川上町高山市
岡山県高梁市の地名 ウィキペディアから
岡山県高梁市の地名 ウィキペディアから
高山市集落は岡山県と広島県に跨る吉備高原の中にあたる[1]。標高は550m 〜 600mにあり、「上市」、「中町」、「下市」と3つの集落で構成された市街地を形成し、歴史ある町並みが残るエリアとなっている。
「高山市」という名は、かつて市場が開かれていた地であることを示すものである。現在の高梁市川上町高山市と井原市芳井町東三原に跨る中心集落地は、備中笠岡(現: 岡山県笠岡市)と備後東城(現: 広島県庄原市)を結ぶ東城往来のほぼ中間(笠岡から8里、東城から9里。)に位置し、中世の時代に市が開かれ、中世から大正初期までの間、この地域一帯の物資輸送の中継地として市場町を形成。また穴門山神社の門前町としても栄えた。
高山市の市場圏は「高山八八里」と呼ばれ、約8里離れた八方の地点(東城、上下、高梁、成羽、笠岡、矢掛、福山、府中)との繋がりにより、川上郡の中では成羽と並ぶ商業の二大中心地を形成していた。そのため、高山市を中心とした形で四方八方に延びる街道は、主要幹線であった東城往来も含め、総称として「高山往来」あるいは「高山市往来」とも呼ばれていた。
明治以降は、東城往来の経路変更(現: 岡山県道・広島県道9号芳井油木線)や、広島県道福山東城線の整備(現: 国道182号)といった道路網の変化により、物資輸送の中継地としての拠点性が徐々に失われ、1935年(昭和10年)に中町で発生した火災で大火に襲われ、繁栄の幕は閉じられることとなる。
現在は、山村の小さな集落地に衰退しているものの歴史ある古い町並みは現存している。
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