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石川県から岐阜県に至る一般国道 ウィキペディアから
国道471号(こくどう471ごう)は、石川県羽咋市から岐阜県高山市に至る一般国道である。
石川県と岐阜県北部を結ぶ一般国道で、石川県羽咋市の中央町南交差点から富山県西部を横断し、富山・岐阜県境付近の楢峠(標高1220 m)を越えて、高山市奥飛騨温泉郷平湯の国道158号に達する。
岐阜・富山県境付近の楢峠を含む区間は、全国屈指のいわゆる「酷道」になっていて、豪雪地帯の山越えであるため11月中旬から6月初旬まで冬期閉鎖が実施される[1]。自然災害による被害を受けやすい奥飛騨の山岳地域を通過する富山市南部の八尾町地区から岐阜県飛騨市の河合町地区までの区間は、冬季閉鎖期間後も補修工事のため「通行止」という規制標識が建つ日が圧倒的に多く、1年の大半は通行できない日が続くことから「開かずの国道」といわれることがある[2][注釈 1]。
一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
富山 - 飛騨間のアクセスルートは国道471号に平行する国道41号がメインであることから、この国道471号を利用して富山・飛騨間を往復するドライバーはほとんどおらず、交通量は極端に少ない[2]。
飛騨市の国道360号以北、国道472号と重複する楢峠越えの道は、普通車1台分の道幅しかなく、路面に落石が転がり、アスファルト舗装から雑草が生えている[1]。場所により、アスファルト舗装はされているが、ダートと見分けがつかないようなところもある[1]。豪雪地のため、雪の重みで道路標識が変形していたり、支柱から落ちてしまったものも多く見かける[1]。川沿いのところも、川床と高低差があってもガードレールの設置がない狭隘道路が続く[1]。楢峠の前後してヘアピンカーブがある[1]。
標高1220 mの楢峠は、富山・岐阜県境より4 kmほど南側にある。楢峠付近の線形は、険しいつづら折れが続く山岳道路である[2]。
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