東海大学付属静岡翔洋高等学校・中等部(とうかいだいがくふぞく しずおかしょうようこうとうがっこう・ちゅうとうぶ)は、静岡県静岡市清水区折戸にある私立高等学校・中学校。東海大学の附属学校で、同大学海洋学部・人文学部(静岡キャンパス清水校舎)の敷地内にある。2015年4月1日に東海大学付属翔洋高等学校・中等部から校名を変更し、同時に完全週6日制を実施した。
概要 東海大学付属静岡翔洋高等学校・中等部, 過去の名称 ...
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高校は1999年に東海大学第一高等学校と東海大学工業高等学校が合併して、東海大学付属翔洋高等学校として誕生した。
中等部は、東海大学第一中学校が前身で、静岡市葵区の柚木駅近くの東海大学短期大学部のキャンパス内にあったが、2003年、翔洋高等学校との中高一貫教育のため、現在の場所に移転し、改称された。略称は「静岡翔洋」・「翔洋」。なお、校名変更前の略称は「東海大一(とうかいだいいち)」であった。
部活動に力を入れており、高等学校では第一高校時代にサッカー部が全国優勝、吹奏楽部が全日本吹奏楽コンクールで金賞を4度受賞しているほか、甲子園、花園の出場経験がある。県内で初めて女子硬式野球部を創部している。中等部ではサッカー部が主要全国タイトルを全国中学最多の計8回のほか、軟式野球部も全国大会優勝の実績がある。
中学校・高等学校・大学の中高大一貫教育を謳っており、半数以上の生徒が東海大学へ進学している。
- 1946年 - 前身となる晁陽工業学校が開校。
- 1948年 - 晁陽工業学校が駿河高等学校に校名変更。
- 1949年 - 東海大学第一中学校開校。
- 1951年 - 駿河高等学校を買収し、「東海大学高等学校」が開校[注釈 1] [1][2][3]。
- 1959年 - 東海大学工業高等学校が開校するに伴い、東海大学高等学校が「東海大学第一高等学校」に校名変更。
- 1999年4月 - 東海大学第一高等学校と東海大学工業高等学校が合併し「東海大学付属翔洋高等学校」が開校され、普通科普通コース、特別進学コース、芸術コース、スポーツコースと科学技術科総合コース、情報コースを設置。
- 2003年4月 - 東海大学第一中学校が東海大学付属翔洋中学校に名称を変更し翔洋高校内に移転。
- 2004年4月 - 2004年度から普通科芸術、スポーツコースと科学技術科の募集を打ち切る。
- 2006年4月 - 芸術コース、スポーツコース、科学技術科の生徒が卒業し、普通科総合進学コース(ベーシックコース)、特別進学コース(アクセルコース)の1科2コースとなる。
- 2009年4月 - 東海大学付属翔洋中学校が東海大学付属翔洋高等学校中等部に校名変更。
- 2015年4月 - 東海大学付属翔洋高等学校・中等部を「東海大学付属静岡翔洋高等学校・中等部」に校名変更[4]。
- 普通科
- アクセルコース - 特別進学クラスと英数探究クラスのハイブリッド型クラス
- ベーシックコース - 文理総合クラスと競技選抜クラスの特徴を併せ持つクラス
実績
- 全国高等学校野球選手権大会 出場回数:6回(ベスト8:1回)
- 選抜高等学校野球大会 出場回数:3回(ベスト4:1回)
- 中等部 全国中学校軟式野球大会 優勝2回(1994・2023年)、準優勝3回(2008・2009・2022年)
- 全国高校女子野球選手権大会 出場回数:5回(ベスト4:2024年)
- 全国高校女子野球選抜大会 出場回数:3回(準優勝:2024年)
- 全国高等学校サッカー選手権大会 出場回数:2回(優勝1回、準優勝1回)
- 全国高校ラグビーフットボール大会 出場回数:25回
- 全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 出場回数:3回
- 全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会 出場回数:3回(準優勝1回)
- 全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会 出場回数:1回
- 2021年 全国高校総体 男子学校対抗総合(第2位)、男子学校対抗トラック(第3位)、男子学校対抗フィールド(第1位)、男子800m優勝(大会新記録)
- 2024年 夏の高校生フットサル大会(優勝)
- 2022年 U-18日本フットサル施設連盟選手権大会 (準優勝)
- 夏の高校生フットサル大会(優勝)
- 2019年 JFA全日本U-18フットサル選手権大会全国大会 (ベスト8)
- 夏の高校生フットサル大会(優勝)
- 2024年 全国高等学校総合体育大会男子学校対抗(団体戦)ベスト8
- 2023年 全国高等学校総合体育大会男子学校対抗(団体戦)ベスト16
- 2022年 全国高等学校選抜フェンシング大会 学校対抗エペの部(ベスト8)
- 2021年 全国高等学校総合体育大会 男子団体戦(フルーレ)ベスト16
- 2021年 全国高等学校柔道大会 女子団体(第5位)
- 2018・2021年 全国高等学校柔道選手権大会 女子団体(ベスト8)
- 2005・2017年 全国高等学校柔道選手権大会 男子団体(ベスト16)
- 2024年 全国高等学校総合文化祭 朗読部門 優秀賞・文化庁長官賞
- 2022年 第39回NHK杯全国中学校放送コンテスト アナウンス部門 優勝(最優秀賞)
- チーム名 BLUE SHARKS
