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『極悪がんぼ』(ごくあくがんぼ)は、原作:田島隆、作画:東風孝広による日本の漫画作品。講談社の雑誌『イブニング』に2001年創刊号から2009年15号まで[1]連載された。単行本は全16巻。本作は「がんぼ」シリーズの1作目である[2]。本作の連載終了後、同誌で続編『激昂がんぼ』が連載され、さらにその後『がんぼ ナニワ悪道編』が連載された。詳細はそれぞれの記事を参照。
極悪がんぼ | |
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ジャンル | 青年漫画 |
漫画 | |
原作・原案など | 田島隆 |
作画 | 東風孝広 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | イブニング |
レーベル | イブニングKC |
発表号 | 2001年9月号(創刊号) - 2009年15号 |
発表期間 | 2001年8月 - 2009年7月14日 |
巻数 | 全16巻 |
話数 | 全155話 |
ドラマ | |
原作 | 田島隆、東風孝広 |
脚本 | いずみ吉紘、池上純哉、伊志規哲也 |
演出 | 河毛俊作、林徹、石井祐介 |
音楽 | 得田真裕、眞鍋昭大、末廣健一郎 |
制作 | フジテレビドラマ制作部 |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 2014年4月14日 - 6月23日 |
話数 | 全11話 |
シリーズ作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・テレビドラマ |
ポータル | 漫画・テレビ・ドラマ |
2014年にテレビドラマ化された。
学歴も資格も無い弱者の主人公・神崎が法律の裏をかく事件屋、秦探偵事務所に入所し立身出世を夢見て働く物語である。なお同作者の作品『カバチタレ!』シリーズの登場人物も端役で登場することがある。
当初は一話完結の話が多く、一話ごとのつながりも薄かったが、掲載誌である『イブニング』が月刊から隔週刊となり1話当たりのページ数が減少したため、以降は『カバチタレ!』と同様に1つの事件を数話で描く話が多くなった。中盤では所長の監査をきっかけにある案件に関与した金子が所長に反発、離反する様子が描かれ、以降は神崎が独立するまでの過程を描く、一本のストーリーが続くような形となっている。また人物の心理描写については『カバチタレ!』よりも深く描かれることが多く、人物のデフォルメ化やギャグ表現なども多く用いられている。
作者曰く「カバチタレ!」シリーズより「がんぼ」シリーズの方が玄人の法律家に支持されているという[注 1]。
「がんぼ」とは広島弁で「わんぱく、いたずらっ子、悪ガキ」という意味。
男女を問わず、劇中の登場人物の多くはやや誇張された広島弁で喋っている。
2014年4月14日から6月23日まで毎週月曜日21時 - 21時54分に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された。尾野真千子は本作が月9の初主演[26]。
ドラマの公式 Twitter でファンと頻繁に交流を図っており「がんぼ絵」と称した企画で、ファンと俳優の交流が積極的に行われた。また日本のドラマ史上初めて、本格的にVineを活用したプロモーションを展開していた。
第6話は完全オリジナルエピソードであり、原作者の田島隆がドラマのために話を書きおろした[27]。
詳細な人物説明は原作項目を参照。本項では簡単な続柄を記載。
複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
話数 | サブタイトル | 放送日 | 脚本 | 演出 | 視聴率[35] | ゲスト |
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第1話 | 人生どん底女が挑む、喧嘩上等、極悪ワールド! | 4月14日 | いずみ吉紘 | 河毛俊作 | 13.6% | 夏菜、勝村政信、中野英雄 |
