せ・穢土転生」で蘇生された忍達や、木遁の力で強化された10万体の白ゼツなどの軍隊を揃えていく。
宿命の闘いが迫るナルトとサスケ。月の眼計画の最終段階に動き出す暁、それを阻止しようとする忍五大国。全ての因縁に終止符を打つべく、ついに第四次忍界大戦が開戦。ナルト達の最後の戦いが始まる。
単行本:55巻~71巻
暁と忍連合軍との決戦がついに開戦する。カブトが発動した「穢土転生」により歴代の強力な忍達が次々に復活を果たし、連合軍の各部隊はそれぞれの戦場で激戦を繰り広げていく。一方、戦争のことを何も知らされていなかったナルトは、キラービーと共に九尾チャクラをコントロールする修行を続けるが、外で起きている戦争に気付き島から脱走する。
戦争2日目を迎える中、各戦場では白ゼツ達が連合軍の忍達に次々に成り替わり、混乱が始まっていた。チャクラまでも完全にコピーしてしまうその能力に連合軍は苦戦し互いに疑心暗鬼に陥ってしまう。そんな中、ナルトはビーと共に綱手、そして雷影に認められ戦場へと参戦することになる。その道中に「穢土転生」で復活したイタチ、長門との戦闘に突入するが、イタチの親友であるうちはシスイが残した瞳術「別天神」の力でイタチはカブトによる呪縛から解かれる。イタチと協力しナルト達は長門の封印に成功、弟のサスケをナルトに託しイタチは「穢土転生」を阻止するために単身でカブトの元へと向かうのだった。
単行本:59巻〜60巻
ナルトの影分身が戦場へと散らばり、連合軍を混乱させている白ゼツ達の悪意を感知することで白ゼツ達を撃破、さらにカブトの術で蘇った忍五大国の影の名を持つ忍達も封印、忍連合軍は一気に優位に立つ。しかし、カブトは自身の切り札としてついに「本物の」うちはマダラを復活させる。復活したマダラは圧倒的な忍術、体術、瞳力を駆使し忍連合を蹂躙する。この最大の危機に連合軍は五影をマダラの元へと転送。五人の影達はナルトに仮面の男との戦いを託しマダラへと立ち向かうのだった。そして、ナルトもビーと共に復活した人柱力達を率いた仮面の男との交戦に突入する。人柱力達の力は非常に強力で、途中カカシとガイが加勢に駆けつけるが、人柱力の尾獣化により次第に追いつめられていく。だが、ナルトはその戦いの中で四尾の尾獣である孫悟空との対話を果たす。対話の中でナルトは九尾の本当の名前が九喇嘛という名であることを知り、同時に尾獣と本気で仲良くなりたいと強い思いを示す。そんなナルトの思いに感化されていった九尾はついにナルトと初めての共闘を果たす。更にナルトを認め、尾獣と人柱力は自分たちの名前を改めてナルトに明かし、人と尾獣の未来をナルトに託す。彼らの思いを受け取ったナルトは九尾チャクラを完全にコントロールし、人柱力達から尾獣を引き剥がすことに成功する。
単行本:61巻
戦場が激しさを増す中、ついにイタチの眼を移植したサスケは「永遠の万華鏡写輪眼」を開眼。ナルトとの決着の為に自身を見張っていたオリジナルの白ゼツを殺害し外へと脱出する。だがその道中に復活したイタチと再会し、成り行きでイタチと共闘、蘇った忍達を操っているカブトとの戦いに突入する。大蛇丸、音の五人衆等様々な忍達の細胞を取り込み、仙術まで会得したカブトに二人は苦戦を強いられるが、うちはの禁術「イザナミ」を発動したイタチは、カブトを永遠に決着がつかない自分達との戦いの無限ループの世界に閉じ込め、解術用の印を幻術で聞き出す。これによりイタチ自身を含むすべての戦場の縛られていた死者達の魂は昇天するのだった。そしてイタチはサスケとの別れ際にうちは事件の真相や両親の最期を幻術のなかで見せると、サスケに兄としての精一杯の愛情を伝えてこの世を去った。
単行本:62巻~68巻
