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協定世界時を9時間進ませた標準時 ウィキペディアから
短期のものを除く。北朝鮮は2018年よりUTC+9を再び採用している。
日本では1888年にグリニッジ標準時+9:00 が標準時と定められた。1896年からはそれが中央標準時となり、一方で先島諸島や台湾などが +8:00 の西部標準時となった。1937年に西部標準時が廃止され、全国が中央標準時に統一された。1948年から1951年にかけての間は夏時間 (+10:00)が行われたため、+9:00 なのは冬期のみであった。
大韓帝国では1908年から +8:30 が導入されていた(官報第3994号勅令第5号)が、1912年に +9:00 に変更された(朝鮮総督府官報第367号告示第338号)。1948年より、大韓民国では1時間進める夏時間を導入したため、以後は冬期のみ +9:00 となった。1954年、大韓民国標準時は再び +8:30 に変更された(大統領令第876号)ため、+9:30 なのは逆に夏期のみ(1960年まで、ただし朝鮮戦争時を除く)となった。1961年、国家再建最高会議の決定に従い通年 +9:00 に変更された(法律第676号)。1987-1988年にはソウルオリンピックのため+1時間の夏時間が実施され、+9:00 なのは再び冬期のみとなったが、オリンピックが終わると夏時間は廃止された。
中華民国では1919年、1年間だけ上海および天津において夏時間(+9:00)を試行したことがある。台湾でも何度か夏時間 (+9:00)を行った[2]。 香港では1941年から1979年までの間のほとんどにおいて夏時間 (+9:00)を行っていた(1977・1978年は実施せず)。日本占領の数年間(1942-1945年)は通年 +9:00 で、香港時間は日本本土時間と一致していた。1980年以後は再び夏時間が行われなくなった。 マカオでも1941年から1979年までの間のほとんどにおいて夏時間 (+9:00)を行っていた(1977・1978年は実施せず)。 中華人民共和国では1986年から1991年までの6年間、全国的に北京夏時間 (+9:00)が行われた。1992年以降再び行われなくなった。
マレーシアおよびシンガポールでは日本占領期(1942-1945年)、通年 +9:00 が行われた。
オーストラリアの西オーストラリア州では1893年以来 +8:00(西部標準時)を用いているが、2006年から2009年までの3回の夏(南半球)においてオーストラリア西部夏時間 (+9:00)を試行した。夏時間制の継続については、2009年の国民投票で否決された。
ロシアではかつてヤクーツク時間(冬期)とイルクーツク夏時間において UTC+9 が用いられていたが、2011年3月27日よりヤクーツク時間は通年 UTC+10 に、イルクーツク時間は通年 UTC+9 となった。しかし2014年10月26日に国内の標準時が再び変更されたため、ヤクーツク時間は通年 UTC+9 となった。
モンゴル国では2001年から2006年まで夏時間を採用したため夏期に UTC+9 となっていたが、2007年に廃止された[3]。2015年に夏時間が再開されたが2016年夏期の実施を最後に廃止された。
北朝鮮では2015年8月14日まで +9 が採用されていたが、翌15日より30分遅らせ +8:30(平壌時間)に移行した[4]。2018年4月27日の南北首脳会談で、南北の標準時の統一で合意。2018年5月5日からは、政令第2232号を以って、2018年5月4日23時30分(日本時間5日0時)に時間を30分早め、翌日0時に変更した[5]。
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