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帝京大学ラグビー部

日本の大学ラグビーチーム ウィキペディアから

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帝京大学学友会体育局ラグビー部(ていきょうだいがくがくゆうかいたいいくきょくラグビーぶ、Teikyo University Rugby Football Club)は、関東大学ラグビー対抗戦グループに所属する帝京大学ラグビー部である。部のエンブレムは黄金の(イーグル)に帝京のシンボルである蔦の葉を垂れたデザインである。帝京大学の強化指定クラブ。

概要 原語表記, クラブカラー ...

全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、2009年度(第46回大会)2017年度(第54回大会)の9連覇をはじめ、大学日本一を12回記録している。FW・BK共に強くバランスの取れたチームであり、不変のチームスローガンはENJOY&TEAM WORKである。

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チーム概要

要約
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関東大学対抗戦の公式戦(2011年11月・早稲田大学戦・秩父宮ラグビー場

1970年に帝京大学八王子キャンパス有志により創部され、1978年に早稲田大学などの支援により関東大学ラグビー対抗戦グループに正式に加盟する。

1983年度に水上茂監督(当時)のもと選手・スタッフ一丸となった地道なトレーニングにより、関東大学対抗戦で早稲田大学に初勝利を収めた[2]。また大学選手権出場過程(当時)で関東大学ラグビーリーグ戦優勝校である法政大学に関東交流戦で勝利し大学選手権初出場を果たした[3]。この快進撃により、帝京大学ラグビー部はファーストジャージの色から赤い旋風と呼ばれるようになった。

1984年度も交流戦で法政大学を破り大学選手権に出場した[4] が、1回戦で前年に引き続き、この大会で3連覇を果たした関西の雄・同志社大学と対戦し敗れた。この頃の帝京はBKによる展開ラグビーを主体としたチームであった[5]

1996年に岩出雅之前監督が就任しFWを強化、FW・BK共に強いバランスの取れたチームに進化する。同年度の大学選手権1回戦で龍谷大学を破り大学選手権初勝利を挙げた。

2002年度の大学選手権では1回戦で同志社大学、2回戦で慶應義塾大学を破り初の準決勝進出を果たす。2007年度の大学選手権では5年振りに準決勝に進出した。準決勝では早稲田大学と対戦し5-12の僅差で敗れるも2度目の大学選手権ベスト4を記録した。

2008年度には早稲田大学、明治大学等に勝利して6勝1分の成績で悲願の関東大学対抗戦初優勝を果たした。

2009年度は関東大学対抗戦を4位で通過するも国立競技場で行われた大学選手権決勝では東海大学に14-13で勝利し創部以来40年目にして大学日本一を達成した。

2011年度は、関東大学対抗戦で初めて全勝優勝を達成した。対抗戦グループでは早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学以外の大学の全勝優勝は1969年度の日本体育大学以来の快挙であった[6]。同年度の大学選手権は決勝で天理大学を破り同志社大学以来史上2校目の3連覇を達成した[7]

2012年度には大学選手権決勝で筑波大学に39-22で快勝、史上初の大学選手権4連覇を達成した。2012年度は関東大学春季大会グループA、関東大学ジュニア選手権、関東大学対抗戦(※同率優勝)、大学選手権の全てで優勝を果たし4冠に輝いた。

2013年度、全国大学選手権で5連覇を達成した。2013年度に続き関東大学春季大会グループA、関東大学ジュニア選手権、関東大学対抗戦、大学選手権の全てで優勝を果たし2年連続で4冠を達成した。

2014年度の全国大学選手権の決勝では筑波大学に50-7で完勝。大学選手権の連覇記録を6に伸ばした。決勝戦での50得点、43点差はいずれも歴代最多記録となった[8]。昨年度に続き関東大学春季大会グループA、関東大学ジュニア選手権、関東大学対抗戦、大学選手権の全てで優勝を果たし3年連続で4冠を達成した。日本選手権1回戦ではNECグリーンロケッツに31-25で勝利し、トップリーグのチームから初勝利を挙げた。また日本選手権で大学勢がトップリーグのチームから勝利するのは、2005年度に早稲田大学がトヨタ自動車ヴェルブリッツに勝って以来9大会ぶりの快挙であった[9]

2017年度は、関東大学春季大会Aグループで5戦全勝で優勝。関東大学対抗戦で7連覇。全国大学選手権で9連覇を達成した。

2022年1月9日、全国大学選手権で4大会ぶり10度目の優勝。1996年から26年間監督を務めた岩出雅之(当時63歳)は、この大会限りで退任する意向を示した[10]

2023年1月8日、全国大学選手権の決勝で早稲田大学に73-20で大勝。大学選手権最多得点と最多得点差を更新し、2年連続11度目の優勝を果たした。

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歴史

要約
視点
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試合前に校歌斉唱をする帝京大学の選手たち(2011年10月・成蹊大学戦・秩父宮ラグビー場
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白を基調したセカンドジャージで戦う帝京大学の選手達たち(2012年12月・拓殖大学戦・秩父宮ラグビー場
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関東大学対抗戦の公式戦(2014年11月・慶應義塾大学戦・秩父宮ラグビー場
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帝京大学のサポーター (2015年1月・筑波大学戦・味の素スタジアム)
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帝京大学ラグビー部旗
さらに見る 年表, 沿革 ...

