『極悪がんぼ』(ごくあくがんぼ)は、原作:田島隆、作画:東風孝広による日本の漫画作品。講談社の雑誌『イブニング』に2001年創刊号から2009年15号まで[1]連載された。単行本は全16巻。本作は「がんぼ」シリーズの1作目である[2]。本作の連載終了後、同誌で続編『激昂がんぼ』が連載され、さらにその後『がんぼ ナニワ悪道編』が連載された。詳細はそれぞれの記事を参照。
2014年にテレビドラマ化された。
学歴も資格も無い弱者の主人公・神崎が法律の裏をかく事件屋、秦探偵事務所に入所し立身出世を夢見て働く物語である。なお同作者の作品『カバチタレ!』シリーズの登場人物も端役で登場することがある。
当初は一話完結の話が多く、一話ごとのつながりも薄かったが、掲載誌である『イブニング』が月刊から隔週刊となり1話当たりのページ数が減少したため、以降は『カバチタレ!』と同様に1つの事件を数話で描く話が多くなった。中盤では所長の監査をきっかけにある案件に関与した金子が所長に反発、離反する様子が描かれ、以降は神崎が独立するまでの過程を描く、一本のストーリーが続くような形となっている。また人物の心理描写については『カバチタレ!』よりも深く描かれることが多く、人物のデフォルメ化やギャグ表現なども多く用いられている。
作者曰く「カバチタレ!」シリーズより「がんぼ」シリーズの方が玄人の法律家に支持されているという[注 1]。
「がんぼ」とは広島弁で「わんぱく、いたずらっ子、悪ガキ」という意味。
男女を問わず、劇中の登場人物の多くはやや誇張された広島弁で喋っている。
2014年4月14日から6月23日まで毎週月曜日21時 - 21時54分に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された。尾野真千子は本作が月9の初主演[26]。
ドラマの公式 Twitter でファンと頻繁に交流を図っており「がんぼ絵」と称した企画で、ファンと俳優の交流が積極的に行われた。また日本のドラマ史上初めて、本格的にVineを活用したプロモーションを展開していた。
第6話は完全オリジナルエピソードであり、原作者の田島隆がドラマのために話を書きおろした[27]。
原作との主な相違点
- ・原作では男性の神崎守が主人公だが、ドラマでは女性の神崎薫が主人公。
- ・原作の舞台は広島であるが、ドラマでは架空の都市である金暮市(かねくれし)が舞台。
- ・神崎が働く事務所の名称は、原作では「秦秘密探偵事務所」であるがドラマでは「小清水経営コンサルタント」である。事務所の所長も原作の「秦光浩」ではなく「小清水元」というドラマオリジナルのキャラクターである。
- ・冬月、金子、夏目に加え、小清水経営コンサルタントのメンバーとして新たに「抜道琢己」がドラマオリジナルキャラクターとして登場。
キャスト
詳細な人物説明は原作項目を参照。本項では簡単な続柄を記載。
小清水経営の顧客
- 巻上 輝男(まきあげ てるお)
- 演 - 宇梶剛士
- 巻上金融社長。
- 豊臣 嫌太郎(とよとみ いやたろう)
- 演 - 宮藤官九郎
- 弁護士。
スナックまやかし
- 真矢樫 キリコ(まやかし キリコ)
- 演 - 仲里依紗
- ママ。公的書類などの偽造を得意とする情報屋。
- 茸本 和磨(たけもと かずま)
- 演 - 三浦翔平
- アルバイト店員。薫の元彼氏。原作の「茸本長三」と「古市和磨」を統合したような人物。
その他
- 伊集院 保(いじゅういん たもつ)
- 演 - オダギリジョー
- 冬月の後輩刑事。
- 神崎 花子
- 声 - 白神直子
- 薫の母。20年前に知り合いの借金の連帯保証人になり、営んでいたお好み焼き屋を失う。
ゲスト
複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
第1話
- 矢敷 聡美(やしき さとみ)
- 演 - 夏菜
- パチンコによるギャンブル依存症で自己破産したが、その上にまた借金を重ねる。
- 亀津井 太郎(がめつい たろう)
- 演 - 勝村政信
- 弱気信販から800万円を借りる。父が経営していた会社名義の自宅は国が画策する都市開発の用地に指定されていた。
- 怒突 工事(どつき こうじ)
- 演 - 中野英雄
- 怒突建設社長。茸本からクレジットカード詐欺に遭い、それに気づいた怒突は迷惑料を支払うよう恐喝する。
- 湯船
- 演 - 花ケ前浩一
