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富山県から石川県に至る一般国道 ウィキペディアから
国道360号(こくどう360ごう)は、富山県富山市から石川県小松市に至る一般国道である。
起点の富山市本丸の城址公園前交差点から同市市猪谷までは、国道41号との重複区間となり、起点の富山市と終点の小松市を除いて、路線のほとんどは山間部を通る。岐阜県大野郡白川村から石川県白山市にかけて両県境をまたいだ分断区間があるが、事実上、有料林道の白山白川郷ホワイトロードが代替路になっていて岐阜・石川県境を越えることができる[1]。
なお、終点の石川県小松市浮柳町の空港西口交差点は、石川県道20号小松加賀線との接続となり、他の一般国道とは接続していない終点交差点である。港国道以外で本州には他に国道424号終点の田辺市礫坂交差点がある。
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
岐阜県飛騨市から大野郡白川村を結ぶ天生峠(あもうとうげ)区間は、例年11月から翌年5月または6月まで冬季閉鎖が実施される[14][1]。この区間では豪雪地帯で、雪解けとともに道路の破損箇所やガードレールなどの破損箇所の補修工事が行われるため、閉鎖期間がさらに延長されることが多い。そのため、1年のうちで実質2カ月間しか通行できないこともある[1]。天生峠越えの区間はいわゆる「酷道」とよばれているところで、深いヘアピンカーブを繰り返しながら標高差を稼いでおり、飛騨市側の方が道路幅が狭くなる[1]。天生峠の北側の区間は、崖に面した高所を走るためガードレールが設置されている[1]。
道路の改築事業として富山県富山市から岐阜県飛騨市にかけて細入バイパス、宮川細入道路、種蔵・打保バイパス、丸山バイパスが建設され種蔵・打保バイパスの一部区間を除きすでに供用を開始している[15]。種蔵・打保バイパスの未開通区間は岐阜県の財政状況が厳しいため、完成まで長期間を要する見込みである[16]。これらの区間は猪谷 - 加賀沢間が富山県事業、加賀沢以西が建設省直轄事業として主要県道古川細入線時代の1972年から事業を開始しているが、当初は現道を改良して対応する予定であったが、蟹寺 - 小豆沢間は地滑り地帯で拡幅工事が不可能であったため、1984年に計画変更し、現在の様な橋とトンネルで通過するルートとして建設されることになった[17]。
※単独区間のもののみ掲載。
富山県から岐阜県にかけて、JR高山本線や神通川上流域の宮川に沿っている。沿線には、合掌造り集落で世界遺産(文化遺産)になっている白川郷がある。白川郷では賑わいを感じることができるが、起点・終点の平地部を除いて路線のほとんどは険しい山間部を通る[1]。天生峠の冬季閉鎖区間内において、白川村側で「天生の中滝」を臨むことができる[1]。
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