「穢土転生」が解除される中、うちはマダラは昇天する直前に術最大のリスクである「術者との口寄せ契約を解除する印」を結び、この世に留まり続けていた。死なない体、尽きないチャクラ、カブトにより特別な調整をされたことによる木遁などを含めた強力な術を駆使し五影を蹂躙、瀕死の状態に追い込む。そしてナルト達と仮面の男との戦いも佳境を迎えていた。ナルト、ビー、カカシ、ガイの四人は連携プレーで男の仮面を破壊することに成功。だが、その素顔を見たカカシは驚愕する。うちはマダラを偽り、暁の黒幕として暗躍していた仮面の男の正体はかつて、第三次忍界対戦で戦死したはずのカカシの親友であるうちはオビトだった。当時のオビトは死の間際に地下深くで暗躍していたマダラに救出されていた。厳しいリハビリを経て木ノ葉へ戻るはずだったが、オビトの想い人であるチームメイトのリンは霧隠れの里の陰謀に巻き込まれ、彼女が愛していたカカシの手で命を落とすという悲劇が起きてしまう。この光景を目撃したオビトはこの世界に絶望し、マダラが企てた「月の眼計画」に協力することになり、老衰により死を迎えたマダラが再び復活するまでの間、彼の代わりにうちはマダラとして暗躍し続けていた。変貌した親友の姿にカカシは戦意喪失しかけるも、オビトがかつて残した意志を受け継いでいるナルトを守るため、オビトと戦う決意を固める。
五影を戦闘不能にしたマダラはオビトの元へ移動し、残る二体の尾獣・八尾と九尾を回収するために不完全な状態で十尾を復活させることで決着をつけようとする。だが、それと同時に忍連合軍の各部隊が集結、ついに決戦が始まる。連合軍はそれぞれの隠れ里との強力な連携攻撃でマダラ達に挑むが十尾の力は凄まじく、忍連合軍本部が「尾獣玉」により消滅、更にナルトとヒナタを庇ったネジは二人の目の前で命を落とす。仲間の死とオビトの言葉に動揺を隠せないナルトだったがヒナタや九喇嘛の叱咤を受け再び連合の仲間と共に反撃に出る。一方サスケはイタチとの共闘を通じて、改めて忍世界、里、忍とは何なのかを知りたいと思うようになる。水月と重吾と再会したサスケはカブトに捕われていたみたらしアンコの呪印から大蛇丸を復活させ、過去の火影達から真実を聞き出す旨を伝える。そんなサスケの心境の変化に触れた大蛇丸は協力することを決め、木ノ葉の里へと一行を誘う。大蛇丸が研究していた方法で「屍鬼封尽」で封印されていた初代から四代目までの四人の火影達の魂を解放し「穢土転生」で復活させる。初代火影である千手柱間は、サスケに自分とマダラの出会いや木ノ葉創設までの出来事、そしてマダラが里を去り終末の谷での戦いを起こした一連の出来事を全て語る。話を聞き終えたサスケはイタチの生き様を守るために木ノ葉を守ることを決意し、火影達と木ノ葉に捕われていた香燐とも合流し戦場へ向かう。
戦場は激しさを増していき、カカシはオビトと決着を着けるために時空間へと飛ぶ。そんなナルト達の前に歴代火影、サスケが戦場に参戦。サスケはこれからは自分が火影になり自分のやり方で木ノ葉の里や忍世界を変えていくことを宣言する。突然のサスケの変わり様に戸惑うサクラや同期メンバーだったが、ナルトはそんなサスケを冷静に受け入れ第七班が約3年振りに復活を果たす。そして、時空間でのカカシとオビトの激闘はカカシが制するもオビトは「この戦いはお前の勝ちでいい。だが戦争の勝利は譲らない」として時空間から脱出。満身創痍のオビトを見限ったマダラは、好機として彼に自身を復活させるための「輪廻転生の術」を発動させようとするが、オビトはそれに逆らい自身が十尾の人柱力となる。そしてナルトやサスケと交戦するが、二人と忍連合軍に一尾から八尾までのチャクラを引き抜かれ、戦闘不能となる。
単行本:69巻後半~70巻前半
