福野駅 (富山県)
富山県南砺市松原新にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
富山県南砺市松原新にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
相対式ホーム2面2線を有しており、列車交換が可能な地上駅である[22][23]。上りホーム側に駅舎があり、各ホームへは木造の跨線橋で連絡している[23]。駅舎は開業以来の木造平屋建てで富山県内最古のものである[22][24]。かつて駅舎入口に掲げられていた駅名標は、2015年(平成27年)7月から8月にかけての改装工事の際に撤去され、一時金沢市へ廃棄物として運搬されていたが、これを惜しんだ栗山福野中部自治振興会会長や長井久美子南砺市議会議員の要望により、腐蝕防止のためアクリル板で覆った上、当駅ホームに再び設置された[25]。同駅名標は1970年(昭和45年)頃に設置されたもので、中島春緑南砺市書道連盟委員長の揮毫であるという[25]。
北陸広域鉄道部の管理下にあり[26]、地元のタクシー会社が駅務を受託する簡易委託駅であるが、みどりの窓口や自動券売機もある[27]。
加越線の駅部分の跡地は、川田工業富山工場の敷地となっている[28]。
当駅における貨物取扱は、1980年(昭和55年)9月25日に廃止された[19]。かつて当駅に接続していた川田工業専用線は一部が残存している[23]。
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[30]。
1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[31]。
「富山県統計年鑑」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り[32][33]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 972 |
1996年 | 965 |
1997年 | 904 |
1998年 | 905 |
1999年 | 831 |
2000年 | 818 |
2001年 | 759 |
2002年 | 717 |
2003年 | 673 |
2004年 | 624 |
2005年 | 607 |
2006年 | 628 |
2007年 | 619 |
2008年 | 656 |
2009年 | 615 |
2010年 | 672 |
2011年 | 742 |
2012年 | 767 |
2013年 | 784 |
2014年 | 707 |
2015年 | 734 |
2016年 | 697 |
2017年 | 720 |
2018年 | 728 |
2019年 | 730 |
駅付近は民家が多く建つが、この付近は再開発事業が行われたエリアである[34]。西側と北側は市街地となっており、ショッピングセンターや園芸植物園がある。市民センターや運動施設もこちら側にほぼ集約されている。西へ抜けると旅川に至る。東側と南側は田園が大きく広がるが、建物が点在する。南砺市福野東部体育館はこちら側にある。駅北東側には中学校と高校があるが、両校は城端線沿いに隣接し、(両校の)北側には踏切がある。
駅前ロータリー内に「JR福野駅」停留所があり、南砺市営バス「なんバス」の路線が乗り入れる。当駅へ乗り入れる路線は加越能鉄道加越線が運行されていた石動・井波・庄川方面へ向かう。
2004年(平成16年)11月1日に8町村の合併により誕生した南砺市は4庁舎による分庁方式を採用していたが、市長室が福野庁舎にあったことから、JTBパブリッシング発行の『JTB時刻表』などの冊子型時刻表では当駅が南砺市の代表駅として表記されていた。その後、2020年(令和2年)7月1日に市役所が福光庁舎に統合されたにもかかわらず、当駅が市の代表駅と表記されたままであったことを富山新聞社が指摘したことにより、『JTB時刻表』では2021年12月号(同年11月20日発売)より南砺市の代表駅が福光駅となった[36]。
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