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日本の映像ディレクター、作家、カメラマン (1981-) ウィキペディアから
高橋 弘樹(たかはし ひろき、1981年7月7日 - )は、日本の映像ディレクター、作家、カメラマン、YouTuber。『日経テレ東大学』の生みの親でピラメキパンダの中の人[2]。代表作の『家、ついて行ってイイですか?』をはじめ、主にロケ技術を駆使した番組を得意とする。テレビ東京に所属しながらテレビ・webを問わずにコンテンツを企画・演出していた。2023年3月からは『ReHacQ』を開設し自身の会社を起業、ABEMAにも転籍を果たしダブルワークを始めた[3][4]。東京都江東区出身。
たかはし ひろき 高橋 弘樹 | |
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高橋弘樹(2021年撮影) | |
生誕 |
1981年7月7日(43歳) 日本 東京都江東区 |
出身校 | 早稲田大学政治経済学部卒業 |
職業 |
映像ディレクター 作家 カメラマン YouTuber |
活動期間 | 2005年 - 現在 |
団体 |
テレビ東京(2005年 - 2023年) ABEMA(2023年 - ) 株式会社tonari(2023年 - ) |
著名な実績 |
『日経テレ東大学』 『ReHacQ』 『家、ついて行ってイイですか?』 『ジョージ・ポットマンの平成史』 『吉木りさに怒られたい』 |
身長 | 169 cm (5 ft 7 in)[1] |
配偶者 | 既婚 |
受賞 |
『第47回ギャラクシー賞』テレビ部門・奨励賞 『ギャラクシー賞』テレビ部門・2014年3月度月間賞 『平成27年日本民間放送連盟賞』<テレビエンターテインメント番組>最優秀賞 『第53回ギャラクシー賞』テレビ部門・優秀賞 |
公式サイト |
高橋弘樹 (@beg1207) - X(旧Twitter) 高橋弘樹 (hiroki.takahashi.353) - Facebook |
映像外部リンク | |
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PIVOT Official YouTube Channel | |
【緊急対談 辞めテレ東 高橋弘樹の次なる野望】常務目指しながらYouTubeに挑戦/日経テレ東大学ヒットの道のり/辞めTBS 国山ハセン/本当の働き方改革とは/【SNS SKILL SET】 - YouTube |
1981年(昭和56年)、東京都江東区生まれ。攻玉社中学校・高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部卒業[5]。
学生時代はNHKスペシャルをよく見ていた。生物のドキュメンタリーを見て高校の生物部に入部したり、中国のドキュメンタリーを見て大学では中国語のサークルに入部。人生のターニングポイントでテレビの影響を受けた。その原体験から人に影響を与える作品を作りたいと思う。またデロイトトーマツベンチャーサポート代表取締役社長の斎藤祐とは学生来の友人である[6]。就職試験はNHKと民放各局を受験する(テレビ東京のみ内定通知)[7]。並行して国家公務員試験(当時の分類でいうと第一種)を受験していた。
2005年(平成17年)テレビ東京に入社。ジャーナリスト志望だったものの配属先はバラエティー班だった[7]。『TVチャンピオン』や演歌番組などに携わり[8]、独自路線のテレビディレクターとして頭角を現す。2000年代のカメラ小型化を受け、多くの番組でカメラマン・脚本を兼務。台本、カメラから演出、編集作業まで一貫して行う「手作り形式のテレビ映像表現」(著書『TVディレクターの演出術』)を確立した[9]。
ディレクターとして『空から日本を見てみよう』『世界ナゼそこに?日本人』、企画・演出として『家、ついて行ってイイですか?』『ジョージ・ポットマンの平成史』『吉木りさに怒られたい』などのテレビ番組を制作[9]。