※年は全て年度。

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タイトル

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2013年度、対抗戦で4度目の優勝を果たす。左端岩出雅之前監督、一列目左から4番目中村亮土、2列目左端流大、3列目左から4番目坂手淳史、右から3番目松田力也(2013年11月・明治大学戦・秩父宮ラグビー場

※年は全て年度。

1筑波大学・明治大学と同率1位
2明治大学と同率1位
3早稲田大学と同率1位

主な大学との対戦成績

さらに見る 対戦校, 初対戦 (年度) ...
1 招待試合・練習試合・ジュニア選手権等は含まない。2023年度現在。
2 1968年度〜1992年度までに行われた関東大学ラグビー交流戦(大学選手権出場決定戦)と、2012年度より始まった関東大学春季大会での対戦成績を記載する。カッコ内は関東大学ラグビー交流戦(大学選手権出場決定戦)での対戦成績。
3 1勝は同志社側の棄権に伴う不戦勝
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戦績

要約
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関東大学対抗戦での通算成績:240勝108敗2分

  • 優勝:12回
  • 連覇:8連覇(2011年度〜2018年度、史上初。)
  • 最多連勝:21連勝(2021年度筑波大学戦〜 ※継続中)

※2023年度終了時。

関東大学対抗戦加盟後のチームの戦績は以下のとおり。

    優勝      2位

さらに見る 年度, 所属 ...

1筑波大学・明治大学と同率1位
2明治大学と同率1位
3早稲田大学と同率1位 4筑波大学と同率3位
5筑波大学と同率4位

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大学選手権での戦績

要約
視点
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大学選手権で初めて早稲田大学を破る。この日より大学選手権での連勝記録が始まる。(2009年12月・第46回大学選手権2回戦、早稲田大学戦・秩父宮ラグビー場
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大学選手権3連覇達成(2012年1月・第48回大学選手権決勝、天理大学戦)
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大学選手権4連覇を達成し、ファンに挨拶をする帝京大学の選手たち(2013年1月・第49回大学選手権決勝、筑波大学戦・国立競技場)
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大学選手権5連覇を達成し、早稲田大学と健闘を讃え合う帝京大学の選手たち(2014年1月・第50回大学選手権決勝、早稲田大学戦・国立競技場)
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大学選手権7連覇を達成。(2016年1月・第52回大学選手権決勝、東海大学戦・秩父宮ラグビー場)
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大学選手権9連覇を達成。(2018年1月・第54回大学選手権決勝、明治大学戦・秩父宮ラグビー場)
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大学選手権で10回目の優勝。(2022年1月・第58回大学選手権決勝、明治大学戦・国立競技場

出場:31回 通算成績:66勝19敗1分

※2023年度終了時。

    優勝      準優勝     ベスト4

さらに見る 年度, 大会 ...
1 1968年度〜1992年度までに行われた関東大学ラグビー交流戦(大学選手権出場決定戦)であって、大学選手権の通算成績には含まない。
2 トライ数の差により2回戦進出
3 同志社大学ラグビー部内で新型コロナウイルス感染者が出たため、同大学が選手権出場を辞退したことに伴う不戦勝
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日本選手権での戦績

出場:11回 通算成績:6勝10敗1分

  • 準優勝:1回
さらに見る 年度, 大会 ...
1 トライ数の差によりリコーブラックラムズが2回戦進出
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主な選手

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ノーサイド後観客席のファンに挨拶をする帝京フィフティーン(2010年10月・筑波大学戦・秩父宮ラグビー場

主な出身者

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主な関係者

  • 増村昭策(帝京大学ラグビー部の草創期に監督・部長として部を統率し、ラグビー部の礎を築いた。現在は帝京大学ラグビー部名誉顧問、元日本ラグビーフットボール協会評議員/ 日本学園高卒・日本体育大学卒)
  • 水上茂(帝京大学准教授、大学選手権初出場及び連続出場を達成し、メディアより紅い旋風と称された時代に指揮した監督。元早稲田大学ラグビー部コーチ・元東大ラグビー部ヘッドコーチ/ 日川高卒・早稲田大学卒)
  • 白井善三郎(元帝京大学ラグビー部コーチ。その後、帝京大学ラグビー部の関東大学対抗戦グループ加盟に尽力した。元早稲田大学ラグビー部監督・元日本ラグビーフットボール協会専務理事/ 福岡高卒・早稲田大学卒)
  • 虎石真弥(帝京大学ラグビー部管理栄養士、帝京大学スポーツ医科学センター助教/ 女子栄養大学大学院修士課程栄養学研究科栄養学専攻修了・現在は 慶應義塾大学大学院博士後期課程健康マネジメント研究科スポーツマネジメント専修に在学)
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所在地

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帝京大学百草グラウンド
  • 帝京大学百草グラウンド(ラグビー場)
    • 東京都日野市百草804-16
  • 帝京大学ラグビー部(合宿所)
    • 東京都八王子市東中野199-1

交通アクセス(百草グラウンド)

関連書籍

  • 『信じて根を張れ! 〜楕円のボールは信じるヤツの前に落ちてくる〜』
    岩出雅之著(小学館・2009/9発行・224ページ・ISBN 4098401215
  • 『王者の食ノート スポーツ栄養士・虎石真弥、勝利への挑戦』
    島沢優子著(小学館・2011/12発行・200ページ・ISBN 9784093882194

関連項目

脚注

公式サイト

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