- 2024年 全国⾼等学校ダンスドリル選⼿権⼤会 JAZZ部⾨ Medium編成 第2位、SONG/POM部⾨ Medium編成 第1位(優勝)、DRILL POM部⾨ Large編成 第2位、特別賞 Best Overall Presentation受賞
- 第14回全国中学校ダンスドリル選手権大会 SONG/POM部⾨ Small編成第1位・団体総合第2位(準優勝)
- Performance Cheer Grand Final(パフォーマンスチア グランドファイナル) Jazz部門 第2位、Pom部門 第5位、Doubles部門 第2位
- USA Nationals 2024
- 高校編成Jazz部門 第1位(優勝)(BLUE SHARKS)
- 高校編成Song/Pom部門 Large A 第3位(スピリット賞)(BLUE SHARKS)
- 高校編成Song/Pom部門 Small C 第9位(BLUE SHARKS)
- 中学校編成Song/Pom部門 Small A 第5位(BLUE SHARKS Jr)
- 2023年 全国高等学校ダンスドリル選手権大会 SONG/POM Medium部門第3位、DRILL/POM Large部門 第1位(優勝)・特別賞「Dr.KAY TEER CRAWFORD AWARD」受賞
- 第13回全国中学校ダンスドリル選手権大会 SONG/POM Small編成第2位・団体総合第3位
- USA Nationals 2023
- 中学校編成Song/Pom Small A 優勝(BLUE SHARKS Jr)
- 高校編成JazzB編成部門 第2位(BLUE SHARKS)
- 高校編成Song/Pom Large A編成部門 第2位(BLUE SHARKS)
- Jazz部門 Performance Cheer Grand Final 出場権獲得
- 2022年 第12回全国中学校ダンスドリル選手権大会 ソングリーダーSmall編成第2位・Special Award(審査員賞)
- CDE Cheerleading Championship 2022
- Performance Cheer Team Pom 高校編成 第1位
- Performance Cheer Team Jazz オープン部門 第1位
- 2021年 USA Nationals 2022
- USA School&Colleges Nationals2021高校編成Danceグランプリ
- 中学校編成 Song/Pom Small 優勝(BLUE SHARKS Jr)
- 高校編成Jazz部門 第2位(BLUE SHARKS)
- 高校編成Song/Pom Large 第2位(BLUE SHARKS)
- 2021年 全日本チアダンス選手権大会
- Pom部門 高校生 Large編成 第3位(BLUE SHARKS)
- 2021年 全国高等学校ダンスドリル選手権大会
- JAZZ部門Medium編成 第1位 Best Overall Choreography(振付賞)(BLUE SHARKS)
- SONG/POM部門Medium編成 第2位(BLUE SHARKS)
- 2020年 USA Nationals 2021
- 高校編成Jazz部門 第1位 ※高校編成Danceグランプリ
- 高校編成Song/Pom Medium B 第2位(BLUE SHARKS)
- 高校編成Song/Pom Small 第2位(SHARKS B)
- 2020年 全日本チアダンス選手権大会
- Pom部門 高校生Medium編成 第5位(BLUE SHARKS)
- Jazz部門 高校生編成 第2位(BLUE SHARKS)
- 2019年 全国高等学校ダンスドリル選手権2019 団体総合2位 朝日新聞社賞
- 2018年 全国高等学校ダンスドリル選手権2018 団体総合5位
- 2017年 USAスクール&カレッジコンペティション2017(夏の大会)
- 高校編成 Song/Pom部門 Advance Large編成 優勝
- 高校編成 Song/Pom部門 Advance Small編成優勝
- 2017年 全国高等学校ダンスドリル選手権2017 団体総合第3位
- Jazz部門 優勝・ソングリーダーLarge編成 優勝
- 2017年 USAスクール&カレッジナショナルズ2017
- Jazz部門 優勝・ソングリーダーLarge編成 2位
- 2016年 全国高等学校ダンスドリル選手権2016 審査員特別賞
- 2016年 USAスクール&カレッジナショナルズ2016 Song/Pom-large部門 2位(WSCC世界ダンス高校選手権の出場権獲得)フロリダ州オークランド
- 2016年 USAスクール&カレッジナショナルズ 2016 JAZZ部門 4位
- 2015年 全国高等学校ダンスドリル選手権2015 ショートフラッグ部門 第3位
- 2015年 全国高等学校ダンスドリル選手権2015 ソングリーダーSmall編成 第5位
- 2015年 USAスクール&カレッジナショナルズ2015 ソングリーダーMedium編成 8位
- 2015年 USAスクール&カレッジナショナルズ2015 JAZZ部門 6位
- 2013年 全国ダンスドリル選手権大会優勝
- 2013年 第40回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 2012年 第39回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 金賞
- 2011年 第38回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 金賞
