福岡県立八幡高等学校(ふくおかけんりつ やはたこうとうがっこう, 英語: Fukuoka Prefectural Yahata[2] High School)は、福岡県北九州市八幡東区清田三丁目にある県立高等学校。
概要 福岡県立八幡高等学校, 過去の名称 ...
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通称「八高」(はちこう)。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校だった。
- 歴史
- 1919年(大正8年)に開校した「福岡県立八幡中学校」(旧制中学校)を前身としており、2019年(平成31年)に創立100周年を迎えた。
- 学区
- 第三学区(旧第四学区)- 北九州市若松区、八幡東区、八幡西区、遠賀郡、中間市
- 課程・学科
- 全日制課程 文理共創科・理数科
- ほとんどの生徒が国公立大学をはじめとする上級学校への進学を目指している。国公立大学合格者数は毎年200名前後[3]。
- 施設
- 校舎の中央階段にはフーコーの振り子を展示[4]している。
- 制服
- 男子は黒の学生服(学ラン)、女子は紺色のブレザー。女子の夏服にはリボンがつく。リボンは赤・緑・紺の3色があり、入学年度によって異なる。2020年春より女子は新制服となった。
- 校訓
- 初代校長の芹沢政衛が詠んだ以下の二首の短歌が校訓となっており、卒業式などの重要な行事で高唱[5]される。
- 「ちよろづの教えのもととまもれ人 誠ひとつのひとすじの道」
- 「朝夕に磨けとてこそ仰ぐなれ 心の鏡くもりなきまで」
- 校章
- 1948年(昭和23年)の新制高等学校発足時に制定。校訓の「鏡」にちなんだ「八稜鏡」[6]と学問を表すペン先3本を組み合わせ、中央に「高」の文字(旧字体)を置いている。なお、背景の3本のペン先は、校名(Yahata)のイニシャルYに見えるように並べられている。
- 校歌・讃歌
- 校歌は戦前の旧制中学時代に制定(作詞:八幡中学国漢部)。3番まであり、各番に校名の「八幡」が登場する。「御国のためにいざ雄飛せん」というくだりがあるが戦後も変更されていない。また、これとは別に「八高賛歌」(作詞:上野登史郎、作曲:南弘明)がある。これは、創立60周年を迎えた1979年(昭和54年)に制作され、文化祭などの主な行事で校歌とともに歌われる。3番まであり、2番の歌詞には学校の創立からの年数が歌われている。制定当時の歌詞では「60年」だったが10年ごとに年数を改められ、2019年(令和元年)現在、100周年を迎え、「一世紀」となっている。
- 同窓会
- 校訓にちなみ、「誠鏡会」(せいきょうかい)と称している。北海道、関東、中京、関西、福岡、肥後(熊本)、宮崎に支部を置く。
創立から大蔵校舎時代
清田校舎時代から現在
- 1970年(昭和46年)3月 - 清田町に新校舎が完成し、全面移転[8]。
- 1972年(昭和47年)2月 - 新体育館、プールが完成。創立50周年を記念し、庭園が完成。
- 1977年(昭和52年)7月 - 学校食堂が完成。
- 1979年(昭和54年)1月 - クラブハウスが完成。
- 1982年(昭和57年)3月 - 定時制課程の生徒募集を停止。
- 1985年(昭和60年)3月 - 定時制課程を廃止。
- 1986年(昭和61年)3月 - 第2体育館が完成。
- 1989年(平成元年)4月 - 全学年11学級、計33学級となる。(最大数)
- 1991年(平成3年)4月 - 理数科を設置。
- 1995年(平成7年)10月31日 - 西鉄バス北九州、玄関前まで乗り入れる臨時便の運行開始。乗り入れ式を行う。
- 1996年(平成8年)9月 - 「英知の泉」が完成。
- 2019年 (令和元年) - 現在、校舎改修工事中。
- 2020年(令和2年)2月-誠鏡会館(同窓会館)が完成。
3学期制
1学期
- 4月 - 後期春季課外、始業式、入学式
- 5月 - PTA総会、中間考査、克己心育成のための宿泊研修(新入生合宿)
- 6月 - 文化祭、期末考査
- 7月 - クラスマッチ、保護者会、終業式、前期夏季課外
- 8月 - 筑波研修旅行(2年理数科生徒)、後期夏季課外、始業式
2学期
- 9月 - 体育大会
- 10月 - 中間考査、中学生体験入学
- 11月 - 同窓生職業セミナー(1・2年)、期末考査
- 12月 - 保護者会、終業式、前期冬季課外
3学期
- 1月 - 後期冬季課外、始業式、修学旅行(2年)
- 2月 - 期末考査、推薦入試
- 3月 - 卒業式、終業式、前期春季課外
- 最寄りの鉄道駅
- JR 鹿児島本線「スペースワールド駅」、「八幡駅」。
- 両駅とも八幡高等学校から比較的距離が離れており、大半の学生は八幡駅で路線バスに乗り換えて通学している。
- 最寄りのバス停
- 西鉄バス北九州 「八幡高校」バス停、「七条」バス停
- 最寄りの道路
- 福岡県道296号大蔵到津線、「七条橋」交差点
- 福岡県道51号曽根鞘ヶ谷線、「清田2」交差点
- 市道、「八幡高下」交差点
八幡の読みは「やはた」だが、八幡製鐵所に倣って、部活動のユニフォームなどのローマ字表記も以前は「YAHATA」ではなく「YAWATA」だった。
平成23年3月卒業生の進路状況については進路状況(福岡県立八幡高等学校ウェブサイト)を参照。
北九州高速道路(北九州高速4号線)の延伸に伴い、移転が決定した。現在大蔵校舎の跡地には、勝山北団地があり、旧制八幡中学・八幡高校の記念碑が建立されている。