- 極楽島温泉ホテル社長。
第2話
- 橋呉 勇美(はしくれ いさみ)
- 演 - 笹野高史
- 橋呉印刷社長。沌面に騙され会社が倒産寸前まで追い込まれる。
- 沌面 太郎(とんづら たろう)
- 演 - 田窪一世
- 沌面予備校経営者。借金返済や夜逃げ資金を捻出するために計画倒産を実行する。
- 東山(ひがしやま)
- 演 - 木下ほうか
- パソコンメーカー課長。沌面の債権者。
- 日之出(ひので)
- 演 - 有薗芳記
- コピー機リース会社課長。沌面の債権者。
- 瀬古(せこ)
- 演 - 鎌田雅弘
- 家具販売会社係長。沌面の債権者。
- 漏田(ろうでん)
- 演 - 掛田誠
- 家電のロウデン社長。沌面の債権者。
- 愛染 艶子(あいぞめ つやこ)
- 演 - 和希沙也(第5話)
- 冬月がオーナーを務めるラブホテル「LOVE FLAG」マネージャー。
- 甲斐 集太郎(かい しゅうたろう)
- 演 - 加山到
- 金暮地方裁判所執行官。
- 誘利 毒子(さそり どくこ)
- 演 - 梶芽衣子
- さそり金融社長。沌面の借金を回収するために沌面に金子を紹介する。
第3話
- 飛騨 林五郎(ひだ りんごろう)
- 演 - 要潤
- 底抜建設営業推進部課長。地揚が進める土地買収の用地に暮らす住民の中で唯一立退きを拒否し続けている。
- 地揚 四郎(じあげ しろう)
- 演 - ラサール石井(第9話)
- 地揚不動産社長。金暮市西区都市開発計画に関係する用地の土地買収を進めている。
- 飛騨 満利子(ひだ まりこ)
- 演 - 猫背椿(第4話)
- 林五郎の妻。夫からのDV被害者。
- 世州 腹久郎(せしゅう はらぐろう)
- 演 - 石井愃一
- 満利子の父。金暮県議会議員。
- 五露巻 一郎(ごろまき いちろう)
- 演 - 野添義弘
- 五露巻土木社長。飛騨に営業先を取られ、利益損失に繋がる痛手を負わされている。
- 吹鳥
- 演 - 朝倉伸二
- 底抜建設営業推進部部長。飛騨の上司。
- 猿渡(さるわたり)
- 演 - 末吉くん
- 県庁職員。世州の仲介で金暮山トンネル工事の入札資料を飛騨に漏らす。
第4話
- 跳田 鉄男(とびた てつお)
- 演 - 石井正則
- ハイエナ保証社長。夏目は子供時代からの親友。連帯保証人や債務者の借金取立て代行などを行う闇業者で大安ローンと提携を結ぶ。
- 桃尻 花瑠子(ももじり かるこ)
- 演 - 井上和香(第8話)
- 大安ローン事務員で高利の愛人。
- 高利 十一(こおり といち)
- 演 - マキタスポーツ
- 大安ローン社長。
- 藤原 鎌一(ふじわら かまいち)
- 演 - 酒井敏也
- 大安ローンからお金を借り、1年以上に渡って金融業者に捕まらず逃げている債務者。
第5話
- 鬼切 虎子(おにきり とらこ)
- 演 - 室井滋(第4話)
- 鬼切経営コンサルタント社長で和装の女性。大阪で活動する事件屋だが新たに金暮市に支店を開設し、小清水経営コンサルタントに営業妨害を仕掛ける。
- 名真津 滑男
- 演 - ビートきよし
- 名真津屋社長。宇壷水産に渡した1千万円の約束手形の処理を鬼切に依頼する。
- 鬼切 政夫(おにきり まさお)
- 演 - 山下健二郎[28]
- 鬼切の息子。マリンショップマサオーナー。
- 下鷹 今日子
- 演 - 松尾れい子(第7・9話)
- 金子が馴染みにしているクラブのママ。
- 難波 美代子(なんば みよこ)
- 演 - 山口香緒里
- 抜道の元妻。
- 堺(さかい)
- 演 - ノブ小池
- 抜道の市役所勤務時代の後輩。
- 薮中 英二
- 演 - 村松和輝(第4話)
- 蛇塚 五郎
- 演 - 内田讓(第4話)
- 上記2名は鬼切の部下。
第6話
- 犬神 広明(いぬがみ ひろあき)
- 演 - 國村隼
- 金暮県警察警務部部長。金暮県の各警察署が道路使用許可申請書を受理するときに交通警備をペーパーカンパニーのガードナーに受注するよう仕向けて裏金を作る。
- 10年前当時金暮警察署署長をしていた冬月から収賄の告発を受けたが、その事実を隠蔽するために冬月を辞職へ落とし入れる。
- 諸子氏 武(もろこし たけし)
- 演 - 綾小路翔[29]
- 年商3億を稼ぐホストクラブ「騎士団(ないと)」社長。茸本の暴走族時代の先輩。
- 投遣 健介(なげやり けんすけ)
- 演 - 今井雅之
- 投遣警備保障社長。巻上の代理で借金取立てにきた冬月に担保として60株の株券を渡す。
