城西大学(じょうさいだいがく、英語: Josai University)は、埼玉県坂戸市けやき台1-1に本部を置く日本の私立大学。1965年創立、1965年大学設置。大学の略称は城西大(じょうさいだい)、城西(じょうさい)。
大学全体
1918年に創立された城西実務学校を前身とする城西学園を母体に、水田三喜男と新藤富五郎が1965年創立。2018年時点、5学部8学科と別科を設置。語学教育には5学部を横断する語学教育センターを置いている。主たるキャンパスは埼玉県坂戸市の坂戸キャンパスで、東京都千代田区に数学科・大学院・短期大学部等が使用する東京紀尾井町キャンパスを置く。大学院と城西短期大学を併設する。城西国際大学は姉妹校。城西歯科大学(現明海大学)とは関係はない。
- 1965年 - 学校法人城西大学設立認可。城西大学開設(経済学部経済学科、理学部数学科、化学科)。坂戸キャンパス開設。
- 1969年 - 第一回卒業式。
- 1971年 - 経済学部に経営学科増設。
- 1973年 - 薬学部開設(薬学科、製薬学科)。
- 1977年 - 大学院薬学研究科薬学専攻(修士課程)開設。
- 1978年 - 大学院経済学研究科経済政策学専攻(修士課程)開設。
- 1979年 - 大学院薬学研究科薬学専攻(博士後期課程)開設。
- 1990年 - 別科(日本文化専修課程、日本語専修課程)開設。
- 1998年 - 大学院理学研究科数学専攻(修士課程)設置。大学院薬学研究科に医療薬学専攻修士課程増設。
- 2001年 - 薬学部に医療栄養学科増設。
- 2003年 - 大学院経営学研究科ビジネスイノベーション専攻(修士課程)設置。
- 2004年 - 経営学部開設(マネジメント総合学科)。大学院理学研究科に物質科学専攻(修士課程)増設。
- 2005年 - 東京紀尾井町キャンパス開設。大学院薬学研究科に医療栄養学専攻(修士課程)増設。
- 2006年 - 薬学教育6年制移行により、薬学科(6年制)、薬科学科(4年制)を開設(薬学科(4年制)、製薬学科(4年生)の学生募集停止)。現代政策学部開設(社会経済システム学科)。
- 2010年 - 薬学部4年制学科等卒業者を対象とした大学院薬学研究科薬科学専攻(博士前期課程)開設。
- 2012年 - 薬学部6年制学科卒業者(見込者を含む)を対象とした大学院薬学研究科薬学専攻(博士課程)を開設。薬学部4年制学科等卒業者(見込者を含む)を対象とした薬科学専攻に博士後期課程を増設。
教育・研究
- 薬学部
- 薬学科では、薬剤師の国家試験受験資格を取得することができる。
- 薬科学科には、化粧品に関する研究を行うことができる「薬粧品動態制御学研究室」「皮膚生理学研究室」がある。
- 医療栄養学科では、管理栄養士の国家試験受験資格を取得することができるとともに、臨地・薬局実習がカリキュラムに組み込まれている。
大学行事
- 6月に、総合グランドで体育祭実行委員会の主催により行われ、ほとんどの上部団体や公認団体が出場する。
- 11月に行われる学園祭の名称。「高麗」とは大学南側を流れる高麗川から取ったものである。著名人の講演会やコンサートの他、正門付近にモニュメントが建てられる。大学同窓会支部や後援会による、日本の物産販売が実施される。また、水田美術館の所蔵品(初代理事長・水田三喜男の浮世絵コレクション)が公開される。水田美術館の所蔵品公開は、入学式や卒業式でも行われる。
学歌・応援歌
大学には、学歌と応援歌がある[要出典]。
部活動・クラブ活動・サークル活動
公認団体として、上部団体に各委員会、各学生会(生徒会の様な団体)、体育会本部(体育会本部)、文化部連合会、学術団体協議会などが所属し、中央委員会が全学生団体の取りまとめを行っている。体育会系の部は體育會本部に、文化部系の部は文化部連合会に、各学生会は学術団体協議会にそれぞれ所属する形となっている。
