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大分県北部を営業エリアとするバス事業者 ウィキペディアから
大分交通株式会社(おおいたこうつう、英: Oita Transportation Co., Ltd.)は、大分県北部を主な営業エリアとする乗合バス・貸切バス事業者である。本社所在地は大分県大分市新川西8組の3。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | 大交 |
本社所在地 |
日本 〒870-8691 大分県大分市新川西8組の3 北緯33度14分50.7秒 東経131度36分17.8秒 |
本店所在地 |
〒870-0100 大分県大分市大字勢家字芦崎1103番3 |
設立 |
1927年(昭和2年)6月24日 (別府大分電鉄株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4320001000062 |
事業内容 |
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 不動産事業 通信機器販売業 |
代表者 | 安部喜代治(代表取締役社長) |
資本金 |
4億2750万円 (2020年3月31日現在)[1] |
発行済株式総数 | 855万株(2020年3月31日現在)[1] |
売上高 |
連結: 71億9191万2000円 単独: 53億4132万6000円 (2020年3月期)[1] |
営業利益 |
連結: 3億2275万1000円 単独: 4億6393万3000円 (2020年3月期)[1] |
経常利益 |
連結: 3億5195万1000円 単独: 4億9885万4000円 (2020年3月期)[1] |
純利益 |
連結: 4億9459万2000円 単独: 3億9911万8000円 (2020年3月期)[1] |
純資産 |
連結: 64億8119万0000円 単独: 62億6416万7000円 (2020年3月31日現在)[1] |
総資産 |
連結: 138億3803万4000円 単独: 127億0960万2000円 (2020年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
連結: 648人 単独: 345人 (2020年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
株式会社宇佐八幡駐車場 16.94% 西日本鉄道株式会社 9.88% 株式会社大分銀行 3.95% 株式会社豊和銀行 3.95% 株式会社商工組合中央金庫 3.95% 株式会社伊予銀行 3.95% 株式会社北九州銀行 3.95% 株式会社福岡銀行 2.26% 亀の井バス株式会社 2.21% 杉原淳子 1.46% (自己所有株式を除く) (2020年3月31日現在)[1] |
主要子会社 |
国東観光バス株式会社 100% 玖珠観光バス株式会社 100% 大交北部バス株式会社 100% など[1] |
外部リンク | https://www.oitakotsu.co.jp/ |
特記事項:創業 1896年(明治29年)8月5日 |
バス事業は大分市以北の県内ほぼ全域を営業エリアとするが、1980年代後半に分社化を進め、現在大分交通本体の路線バスの営業エリアは大分市・別府市・杵築市・国東市(うち東国東郡旧国東町、旧武蔵町、旧安岐町域)・速見郡日出町で、そのほかの各地は子会社の国東観光バス・玖珠観光バス・大交北部バスが担当している。他社と共同で大分市・別府市と各地を結ぶ高速バスも運行する。また自社営業エリアにある大分空港と大分市・別府市を結ぶ空港連絡バス「エアライナー」も運行している。
かつてはバス事業のほか、5線、計100km以上の鉄軌道路線を擁したが、1975年までに全線廃止している。
西日本鉄道(西鉄)が一部資本を有している。1940年から2003年までは同社の系列会社であったが、出資比率が下がったため西鉄グループを離脱している。
大分市と別府市を結ぶ路面電車路線を運営していた別府大分電鉄が母体である。この路線は1900年に豊州電気鉄道により開業した九州最古の路面電車で、豊後電気鉄道、九州水力電気と経営母体が変化し、九州水力電気が分社化のため1927年に別府大分電鉄を設立した。ただし、大分交通は創立年月日を豊州電気鉄道の設立日である1896年8月5日としている。