マダラが黒ゼツを使いオビトに「輪廻天生の術」を発動させ甦り尾獣達と交戦、右腕を捥がれるも白ゼツが発見したオビトが隠していた右眼の輪廻眼を白ゼツの右腕と共に回収、外道魔像を口寄せし輪廻眼本来の力である「輪墓・辺獄」を使い、尾獣を外道魔像に取り込みナルトを瀕死に追いやる。更に自身を殺しに来たサスケをも返り討ちにし瀕死の重傷を負わせ自らは十尾の人柱力となりカカシやガイらと交戦、八門遁甲を全部解放したガイに追い詰められるも退けるが、オビトから陰の九喇嘛を入れられ精神世界で大筒木ハゴロモに会い六道の陽のチャクラと六道仙術を受け取りガイの八門遁甲の最期を止めたナルトと、「イザナミ」の無限ループから抜け出したカブトに治療され、同じく精神世界で大筒木ハゴロモに会い六道の陰のチャクラと左眼に輪廻眼を受け取ったサスケと交戦する。
単行本:70巻後半~71巻
マダラは甦った二人を退けカカシの左眼の写輪眼を奪い、オビトから輪廻眼を奪い返し両眼を揃えて「無限月読」を発動させる。 しかしその直後に黒ゼツに胸を貫かれ大筒木カグヤ復活の触媒にされてしまう。サスケの「須佐能乎」で「無限月読」を免れた木ノ葉第七班は、黒ゼツから全てはカグヤ復活のために仕組まれたという真相を聞かされるも、オビトと協力してカグヤと黒ゼツを迎え撃つ。オビトはカグヤの攻撃からナルト達を守って犠牲となったが、最後はナルトとサスケの2人が苦戦の末にカグヤと黒ゼツを新たな月に封印することに成功する。
単行本:72巻
マダラは力尽き、歴代火影たちもハゴロモの手により再び浄土へと戻り、全て終わったと思われた中、突如『忍界の革命』を宣言するサスケを止めるべく、ナルトはかつて戦った終末の谷で彼と再び拳を交える。互いの想いをぶつけあいながら戦った二人は和解し、「無限月読」が解かれたことで長きに渡る戦いに終止符が打たれた。
そして月日は流れ、戦争や災害を乗り越え大発展を遂げた木ノ葉隠れの里には、大戦後に生まれた子供たちがいた。そしてそのうちの一人・ボルトを叱りつけていたのは、父親に、そして七代目火影になったナルトだった。
ここでは一部の人物を簡易的に紹介する。他の人物については上記の記事を参照。アニメオリジナルキャラクターおよび劇場アニメオリジナルキャラクターは各記事を参照。
この作品の舞台は近世の日本をベースに現代文化をミックスした架空の世界である。科学技術はある程度発達しているが、人々は昔ながらの営みと共同体を築き独特の世界観を構成している。
忍者は各国にある隠れ里に属している。隠れ里は依頼を受け、忍者を派遣する。依頼内容には難易度別にランクがあり、内容によって派遣される忍者のレベルが変わる。忍者は通常数名でチームを組み、派遣される。
『NARUTO』では主に忍者の戦いが描かれ、それ以外の者(侍、盗賊など)との戦いはあまり描かれていない。国というものは存在しているが、隠れ里を除いて国が持つ軍隊などの戦力はほとんど描かれていない[注 6]。
隠れ里は1つの国に1つあり、それぞれがその国を勢力圏としている。そのため、国の力というのは隠れ里の力に大きく依存している。特に火の国・水の国・雷の国・風の国・土の国の5つの国は大きな力を持ち五大国と呼ばれる。
かつては大戦に見舞われたが、第一部の開始時では表面的に友好関係を保っている。戦争時には国は里に頼るしかないが、平和な時代が訪れたため里の力は小さな里から順に弱まり始めている。隠れ里には、忍者だけではなく多くの一般人も暮らしている。
アニメの公式本については、NARUTO -ナルト- (アニメ)#公式本を参照。
2003年から放送されている、ナルトをテーマにしたラジオ。2007年3月までのタイトルは『オーNARUTOニッポン』だったが、同年4月からは『NARUTO Radio 疾風迅雷』に改題された。
テレビアニメ『NARUTO -ナルト-』の内容に基づいてゲーム化しており、一部は劇場版の内容も含んでいる。
すべて集英社JUMP j BOOKSから発売。一部は児童文学レーベル集英社みらい文庫でも刊行されている。著者は『ザ・ロストタワー』まで日下部匡俊。監修映画のノベライズを除きいずれもストーリー作りに原作者は関与していない。
