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日本の漫画、映画、テレビアニメ番組 ウィキペディアから
『無限の住人』(むげんのじゅうにん)は、沙村広明による日本の漫画。1993年のアフタヌーン四季賞にて四季大賞を受賞した同名の読切作品が元となっており[注 1]、『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、1993年6月から2012年12月まで連載された。作者のデビュー作で、略称は「むげにん」[4]。英題は『Blade of the Immortal』。
無限の住人 | |
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ジャンル | 時代劇、ダーク・ファンタジー[1] |
漫画 | |
作者 | 沙村広明 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
レーベル | アフタヌーンKC |
発表号 | 1993年8月号 - 2013年2月号 |
発表期間 | 1993年6月25日 - 2012年12月25日 |
巻数 | 全30巻 |
漫画:無限の住人〜幕末ノ章〜 | |
原作・原案など | 滝川廉治 |
作画 | 陶延リュウ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
レーベル | アフタヌーンKC |
発表号 | 2019年7月号 - 2024年7月号 |
発表期間 | 2019年5月25日[2] - 2024年5月24日[3] |
巻数 | 全10巻 |
話数 | 全60話 |
その他 | 沙村広明(協力) |
アニメ | |
監督 | 真下耕一 |
シリーズ構成 | 川崎ヒロユキ |
脚本 | 川崎ヒロユキ、金巻兼一 |
キャラクターデザイン | 山下喜光 |
音楽 | 大谷幸 |
アニメーション制作 | ビィートレイン |
製作 | 浅野道場復興会 |
放送局 | 放送局を参照 |
放送期間 | 2008年7月13日 - 12月28日 |
話数 | 全13話 |
アニメ:無限の住人-IMMORTAL- | |
原作 | 沙村広明 |
監督 | 浜崎博嗣 |
シリーズ構成 | 深見真 |
キャラクターデザイン | 小木曽伸吾 |
音楽 | 石橋英子 |
アニメーション制作 | ライデンフィルム |
配信サイト | Amazon Prime Video |
配信期間 | 2019年10月10日 - 2020年3月26日 |
話数 | 全24話 |
映画 | |
原作 | 沙村広明 |
監督 | 三池崇史 |
脚本 | 大石哲也 |
音楽 | 遠藤浩二 |
制作 | OLM |
製作 | 映画「無限の住人」製作委員会 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
封切日 | 2017年4月29日 |
上映時間 | 141分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ・映画 |
ポータル | 漫画・アニメ・映画 |
不老不死の肉体を持つ用心棒を中心とする時代劇ものの作品。江戸時代の日本を舞台としているが、奇抜な衣装を身にまとう人物や独創的な武器が多数登場する。1997年に第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、英語版が2000年にアイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞している。2016年12月時点で累計発行部数は750万部を突破している[5]。
スピンオフ作品として、沙村協力のもと、滝川廉治(原作)と陶延リュウ(作画)による『無限の住人〜幕末ノ章〜』(むげんのじゅうにん ばくまつのしょう)が、『月刊アフタヌーン』にて2019年7月号より2024年7月号まで連載[2][6]。また、メディアミックスとして、2度のアニメ化や、舞台化[7]、木村拓哉主演による実写映画化が行われている[8][9]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ストーリーの詳細は無限の住人の登場人物のそれぞれの項目を参照。
剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)に両親を殺され、実家の剣術道場を潰された少女・浅野凜(あさの りん)は仇討ちを遂げるため、不老不死の肉体を持つ男・万次(まんじ)に用心棒を依頼する。依頼を受けた万次は、凜と共に逸刀流との戦いに身を投じることになる。
当初、凛と万次は浅野道場を襲い両親を殺害した逸刀流の者たち(すなわち直接の仇敵)や天津影久を殺害し、逸刀流を潰すことを目的としていた。
しかし逸刀流や、それを潰そうとする無骸流、幕府の刺客などと斬り合い、時に親交をむすぶ中で「天津影久を殺して逸刀流を潰せば個人的な復讐は果たせるが、はたしてそれでいいのか?」と思い悩むようになる。
