2010年バンクーバーオリンピックの日本選手団(2010ねんバンクーバーオリンピックのにほんせんしゅだん)は、2010年2月12日から2月28日まで(いずれも現地時間)の日程で開催された2010年バンクーバーオリンピックにおける日本選手団。選手名及び所属・記録は2010年当時のもの。
選手団
- 人員:205人(選手94人、役員101人)[1]
前回のトリノ大会を上回る計5個のメダルを獲得したが、金メダルは獲得できずに終わった。目標としていた長野大会と同数の10個には及ばなかった[3]。
銅メダル
- 加藤条治(スピードスケート・男子500m)
- 髙橋大輔(フィギュアスケート・男子シングル)
アルペンスキー
- 役員
- 男子
- ともに回転に出場。皆川は夫婦で選手団入りした。
- 佐々木明(エムシ)
- 回転18位(1分41秒76=49秒41+52秒35)
- 皆川賢太郎(竹村総合設備)
クロスカントリースキー
- 役員
全員がスプリント、チームスプリント、パシュートに出場。ほかに男子は15km、50kmに、女子は10km、30km、4×5kmリレーにもエントリー。
- 男子
- 恩田祐一(栄光ゼミナール)
- スプリント17位(準々決勝敗退)(予選3分38秒49、準々決勝3分37秒9)
- 成瀬野生(英語版)(岐阜日野自動車)
- 15kmフリー49位(36分01秒6)
- 30kmパシュート39位(1時間22分11秒1)
- 50kmクラシカル35位(2時間10分59秒2)
- チームスプリント(成瀬野生、恩田祐一)13位(予選敗退)(18分54秒8)
- 女子
スキージャンプ
- 役員
ラージヒル団体、ノーマルヒル、ラージヒル
- 葛西紀明(土屋ホーム)
- ノーマルヒル 17位(予選105.5m/133.5、決勝99.0m/120.5+100.5m/124.0=244.5)
- ラージヒル 8位(予選142.5m/143.5、決勝121.5m/105.7+135.0m/133.5=239.2)
- 伊東大貴(チーム雪印)
- ノーマルヒル 15位(予選104.5m/134.5、決勝100.5m/125.0+100.0m/124.5=249.5)
- ラージヒル 20位(予選139.5m/142.6、決勝117.0m/95.6+128.5m/121.3=216.9)
- 栃本翔平(チーム雪印)
- ノーマルヒル 37位(決勝1回目で敗退)(予選95.0m/111.0、決勝93.5m/108.5)
- ラージヒル 45位(決勝1回目で敗退)(予選130.0m/123.4、決勝105.5m/73.4)
- 竹内択(北野建設)
- ノーマルヒル 34位(決勝1回目で敗退)(予選96.0m/113.5、決勝94.5m/110.5)
- ラージヒル 37位(決勝1回目で敗退)(予選129.5m/121.6、決勝110.5m/83.9)
- 岡部孝信(チーム雪印) - 出場機会無し[4]
- ラージヒル団体 5位(1007.7)
- 1本目484.7(伊東大貴129.5m/122.1、竹内択125.5m/113.4、栃本翔平128.0m/118.4、葛西紀明133.5m/130.8)
- 2本目523.0(伊東大貴133.5m/130.8、竹内択129.5m/122.1、栃本翔平132.0m/126.6、葛西紀明140.0m/143.5)
ノルディック複合
- 役員
- 監督:成田収平(アインズ)
- コーチ:河野孝典(野沢温泉スキークラブ)、阿部雅司(東京美装興業)
- トレーナー:エサ・ツェッターマン(全日本スキー連盟)
- 加藤大平(サッポロノルディックスキークラブ)
- ノーマルヒル 24位(ジャンプ96.5m/114.0+距離25分43秒9)
- ラージヒル 30位(ジャンプ112.5m/90.2+距離26分11秒0)
- 小林範仁(東京美装興業)
- ノーマルヒル 7位(ジャンプ99.0m/121.0+距離25分11秒0)
- ラージヒル 27位(ジャンプ112.0m/90.5+距離26分00秒1)
- 高橋大斗(土屋ホーム)
- ノーマルヒル 27位(ジャンプ98.0m/119.5+距離26分21秒0)
- 湊祐介(東京美装興業)
- ラージヒル 26位(ジャンプ110.0m/87.0+距離25分30秒0)