- 蟹股 歩(がにまた あゆむ)
- 演 - 浜田晃
- 犬神から献金をもらう国会議員。
- 岩猿 耕助(いわざる こうすけ)
- 演 - 山本浩司
- 蟹股の秘書。
- 武井壮
- 演 - 本人[30]
- 投遣警備保障のイメージキャラクター。
- 赤蛇(あかへび)
- 演 - 井上浩
- 投遣警備保障の代表権を手中に収めるため、便宜を図ってもらうよう小清水に依頼する。
第7話 - 第8話
- 本真 雄作(ほんま ゆうさく)
- 演 - 平田満(第7話)
- 本真商事社長。取引する鼠商事が倒産した煽りで3000万の負債を抱え、幼馴染の金子に助けを求める。
- 破綻銀行から6億の融資を受け、自社ビルの担保割れを理由に銀行から5000万の返済を求められ、返済する資金に困った本真は闇金の巻上金融に手を出してしまう。
- 本真 志保(ほんま しほ)
- 演 - 朝加真由美
- 本真の妻。本真とは高校時代に知り合い結婚する。
- 小林 春男
- 演 - 志賀廣太郎
- 本真商事専務。
- 吉良 隼人(きら はやと)
- 演 - 袴田吉彦
- 破綻銀行本店法人営業部課長。本真商事の担当者。
- 轟 琢郎(とどろき たくろう)
- 演 - 佐戸井けん太(第10話)
- 金暮県議会議員。金子が絡む本真商事債権回収の助力を破綻から依頼され、その案件を小清水に相談する。
- 鼠 小太郎(ねずみ こたろう)
- 演 - 半海一晃(第7話)
- 鼠商事社長。所有する不動産を甥の名前に書き換え、財産を確保した上で計画倒産する。
- 植原 希
- 演 - あべまみ
- 吉良の部下。
- 破綻 恒吉(はたん つねよし)
- 演 - 佐野史郎
- 破綻銀行本店常務。本真商事の債権回収に関し情けない報告をする吉良に対して、銀行のノルマよりプライドが大事だと叱咤する。
- 吉野 千明[注 8]
- 演 - 小泉今日子(スペシャルゲスト)[31](第7話)
- JMTテレビ編成制作局ドラマ制作部副部長兼プロデューサー。
- 狸 太郎(たぬき たろう)
- 演 - 春海四方(第8話)
- 破綻の親族が経営する野呂間食品に勤務する経理部部長。
第9話
- 天枝 史郎(あまえだ しろう)
- 演 - 片岡鶴太郎
- 太郎の父。幾つかの重要文化財を保有し、300年の歴史を誇る脱光寺住職。寺の金を持ち逃げした息子が助けを求めてきたが、過去の過ちを簡単に許すことが出来ずに激怒する。
- 天枝 太郎(あまえだ たろう)
- 演 - 六角慎司
- スナック経営に失敗した借金が600万円に膨れ上がり、巻上金融から追い込みをかけられるが返済する手段がなく困っていた。
- 茶柱 辰造(ちゃばしら たつぞう)
- 演 - 矢柴俊博
- 脱光寺檀家総代。御子柴電機商品企画部社員。太郎の小学校時代の同級生。
- 恵瀬(えせ)
- 演 - 加藤歩[32]
- 葬儀場などで働く坊主。抜道と結託する。
- 天枝 麻未(あまえだ まみ)
- 演 - 宮内こずえ
- 太郎の妻。
- 五味(ごみ)
- 演 - 田上ひろし
- 古物商店主。
- 天枝 一郎(あまえだ いちろう)
- 演 - 須田琉雅
- 天枝 綾(あまえだ あや)
- 演 - 須田理央
- 上記2名は太郎の子供たち。
- 抜道 剛(ぬけみち たけし)
- 演 - 古城戸雄多
- 実母が新しい男性と浮気し家を飛び出してから、義父・抜道と2人で暮らしてきた。
第10話 - 最終話
- 銭山 貞夫(ぜにやま さだお)
- 演 - 武田鉄矢[33]
- 民民党議員。表向きは金暮アウトレットモール計画が頓挫するよう働きかける。
- 金市 厚夫(かねいち あつお)
- 演 - 阿南健治(第10話)
- 金市商事社長。金市商事の新オーナーの策略で、金暮アウトレットモールを運営するアリー&ギブソンから毎年利権が入る契約を交わしていた。
- 白崎 憲二(しらさき けんじ)
- 演 - 篠井英介
- 警視庁公安部。小清水が国家に害をなす者と繋がっている情報を掴み、内偵調査を進める。
- 柘植口 辰也(つげぐち たつや)
- 演 - 高橋光臣
- 銭山の議員秘書。
- 伊香佐間 太郎(いかさま たろう)
- 演 - 金山一彦(第10話)
- 伊香佐間経営コンサルタント社長。倒産を免れ、宙に浮いている中古会社を販売している業者。
- 毒田(どくだ)
- 演 - 岡森諦
- 毒田クリニック院長。
- ジェームズ・ウィンストン
