NHK富山放送局(エヌエイチケイとやまほうそうきょく)は、富山県を放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局。テレビとラジオで県域放送を行っている。
現在の放送会館には1階に170インチの8Kモニターやマスコットキャラクターとおかあさんといっしょのキャラクターの記念撮影コーナーなどを備えた「ハートプラザ」を設けている。
- 出典 [1]
デジタルテレビ放送概要
- 親局(呉羽)
- 中継局(総合、教育の順)
- 総合テレビのリモコンキーIDは原則として「1」であるが、富山県ではかつてのアナログ放送の親局が1chの日本テレビ系列の北日本放送に割り当てられたため、NHK富山にはかつてのアナログの親局チャンネルでもある「3」が割り当てられた。
アナログテレビ放送概要
以下は2011年7月24日の12時で終了した時点のもの。
- 親局
- 総合テレビ 3ch JOIG-TV(富山局)
- 教育テレビ 10ch JOIC-TV(富山局)
- 中継局
- 宇奈月 40 42
- 宇奈月大原 8 12
- 新川 62(総合のみ)
- 上市 40 42
- 大山小見 51 49
- 大沢野 59 61
- 細入 51 49
- 細入猪谷 43 45
- 八尾小長谷 59 61
- 氷見 53 51
- 氷見論田 43 45
- 福光 54 52
- 利賀 4 8
- 越中平 2 11
- 上平 47 49
- 上平赤尾 60 62
- 高岡二上 54 56
- 高岡矢田 59 61
- 高岡万葉 48 46
- 小矢部 45 47
太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。
現在
- 総合テレビ
- おはよう富山(平日 6:55 - 7:00、7:45 - 8:00)
- 富山県内の気象情報(平日 11:57 - 12:00、お盆などは「東海・北陸の気象情報」を放送するため休止)
- ニュース(富山)(平日 12:15 - 12:20)
- 2024年度から土日・祝日の昼ローカルニュースは金沢局制作の「ニュース(北陸3県)」に移行。
- ニュース富山人(平日 18:10 - 19:00)
- ニュースとやま845(平日 20:45 - 21:00)
- 祝日は、20:55 - 21:00に「東海・北陸のニュース・気象情報」を5分間放送。
- ゴールデンウィーク・お盆期間中などは「ニュース845 東海・北陸」を放送するため休止。
- UPっぷ富山 きとラボ(不定期金曜日 19:30 - 19:55、再放送:不定期土曜日 9:30 - 9:55[注 2]または不定期日曜日 13:05 - 13:30)
- ニュースとやま(土日・祝日 18:45 - 18:59)
過去
- 総合テレビ
- ラジオ第1放送
- ラジオ富山人(金曜日 17:05 - 17:55)
- FM放送
- 総合テレビ・BSプレミアム
全国放送
- 2024年(令和6年)1月1日16時10分、令和6年能登半島地震発生。能登半島東部にあたる氷見市はじめ富山県西部で震度5強記録し、富山県日本海沿岸部に津波警報発生。その瞬間より、NHKの全てのチャンネル(BS系、NHKワールドも含む)で地震・津波警報情報の全波共通(九波全中とも言う)放送を開始。テレビ副音声(教育テレビを除く国内放送のテレビチャンネルとNHKワールド・プレミアム。アナログ・デジタルともモノラル二重音声)とラジオ第2放送は英語・韓国語・中国語・ポルトガル語・スペイン語を使って津波警報を断続的に放送。
- 1月2日1時15分、津波警報解除。
- 1月2日1時30分、全波共通放送終了し、一部を除き通常番組に復帰。
- 1月2日10時、津波注意報解除。
- 1月2日11時41分、BSが通常番組に復帰。
- 1月2日21時、総合テレビが通常番組に復帰。
県内放送
テレビ
- 月曜日 - 金曜日の18時台に放送している『ニュース富山人』を震災関連の情報を中心として編成した。
- 1月19日、緊急報道特番「“震度5強” 初めての衝撃 ~地震が富山に突きつけたもの~」(19:30 - 20:35)を放送。
ラジオ
- ラジオ第1放送では、能登半島地震の富山県内の被災地に関する生活情報を、1月16日から1月26日まで富山県のローカル番組で、概ね5時間おきに放送している(10:40 - 11:00、15:40 - 16:00の1日2回)。このため全国放送の番組が、一部時間帯において休止となっている。
独自編成を行っていた時間帯
富山県向けに独自編成を行っていた主な時間帯は以下の通り。富山県向けのニュース特番などに差し替えていた。
- 『中部ネイチャーシリーズ』(『UPっぷ富山 きとラボ』と『ホクロック!』代替)
- 「天空の水鏡 前編 〜福井 夜叉ヶ池〜」(1月19日・19:33 - 20:00)[注 3]
- 「天空の水鏡 後編 ~北アルプス 仙人池〜」(1月26日・19:30 - 19:57)[注 4]
- 富山県向けは、中部ネイチャーシリーズ「御嶽山~氷瀑(ばく)に魅せられて~ 前編」を代替放送。
- 氏名の後の*は、過去に富山局勤務経験があるアナウンサー。
局キャラクターは、きとっピ。
テーマソングは富山におるちゃ。
2020年4月24日から、富山県内のテレビ・ラジオ局と共同で新型コロナウイルス対策のキャンペーンを展開した[23]。共同出演者は以下のとおり(いずれも放送時点)。
- テレビ(4月 - 5月)[24]:梶原典明(富山局)・上野透(北日本放送)・西美香(チューリップテレビ)・吉村尚郎(富山テレビ放送)
- テレビ(5月 - ):石井智也(富山局)・網谷辰海(北日本放送)・日比あゆみ(チューリップテレビ)・矢野美沙(富山テレビ放送)
- ラジオ(行動編):梶原典明(富山局)・小林淳子(北日本放送)・今井隆信(富山エフエム放送)
- ラジオ(3密を避けよう編):梶原典明(富山局)・木下一哉(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(手洗い編):梶原典明(富山局)・佐藤栄治(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(相互理解編):石井智也(富山局)・陸田陽子(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(油断禁物編):石井智也(富山局)・柳川明子(北日本放送)・今井隆信(富山エフエム放送)
注釈
北陸3県のNHK総合テレビ及び民放テレビ3局同時に開始。いずれも地方初
2024年1月19日は、福井局のみ放送。金沢局は「能登地震関連ニュース」(19:33 - 20:00)を放送。
2024年1月26日は、福井局のみ放送。金沢局は「能登地震関連ニュース」(19:30 - 19:57)を放送。
出典
『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)12ページより。
『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)13ページより。
『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)14ページより
『新聞に見る20世紀の富山 第2巻』(1999年7月30日、北日本新聞社発行)60頁。
『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)15ページより。
『北日本新聞』1962年7月23日付朝刊9面『豪華な色彩に感嘆 カラーテレビ放送始まる』より。
『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)16ページより。
日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'85』日本放送出版協会、1985年、101頁。
『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)24ページより。
『北日本新聞』2004年10月1日付朝刊38面『地上デジタルきょう開始 KNB NHK富山』
“NHK新館移転 富山中央署跡へ”. 中日新聞 (中日新聞社). (2017年4月19日)
『富山新聞』2021年10月4日付25面『富山工高の生徒 建設現場を見学 NHK新放送会館など』より。