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日本の衆議院議員選挙における東京都の選挙区のひとつ ウィキペディアから
東京都第2区(とうきょうとだい2く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置された。全国で最小の面積の衆議院議員選挙区である[1]。
2022年(令和4年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[2][3]。港区は7区に、文京区は10区に移行した。
2017年(平成29年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[4][5]。2017年の区割り変更により、港区の一部が1区から本区へ、台東区の一部が本区から14区へ移行した。
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[6]。中選挙区時代の東京都第8区とは同じ区域。
1996年の総選挙では、かつて自民党に所属し新進党を経て旧民主党入りした鳩山邦夫が自民党の深谷隆司に約2万票を付けて当選、深谷も比例東京ブロックにて復活当選した。
鳩山は1999年東京都知事選挙出馬に伴い、一旦議員を辞職。同年の補選では民主党の中山義活が当選。翌2000年の総選挙も中山が6,821票差で制し、通商産業大臣として臨んだ深谷は比例でも復活できずに現職閣僚ながら議席を失った。2003年の総選挙でも中山が前回の倍近い票差で圧勝。深谷はまたしても敗れ去った。
1996年以降民主党候補に3連敗していた深谷であったが、続く2005年の総選挙では小泉フィーバーの恩恵を受け小選挙区初当選を飾り、大差を付けられた中山は落選した。一方、2009年の総選挙では民主党への追い風を受けて中山が返り咲き、前回とは逆に自民党への逆風に煽られた深谷は4万票以上の差を付けられて落選した。しかし、2012年の総選挙では深谷の後継指名を受けた自民党の新人辻清人が選出され、みんなの党の大熊利昭も比例で復活当選したが、一転して民主党への逆風を受けた中山は次点ながら2万票近い差を付けられて落選した。2014年には再度辻に中山と大熊が挑んだが、辻が前回以上の圧勝劇で再選されたためいずれも比例復活ならず落選した。
区割りの一部変更を受けた2017年の総選挙では、当初立候補を予定していた共産党の候補が、野党一本化のためとして立候補を取り下げた。辻、立憲民主党の松尾明弘、希望の党の鳩山太郎(邦夫の長男、元都議会議員)の三者で争われ、辻が大差で3選。松尾と鳩山は比例復活当選も叶わなかった。
2021年の総選挙では、辻に再度挑む松尾、東京9区・東京8区から出馬してきた日本維新の会元職の木内孝胤、れいわ新選組の北村造ら計5名が立候補。結果として辻が他候補の比例復活を許さず4選した。
2024年の総選挙では辻が再び勝利したが、国民民主党の鳩山紀一郎が比例復活した。
1区などに次いで都心の注目選挙区であるため、2000年の総選挙では自由連合が候補者を立てるなど、少数政党や中堅政党、諸派・無所属候補が多く挑み、候補者が多くなる傾向がある。下町主体で江戸時代からの古い歴史を有する地域であるため、保守的な有権者が多く、長年にわたり都市部自民の牙城として君臨していた。元首相の鳩山一郎が地盤にしていたこともある。しかし、近年、この地域はいわゆる都心回帰に伴う新住民の流入に伴い、無党派層の増大が見られる。
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 | 備考 |
---|---|---|---|---|
第41回衆議院議員総選挙 | 1996年 | 鳩山邦夫 | 民主党 | 東京都第2区設置後、初の選挙 |
第41回衆議院議員補欠選挙 | 1999年 | 中山義活 | 民主党 | ※鳩山の東京都知事選挙出馬に伴う。 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 | |||
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | |||
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | 深谷隆司 | 自由民主党 | |
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 | 中山義活 | 民主党 | |
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年 | 辻清人 | 自由民主党 | |
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年 | |||
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年 | 2017年区割変更後、初の選挙 | ||
第49回衆議院議員総選挙 | 2021年 | |||
第50回衆議院議員総選挙 | 2024年 |
時の内閣:石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:32万2489人 最終投票率:57.12%(前回比:3.7%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:46万3165人 最終投票率:60.82%(前回比:2.82%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:43万5872人 最終投票率:58.00%(前回比:0.41%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:43万7590人 最終投票率:57.59%(前回比:7.37%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:42万3177人 最終投票率:64.96%(前回比:3.57%) (全国投票率:59.32%(9.96%))
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:40万5333人 最終投票率:68.53%(前回比:0.07%) (全国投票率:69.28%(1.77%))
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日
当日有権者数:37万5228人 最終投票率:68.46%(前回比:6.32%) (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 深谷隆司 | 69 | 自由民主党 | 元 | 127,889票 | 50.94% | ―― | ○ | |
中山義活 | 60 | 民主党 | 前 | 98,335票 | 39.17% | 76.89% | ○ | ||
中島束 | 61 | 日本共産党 | 新 | 24,848票 | 9.90% | 19.43% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日
当日有権者数:35万9604人 最終投票率:62.14%(前回比:2.41%) (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 中山義活 | 58 | 民主党 | 前 | 104,477票 | 47.98% | ―― | ○ | |
深谷隆司 | 68 | 自由民主党 | 元 | 91,926票 | 42.22% | 87.99% | ○ | ||
室喜代一 | 48 | 日本共産党 | 新 | 21,334票 | 9.80% | 20.42% |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日
当日有権者数:33万8347人 最終投票率:64.55%(前回比:2.70%) (全国投票率:62.49%(2.84%))
投票日:1999年4月11日
当日有権者数:人 最終投票率:%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 中山義活 | 54 | 民主党 | 新 | 134,265票 | 70.96% | |
中島束 | 55 | 日本共産党 | 新 | 54,940票 | 29.04% |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
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