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永久欠番(えいきゅうけつばん、英語:retired number)は、背番号などを使用するスポーツにおいて、多大な功績を残した人物の使用した番号を、その人物の栄誉と栄光の歴史を末永く称えるために、団体内で対象となった人物のみが使用できるように欠番にした状態をいう。または、その数字。
日本のプロサッカーリーグ・Jリーグでは、1997年の固定背番号制度発足に伴い、「選手が着用する背番号は連番とし、欠番を作らないように」という通達が出ていたが、サポーターとしての欠番や、移籍選手の背番号の空き番措置に対して各クラブチームの意思が強くなったために、2004年、原則として50番[注 1] までは連番でなくてもよいと改正された。この改正により、選手個人としての永久欠番が認められるようになった。
チーム所在地順。
チーム | 番号 | 欠番対象者 | 制定年月日 | ポジション | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
バッファロー・ ビルズ | 12 | ジム・ケリー (Jim Kelly) | 2001年 | QB | |
34 | サーマン・トーマス (Thurman Thomas) | 2018年10月29日 | RB | ||
78 | ブルース・スミス (Bruce Smith) | 2016年9月15日 | DE | ||
マイアミ・ ドルフィンズ | 12 | ボブ・グリーシー (Bob Griese) | 1985年 | QB | |
13 | ダン・マリーノ (Dan Marino) | 2003年 | QB | ||
39 | ラリー・ゾンカ (Larry Csonka) | 2002年 | RB | ||
ニューイングランド・ ペイトリオッツ | 20 | ジーノ・キャパレッティ (Gino Cappelletti) | WR | ||
40 | マイク・ヘインズ (Mike Haynes) | 1994年 | CB | ||
57 | スティーブ・ネルソン (Steve Nelson) | 1988年 | LB | ||
73 | ジョン・ハナ (John Hannah) | G | |||
79 | ジム・ハント (Jim Lee Hunt) | DT | |||
89 | ボブ・ディー (Bob Dee) | DE | |||
ニューヨーク・ ジェッツ | 12 | ジョー・ネイマス (Joe Namath) | 1985年 | QB | |
13 | ドン・メイナード (Don Maynard) | WR | |||
28 | カーティス・マーティン (Curtis Martin) | 2012年 | RB | ||
73 | ジョー・クレッコ (Joe Klecko) | 2004年 | DL | ||
90 | デニス・バード (Dennis Byrd) | 2012年 | DE | ||
– | ウィーブ・ユーバンク (Weeb Ewbank) | HC | |||
シンシナティ・ ベンガルズ | 54 | ボブ・ジョンソン (Bob Johnson) | 1978年 | C | |
クリーブランド・ ブラウンズ | 14 | オットー・グレアム (Otto Graham) | QB | ||
32 | ジム・ブラウン (Jim Brown) | RB | |||
45 | アーニー・デービス (Ernie Davis) | HB | |||
46 | ドン・フレミング (Don Fleming) | DB | |||
76 | ルー・グローザ (Lou Groza) | 1968年 | T/K | ||
ピッツバーグ・ スティーラーズ | 32 | フランコ・ハリス (Franco Harris) | 2022年 | FB | |
70 | アーニー・スタウトナー (Ernie Stautner) | 1964年 | T | ||
75 | ミーン・ジョー・グリーン (Joe Greene) | 2014年 | DT | ||
インディアナポリス・ コルツ | 18 | ペイトン・マニング (Peyton Manning) | 2017年10月8日 | QB | |
19 | ジョニー・ユナイタス (Johnny Unitas) | QB | |||
22 | バディー・ヤング | RB | |||
24 | レニー・ムーア | RB | |||
70 | アート・ドノバン | DT | |||
77 | ジム・パーカー | G/T | |||
82 | レイモンド・ベリー | WR | |||
89 | ジーノ・マーチェッティ | DE | |||
テネシー・ タイタンズ | 1 | ウォーレン・ムーン | QB | ||
9 | スティーブ・マクネア | QB | |||