1940年に同じく九州水力電気の傘下にあった九州電気軌道(西鉄の前身)の傘下に入り、1945年に戦時体制下で大分県北部の鉄道・バス事業者を吸収合併し、大分交通となった。
以下の各営業所を持つ。なお、営業所名の右側の( )内は営業所表記(車両番号の先頭部に書かれている表記)である。
大分空港 - 別府・大分線については、「エアライナー」を参照のこと。
大分県由布市湯布院町のJR由布院駅と大分空港を結ぶ路線。由布院駅前 - 大分空港間はノンストップ。由布院駅を出ると県道216号を西進して湯布院インターチェンジから大分自動車道に入り、日出バイパス - 大分空港道路経由で大分空港へ至る。
大分空港-豊後高田・宇佐・中津線(大交北部バス運行)
県北地域である中津・宇佐・豊後高田を結ぶ路線(通称ノースライナー)。ただし、高速道路は利用せず一般路線扱いとなっている。
宇佐神宮や両子寺など国東半島の史跡をめぐるコースと、青の洞門や深耶馬溪などの耶馬渓をめぐるコースの2路線がある。現在は新型コロナウイルスの影響により耶馬渓路線のみ当面の間運休中。国東半島コースはたまに運休になるが、運行している。
2006年12月から大分市内路線については行き先番号が廃止され、大分バスと統合された「系統番号」が導入された(この規格については、大分バスの項目「一般路線バス(大分市発着路線)」を参照)。ただし、大分バスが従来の番号を一新したのに対し、大分交通では、行き先番号のなかったホーバーバスと下八幡線で系統番号を新設した以外は、従来の行き先番号と同じ数字に基幹経路を示すアルファベットを付加したものを系統番号としている。なお以下の各路線の記述において系統番号が2つ記載されている場合、経路を順行する路線は左側の番号、逆行する路線は右側の番号となる(例:「B13,B12:大分駅 - 県庁前 - 中島(一条 - 十条) - 弁天一丁目 - 5号地大交車庫」の場合、5号地行きがB13、大分駅行きがB12)。
大分市中心部と、大分川河口西側の5号地にある大分交通大分営業所を結ぶ路線。大分駅 - 中島 - 5号地間では県立図書館線・柞原線・机張原線も運行されている。
出入庫系統で、運行間隔は一定しないが多数運行されている。
大分市中心部と、市街地西側の新春日町・王子新町などの住宅地を結ぶ路線。沿線には大分県立図書館、県立大分西高校、大分大学教育福祉科学部附属養護学校、同附属中学校などの文教施設もある。
大分市中心部と、市街地南西の丘陵上にある住宅団地を結ぶ路線。方向幕では、高崎四丁目行きが「スカイタウン高崎」、青葉台団地行きが「にじが丘・青葉台」と表示される。
青葉台団地線は、新川経由および西春日町経由では虹ヶ丘入口から先が循環区間で、虹ヶ丘西公園→あおば公園→虹ヶ丘ショッピングセンター→虹ヶ丘入口と循環して大分駅へ戻る。田室町経由では椎迫一組から先が循環区間で、虹ヶ丘東公園→虹ヶ丘西公園→あおば公園→虹ヶ丘ショッピングセンター→にじが丘北→椎迫一組と循環して大分駅へ戻る。朝には虹ヶ丘西公園始発便(生石一丁目・西春日町経由および田室町経由)の設定がある。新設の西春日町・高尾台経由青葉台団地線(Q25・Q26)は、国道10号を春日陸橋北交差点で左折。ここから王子山の手町停留所手前までの区間は春日神社経由県立図書館線 (BR2,BR15) と同じ経路で、往路 (Q25) が附属養護学校→附属中学校→大分西高校→志手→王子山の手町、復路 (Q26) は王子山の手町→県立図書館→附属養護学校と進む。大分駅発平日21時、土曜休日20時以降はP24で運行される。この系統は、従来同時間帯では虹ヶ丘ショッピングセンターどまりで運行されていたのを、生石一丁目まで延伸した路線である。
大分市内路線の中心的存在であり、朝夕は通勤・通学客でかなり混み合う。なお高崎四丁目発新川経由大分駅行きは、平日朝1回片道のみ運行される。
大分市中心部と西大分地域を結ぶ路線。柞原線・机張原線とも田室町経由便は朝の一便のみ。下八幡線は、以前は新川経由のみであったが、柞原・机張原線の本数削減により代替として西春日町経由が設定された。
西大分駅前交差点の先で左折して国道10号から県道696号に入り、富士紡績の工場を左に見ながら下八幡へ至る。柞原行きはこのまま県道696号を進み、山間を縫うようにして柞原八幡宮下の終点柞原へ至る。机張原行きは下八幡から分かれ、八幡地区に広がる住宅地の狭隘区間を抜けると大分自動車道方面へ向かう道を南下。大分インターチェンジ西側近くの金谷迫交差点を右折すると大分道に沿うように西進して終点机張原へ至る。