※参考文献:実写映画版パンフレット(2017年)
AT-X開局10周年記念作品・アフタヌーン創刊20周年記念作品として、2008年7月13日より、AT-Xにて放送された。また、2009年3月5日からはテレ玉『アニたま』枠にて放送された。ストーリーの時系列に一部変更がある。原作者の沙村が、第10話にて脇役の声優を務めた。
放映時には暴力的・性的な描写を含むことを注意喚起するテロップが挿入され、過激な描写(おもに死体や斬り取られた身体の一部のアップ)には黒い影状の修正が入れられた。
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
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2008年7月27日 - 2009年1月11日 | 日曜 12:00 更新 | GYAO! |
『無限の住人-IMMORTAL-』(むげんのじゅうにん イモータル)のタイトルで、2019年10月10日よりAmazon Prime Videoにて配信[24]。翌年2020年4月8日から9月16日までTOKYO MXと毎日放送にて放送された[25]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 配信日 |
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第一幕 | 遭逢─そうほう─ | 深見真 | 浜崎博嗣 | 駒田由貴 | 小木曽伸吾 | 小木曽伸吾 | 2019年 10月10日 |
第二幕 | 開闢─かいびゃく─ | 中野涼子 |
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第三幕 | 夢弾─ゆめびき─ | 浜崎博嗣 | 川久保主史 |
| 10月17日 | ||
第四幕 | 斜凜─しゃりん─ | ケンゼン | 二宮壮史 |
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| - | 10月24日 |
第五幕 | 蟲の唄─むしのうた─ | 深見真 | 川尻善昭 | 山内愛弥 | なまためやすひろ | 箕輪豊 | 10月31日 |
第六幕 | 羽根─はね─ | ケンゼン | 福田道生 | 藤代和也 |
| 渡邊和夫 | 11月7日 |
第七幕 | 凶影─きょうえい─ | 深見真 | おざわかずひろ | 池田ユウキ |
| - | 11月14日 |
第八幕 | 無骸流─むがいりゅう─ | ケンゼン | 中野涼子 |
| 11月21日 | ||
第九幕 | 群─むら─ | 深見真 | 駒田由貴 |
| 渡邊和夫 | 11月28日 | |
第十幕 | 獣─けもの─ | ケンゼン | 福田己津央 | 川久保主史 |
| 北原広大 | 12月5日 |
第十一幕 | 秋霜─しゅうそう─ | 深見真 | 山内愛弥 | - | 12月12日 | ||
第十二幕 | 終血─しゅうけつ─ | 宮尾佳和 |
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| 依田正彦 | 12月19日 | |
第十三幕 | 誰そ彼─たそかれ─ | 吉岡忍 | 石井輝 |
| 北原広大 | 12月26日 | |
第十四幕 | 改起─かいき─ | ケンゼン | 尾﨑隆晴 | 久保山英一 |
| - | 2020年 1月2日 |
第十五幕 | 臓承─ぞうしょう─ | 宮尾佳和 | 藤代和也 |
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| 1月16日 | |
第十六幕 | 肢転─してん─ | 森邦宏 |
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| 1月23日 | |
第十七幕 | 儀結─ぎけつ─ | 山内愛弥 |
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| 1月30日 | ||
第十八幕 | 鬼哭─きこく─ | 深見真 | 駒田由貴 | 北村淳一 |
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| 2月6日 |
第十九幕 | 鏖─みなごろし─ | 大石美絵 |
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| 2月13日 | ||
第二十幕 | 霏々─ひひ─ | ケンゼン | 金井次朗 |
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| 2月27日 |
第二十一幕 | 陥穽─かんせい─ | 中野涼子 |
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| 3月5日 | ||
第二十二幕 | 十掉尾─じゅっとうび─ | 深見真 |
