2015年の科学

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2015年の科学(2015ねんのかがく)では2015年平成27年)の科学分野に関する出来事について記述する。

できごと

1月

1月5日:天の川銀河の中心に位置するブラックホールから記録的な明るさのX線フレアが検出された。

2月

2月10日:ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された銀河団と重力レンズの画像が公開された。

3月

4月

4月14日:ニュー・ホライズンズにより初めて撮影された冥王星とその衛星カロンのカラー画像。
4月21日:JR東海のL0系が鉄道の世界最高速度となる603km/hを記録した。

5月

  • 5月1日 – NASAの水星探査機メッセンジャー水星に突入し、4年間に渡る軌道上からの観測ミッションを終了した[33]
  • 5月3日 – 当時発見されていた銀河の中では最遠となる、地球からおよそ130億光年離れている銀河EGS-zs8-1が発見されたと発表された[34]
  • 5月6日
    • アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、2015年3月は一か月を通して初めて大気中の二酸化炭素濃度が400ppmを上回った月であり、過去数百万年の中では最も高い濃度であることが分かった[35]
    • 古細菌真核生物の中間の移行形態であるとされるロキ古細菌と呼ばれる分類が提唱された[36]
  • 5月21日 – NASAが、天の川銀河の1万倍ものエネルギーを放出する、既知の銀河の中で最も明るい銀河WISE J224607.57-052635.0の発見を報告した[37]
  • 5月28日 – 国際研究チームがエチオピアで、330万~350万年前の新種の猿人アウストラロピテクス・デイレメダ英語版を発見したと『ネイチャー』誌に報告された[38]

6月

6月5日:火星のクレーターでガラス層(緑色で表示)が発見された。
  • 6月9日 – 7500万年前の恐竜の化石から赤血球結合組織とみられる残滓が発見された[42]
  • 6月19日 – 地球は現在、過去6500万年間で見られなかったレベルの大量絶滅の始まりに差し掛かっていることが確認され、こうした絶滅は過去500年間の人間の活動によって引き起こされたものであることが明らかになった[43]
  • 6月24日海王星程度の大きさの太陽系外惑星グリーゼ436bは、恒星に非常に近い距離で公転しており、その大気が蒸発して彗星のように長い尾を引いていることが明らかになった[44]

7月

7月14日:NASAの探査機ニュー・ホライズンズが冥王星をフライバイした。

8月

9月

9月16日:土星の衛星エンケラドゥスには大規模な海が存在することが分かった。

10月

11月

  • 11月6日 – NASAの火星探査機MAVENによる観測によって、太陽風が長年にわたって火星の大気を剥ぎ取っていることが報告された[69][70]
11月6日:火星の大気は太陽風によって剥ぎ取られていることが報告された。

12月

さらに見る No., 今年の10大科学業績 ...
No. 今年の10大科学業績[81][82]
1 CRISPRによるゲノム編集技術
2 冥王星ケレスの探査
3 DNA調査によるケネウィック人の起源の解明
4 心理学実験における再現性の検証報告
5 ホモ・ナレディの発見
6 マントルプルームの構造の解明
7 エボラ出血熱に対するワクチンが臨床試験で成功
8 オピオイドを合成する酵母が設計された
9 にもリンパ系が広がっていることが発見された
10 量子もつれの確認
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受賞

死去

カッコ内は生誕年である。

脚注

関連項目

外部リンク

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