他局に負けない番組を作ろうと思っていたが、視聴率では絶対に勝てないと気付き、自分たちにしかできないことをやらないと見てもらえないと思う。いい意味で失敗が責められない雰囲気を逆手にとって、『ジョージ・ポットマンの平成史』を企画。自分が考える世界観を押し出した。その後、陽の当たらない歴史に着目する歴史番組を企画。チェリーボーイの歴史やファミコンの歴史など陽を当てたいと思ったところ、面白い研究者がたくさんいた。次に出した企画『空から日本を見てみよう』がヒット。書籍化、DVD化もされる[7]。
『吉木りさに怒られたい』では初めて自身の欲求を全面に押し出した。人間を深く知りたい、人はなぜ怒るのか?的なバラエティーを開拓。放送前から予告編の反響がよく、その後、DVDと書籍化。更にNHKの報道番組で特集もされた[7]。
当初は人間観察バラエティーとして『奥さん見せてください』という企画だった。すっぴんの人妻ってエロいがテーマ。編成部から「エロ過ぎる」と反発をくらい、なくなく『家、ついて行ってイイですか?』という番組名となった。家について行くことを承諾してくれる人を見つけるため、1カ月のべ約500班がロケ、1班あたり1日20人に声かけ。月約1万人、年間で12万人に声をかけさせた。
人間の機微、辛さ、狂気さを追求する高橋は、一切の妥協を許さない演出スタイルで、何度もディレクターに編集させ直したと話している。池袋暴走事故の後に、老人の事故により娘の命を亡くした父親を放送したり、桜を見る会問題の報道後すぐに、実際に招かれたという一般人を放送するなど、社会に切り込む尖った内容を次々と放送していた。宗教の問題で両親が輸血してくれなかったという宗教問題を放送したこともあった[10]。
また、「(リアルタイム感を追求する為)アバンは絶対に作らない」「一期一会の取材を承諾してくれた取材者の為に、基本的に一度きりの放送で、基本的に再放送もネット放送も、DVD化もしない。その代わり、貴方のありのままを一度だけ放送させてくださいと先方には頼んでいた」「自分の目が黒いうちは仕込み、ヤラセを認めない。ディレクターが撮った素材を全て自分が見て編集し直している」「画面の写り込みや私物からも時代を感じられるように、モザイクは絶対にしない」と発言しており、その演出ぶりは徹底されていた[10]。
高橋は「100年後の研究者が平成という時代を知ろうとしたとき、生活スタイルや生き様、人生観は記録に残らない。柳田国男が当時の農村の生活や風習、思考を脚色無く書いた遠野物語のように、当番組は平成版の遠野物語を目指したい」と述べている[10]。
その他、承諾してくれた人が巨乳の場合、(男性視聴者のために)胸が映っている場面では、一切テロップを上から入れないという演出スタイルであった。スタジオでVTRを見ている鷲見玲奈アナウンサーにも、この決まりは守られており、鷲見アナの場合は脚にもテロップを入れないという徹底ぶりだった。
高橋が番組から離れた理由は不明。番組は高橋の離脱後、リアルな日本社会を映し出すようなVTRがほぼ無くなった。高橋が嫌っていたアバンも番組冒頭に入り、2021年頃からは、VTRの最初についていった人を表すタイトルまで入るようになった。2022年現在、毎週放送の3本のVTR中、1本は再放送が入っており、スペシャルは半分以上が再放送である。VTRのモザイク処理も多く追加されている。また、本放送では放送されていた、リアルな取材者の発言がカットされている事も多くある。また、女性の場合、本放送では映っていた部屋にある下着等がカットされている。
『2015年(平成27年)日本民間放送連盟賞<テレビエンターテインメント番組>・最優秀賞』『第53回ギャラクシー賞 テレビ部門・優秀賞』とダブル受賞する[11][12]。
2021年(令和3年)春、日本経済新聞社とテレビ東京HDの共同事業プロデューサーとして就任。同時にYouTuberに転身して表舞台に出るようになる。YouTubeチャンネル『日経テレ東大学』映像コンテンツ責任者となり[13]、企画。製作統括として、迷走する雑談番組『Re:Hack』、天才すぎてよく分からない人物をまったり深掘りする『まったりFUKABORI』などを演出[14]。もともと親会社の日本経済新聞がバラエティの手法を使って経済の動画コンテンツをやりたいということを耳にして面白そうだと直ぐに企画書にまとめ、手を挙げた[15]。
