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日本の漫画 ウィキペディアから
『干物妹!うまるちゃん』(ひもうと うまるちゃん)は、サンカクヘッドによる日本のギャグ漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』2013年15号から2017年50号まで連載された。また、『ミラクルジャンプ』No.15(2013年)には特別編読切が、『ジャンプスクエア』2015年9月号には出張版が掲載された(後述のスピンオフとは異なる)。2017年9月時点でコミックスのシリーズ累計発行部数は300万部を突破している[1]。
干物妹!うまるちゃん | |
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ジャンル | 日常、ギャグ |
漫画:干物妹!うまるちゃん 干物妹!うまるちゃんG | |
作者 | サンカクヘッド |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ |
レーベル | ヤングジャンプ・コミックス |
発表号 | 2013年15号 - 2018年20号 |
巻数 | 13巻(全12巻 + G全1巻) |
アニメ:干物妹!うまるちゃん(第1期) 干物妹!うまるちゃんR(第2期) | |
原作 | サンカクヘッド |
監督 | 太田雅彦 |
シリーズ構成 | あおしまたかし |
キャラクターデザイン | 髙野綾 |
音楽 | 三澤康広 |
アニメーション制作 | 動画工房 |
製作 | 「干物妹!うまるちゃん」 製作委員会(第1期) 「干物妹!うまるちゃんR」 製作委員会(第2期) |
放送局 | 朝日放送・TOKYO MX・AT-X・BS11 |
放送期間 | 第1期:2015年7月 - 9月 第2期:2017年10月 - 12月 |
話数 | 第1期:全12話+OVA2話 第2期:全12話 |
ゲーム:干物妹!うまるちゃん 〜干物妹!育成計画〜 | |
ゲームジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
対応機種 | PlayStation Vita |
開発・発売元 | フリュー |
発売日 | 2015年12月3日 |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
ゲーム:干物妹!うまるちゃん だらっとパズル | |
ゲームジャンル | パズルゲーム |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
開発・発売元 | フリュー |
発売日 | 2017年3月15日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
東京都八王子市近郊を舞台に[注 1]、外では才色兼備で完璧だが家ではグータラに過ごす女子高生「うまる」と、その兄「タイヘイ」の日常を綴ったギャグ漫画である。有名作品やサブカルなどのパロディが小ネタとして随所に散りばめられているのも特徴。
続編である『干物妹!うまるちゃんG』、スピンオフ作品である『ひもうと!うまるちゃんS』や『秋田妹!えびなちゃん』についても記述する。
キャラクターのプロフィールは公式ファンブック『干物妹!うまるちゃんF -ひもうと絵日記-』より。
金剛ヒカリ以外は普通科一般クラスである。
連載開始から100話まで、連載10話ごとにゲストの漫画家・イラストレーターが扉絵を執筆している。
テレビアニメ化を記念して企画された、作者とは別の集英社の作品を受け持つ漫画家が執筆したスピンオフ読み切り作品企画。『週刊ヤングジャンプ』2015年31号より開始されており『ひもうと!うまるちゃんS』第1巻では第1弾から第5弾が掲載されている。
続編『干物妹!うまるちゃんG』が『週刊ヤングジャンプ』2017年53号から2018年20号まで連載された。全1巻。
同誌2017年47号にて、『干物妹!うまるちゃん』が残り3話(同誌50号)で完結することが原作者のサンカクヘッドのコメント告知で明らかになり、同時に原作者の「連載終了後に何か発表が……!?」というコメントも掲載された[10]。完結後、同年53号より続編に当たる『干物妹!うまるちゃんG』の連載が始まった[11]。
