八幡駅 (福岡県)
福岡県北九州市八幡東区西本町にある九州旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
福岡県北九州市八幡東区西本町にある九州旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
八幡駅(やはたえき)は、福岡県北九州市八幡東区西本町三丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[1]。駅番号はJA22。
遠賀郡八幡村に由来。
明治22年に枝光村・尾倉村・大蔵村の3村が合併することになった際、3村の鎮守神がそれぞれ枝光八幡宮・豊山八幡神社・乳山八幡神社であったため、八幡村となった。
島式ホーム2面4線を有する築堤上の高架駅。線路・ホームと駅舎が同じ高さにあり、それらをつなぐ通路と、北口への自由通路(東田方面連絡通路)が築堤の下を通っている。プラットホームと地下通路、地下通路と駅舎を結ぶエレベーターが設置されている。みどりの窓口が設置されている[2]。SUGOCAの使用が可能である。
旧駅舎は1955年に建てられており[1]、築50年を越えるため、老朽化から2007年1月から解体・新駅舎建設作業が行われ、この間、駅事務所・券売機・改札は本来の駅舎敷地より西側に建てられたプレハブの仮駅舎に移った。11月1日、新駅舎でのプレオープンが行われ、かつて同駅に入居していたJR九州グループのトランドールと、同じくJR九州の傘下企業であるドラッグイレブンの店舗が入居したほか、新駅舎は地上5階建・2 - 5階は立体駐車場という構造となった[1]。2008年3月1日正式オープンした。
旧駅舎には北九州市立自然史博物館が入居しており、「博物館のある駅」として有名であったが、2002年11月3日の北九州市立いのちのたび博物館開館によってその使命を終えた。
販売業者:東筑軒(駅ビル「まるうまうどん」内にて販売)。主な駅弁は下記の通り[8]。
2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は5,094人であり、JR九州の駅としては鳥栖駅に次いで第27位である[9]。
JR九州及びとうけい北九州によると、近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員[10] |
---|---|
1965年 | 11,038[11] |
2000年 | 8,554 |
2001年 | 8,606 |
2002年 | 7,659 |
2003年 | 7,465 |
2004年 | 7,454 |
2005年 | 7,227 |
2006年 | 7,327 |
2007年 | 7,178 |
2008年 | 7,118 |
2009年 | 6,853 |
2010年 | 6,936 |
2011年 | 6,996 |
2012年 | 6,955 |
2013年 | 6,953 |
2014年 | 6,670 |
2015年 | 6,703 |
2016年 | 6,745 |
2017年 | 6,761 |
2018年 | 6,685 |
2019年 | 6,672 |
2020年 | 5,094 |
2021年 | 5,432 |
2022年 | 5,592 |
2023年 | 5,712 |
駅本屋がホーム南側に設置され駅前に西鉄バスが発着する。駅の約100m南側を国道3号が鹿児島本線に並行して駅前ロータリーの真下をくぐるような形で東西に通っている。また駅北側には北九州高速道路東田出入口が近接している。
隣の黒崎駅周辺地区と比較して商業集積度は低い。駅の南側は、駅舎が現在地に移転した旧八幡市時代から「文化の拠点」とした街づくりがされており、周辺には市立病院・市民会館・市立図書館・武道場・大学・国際村交流センターなどが存在している。
1990年代以降、八幡駅前市街地再開発事業により高層マンションが建設され、さわらびガーデンモール八幡が開業[12]。再開発ビルにはテナントとして、飲食店等が軒を連ねている。
駅北側はかつて新日本製鐵(新日鉄)八幡製鐵所の構内だったが、敷地面積縮小により遊休地化し再開発が進められており、大型商業施設も立地している。
2008年より前田祇園山笠が駅構内にて集団山見せを行う。
八幡駅の南方の旧電車通り上には、かつて西日本鉄道北九州線の八幡駅前停留場があった。1955年(昭和30年)8月の八幡駅移転以前の最寄り停留場は春の町停留場であった[13]が、八幡駅の移転に伴い、1955年(昭和30年)8月に新駅近くの電車通り上に新たに八幡駅前停留場が設置されたもの[13]。1992年(平成4年)10月25日の北九州線砂津 - 黒崎駅前間廃止まで営業した。
停留場構造は、上下線それぞれに安全地帯のある乗降場を備えた2面2線の構造で、他に上下線間の渡り線があり、この渡り線はおもに筑豊電鉄直通車の折返しに使用された[13]。1985年(昭和60年)10月の北九州線縮小以前は、筑豊電鉄直通車は黒崎駅前や当停留場発着のほか砂津・戸畑方面との間でも運転されていたが、同年の縮小以降は当停留場が営業運転での乗入れ東限となった。黒崎駅前の折返し線容量との関係もあり、直通本数の多い朝夕ラッシュ時の当停留場への乗入れは1992年の廃止まで続けられた。
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