- 演 - ジョン・オーウェンズ(第10話)
- アリー&ギブソン日本支社長。
- 禿高 義男(はげたか よしお)
- 演 - 武田義晴(最終話)
- 禿高コーポレーション社長。小清水からの依頼を受け、神崎が獲得した金市商事の利権を引き取る。
- 久利生 公平(くりう こうへい)[注 9]
- 演 - 木村拓哉[34](最終話)
- 東京地方検察庁城西支部検事。薫とは『HERO』の舞台である城西支部にあるエレベーター内で偶然居合わせ、久利生が「がんぼじゃのぉ」とつぶやいた。
スタッフ
- 原作 - 原作:田島隆 / 作画:東風孝広『極悪がんぼ』(「イブニングKC」所載 / 講談社)
- 脚本 - いずみ吉紘、池上純哉、伊志規哲也
- 音楽 - 得田真裕、眞鍋昭大、末廣健一郎
- 演出 - 河毛俊作、林徹、石井祐介
- 主題歌 - 氣志團「喧嘩上等」(影別苦須 虎津苦須)
- 演出補 - 山本一男、青木達也
- タイトルバック - 三谷晋平
- 音楽プロデュース - 千葉篤史
- 特殊メイク - 江川悦子
- スタントコーディネーター - 森﨑えいじ
- フードコーディネーター - 住川啓子
- イラスト - 東風漫画プロダクション
- オープニングダンス振付 - 八反田リコ
- オープニングダンス - 守組、星屑輝矢、二階堂腱ヂ、野呂拓哉
- 監修 - 田島隆
- 法律監修 - 山脇康嗣
- 方言指導 - 西川和宏、ほりすみこ
- プロデュース - 後藤博幸、草ヶ谷大輔
- 協力プロデュース - 古都真也
- プロデュース補 - 阿部良太、足立鮎美
- 制作著作 - フジテレビドラマ制作部
エピソードリスト
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話数 | サブタイトル | 放送日 | 脚本 | 演出 | 視聴率[35] | ゲスト |
第1話 | 人生どん底女が挑む、喧嘩上等、極悪ワールド! | 4月14日 | いずみ吉紘 | 河毛俊作 | 13.6% | 夏菜、勝村政信、中野英雄 |
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フリーターの神崎薫はある日、ファミレスで怒突工事に「迷惑料の200万円を払え!」と脅される。そこへ、「小清水経営コンサルタント」と名乗る金子千秋・夏目大作・巻上輝男という3人の男が入ってきた。巻上は矢敷聡美という1人の女性を連れてきた。聡美は巻上に200万円の借金があるらしい。金子は400万円を薫・聡美に渡し、薫はそのうちの200万円を怒突に渡す。そして、金子は島で働くコンパニオンを紹介し、「これなら3か月で借金である200万円を返済できる」と言う。 |
第2話 | 涙の復讐 取られたら取り返す | 4月21日 | いずみ吉紘 | 林徹 | 11.3% | 笹野高史、田窪一世、梶芽衣子 |
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薫は予備校のテレビ、パソコン、コピー機を倉庫に搬入していた。金子は借金をしている予備校代表の沌面に「このテレビ、パソコン、コピー機を売って借金を返済しろ」と言うのだ。一方予備校では、沌面に金を貸している者たちが憤りを感じていた。 |
第3話 | 仕返しだ 暴力男に怒りの制裁 | 4月28日 | 池上純哉 | 林徹 | 09.1% | 要潤、ラサール石井、猫背椿 |
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薫の借金は当初の200万円の9倍となる1800万円になっていることに悩んでいた。そこに不動産会社の地揚という男がやって来る。地揚は土地開発のため古い集合住宅の住民に立ち退きを求めるものの、そこの飛騨という夫婦が立ち退きに同意しないのだという。そこで薫たちは行動をおこす。 |
第4話 | やり返せ 親友の許せぬ裏切り | 5月05日 | 池上純哉 | 河毛俊作 | 09.8% | 石井正則、井上和香、マキタスポーツ |
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第5話 | 大阪から最強ライバル現る! | 5月12日 | いずみ吉紘 | 林徹 | 10.1% | 室井滋、ビートきよし、山下健二郎 |
