児玉 明子(こだま あきこ、1974年 - )[1]は、日本の演出家である。元宝塚歌劇団所属。
東京都生まれ[1]。慶應義塾女子高等学校を経て[2]、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業[3][1]。
1997年、宝塚歌劇団に演出助手として就職し[1]、翌年、宝塚バウホール公演『Endless Love』で演出家デビューした[1]。2007年(平成19年)には、『シークレット・ハンター』で大劇場作品デビュー。
2010年、文化庁文化部芸術文化課支援のプログラム「平成21年度新進芸術家海外研修制度」にてカナダのモントリオールに留学[4]。同年より劇団の機関雑誌「歌劇」で「LOVE LETTER from CANADA」というエッセイを連載した。
2013年、宝塚歌劇団を退職[5]。
現在は、一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会個人会員[6]。
作・演出
- バウ・インドロマン『Endless Love―永遠の愛―』(1998年・1999年 花組 宝塚バウホール・愛知厚生年金会館、日本青年館 主演:伊織直加)*演出家デビュー作
- バウ・シェイクスピア江戸狂言『冬物語』(1999年・2000年 花組 宝塚バウホール・日本青年館 主演:春野寿美礼)
- 『月夜歌聲(ツキヨノウタゴエ)―闇の中から光が生まれる―』(2000年 雪組 シアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアター 主演:湖月わたる)
- 『聖なる星の奇蹟―いつか出会う君に―』(2002年 - 2003年、宙組 シアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアター 主演:和央ようか)
- 『天の鼓―夢幻とこそなりにけれ―』(2004年 - 2005年 花組 シアター・ドラマシティ、日本青年館 主演:春野寿美礼)
- 『龍星―闇を裂き天翔けよ。朕は、皇帝なり―』(2005年 星組 シアター・ドラマシティ、日本青年館 主演:安蘭けい)
- バウ・ミュージカル『想夫恋―言の葉もなき、君の心―』(2006年 月組 宝塚バウホール 主演:北翔海莉)
- ミュージカル『シークレット・ハンター―この世で、俺に盗めぬものはない―』(2007年 星組 宝塚大劇場、東京宝塚劇場、博多座 主演:安蘭けい)*大劇場デビュー作
- バウ・ピュア・ストーリー『忘れ雪』(2009年 雪組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:音月桂)
- バウ・ミュージカル『メイちゃんの執事-私(わたくし)の命に代えてお守りします-』(2011年 星組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:紅ゆずる)
- ミュージカル『仮面の男』(2011年 雪組 宝塚大劇場、東京宝塚劇場 主演:音月桂)
演出のみ
- バウ・ワークショップ『春ふたたび』(2003年 月組 宝塚バウホール 主演:月船さらら)
- バウ・ワークショップ『恋天狗』(2003年 雪組 宝塚バウホール 主演:音月桂)
演出助手
( )内は演出家
- 1997年 星組『魅惑II』(演出:岡田敬二)、星組『ダル・レークの恋』(酒井澄夫)
- 1998年 雪組『LET'S JAZZ』(草野旦)、香港公演『夢幻宝寿頌』(植田紳爾)、香港公演『This is TAKARAZUKA!』(三木章雄)、雪組『ICARUS』(植田景子、バウホール)、星組『皇帝』(植田紳爾)、月組『永遠物語』(草野旦、バウホール)
- 1999年 星組『我が愛は山の彼方に』(谷正純)、星組『エピファニー』(大野拓史)(バウホール)
- 2000年 星組『聖者の横顔』(荻田浩一、バウホール)、星組『美麗猫』(三木章雄)、雪組『デパートメント・ストア』(正塚晴彦)
- 2001年 雪組『パッサージュ』(荻田浩一)、星組『ベルサイユのばら2001』(植田紳爾・谷正純)
- 2002年 月組『ガイズ&ドールズ』(三木章雄)、雪組『追憶のバルセロナ』(正塚晴彦)、宙組『鳳凰伝』(木村信司)
- 2003年 月組『春ふたたび』(荻田浩一、バウホール)、雪組『春ふたたび』(大野拓史、バウホール)、宙組『満天星大夜總会』(齋藤吉正)、月組『シニョール ドン・ファン』(植田景子)、花組『野風の笛』(谷正純)、宙組『白昼の稲妻』(荻田浩一)、星組『厳流』(齋藤吉正、バウホール)
- 2004年 星組『1914/愛』(谷正純)、月組『飛鳥夕映え』(大野拓史)
- 2005年 花組『くらわんか』(谷正純、バウホール)、星組『ソウル・オブ・シバ!!』(藤井大介)
- 2007年 花組『アデュー・マルセイユ』(小池修一郎)
- 2008年 月組『グレート・ギャツビー』(小池修一郎、日生劇場)
- 朝日カルチャーセンター「表現者ノマド【新設】宝塚、そして新たな舞台を語る」(2014年7月11日、住友ビル地下1階住友ホール)-講師
“OGインタビュー”. 慶應義塾女子高等学校 受験生向けサイト. 2023年4月28日閲覧。