著書に『1秒でつかむ』『TVディレクターの演出術』『敗者の読書術』などの映像制作の技術書や、佃島・妙見島・城南島など「23区の島」について記したエッセイ『都会の異界 東京23区の島に暮らす』などがある。
朝日新聞withnews、『東京人』などでコラムやエッセイなどを執筆。作家の顔も持つ。
2023年(令和5年)2月末で、テレビ東京を退社することが明らかになった[16]。SNSでたびたび炎上し、訴訟を多く抱える西村博之の出演などを問題視した日本経済新聞社の意向により『日経テレ東大学』の打ち切りを通告された事が退社の遠因となった[17]。また、高橋の退社後の活動についてはYouTuberなどとして活動するとみられると報道されている[16]。
2023年(令和5年)2月28日、テレビ東京を退職。3月1日、ABEMAに入社[4]。3月3日、副業として自身が設立したtonariのCEOに就任。3月5日、自身のYouTubeチャンネル『ReHacQ−リハック−』を開設[18]。元日経新聞記者の後藤達也はノーギャラでMC出演していると公言している[19]。現在はネット配信番組の制作に専念しており、テレビ番組の制作からは完全に手を引いているが、コメンテーターとしては時折テレビ番組に出演している。
★はテレビ東京、☆はBSテレ東(旧称:BSジャパン)。
●は山梨放送。
他多数
ReHacQ−リハック− | ||||||||
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YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2023年3月5日 - | |||||||
登録者数 | 67.5万人 | |||||||
総再生回数 | 82,853,247 回 | |||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年2月8日時点。 |
2023年3月から配信されている経済・ビジネスに関するバラエティー番組のYouTubeチャンネル。ひろゆき、成田悠輔、後藤達也など新たな視点で経済・社会を見つめ直すビジネス動画メディア。日経テレ東大学を創った高橋弘樹が創設者。
中国の詩人・李白から来ている。もともとチャンネル開設者の高橋弘樹が李白のことが好きで、「ミクロとマクロな視点を常に行き来して時空を自由に旅する詩人」と評価していたところから名付けられた[23]。
2023年3月末に登録者数100万人を超える人気経済YouTubeチャンネル『日経テレ東大学』が終了[31]。それを機にチャンネルの企画・総合プロデュースをしていた高橋弘樹がテレビ東京を退社。『日経テレ東大学』より自分の個性を出した独自色を出し切ったビジネス動画メディアを打ち出すと発表[31]。
2023年3月5日に新チャンネル「ReHacQ−リハック−【公式】」を開設。運営会社は高橋自身が代表取締役社長を務める株式会社tonari。コンセプトは「本格的な経済を、楽しく学ぶ!ビジネスのスキルを、しれっと学ぶ! 社会や人生を、もう一度違う角度から見つめ直してみる!」。同時に『まったりReHacQ』(ゆるいサブスク:月額税込880円)も開設[31]。
高橋弘樹のTwitterで告知して2日足らずで登録者が10万人を超えた[32]。
チャンネル開設者・高橋弘樹はインタビューで『ReHacQ』は『日経テレ東大学』の進化系番組と答えている。ただし理念は引き継ぐが予算がないので、より手作り感があるチャンネル。運営会社の社長にも就任した高橋は採算が合うように自立させることが当面の目標[31]。
熊の妖精。「熊の宅急便」という架空の動物。人間の表と裏の二面性を黄色と紫の2色で表している[40]。キャラクターデザインは美術家でイラストレーターのニイルセン。『日経テレ東大学』でも登場した『ピラメキーノ』のマスコットキャラクター・ピラメキパンダのデザインを担当[41]。高橋がテレビ東京を退社したためピラメキパンダの着ぐるみが使えなくなり、ピラメキパンダのようなマスコットが『ReHacQ』にも欲しいということで高橋がキャラクター制作をニイルセンに依頼して生まれた。
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