- 上部団体・学術団体に所属する団体
- 中央委員会
- 文化部連合会
- 体育会本部
- 学術団体協議会
- 経済学部ゼミナール連合会
- 理学部化学会
- 薬学部薬学会
- 理学部数学会
- 短大会
- 経営学部学生会
- 現代政策学部学生会
- 高麗祭実行委員会
- 広報委員会
- 卒業アルバム編集委員会
- 体育祭実行委員会
- 生活委員会
- 全學應援團リーダー部
- 全學応援團チアリーダー部
スポーツ
- 男子駅伝部は、2001年創部。東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に2004年の初出場から2016年まで13年連続出場していた[6]。2006年から2008年まで3年連続で11位でシード権を逃した。2009年は第8区にて途中棄権、2010年は総合6位に入り初のシード権を獲得した。2011年は、大会史上最小3秒差で4度目の11位となりシード権を逃した[7]。2014年は箱根駅伝こそ総合19位に終わったものの、エースの村山紘太が日本選手権で2位に入賞し、アジア大会の日本代表に選出。日本人トップの5位入賞を果たす[8]。2016年は総合12位に終わりシード権を逃すと、2017年に行われる第93回大会は予選会で12位に終わったため上位10チームが得られる本戦出場権を逃し、敗退が決定している。これにより、連続出場は13年で途絶えることとなった[9]。2018年に行われた第94回大会は総合第7位となり、2019年の第95回大会へのシード権を獲得した。2024年の第100回大会では5区で「山の妖精」の異名をとった山本唯翔が2年連続の区間新記録を打ち立て、その勢いのまま初の3位表彰台に上った。2024年現在、18回出場を果たしている。
- 弓道部は、全日本学生弓道選手権大会において、準優勝3回の実績がある[要出典]。
キャンパス
城西大学のキャンパスは、坂戸市けやき台1-1のみであったが、2005年に東京都千代田区に「東京紀尾井町キャンパス」を大学法人本部に併設している。これは、坂戸のキャンパス機能を補完・強化するという位置づけであり、城西国際大学、城西短期大学との共同利用となっている。
- 川角駅徒歩10分
- 高麗川駅シャトルバス約15分
- 城西大学の法人本部などを除く主な機能がある。2013年から、理学部数学科は坂戸キャンパスと東京紀尾井町キャンパスで講義を行うようになり、入学時に選んだキャンパスで4年間講義を受けられるようになった。2017年4月に、薬学部棟と水田三喜男記念館・同窓会館が新設された。
- なお、隣接して明海大学歯学部(旧・城西歯科大学)が存在するが、別法人である。
- 学校法人城西大学東京紀尾井町キャンパス(東京都千代田区紀尾井町3-26)
- 麹町駅1番出口より徒歩3分
- 永田町駅9番出口より徒歩5分
- 赤坂見附駅弁慶口より徒歩8分
- 四ツ谷駅より徒歩10分
海外姉妹校
留学先や留学生受け入れのため、欧米やアジア圏に複数の姉妹校を持つ[10]。
生涯学習・地域連携
健康増進などで市民の生涯学習支援や地方自治体などとの地域連携を行っている[11]。
国内の他教育機関との協力
埼玉県内の他の大学群と「埼玉東上地域大学教育プラットフォーム(TJUP)」を設立している[12]。
城西大学を設置する学校法人城西大学は、附属学校を設置していない。別法人による系属校は#系列校にまとめてあるため、必要な場合はそちらを参照されたい。
清光会館等を中心にドラマのロケーション撮影に使用されることがある。
- その他
- 『西部警察』にも「城西大学」が登場するが、これは本記事の城西大学とは無関係である。