2018年4月12日発売の同誌19号で「ついにホントに最終回!!」として、同月19日発売の同誌20号で最終回を迎えることが発表された[12]。
2014年3月20日より[注 37]『ニコニコ静画』上にて連載された(月1回更新)。また、『ミラクルジャンプ』(集英社)2014年5月号から2015年8月号まで同誌にて不定期に連載され、集英社のウェブサイト『となりのヤングジャンプ』でも配信された。全1巻。タイトルの「S」は英語の複数形の「ズ」と読む。原作者サンカクヘッド自らによるスピンオフであり、セルフパロディの位置づけ。
本編のパラレルワールドとして位置づけられており、主要登場人物の同級生4名である妹S(シスターズ:うまる、海老名、切絵、シルフィン)はデフォルメされた姿で登場している。切絵やシルフィンは本編の設定と異なり、特に条件なしに普通にうまると接している[注 38]。完全な一話完結でストーリーは和室[注 39]での4人の会話劇からうまるの妄想上のロールプレイングゲームやドラマやアニメなどのパロディエピソードに繋がる。
『おまけアニメ版 ひもうと!うまるちゃんS』はCMを兼ねた2分ショートアニメで、テレビアニメ『干物妹!うまるちゃん』のCM枠(TOKYO MXおよびBS11のみ)および、ニコニコ生放送「月曜から宴『ダラなま』」内でCMとして放送された[13]。また、TOHO animation公式YouTubeチャンネルでも2015年7月13日から9月28日まで毎週月曜日24時間限定配信された[14]。全12話。Blu-ray&DVDでは配信版からテロップとフレームを外した『う”まる見え”バージョン』を収録。
アニメ版は一部和室での議論シーンが省略され、4人のスターシステム的なパロディエピソードで全編進み、設定などはその都度変わる。
話数 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 配信日 |
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1話 | おおしまたかし | 太田雅彦 | 小野田将人 相澤秀亮 | 2015年 7月13日 | |
2話 | 荒井省吾 | 高橋敦子 | 7月20日 | ||
3話 | 太田雅彦 | 守田芸成 | 熊谷勝弘 | 7月27日 | |
4話 | 荒井省吾 | 福本潔 | 小野田将人 | 8月3日 | |
5話 | 矢花響 | 近藤優次 | 8月10日 | ||
6話 | 野木森達哉 | 福田裕樹 | 8月17日 | ||
7話 | 荒井省吾 | 吉田奏子 | 8月24日 | ||
8話 | 太田雅彦 | 今泉賢一 | 狩野正志 | 8月31日 | |
9話 | 荒井省吾 | 守田芸成 | 三谷暢之 | 9月7日 | |
10話 | 太田雅彦 | 野木森達哉 | 市原圭子 | 9月14日 | |
11話 | 荒井省吾 | 藤原奈津子 杉田まるみ | 9月21日 | ||
12話 | 荒井省吾 | 大隈孝晴 | 三島千枝 | 9月28日 |
漫画:ヒジキ、原作:サンカクヘッドで、集英社の雑誌『ミラクルジャンプ』2016年2月号から2017年3月号まで連載された。全1巻。作画担当は変わったが、『ひもうと!うまるちゃんS』の続編的位置づけである。タイトルの最後の「S」は「スーパー」と読む。
『ニコニコ静画』にて2015年7月23日から同年9月23日まで実施されたキャラクター人気投票にて1位となった、海老名菜々を主人公とした作品。
同年12月7日より、『ニコニコ静画』および『となりのヤングジャンプ』にて「海老名菜々」にちなんで毎月7日に更新され、2017年9月19日まで更新された。全2巻。
2016年3月7日から6月12日までは作者の熱い要望により、本作を主体としたイラストコンテストが開催された。
2016年11月17日発売のヤングジャンプ51号では特別読切版が掲載された。
田中創によるノベライズ。ジャンプ ジェイ ブックス(集英社)から2巻発行された。
巻中および巻末には新規描き下ろし漫画とあとがき漫画「うまるちゃんができるまで(第1巻〜第5巻)」・「うまるちゃんのアニメができるまで(第6巻・第7巻)」・「最近のサンカクヘッド(第8巻以降)」、裏表紙にはイラストなどが掲載されている。