大分バスと共同運行。また、循環運行となっている。
別府営業所管内では、大分駅 - 別府駅 - 鉄輪線、別府駅 - 吉弘 - 亀川駅線、APU線で系統番号が設定されていたが、2010年3月10日に既存系統番号の変更およびその他別府市内運行の一般路線への系統番号の設定が行われた。また、この系統番号変更により、従来往路と復路で系統番号が異なっていた路線については往路復路共同じ系統番号となった。
なお、大分駅発着系統は系統番号の数字の前にASが付く。
大分市中心部から別府市、日出町、杵築市、国東市と、沿岸各市町の中心部を経て国東へ至る路線。区間便的存在として、1日2本のみ杵築駅 - 国東間での運行がある。
大分駅を出ると中央通りを進み、新川から臨海産業道路を西へ。西生石から別大国道(国道10号)に入り、別府市内を経由。日出町の堀交差点から国道213号へ入り、杵築市中心部にある杵築バスターミナル、安岐(旧東国東郡安岐町)、大分空港、武蔵(旧東国東郡武蔵町)を経て国東(旧東国東郡国東町)へ至る。
かつては特急運転され、「国東特急」と呼ばれていた。その後別府市内のみ特急運転の区間特急となり、現在は各停となっている。
なお国大線では便固定で車椅子対応のワンステップバス・ノンステップバスが運行されており、予約をすれば車椅子での乗車が可能である。
平成27年9月30日まで観光港内(さんふらわあ前)を通っていたが、10月1日からAS71と同じ南須賀入口経由となった。
令和3年4月1日のダイヤ改正で別府営業所担当便が消滅
その為大分向けの最終便が14時台となった
大分駅・別府駅から国道10号を経由して大分交通別府営業所のある関の江車庫へ向かう路線。かつての軌道線(大分交通別大線)のルートである。
上記国大線と同様国道10号線を進むが、別府国際観光港内では一部を除いて第三埠頭(関西汽船)停留所は経由せず、国道上の南須賀入口停留所を経由する。また大分駅行きの朝1本のみ、かんたん - 附属中学校 - 田室町経由で運行される便がある。
大分駅 - 別府北浜間は、別大線・国大線・鉄輪線を合わせて毎時2- 3本程度運行されている。
大分駅または別府駅から、別府市内の鉄輪に向かう路線。基本的には別府駅発着で、一部が大分駅発着である。方向幕では「鉄輪温泉」と表示され「かんなわおんせん」とルビも振られる。
別府駅を出ると駅前通りを進み北浜交差点から国道10号を北上、富士見通り交差点で左折し、その先鉄輪線(吉弘経由)は幸通り - 石垣中央通りを、鶴見ヶ丘線(鶴高経由)は鶴高通りを北上して春木で合流。新別府の住宅地を抜けて温泉街の北東端にある終点鉄輪へ至る。なお大分交通の鉄輪停留所と亀の井バスの鉄輪停留所とは距離が離れている。
立命館アジア太平洋大学(APU)へのアクセス路線。以前は休校日運休だったが、現在は毎日運行されており、別府市内の一般路線としても役割を果たしている。車両は元エアライナー用の車両や大型路線車が使用されている。なお、大分駅発着便については、平日かつ休校日(特別ダイヤ)の場合は関の江大交車庫発着(別大線)での運行、土曜・休日は登校日であっても運休となる。
55番は2011年4月4日より運行開始した快速便。上記停留所以外には停車せず餅ヶ浜まで乗車のみのクローズドドア制、APU行きの片道2便を登校日のみ運行している。[5]
: 左回り 亀川駅 →北新田→シーサイドタウン関の江三丁目→別府医療センター→亀川駅
: 右回り 亀川駅→亀川新川→別府医療センター→シーサイドタウン関の江三丁目→北新田→亀川駅
亀川駅と亀川駅北西のスパランド豊海・関の江新町の住宅団地を結ぶ循環路線。方向幕は「関の江団地」と表示されていたが現在は「関の江団地循環」となっている。 以前は別府駅発着便もあったが、現在は全便が亀川駅発着になった。その後のダイヤ改正で太陽の家経由便と関の江大交車庫行きは廃止。循環線となり関の江団地から関の江団地循環に名前を変更しルートも左回り、右回りというルートが作られた。
83:辻間団地→団地南区→豊岡駅→関の江→亀川駅前→別府医療センター
88:辻間団地 - 団地南区 - 豊岡駅 - 関の江 - 亀川駅
89:亀川駅 - 関の江 - 豊岡駅 - 団地南区 - 上神田 - 暘谷駅 - 日出役場 - 日出 - 会下