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第6話 | 喧嘩上等 警察とガチンコ勝負 | 5月19日 | いずみ吉紘 | 石井祐介 | 09.6% | 國村隼、綾小路翔、今井雅之 |
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相変わらず金策に頭を痛める薫の前に、冬月が「投遣警備保障」という会社の株券60株を置いた。それは2000万円の借金の担保として社長の投遣が冬月に渡したもので、総株数の30%に相当した。冬月は薫にこれで投遣警備保障を乗っ取れと言う。合法的に乗っ取るには、51%以上の株券が必要なので残りは自分が集めるから、まずは投遣に乗り込んで株主総会の開催を要求しろ、と命じた。
金子や夏目には無理だとバカにされたが、薫は投遣を訪ねると、株券を提示し株主総会を開いてくれ、と頼んだ。ところが、投遣はそれを受け入れるどころか薫の胸ぐらを掴んで恫喝する。そんなところへ、冬月から電話が入り、この件から今すぐに撤退しろ、と命じられる。何が起きたのかわからないまま投遣警備保障を後にした薫は、冬月と伊集院が話しているところに遭遇する。伊集院は、投遣のバックには金暮県警の犬神がついていると明かしていた。
別の日、「まやかし」に顔を出した薫に、茸本が会社は乗っ取れたか、と声をかける。会社のバックに警察がいて中止になったと話す薫にキリコは、公務員の副職は違法だからそこを突けばいい、と教える。そこへ、金髪リーゼントにサングラス姿というド派手な男・諸子氏武が現れた。 |
第7話 | 敵は銀行 友情と涙の救出劇! | 5月26日 | 伊志規哲也 | 河毛俊作 | 08.6% | 平田満、朝加真由美、 佐野史郎、小泉今日子 |
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第8話 | 今夜決着 悪徳銀行に仇討ち! | 6月02日 | 伊志規哲也 | 石井祐介 | 09.7% | 朝加真由美、志賀廣太郎、佐野史郎 |
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第9話 | 泣くな! こんな世の中で生きるには、泣いても始まらん! | 6月09日 | 池上純哉 | 石井祐介 | 08.5% | 片岡鶴太郎、ラサール石井、六角慎司 |
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第10話 | 最終決戦 次期総理を叩き潰す | 6月16日 | いずみ吉紘 | 河毛俊作 | 07.8% | 武田鉄矢、阿南健治、篠井英介 |
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最終話 | 波乱の最終回! 最期の結束 | 6月23日 | 池上純哉 | 河毛俊作 | 10.3% | 武田鉄矢、篠井英介、高橋光臣 |
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平均視聴率 9.9%[36](視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯) |
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- 初回視聴率は13.6%と中々のスタートを切ったが、第3話でいきなり1桁の視聴率を記録した。その後も8% - 9%台で推移し、第8話で当時の月9最低視聴率となる7.8%を記録。最終話は10.3%と2桁に復帰したものの、全11話の平均視聴率9.9%は当時の月9最低記録かつ初の1桁となり、平均視聴率ワースト記録更新は『婚カツ!』の10.6%以来5年ぶりの更新となった[37]。
作品説明に関して
この作品のエンディングでは毎回、フィクションであることの表示に加え「なお、報酬を得る目的で無資格者が他人の紛争に介入することは違法です。」との注意事項が表示されたほか、本編終了後には抜道(板尾)が、「『極悪がんぼ』はドラマです。法律に触れることがたくさん出てきましたが、本当にやったら捕まります。もちろん、被害にも合わないようにお気を付けください。」とナレーションしている。
さらに見る フジテレビ系列 月曜21時枠の連続ドラマ, 前番組 ...
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