「ジャンプコミックスDIGITAL」レーベルで、概ね紙製単行本と同内容で電子書籍化されている。これを購入などすれば、デジタルデバイスにおいて閲覧可能。
2018年にはプログレス・テクノロジーズによる「全巻一冊」シリーズとして、この電子書籍版をベースとした特別な形で刊行(詳細は後述)された。
「全巻一冊」シリーズは紙製本だと数十巻に及ぶ超大作コミックを本シリーズ専用の電子リーダー用コンテンツカセット(SDカードだが専用リーダー以外では使用不可)に収録し、文字通り全72巻+外伝(※)を「一冊」にまとめるというもの。この電子リーダーは紙製本の質感や本をめくった感触も出来るだけ再現するという特殊な装丁が施されているが外装は無地に近いシンプルなもの。ただしコンテンツカセットには、このリーダーに被せるための専用カバー(岸本の描き下ろしイラストが印刷)も同梱されており、読む際の気分を盛り上げたい人への配慮もなされている。
(※)『七代目火影と緋色の花つ月』およびオフィシャルファン&データBOOKに収録されていた数作品。このほか、劇場版アニメの初回公開期間中、入場者用にプレゼントされた特典本や展覧イベント限定本などに収録されていた、現在一般流通では購入出来ない作品も収録。
ゲームアプリやきせかえテーマアプリ以外に、ボイスアラームアプリが2012年8月10日より発売されていた。収録ボイスはうずまきナルト、うちはサスケ、はたけカカシ、波風ミナトの新規収録されたオリジナルボイスだった[216]。
2015年7月31日、製作:米ライオンズゲート、監督:マイケル・グレイシー、プロデューサー:アヴィ・アラッドで実写化の企画が予定された[217]。
2023年11月27日、Varietyより脚本家にターシャ・ヒューオが決定されたことが発表された[218]。
・2019年10月7日に「COACH」は、アンバサダーのマイケル・B・ジョーダンと協業し、日本の人気アニメ「NARUTO–ナルト–疾風伝」にインスパイアされたカプセルコレクションを発売すると発表した[224]。
・2021年4月20日、ハブアナイス株式会社が運営する日本発のハイエンドストリートブランド『LIBERE(リベーレ)』が、『NARUTO』とのコラボレーションカプセルコレクションの販売先行予約を4月22日よりLIBEREオフィシャルオンラインストア、各取扱店舗にて開始することを発表した[225]。
・2021年11月11日、Epic GamesはPlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/Android/PC用バトルロイヤル「フォートナイト」において、「NARUTO 疾風伝」とのコラボを2021年11月16日より開始すると発表した[226]。
・2021年12月18日、アニメの公式TwitterでNARUTO・BORUTOとサンリオキャラクターズとのコラボが決定したことが発表された[227]。
・2022年1月6日、日本の大手総合スポーツ用品メーカーミズノは、世界的人気アニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』と初めてコラボレーションしたスニーカー「CONTENDER NARUTO(コンテンダーナルト)」を、2022年1月8日から順次発売することを発表した[228]。
・2022年4月12日、アニメ『NARUTOーナルトー』の20周年記念でTSUTAYAのTカードとコラボすることが発表された[229]。