- 渡部暁斗(早稲田大学)
- ノーマルヒル 21位(ジャンプ96.5m/114.5+距離25分41秒0)
- ラージヒル 9位(ジャンプ125.0m/112.5+距離25分23秒7)
フリースタイルスキー
- 役員
- 監督:林辰男(三栄実業)
- コーチ:高野弥寸志(リステル猪苗代)、ヤンネ・ラハテラ(全日本スキー連盟)、新井まゆみ(リステル猪苗代)、村野友紀(ムラノ)、関口智之(グローバルボイス)
- トレーナー:寒川美奈(北海道大学)、鈴木岳(R-body project)、石川寛泰(アスリート治療院)
- 男子モーグル
- 西伸幸(白馬村スキークラブ)9位(予選23.52点、決勝25.11点)
- 附田雄剛(リステル)17位(予選23.80点、決勝22.74点)
- 尾崎快(英語版)(早稲田大学)24位(予選敗退)(予選22.07点)
- 遠藤尚(忍建設)7位(予選24.36点、決勝25.38点)
- 男子スキークロス
- 女子モーグル
- 女子スキークロス
スノーボード
- 役員
- 男子ハーフパイプ
- 青野令(松山大学)9位(予選43.1点、決勝32.9点)
- 工藤洸平(シーズ)14位(準決勝敗退)(予選37.1点、準決勝33.5点)
- 國母和宏 (東海大学)8位(予選42.5点、決勝35.7点)
- 村上大輔(クルーズ)27位(予選敗退)(予選23.5点)
- 男子パラレル大回転
- 野藤優貴(ゲットアップ)27位(予選敗退)(予選1分23秒88)
- 女子ハーフパイプ
- 岡田良菜(フッド)29位(予選敗退)(予選7.2点)
- 中島志保(桃源郷ク)13位(準決勝敗退)(予選31.4点、準決勝34.9点)
- 山岡聡子(アネックス)16位(準決勝敗退)(予選37.0点、決勝30.6点)
- 女子パラレル大回転
- 竹内智香(ロイズ) 13位(1回戦敗退)(予選1分24秒42、1回戦タイム差12秒68)
- 家根谷依里(へそ曲りク)21位(予選敗退)(予選1分26秒39)
- 女子スノーボードクロス
スピードスケート
- 役員
- 男子
- 及川佑(びっくりドンキー)
- 500m13位(35秒174+35秒254=70秒42)
- 太田明生(JR北海道)
- 500m17位(35秒315+35秒347=70秒66)
- 加藤条治(日本電産サンキョー)
- 500m3位(34秒937+35秒076=70秒01)
- 長島圭一郎(日本電産サンキョー)
- 500m2位(35秒108+34秒876=69秒98)
- 1000m37位(1分12秒71)
- 小原唯志(日本電産サンキョー)
- 羽賀亮平(日本大学)
- 杉森輝大(吉羽木材)
- 1,000m26位(1分11秒13)
- 1,500m26位(1分49秒19)
- 土井槙悟(医療法人社団博愛会開西病院)
- 出島茂幸(十六銀行)
- 平子裕基(医療法人社団博愛会開西病院)
- 5,000m19位(6分33秒90)
- 10,000m11位(13分37秒56)
- 団体パシュート(杉森輝大、土井槙悟、出島茂幸、平子裕基)8位
- 準々決勝●(杉森輝大、出島茂幸、平子裕基・3分48秒15)○アメリカ
- 7・8位決定戦●(杉森輝大、出島茂幸、平子裕基・3分49秒11)○スウェーデン
- 女子
- 石沢志穂(岸本医科学研究所)
- 3,000m15位(4分15秒62)
- 5,000m9位(7分12秒23)
- 岡崎朋美(富士急行)
- 500m16位(38秒971+39秒060=78秒03)
- 1,000m34位(1分19秒41)
- 小平奈緒(相澤病院スポーツ障害予防治療センター)
- 500m12位(38秒835+38秒797=77秒63)
- 1,000m5位(1分16秒80)
- 1,500m5位(1分58秒20)
- 髙木美帆(幕別町立札内中学校)
- 1,000m35位(1分19秒53)
- 1,500m23位(2分01秒86)
- 田畑真紀(ダイチ)
- 名取英理(十六銀行)
- 新谷志保美(竹村製作所)
- 500m14位(38秒964+38秒765=77秒72)
- 穂積雅子(ダイチ)
- 3,000m6位(4分07秒36)
- 5,000m7位(7分04秒96)
- 吉井小百合(日本電産サンキョー)
- 500m5位(38秒566+38秒432=76秒99)
