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住友電気工業

日本の大阪府大阪市にある非鉄金属メーカー ウィキペディアから

住友電気工業
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住友電気工業株式会社: Sumitomo Electric Industries, Ltd.)は、大阪市中央区北浜住友村)に本社を置く日本最大の非鉄金属メーカーである。住友グループに属し、住友新御三家(住友商事、住友電工、NEC)の一角。世界トップシェアの製品を多数持ち、40カ国以上に約400社、日本企業第3位となる約30万人の社員を擁する。日経平均株価およびTOPIX Large70JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[2][3][4]関西財界の重鎮。

概要 種類, 機関設計 ...
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概要

住友電工の歴史は1691年(元禄4)の住友家による別子銅山の開発に始まる。環境エネルギー情報通信自動車エレクトロニクス、産業素材など幅広い事業を行っている。近年は従来の電線事業の他に光ファイバーの製造技術による光通信システム、粉末冶金、超硬合金、半導体材料などの新素材など、新分野の開発でも多くの実績を残している。製造業としては海外展開の最も進んだ企業の一つ。

住友グループの中核企業であり、白水会および住友グループ広報委員会に所属している。住友商事NECとともに住友新御三家の一角である。住友ゴム工業の筆頭株主でもある。関西経済連合会の会長を複数輩出しており、関西財界においても影響力は大きい。

沿革

  • 1897年明治30年)4月 - 住友本店の一事業として「日本製銅株式会社」を買収。4月1日、「住友伸銅場」が開設され、銅板、銅棒とともに銅線(裸線)の製造を開始。
  • 1900年明治33年)- 逓信省納入用の硅銅線製造開始。
  • 1908年明治41年)- 電力用ケーブルの製造を開始。
  • 1909年明治42年)- 通信用ケーブルの試作を開始。
  • 1911年(明治44年)8月 - 住友伸銅場の電線製造部門が独立し、住友電線製造所発足。国産初の高圧地下送電線ケーブル(11,000V)を納入。
  • 1916年(大正5年)- 年々増加する電線の需要に対応するため、工場を移転・拡張し、新工場(現・大阪製作所)開設。
  • 1920年大正9年)12月 - 株式会社住友電線製造所に改組。
  • 1939年昭和14年)11月 - 住友電気工業株式会社に商号変更。
  • 1941年(昭和16年)3月 - 伊丹製作所操業開始。
  • 1949年(昭和24年)5月 - 東証大証名証に上場。
  • 1961年(昭和36年)5月 - 横浜製作所操業開始。
  • 1974年(昭和49年)12月 - 光ファイバー製造開始。
  • 1982年(昭和57年)- 世界最大級1.2カラットのダイヤモンド単結晶の合成に成功。1984年のギネスブックにも掲載。
  • 1996年平成8年)- 酸化物系高温超電導線材の長尺化技術を開発。低損失で高密度な通電が可能な超電導物質。ビスマス系高温超電導線材で、1,000mを超える長尺線を開発した。
  • 2004年(平成16年)- 韓国電力公社電力研究院(KEPRI)より高温超電導ケーブルシステムを受注。電力搬送用高温超電導ケーブルとしては世界で初めての商業契約。
  • 2007年(平成19年)12月 - 日新電機株式公開買付け(TOB)により、持分法適用関連会社から連結子会社とする。住友電装を完全子会社化。
  • 2008年(平成20年)7月 - 特例子会社としてすみでんフレンドを設立。10月より伊丹営業所で事業を開始。
  • 2014年(平成26年) - 株式会社ジェイ・パワーシステムズを完全子会社化
  • 2019年令和元年)9月 - テクノアソシエを連結子会社化。
  • 2023年(令和5年)5月 - 日新電機とテクノアソシエを完全子会社化

歴代経営者

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歴代社長

製品・事業

自動車

エレクトロニクス

情報通信

環境エネルギー

  • 銅荒引線
  • 電力ケーブル
  • 産業用電線
  • 超電導ケーブル
  • マグネットワイヤ―
  • 鉄道車両用空気ばね
  • 金属多孔体 セルメット
  • 超高圧・光複合海底ケーブル

産業素材

シェア

同社が手掛ける製品は多岐に渡り、代表例として下記の製品がある。

  • ワイヤーハーネス/世界第1位
  • CBN工具/世界第1位
  • 化合物半導体(GaAsInP)/世界第1位 
  • 電子ワイヤー/世界第1位
  • 光ファイバーケーブル/世界第3位
  • 光ファイバー、光通信用デバイス/世界上位

国内主要グループ企業

環境エネルギー

情報通信

自動車

エレクトロニクス

産業素材

その他

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関係会社

主要事業所

社会関連

スポーツ

陸上競技部

  • 陸上競技部の歴史は深く、1928年住友倶楽部対抗戦への参加を契機にteamが発足。全国レベルの選手が増え、会社直轄の競技部へ体制変更。
  • 2019年7月20日にロンドンで開催されたダイヤモンドリーグの男子100mにて、小池祐貴選手が日本人3人目の9秒台となる9秒98をマーク。
  • 2021年に開催された東京オリンピックの男子100mに、多田修平選手・小池祐貴選手が出場。
  • 2023年6月30日にスイス・ローザンヌで開催されたダイヤモンドリーグの男子110mHにて、泉谷駿介選手が日本男子初となる優勝を果たす。

その他

諸問題

脚注

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関連項目

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外部リンク

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