27 | エディ・ジョージ | RB | |||
34 | アール・キャンベル | RB | |||
43 | ジム・ノートン | S | |||
63 | マイク・マンチャック | G | |||
65 | エルヴィン・ベセア | DE | |||
74 | ブルース・マシューズ | G/C | |||
デンバー・ ブロンコス | 7 | ジョン・エルウェイ | QB | ||
18 | フランク・トリプカ (Frank Tripucka) | 1963年 | QB | 2012年にペイトン・マニングがブロンコスに移籍した際に トリプカ本人の許諾を得た上で、引退する2016年まで使用された。 | |
44 | フロイド・リトル | RB | |||
カンザスシティ・ チーフス | 3 | ヤン・ステナルード | K | ||
16 | レン・ドーソン | QB | |||
18 | エミット・トーマス | CB | |||
28 | アブナー・ヘインズ | RB | |||
33 | ストーン・ジョンソン | RB | |||
36 | マック・リー・ヒル | RB | |||
58 | デリック・トーマス | LB | |||
63 | ウィリー・レニエル | LB | |||
78 | ボビー・ベル | LB/DE | |||
86 | バック・ブキャナン | DT | |||
ロサンゼルス・ チャージャーズ | 14 | ダン・ファウツ | QB | ||
19 | ランス・アルワース | WR | |||
21 | ラダニアン・トムリンソン | RB | |||
55 | ジュニア・セアウ | LB |
チーム | 番号 | 欠番対象者 | 制定年月日 | ポジション | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク・ ジャイアンツ | 1 | レイ・フラハーティ | E | ||
4 | タフィー・リーマンズ | RB | |||
7 | メル・ヘイン | C | |||
10 | イーライ・マニング (Eli Manning) | 2020年1月25日 | QB | ||
11 | フィル・シムズ | QB | |||
14 | ウォード・カフ | RB | |||
Y・A・ティトル | QB | ||||
16 | フランク・ギフォード | RB/WR | |||
32 | アル・ブロジス | T | |||
40 | ジョー・モリソン | RB/E | |||
42 | チャーリー・コナリー | QB | |||
50 | ケン・ストロング | RB | |||
56 | ローレンス・テイラー | LB | |||
92 | マイケル・ストレイハン | DE | |||
フィラデルフィア・ イーグルス | 5 | ドノバン・マクナブ | QB | ||
15 | スティーブ・バンビューレン | RB | |||
20 | ブライアン・ドーキンス | S | |||
40 | トム・ブルックシャー | DB | |||
44 | ピート・レツラフ | E | |||
60 | チャック・ベドナリク | C/LB | |||
70 | アル・ウィスタート | T | |||
92 | レジー・ホワイト | DE | |||
99 | ジェローム・ブラウン | DT | |||
ワシントン・ コマンダース | 9 | ソニー・ジャーゲンセン | QB | ||
21 | ショーン・テイラー | FS | |||
33 | サミー・ボウ | QB | |||
49 | ボビー・ミッチェル | HB/FL | |||
シカゴ・ ベアーズ | 3 | ブロンコ・ナグルスキー | FB | ||
5 | ジョージ・マカフィー | RB | |||
7 | ジョージ・ハラス | E | |||
28 | ウィリー・ガリモア | RB | |||
34 | ウォルター・ペイトン | RB | |||
40 | ゲイル・セイヤーズ | RB | |||
41 | ブライアン・ピッコロ | RB | |||
42 | シド・ラックマン | QB | |||
51 | ディック・バトカス | LB | |||
56 | ビル・ヒューイット | E | |||
61 | ビル・ジョージ | G/LB | |||
66 | ブルドッグ・ターナー | C | |||
77 | ハロルド・レッド・グランジ | RB | |||
89 | マイク・ディトカ | TE | |||
デトロイト・ ライオンズ | 7 | ダッチ・クラーク | RB | ||
20 | バリー・サンダース | RB | |||
22 | ボビー・レーン | QB | |||
37 | ドーク・ウォーカー | RB | |||
56 | ジョー・シュミット | LB | |||
85 | チャック・ヒューズ | WR | |||