- 1,000m15位(1分17秒81)
- 1,500m26位(2分02秒26)
- 団体パシュート(小平奈緒、髙木美帆、田畑真紀、穂積雅子)2位
- 準々決勝○(小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子・3分02秒89)●韓国
- 準決勝○(小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子・3分02秒73)●ポーランド
- 決勝●(小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子・3分02秒84)○ドイツ
フィギュアスケート
- 役員
- 男子シングル
- 女子シングル
- アイスダンス
ショートトラックスピードスケート
- 役員
- 監督:柏原幹史(柏原工務店)
- コーチ:椿文子(メディカルフィットネス とちの木)、金善台(日本スケート連盟)
- トレーナー:嵯峨野淳(同友会 藤沢湘南台病院)
- 技術スタッフ:小寺武大(トヨタ自動車)、杉尾憲一(サンコー)
- ドクター:福田潤(同友会 藤沢湘南台病院)
- 男子
- 藤本貴大(セルモ)
- 500m26位(予選敗退)(予選42秒366)
- 1,000m27位(予選敗退)(予選1分26秒359)
- 1,500m17位(準決勝敗退)(予選2分16秒155、準決勝2分15秒984)
- 高御堂雄三(トヨタ自動車)
- 1,000m20位(予選敗退)(予選1分26秒074)
- 1,500m29位(予選敗退)(予選2分15秒402)
- 吉沢純平(とらふぐ亭)
- 500m14位(準々決勝敗退)(予選42秒158、準々決勝41秒906)
- 1,500m18位(準決勝敗退)(予選2分30秒701、準決勝2分15秒129)
- 女子
- 以下の5人で3,000mリレーにも出場。
- 酒井裕唯(早稲田大学)
- 伊藤亜由子(トヨタ自動車)
- 1,000m18位(予選敗退)(予選1分31秒137)
- 貞包紘子(サテライト)
- 1,500m12位(予選2分28秒046、準決勝2分24秒901、9-12位決定戦2分43秒135)
- 小澤美夏(サンコー)
- 1,000m15位(準々決勝敗退)(予選1分32秒577、準々決勝1分32秒183)
- 1,500m33位(予選失格)
- 桜井美馬(早稲田大学)
- 500m27位(予選敗退)(予選45秒146)
- 1,000m23位(予選敗退)(予選1分36秒416)
- 1,500m28位(予選敗退)(予選2分30秒458)
- 3,000mリレー7位
- 役員
- 男子
- 井佐英徳(陸上自衛隊)
- 10kmスプリント68位(27分42秒2)
- 20km83位(58分06秒2)
- 女子
- 鈴木芙由子(陸上自衛隊)
- 7.5kmスプリント44位(21分58秒0)
- 10kmパシュート54位(36分41秒9)
- 15km53位(46分30秒3)
- 役員
- 男子
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| 選手名 | 順位 | 総合タイム | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
2人乗り | 鈴木 小林 | 21位(3回戦敗退) | 2分39秒67 | 53秒24(23位) | 53秒30(21位) | 53秒13(21位) |
4人乗り | 鈴木、小林 土井川、宮内 | 21位(3回戦敗退) | 2分38秒78 | 52秒09 | 54秒16 | 52秒53 | |
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- 各組上位20位までが予選突破
- 女子
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| 選手名 | 順位 | 総合タイム | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
2人乗り | 桧野 浅津 | 16位 | 3分38秒38 | 54秒64(19位) | 54秒78(20位) | 54秒65(17位) | 54秒31(15位) |