2014年12月18日、『週刊ヤングジャンプ』2015年3号誌上でアニメ化が発表され[15]、2015年7月から9月まで第1期が放送された。キャッチコピーは、『ここが、日常(パラダイス)だ!!』。作中では原作者・サンカクヘッドのアバターが何度か登場し、声も原作者自身が担当した。原作では描かれていなかったオリジナルシーンや変更点がいくつか存在する[注 42]。
原作単行本第7巻特装版と第10巻特装版には、オリジナルアニメーションを収録したDVDが同梱された[16]。
2017年10月から12月まで、第2期『干物妹!うまるちゃんR』が放送された[17][18]。制作会社は引き続き動画工房。監督、シリーズ構成、キャラクターデザインなどの一部のスタッフも第1期から変わらず続投[19]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
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第1期『干物妹!うまるちゃん』 | ||||||
第1話 | うまるとお兄ちゃん | あおしまたかし | 太田雅彦 |
| 髙野綾 | |
第2話 | うまると海老名ちゃん | 子安秀明 |
| 荒井省吾 |
| 中川洋未 |
第3話 | うまると弟子 | 杉原研二 |
| 守田芸成 |
| 髙野綾 |
第4話 | うまるとライバル | 鴻野貴光 |
| 福本潔 | 中川洋未 | |
第5話 | うまると夏休み | あおしまたかし |
| 矢花馨 |
| 髙野綾 |
第6話 | うまるの誕生日 | 子安秀明 |
| 野木森達哉 |
| 中川洋未 |
第7話 | うまるのお兄ちゃん | 杉原研二 |
| 荒井省吾 |
| 髙野綾 |
第8話 | うまるとクリスマスと正月 | 鴻野貴光 |
| 今泉賢一 |
| 中川洋未 |
第9話 | うまるとバレンタイン | 子安秀明 |
| 守田芸成 |
| 髙野綾 |
第10話 | うまると今と昔々 | 杉原研二 |
| 野木森達哉 |
| |
第11話 | うまるの日々 | 鴻野貴光 |
| 荒井省吾 |
| 中川洋未 |
第12話 | うまるとみんな | あおしまたかし | 太田雅彦 | 大隈孝晴 |
| 髙野綾 |
OAD 1 | うまるちゃん もう1回! | 誌村宏明 |
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OAD 2 | 秘密のうまるちゃん | おざわかずひろ | 野木森達哉 |
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第2期『干物妹!うまるちゃんR』 | ||||||
第1話 | 干物妹の帰還 | あおしまたかし | 大隈孝晴 | 守田芸成 |
| 中野裕紀 |
第2話 | うまるとアレックス | 子安秀明 | 直谷たかし |
| 直谷たかし | |
第3話 | うまると友達 | 杉原研二 | 荒井省吾 |
| 熊谷勝弘 | |
第4話 | みんなとパーティー | 鴻野貴光 | 三原武憲 | 秦義人 |
| 中川洋未 |
第5話 | お兄ちゃんの出張 | あおしまたかし | 原口浩 |
| 熊谷勝弘 | |
第6話 | うまると夢 | 子安秀明 | 直谷たかし | 守田芸成 |
| 中川洋未 |
第7話 | うまると遊園地 | 杉原研二 | 上坪亮樹 |
| 熊谷勝弘 | |
第8話 | うまるとヒカリ | 鴻野貴光 | 荒井省吾 |
| 海保仁美 | |
第9話 | 干物妹と思い出 | 杉原研二 | 直谷たかし |
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第10話 | 初めてのみんな | 鴻野貴光 | 三原武憲 |
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第11話 | うまると星空 | 子安秀明 | 原口浩 |
| - | |
第12話 | みんなとうまる | あおしまたかし | 大隈孝晴 |
| 天﨑まなむ |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
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BD | DVD | |||
第1期[24] | ||||
1 | 2015年9月16日 | 第1話 - 第2話 | TBR-25321D | TDV-25327D |