・2022年4月23日、ジョーダンブランドはザイオン・ウィリアムソンと忍者漫画の金字塔『NARUTO-ナルト-』とのコラボレーションが発表され、Instagramで30.6万いいね、Twitterでは18.7万いいねという驚異的なリアクションを獲得した[230]。本作は、NBAでも突出した人気を誇っている。
・2022年5月18日、世界トップクラスの人気を誇るeスポーツ組織『FaZe Clan』が、「NARUTOーナルトー疾風伝」とのコラボを発表した[231]。
・2022年7月1日、花王のヘアケアブランドであるサクセスのブランド誕生35周年とTVアニメ「NARUTO -ナルト-」の放送20周年を記念してコラボが行われ、オリジナルムービーも公開された[232]。
・2022年7月19日、コカ・コーラシステムは、エナジードリンクブランド「リアルゴールド」から、幅広い層に大人気のアニメ「NARUTO」、「BORUTO」のイラストと作中の名セリフをパッケージに起用した、「リアルゴールド NARUTO・BORUTO限定デザインボトル」全24種類を、2022年7月25日(月)より全国で発売することを発表した[233]。
・2022年10月12日、MONTBLANC(モンブラン)は、NARUTOとのコラボコレクションを発売し、デザインについて「ナルトと自来也の関係に焦点を当てることで、“知識の伝達”の重要性を強調した。自来也は知識を求めて世界中を旅し、それを弟子のナルトに伝える。そのテーマ性は、『モンブラン』の持つ手書きの伝統ともリンクする」と話した[234]。
・2022年12月18日、“Grunge for Luxury”をブランドコンセプトにエレガントなロックファッションを提案する「glamb」が初コラボしたアパレルアイテムが登場し、ストリート性を重視して『NARUTO-ナルト-』のデザインが落とし込まれた[235]。
・2023年4月7日、株式会社バロックジャパンリミテッドが展開するアニメとファッションの融合ブランド「R4G」が、NARUTOのTVアニメ20周年を記念してコラボアイテムの発売を決定致した[236]。
・2023年7月20日、ロサンゼルスを拠点とする大手会社Colour Pop(カラポ)とコラボすることが発表された[237]。
・2023年11月17日からの3日間、オタフクソースはニューヨークで開かれた北米最大のアニメコンベンションで、お好み焼きを世界に広めるために「NARUTO」とコラボしたお好みソースを販売した[238]。
・2024年7月26日、ファッションブランドGUとTVアニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」とのコラボが発表され、仲間や兄弟、里などさまざまな“絆”をテーマにしたTシャツやインナーなど販売された[239]。
岡山県は現在の県北部にあたる旧美作国が2013年に建国1300年に当たるということで様々なイベントを行ったが、そのひとつとして作者の岸本の出身地である奈義町も美作国に含まれていることから、NARUTOに関するイベントを複数行った[240]。主なものとして、スタンプラリーや展覧会、出演声優によるイベントやオリジナルグッズの販売など[241][242]。
また、西日本旅客鉄道(JR西日本)では、旧美作国域を通過する津山線・姫新線・因美線において、同3路線を走行する気動車3両(キハ47形2両・キハ120形1両)の車体全面にNARUTOのキャラクターを描いたラッピング車両「NARUTO -ナルト- 列車」の運行を2013年4月3日より開始した[243]。2両編成のキハ47形2両は津山線を、単行のキハ120形は姫新線・因美線を中心に、それぞれ2014年3月30日まで運行された[244]。
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