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| 3月12日 |
第二十三幕 | 焉舞百景─えんぶひゃっけい─ | ケンゼン | 坂本一也 |
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| 3月19日 |
第二十四幕 | 無限の住人 | 深見真 |
| 駒田由貴 |
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| 3月26日 |
2016年2月11日から2月17日に劇団ヘロヘロQカムパニーにより全労済ホール/スペースゼロにて初演が公演された[29]。
2018年5月13日から5月22日に劇団ヘロヘロQカムパニーにより全労済ホール/スペースゼロにて『無限の住人 完結編』が公演された[30]。
役名のある兼務は記載するが、アンサンブルの兼務は割愛する。
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役名のある兼務は記載するが、アンサンブルの兼務は割愛する。
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無限の住人 | |
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Blade of the Immortal | |
監督 | 三池崇史 |
脚本 | 大石哲也 |
原作 | 沙村広明「無限の住人」 |
製作 |
坂美佐子 前田茂司 ジェレミー・トーマス |
製作総指揮 | 小岩井宏悦 |
出演者 |
木村拓哉 杉咲花 福士蒼汰 市原隼人 戸田恵梨香 北村一輝 栗山千明 満島真之介 金子賢 山本陽子 市川海老蔵 田中泯 山﨑努 |
音楽 | 遠藤浩二 |
主題歌 |
MIYAVI 「Live to Die Another Day -存在証明-」 |
撮影 | 北信康(J.S.C.) |
編集 | 山下健治 |
制作会社 | OLM |
製作会社 | 映画「無限の住人」製作委員会 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開 | 2017年4月29日 |
上映時間 | 141分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 9億6500万円[47] |
2015年10月に実写映画化が発表され、作者の沙村にとっては初の実写映像化となった。監督は三池崇史。2015年11月から2016年1月中旬まで撮影され、2017年4月29日に公開された[8][9]。
PG12指定。キャッチコピーは「不死身って、死ぬほどめんどくせぇ。」「1人対300人(全員敵)“ぶった斬り”エンタテイメント」。 2017年5月17日から開催される第70回カンヌ国際映画祭のアウト オブ コンペティション部門として公式選出され[48]、北米、イギリス、オーストラリア、ドイツ、でも公開された[49]。
ガーディアンのジョーダン・ホフマンは5つ星中4つ星を与えた。「巨大な二重の剣、鋭いアンビルのような斧、鎖に取り付けられた刃、あらゆる機会に登場する手裏剣など、映画が奇妙な武器に耽るとき本当に楽しく輝く」「もしあなたが今年一風変わった、そして時に吐き気を伴う血塗れの侍映画を見に行くなら、これはその1つだ」[53]。ハリウッド・リポーターのハリー・ウィンザーは、この映画は『十三人の刺客』よりも「思い出に残るもの」ではないが、「それでも長く、専門的に振り付けられた定期的な剣の戦いと血と切断が好きな人にとっては、まだ楽しめる」とコメントした[54]。
米批評家サイト"Rotten Tomatoes"での批評家の評価は85%、世界最大のオンラインデータベース"IMDb"での評価ポイントは「☆6.8」。スイス、ニュージーランドでも公開[55]。
第70回カンヌ国際映画祭での公式上映の際には、2,300人の観客と共に作品を鑑賞した。上映後、スタンディングオベーションが贈られた。
米大手映画データベースサイト"IMDb"が「わたしたちが好きな2017年ベストポスター」と題し、アメリカで公開・公開予定の映画や、ドラマの印象に残るポスター110選を公表。アジアを舞台にした劇映画の中で唯一、本作品のポスターが選ばれた。中にはDC作品の『ジャスティス・リーグ』やマーベルの『ブラックパンサー』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などは、それぞれのキャラクタービジュアルもランクインしていた。
週末興行成績は6位(4/29-4/30)[56]→8位(5/6-5/7)[57]→10位(5/13-5/14)[58]→14位(5/20-5/21)[59]→21位(5/27-5/28)[60]→25位(6/3-6/4)[61]を記録。
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