フリーターの神崎薫はある日、ファミレスで怒突工事に「迷惑料の200万円を払え!」と脅される。そこへ、「小清水経営コンサルタント」と名乗る金子千秋・夏目大作・巻上輝男という3人の男が入ってきた。巻上は矢敷聡美という1人の女性を連れてきた。聡美は巻上に200万円の借金があるらしい。金子は400万円を薫・聡美に渡し、薫はそのうちの200万円を怒突に渡す。そして、金子は島で働くコンパニオンを紹介し、「これなら3か月で借金である200万円を返済できる」と言う。 | ||||||
第2話 | 涙の復讐 取られたら取り返す | 4月21日 | いずみ吉紘 | 林徹 | 11.3% | 笹野高史、田窪一世、梶芽衣子 |
薫は予備校のテレビ、パソコン、コピー機を倉庫に搬入していた。金子は借金をしている予備校代表の沌面に「このテレビ、パソコン、コピー機を売って借金を返済しろ」と言うのだ。一方予備校では、沌面に金を貸している者たちが憤りを感じていた。 | ||||||
第3話 | 仕返しだ 暴力男に怒りの制裁 | 4月28日 | 池上純哉 | 林徹 | 9.1% | 要潤、ラサール石井、猫背椿 |
薫の借金は当初の200万円の9倍となる1800万円になっていることに悩んでいた。そこに不動産会社の地揚という男がやって来る。地揚は土地開発のため古い集合住宅の住民に立ち退きを求めるものの、そこの飛騨という夫婦が立ち退きに同意しないのだという。そこで薫たちは行動をおこす。 | ||||||
第4話 | やり返せ 親友の許せぬ裏切り | 5月 | 5日池上純哉 | 河毛俊作 | 9.8% | 石井正則、井上和香、マキタスポーツ |
第5話 | 大阪から最強ライバル現る! | 5月12日 | いずみ吉紘 | 林徹 | 10.1% | 室井滋、ビートきよし、山下健二郎 |
第6話 | 喧嘩上等 警察とガチンコ勝負 | 5月19日 | いずみ吉紘 | 石井祐介 | 9.6% | 國村隼、綾小路翔、今井雅之 |
相変わらず金策に頭を痛める薫の前に、冬月が「投遣警備保障」という会社の株券60株を置いた。それは2000万円の借金の担保として社長の投遣が冬月に渡したもので、総株数の30%に相当した。冬月は薫にこれで投遣警備保障を乗っ取れと言う。合法的に乗っ取るには、51%以上の株券が必要なので残りは自分が集めるから、まずは投遣に乗り込んで株主総会の開催を要求しろ、と命じた。 金子や夏目には無理だとバカにされたが、薫は投遣を訪ねると、株券を提示し株主総会を開いてくれ、と頼んだ。ところが、投遣はそれを受け入れるどころか薫の胸ぐらを掴んで恫喝する。そんなところへ、冬月から電話が入り、この件から今すぐに撤退しろ、と命じられる。何が起きたのかわからないまま投遣警備保障を後にした薫は、冬月と伊集院が話しているところに遭遇する。伊集院は、投遣のバックには金暮県警の犬神がついていると明かしていた。 | ||||||
第7話 | 敵は銀行 友情と涙の救出劇! | 5月26日 | 伊志規哲也 | 河毛俊作 | 8.6% | 平田満、朝加真由美、 佐野史郎、小泉今日子 |
第8話 | 今夜決着 悪徳銀行に仇討ち! | 6月 | 2日伊志規哲也 | 石井祐介 | 9.7% | 朝加真由美、志賀廣太郎、佐野史郎 |
第9話 | 泣くな! こんな世の中で生きるには、泣いても始まらん! | 6月 | 9日池上純哉 | 石井祐介 | 8.5% | 片岡鶴太郎、ラサール石井、六角慎司 |
第10話 | 最終決戦 次期総理を叩き潰す | 6月16日 | いずみ吉紘 | 河毛俊作 | 7.8% | 武田鉄矢、阿南健治、篠井英介 |
最終話 | 波乱の最終回! 最期の結束 | 6月23日 | 池上純哉 | 河毛俊作 | 10.3% | 武田鉄矢、篠井英介、高橋光臣 |
この作品のエンディングでは毎回、フィクションであることの表示に加え「なお、報酬を得る目的で無資格者が他人の紛争に介入することは違法です。」との注意事項が表示されたほか、本編終了後には抜道(板尾)が、「『極悪がんぼ』はドラマです。法律に触れることがたくさん出てきましたが、本当にやったら捕まります。もちろん、被害にも合わないようにお気を付けください。」とナレーションしている。
フジテレビ系列 月曜21時枠の連続ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
失恋ショコラティエ
(2014年1月13日 - 3月24日) |
極悪がんぼ
(2014年4月14日 - 6月23日) |
HERO(第2期)
(2014年7月14日 - 9月22日) |
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