グリーンベイ・ パッカーズ | 3 | トニー・カナデオ | RB | ||
4 | ブレット・ファーヴ | QB | |||
14 | ドン・ハトソン | E/DB | |||
15 | バート・スター | QB | |||
66 | レイ・ニチキ | LB | |||
92 | レジー・ホワイト | DE | |||
ミネソタ・ バイキングス | 10 | フラン・ターケントン | QB | ||
53 | ミック・ティンゲルホフ | C | |||
70 | ジム・マーシャル | DE | |||
77 | コーリー・ストリンガー | T | |||
80 | クリス・カーター | WR | |||
88 | アラン・ペイジ | DT | |||
カロライナ・ パンサーズ | 51 | サム・ミルズ | LB | ||
ニューオーリンズ・ セインツ | 31 | ジム・テイラー | RB | ||
81 | ダグ・アトキンス | DE | |||
タンパベイ・ バッカニアーズ | 55 | デリック・ブルックス | LB | ||
63 | リーロイ・セルモン | DE | |||
99 | ウォーレン・サップ | DT | |||
アリゾナ・ カージナルス | 8 | ラリー・ウィルソン | S | ||
40 | パット・ティルマン | S | |||
77 | スタン・モールディン | T | |||
88 | J・V・ケイン | WR/TE | |||
99 | マーシャル・ゴールドバーグ | RB/DB | J・J・ワットはゴールドバーグの娘の 許可を得て2021年から着用している。 | ||
ロサンゼルス・ ラムズ | 7 | ボブ・ウォーターフィールド | QB | ||
28 | マーシャル・フォーク | RB | |||
29 | エリック・ディッカーソン | RB | |||
74 | マーリン・オルセン | DT | |||
75 | ディーコン・ジョーンズ | DT | |||
78 | ジャッキー・スレーター | T | |||
80 | アイザック・ブルース | WR | |||
85 | ジャック・ヤングブラッド | DE | |||
サンフランシスコ・ フォーティナイナーズ | 8 | スティーブ・ヤング | QB | ||
12 | ジョン・ブロディ | QB | |||
16 | ジョー・モンタナ | QB | |||
34 | ジョー・ペリー | RB | |||
37 | ジミー・ジョンソン | DB | |||
39 | ヒュー・マケルヘニー | RB | |||
42 | ロニー・ロット | DB | |||
70 | チャーリー・クルーガー | DT | |||
73 | レオ・ノメリーニ | T | |||
79 | ボブ・セント・クレア | T | |||
80 | ジェリー・ライス | WR | |||
87 | ドワイト・クラーク | WR | |||
BW | ビル・ウォルシュ | HC | |||
Mr. D | エドワード・J・デバルトロ・ジュニア | Owner | |||
シアトル・ シーホークス | 12 | シーホークス・ファン | - | フィールド上の11人に次ぐ「12番目の選手」を意味する番号として ファン専用の欠番となっている。 なお、過去に付けた選手はサム・アドキンス(Sam Adkins)ただ一人である。 | |
45 | ケニー・イーズリー | S | |||
71 | ウォルター・ジョーンズ | T | |||
80 | スティーブ・ラージェント | WR | 2004-05シーズンに限りジェリー・ライスがラージェントの許可の下で着用した。 | ||
96 | コーテス・ケネディ | DT |
「永久欠番」という言葉は、その本来に意味合いにならったかたちで転用されることがある。
落語などの伝統芸能では、功績が偉大だった者の名跡や、あるいは元々のジャンルでは軽い名跡であるが、別ジャンルへの移籍後に大きな功績を残したことにより、襲ぐ者がいない、名跡の管理を行っている者たちが触れたがらないなどの事情から、長年に渡り襲名が行われない名跡がある。これについて、「永久欠番の芸人」「永久欠番の名跡」などと評することがある。
また上方落語界において「六代目」は六代目笑福亭松鶴のことを指すといわれており、2012年7月に6代目の桂文枝を襲名した桂三枝は、六代目松鶴に畏敬を込めて「目」を入れずに「六代桂文枝」を名乗る。
歌舞伎上演中に大向うが役者に掛ける「〜屋っ!」「〜代目っ!」といった掛け声のなかには、二つの歴代数が過去の特定の歌舞伎役者を指す語として歌舞伎の世界では定着している。
したがって、例えば当代の九代目市川團蔵や六代目澤村田之助が舞台にのぼっても、これに「九代目っ!」「六代目っ!」といった掛け声を掛ることはまずない。
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