2 | 2015年10月14日 | 第3話 - 第4話 | TBR-25322D | TDV-25328D |
3 | 2015年11月18日 | 第5話 - 第6話 | TBR-25323D | TDV-25329D |
4 | 2015年12月16日 | 第7話 - 第8話 | TBR-25324D | TDV-25330D |
5 | 2016年1月20日 | 第9話 - 第10話 | TBR-25325D | TDV-25331D |
6 | 2016年2月17日 | 第11話 - 第12話 | TBR-25326D | TDV-25332D |
第2期[25] | ||||
1 | 2017年12月13日 | 第1話 - 第2話 | TBR-27331D | TDV-27337D |
2 | 2018年1月17日 | 第3話 - 第4話 | TBR-27332D | TDV-27338D |
3 | 2018年2月14日 | 第5話 - 第6話 | TBR-27333D | TDV-27339D |
4 | 2018年3月14日 | 第7話 - 第8話 | TBR-27334D | TDV-27340D |
5 | 2018年4月18日 | 第9話 - 第10話 | TBR-27335D | TDV-27341D |
6 | 2018年5月23日 | 第11話 - 第12話 | TBR-27336D | TDV-27342D |
その他[25] | ||||
BOX | 2022年9月21日 | 第1期全12話 第2期全12話 OVA全2話 | TBR-32047D | - |
タイトル | 発売日 |
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しゃべるよ 干物妹!うまるちゃん LINE スタンプ | 2016年7月28日 |
干物妹!うまるちゃん飛びでてしゃべるよ♪ LINEスタンプ | 2017年1月31日 |
しゃべって動くよ♪干物妹!うまるちゃん LINEスタンプ | 2017年11月24日 |
干物妹!うまるちゃんR 〜グータラアラーム〜 | 2017年12月22日 |
『干物妹!うまるちゃん 月曜から宴「ダラなま」』のタイトルでニコニコ生放送にて2015年7月13日から 10月5日まで毎週月曜に動画生配信された。出演者は土間うまる役の田中あいみ、海老名菜々役の影山灯、本場切絵役の白石晴香、橘・シルフィンフォード役の古川由利奈。
アニメ第2期に合わせ、『Let'sパーリナイ!! ダラなまRainbow』のタイトルでニコニコ生放送にて2017年10月13日から12月29日まで隔週金曜に動画生配信された。出演者は同上。
『干物妹うまるちゃんR 妹'Sの だらだラジオ』のタイトルで音泉にて2018年7月26日、8月9日、8月23日で配信された[32]。全3回。パーソナリティは同上。 本配信に先駆けて、 同年7月15日に『インターネットラジオステーション<音泉>27時間ニコ生放送』内にて『干物妹うまるちゃんR 妹'Sの だらだラジオ ニコ生SP』が動画生配信された[33]。
BS11 ANIME+ 月曜 0:30(日曜深夜)枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
血界戦線(第1期)
(第11話まで) |
干物妹!うまるちゃん
(2015.7.13 - 9.28) |
ハイキュー!! セカンドシーズン
(2015.10.5 - 2016.3.28) |
BS11 ANIME+ 月曜 0:00(日曜深夜)枠 | ||
血界戦線(第1期再放送)
|
干物妹!うまるちゃんR
|
フリューからPlayStation Vita用ソフトとして2015年12月3日に発売。ジャンルは育成シミュレーション。
フリューからニンテンドー3DS用ダウンロードソフトとして2017年3月15日に配信。ジャンルはパズルゲーム。パズルのシステムは同社がリリースしている『ねむネコ パズルでも寝ています』『ベイブレードバースト ベイロガープラス&パズル』『おそ松さん ニート脱出スパイラル!!』『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん キュ〜トなゴマちゃんいっぱいパズル』と共通する。
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