速見郡日出町の日出団地・辻間団地へ向かう路線。辻間団地発別府医療センター行の便が平日朝に1本運行がある。
JR豊岡駅手前で国道10号を離れ、かつて国道10号だった道を進み、辻間団地、日出団地へ至る。そこからJR暘谷駅や日出役場などがある暘谷地区を経由して日出停留所付近から国道213号を進み、大分空港道路入口手前の終点会下へ至る。
令和2年10月のダイヤ改正で80番、81番の別府駅発着が亀川駅発着に82番の関の江大交車庫発着便が廃止
84番はすでに廃止済み
80、81番は平成27年9月30日まで観光港内(さんふらわあ前)を経由していたが、10月1日から南須賀入口経由となった。
大分市中心部と、大分川河口東側の西新地にある大分ホーバーフェリー大分基地を結ぶ路線。専用の小型車両で運行されていた。
ホーバーフェリーの出発・到着便に合わせたダイヤで運行されている。ホーバーフェリーのダイヤは大分空港の航空ダイヤに合わせているため、他路線とはダイヤ改正の時期が異なる。また、ホーバーの欠航時には運休となり、その際は大分中心部の各乗り場では、停留所時刻表の下に欠航であることを示す札が下げられる。途中区間のみの利用も可能である。2009年10月31日のホーバー運航休止により、連絡バスも休止[* 1]。使用車両はその後大交北部バス・国東観光バスに移り、大交北部バスの車両は2010年4月26日から中津市コミュニティバス豊前中津線で、国東観光バスの車両は杵築営業所管内の一般路線に使用されている。
いずれも県立図書館へ延伸、循環化。
JR日出駅とJR杵築駅をハーモニーランド経由で結ぶ路線。一部は日出駅 - 赤松間の運行。
日出駅を出ると県道520号を進み、日出停留所付近から国道10号へ入って北進。ハーモニーランドを経由し、赤松交差点で右折して県道644号へ入り、日豊本線の線路沿いに東進して杵築駅へ至る路線だった。2008年4月1日より国東観光バスに移管
別府鶴見丘高校への通学路線。休校日は運休となる。羽室台高校の廃校に伴い路線は廃止された
別府駅と亀川駅を幸町通り経由で結ぶ路線。春木までは吉弘経由鉄輪線と同一経路。そこから県道645号を経由して亀川駅に至る。令和3年4月1日のダイヤ改正で休止線扱い。
田室町経由では大分市営グランドから先が循環区間であり、大分西高校→志手→県立図書館→附属養護学校→附属中学校→大分市営グランドと循環して大分駅方向へ戻る。一方ソフトパーク経由では附属養護学校からが循環区間で、附属中学校→大分西高校→志手→県立図書館→附属養護学校と循環して大分駅方向へ戻る。
田室町経由便の一部(C3,C18系統)は、大分バス大洲循環線との相互乗り入れを行っている。その場合は5号地までは行かず、「大分駅→県立図書館→大分駅(降車のみ)→大分バス本社前→大洲運動公園→大分バス本社前」または「大分バス本社前→大洲運動公園→大分バス本社前(降車のみ)→大分駅→県立図書館→大分駅」という経路で運行される。令和3年4月1日のダイヤ改正で 大洲循環線(大分駅前~大洲総合運動公園前)の大分交通運行便が乗り入れを休止する。
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白地に赤系統の塗装である。中型車が多くを占めているが、立命館アジア太平洋大学の学生利用に対応した大型車も保有している。メーカーは国内主要4社(三菱ふそう・いすゞ自動車・日野自動車・UDトラックス(旧:日産ディーゼル))の車両が揃っているが、主力として活躍してきた三菱ふそう車の引退が続いており、これに替わっていすゞ自動車(エルガミオ)が勢力を伸ばしている。
また、神奈川中央交通から大型車(三菱・いすゞ)も移籍してきており、主にAPU線や大分市内で使用されている。2015年頃から首都圏や中部地方のバス事業者から中古の中型ノンステップバスが導入されており、2017年に中古の大型ノンステップバス2台導入された。
各営業所に貸切バスを配置している。大型車は西日本車体工業のC-I型を架装した車両が大部分を占める。中型車や9m級の大型車は、純正がほとんどである。2006年10月には、地上デジタル放送アンテナを搭載した三菱ふそうエアロバスを導入した。その後もいすゞガーラや三菱エアロエースなど、多数の新型車両が導入されている。車両メーカーは、国内主要4社を導入しているが、いすゞ自動車は比較的少ない。
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