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- 役員
- 男子
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選手名 | 所属 | 順位 | 総合タイム | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
田山真輔 | システックス | 19位 | 3分35秒17 | 53秒94(19位) | 53秒84(18位) | 54秒03(21位) | 53秒36(18位) |
越和宏 | システックス | 20位 | 3分35秒28 | 54秒02(20位) | 54秒10(20位) | 53秒74(19位) | 53秒42(19位) |
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- 女子
監督:百瀬定雄(聖徳大学大学院)
コーチ:髙松一彦(日本ボブスレー・リュージュ連盟)
- 男子1人乗り
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選手名 | 所属 | 順位 | 総合タイム | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
小口貴久 | ホテルルーエ | 30位 | 3分19秒043 | 49秒542(30位) | 49秒780(30位) | 49秒818(31位) | 49秒903(32位) |
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- 女子1人乗り
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選手名 | 所属 | 順位 | 総合タイム | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
原田窓香 | 信州大学 | 26位 | 2分50秒480 | 42秒608(26位) | 42秒112(16位) | 42秒572(20位) | 43秒188(26位) |
安田文 | 北海道連盟 | 失格[7] |
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日本からは女子のみが参加した。
- 役員
- 選手
- チーム青森。以下、所属メンバー
- 成績
- 1次リーグ敗退(3勝6敗)
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- 団長:橋本聖子(JOC理事、日本スケート連盟会長)
- 副団長:笠谷幸生(JOC理事、選手強化副本部長、強化育成専門委員会副委員長、全日本スキー連盟常務理事)
- 総監督:鈴木惠一(評議員、選手強化本部常任委員、強化育成専門委員会委員、日本スケート連盟理事)
- 本部役員(競技担当):古川年正(選手強化本部常任委員、全日本スキー連盟競技本部長)
- 本部役員:細倉浩司(JOC)
- アタッシェ:鈴木勇志(在バンクーバー日本国総領事館)
- 本部員:柳谷直哉、萩原直樹、須川智弘、髙橋ダニエル克弥(以上、4名共JOC)
- メディカルスタッフ(ドクター):奥脇透(医学サポート部会副部会長)
- メディカルスタッフ(ドクター):石田浩之(医学サポート部会部会員)
- メディカルスタッフ(ドクター):渡邉耕太(医学サポート部会部会員)
- メディカルスタッフ(トレーナー):吉田真(医学サポート部会部会員)
- 本部員(輸送担当):村澤雅弘、篠原史郎、勝澤正人(以上、3名共近畿日本ツーリスト)
- 本部員(情報担当):白井克佳(情報戦略部会員)
上記のほか、プレスアタッシェ1名、競技・成績・記録収集・報告書作成のため2名参加
選手、役員ともに前回大会より減少。選手数を役員数が上回るのは2大会連続。
選手団主将の出場機会が無かったのは、冬季五輪選手団主将制度が開始されて以来初めて
競技前用具検査で、そりの刃にあるべき国際連盟の検定証明ステッカーがないため
用具+重りの規定重量違反より200グラム超過したため()