一ノ瀬 ワタル(いちのせ ワタル、1985年〈昭和60年〉7月30日 - )は、日本の俳優、元プロ格闘家(キックボクサー)。本名は一ノ瀬 亘(読みは同じ)。福岡県久留米市生まれ、佐賀県嬉野市塩田町出身。マネジメントはENDO MANAGEMENT OFFICE。
概要 いちのせ ワタル 一ノ瀬 ワタル, 本名 ...
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- 幼い頃から憧れていた格闘家を目指し、中学卒業と同時に上京。仕事と格闘技の両立に悩み、沖縄の真樹ジムオキナワで内弟子になる。その後、更に強くなることを望み単身タイに渡り、ムエタイのジムで2年間修業した[1]。顔の傷跡はその時に負ったものである[1]。
- その後、ジム館長の紹介で三池崇史監督と知り合い、映画『クローズZERO II』に出演し俳優に興味を持つ[1]。その後ジムの移籍で再び上京し、アルバイトでエキストラを開始すると、その撮影現場でスカウトされ役者を目指す。
- Netflix配信ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』で自身初主演。配信開始後から大きな話題を呼び、日本ランキング1位を獲得。さらに、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)入り、世界50以上の国と地域で「今日のシリーズTOP10」入りも達成した[2][3]。
- 映画『ヴィレッジ』における横浜流星とのアクションは、お互い元格闘家ということもありリアリティのある迫真のシーンとなった[4][5]。
- 強面な印象とは裏腹なかわいらしい笑顔と人柄が特徴。
- テレビドラマ『アンナチュラル』(TBSテレビ)第8話「遙かなる我が家」ではろくでなし息子の町田三郎を演じたが、雑居ビル火災での秘話に感動すると話題が集まった[6]。
- テレビドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ)に岡持三郎役で出演した際に黒木華演じる朱里からウサギの「たっちん」を預かったが、ドラマ終了後、実生活でもこのウサギのたっちんを飼っている[7]。以後、ウサギを計8羽を飼育している。
- 大柄な体格を活かした役も多く、徹底した肉体作りが度々話題を呼ぶ[8][9]。映画『宮本から君へ』では役作りのために体重を33kg増量し、ラグビー選手の悪漢を演じた[10]。Netflixオリジナルドラマ『サンクチュアリ -聖域-』では、他の俳優陣とともに、専門家の指導の下、1年間に及ぶ肉体改造や相撲の稽古を行った[11]。
Vシネマ
- 凍牌〜裏レート麻雀闘牌録〜Vol.2(2013年)
- 組長強奪計画(2013年) - 組員 役
- 欲望の代償2(2016年) - 関東侠仁会戸越組組員 役
- YOKOHAMA BLACK6(2018年)
- CONFLICT 〜最大の抗争〜 第三章(2018年) - 元・三代目阪王会明神組組員 清武浩市 役
- 首領1・2・3(2020年) - 関東子伝馬一家 秀熊組組員 末永ヒロミ 役
舞台
- 帰ってきた母親(2012年) - 取り立て屋 役
- 銀河英雄伝説 - ルイ・マシュンゴ 役
- 第四章 前篇 激突前夜(2013年11月29日 - 12月2日)
- 第四章 後篇 激突(2014年2月12日 - 3月2日)
- 特別公演 星々の軌跡(2015年6月10日 - 6月21日)
- PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「ひげよ、さらば」(2023年9月、PARCO劇場 / 10月、大阪) - 黒ひげ 役
インターネット
- AKIBA18エンタメTV(あっ!とおどろく放送局)
- 上島・出川・狩野「笑いの神に愛された男たち」~何でも笑いにかえる3人衆~(2012年、BeeTV)
出典
『キネマ旬報NEXT』、vol.28、2019年9月26日、41-43頁。