- 2010年 第37回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 2009年 第36回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 2008年 第35回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 2007年 第34回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 2006年 第33回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成(大編成) 金賞 人数別優秀賞 手具編成別最優秀賞
- 2005年 第32回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 金賞
- 2004年 第31回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 金賞
- 2003年 第30回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 2002年 第29回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 金賞
- 2001年 第28回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 金賞
- 2000年 第27回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会 ポンポン編成 銀賞
- 通称:SHOYO BRASS
- 全日本吹奏楽コンクール出場回数:19回(金賞受賞4回、3年連続出場規定・不出場経験有り)
- 2023年 東海大会出場
- 全日本高等学校選抜吹奏楽大会出場回数:13回(グランプリ1回)
- 全日本高等学校吹奏楽大会in横浜出場回数:8回 (優勝1回)
- 2023年 連盟理事長賞
- 2022年 連盟理事長賞
- 2021年 審査員長賞
- TOKYO DISNEY SEA Dreamers on Stage 出演
- 日本管楽合奏コンテスト全国大会出場回数:6回(6年連続)
- 2020~24年(B部門優秀賞)
- 2019年(B部門優秀賞&ヤマハ賞)
- 全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール全国大会 出場回数:1回
- 全日本ブラスシンフォニーコンクール全国大会 出場回数:1回
- 全日本アンサンブルコンテスト出場回数:6回
- 2024年 打楽器八重奏(銀賞)
- 2023年 第67回静岡まつり街頭アトラクション出演
- 部訓は「共奏伝心」飛翔~静岡一美しい音~
- 部員数は100名を超える。
- ステージ衣装は清水の海と空をイメージした「SHOYO BLUE」と呼ばれる青ブレザーに金ネクタイ。清水港かっぽれを演奏する際の特製はっぴがある。
- 2021年1月に港かっぽれステージ衣装のクラウドファンディングを行い、目標額160万円に対して倍以上の364万円を集め約20年ぶりにかっぽれ衣装が新調された。[5]
- 演目の十八番は地元清水を代表して演奏する宇崎竜童作曲・杉浦邦弘編曲の「港かっぽれ」「かっぽれ侫武夛」「かっぽれエイサー」「かっぽれFUNK」「かっぽれSPECIAL」[6]など、部内オーディションで選抜された専属の踊り手「かっぽれ隊」がある。
- 東海大学静岡キャンパスにある海洋学部・人文学部、付属静岡翔洋高校、同中等部、同小学校、同幼稚園の園児から大学生、卒業生、教職員ら関係者約200名からなる東海大学連として参加する。
付属推薦入学制度
内部進学できる大学は以下の通り。付属推薦による進学率は毎年約50%以上である[要出典]。
海外研修
学園主催の特色ある海外研修がある。毎年冬に、希望者を募って「付属高校生のためのヨーロッパ研修旅行」を実施し、ヨーロッパ文化を体感し幅広い人間形成を図っている。また、高校3年生の1月-2月の50日間、ハワイ東海インターナショナルカレッジに留学して、実践的な英会話力の養成、国際的な視野の体得を目指す「ハワイ中期留学(SHIP:Senior High School Intercultural Program)」がある。
静岡キャンパス一貫教育
東海大学の幼・小・中・高・大 静岡キャンパス一貫教育校に指定されている。
| この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
- 冬服
- 夏服
- 男女とも半袖ワイシャツ、黒のローファー着用
- 男子はグレーのパンツ
- 女子はリボン、チェックのスカート
部活動が強豪であることから、県外や遠方の学生に対応するための寮が整備されている。
- 原俊介 - 元プロ野球選手、高校硬式野球部元監督
- 小倉清一郎 - 元社会人野球選手(捕手)、日本の高校野球指導者、高校硬式野球部元コーチ
- 北田晃三 - 柔道家、高校柔道部監督、教頭補佐・危機管理室長・健康推進室長
- 眞境名オスカー - フットサル指導者、高校フットサル部コーチ
- 津高宏行 - 元ラグビートップリーグ選手、高校ラグビー部監督
- 鈴木克美 - 柔道家、元高校柔道部監督
- しずてつジャストライン「東海大学・海技短大前」停留所
- スクールバスは富士宮・富士便、吉原便、清水便、北街道便、静岡便、用宗・南幹線便、吉田便、藤枝便の計8路線が運行している。