国道359号(こくどう359ごう)は、富山県富山市から石川県金沢市に至る一般国道である。
概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
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国道8号より山側(南側)のルートで両都市間を結ぶ。路線番号から「サンゴク」、または県道時代の名残りから富山市 - 砺波市間を「音川線」などの通称がある。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 富山市から金沢市に向かう場合に国道8号が高岡市を経由するのに対し、国道359号は砺波市を経由した直線に近いコース。富山市婦中地区西部 - 砺波市東部、小矢部市南西部 - 金沢市森本地区は、山あいの道路である。概ね全線で道路幅員・車線幅員が広く、特に富山市婦中地区西部 - 砺波市東部間は登坂車線もあり、快走路となっている。
- 以前、起点は富山市星井町交差点(国道41号交点)であり、有沢橋(現:富山県道62号富山小杉線)を経由し、砺波方向へつながる道であったが、婦中大橋の開通などの影響で起点が現在の富山市掛尾町交差点(国道41号交点)に変更となった。
- 金沢市森本北交差点から終点までは、昔の北国街道にあたり、かつては国道8号(1970年代初頭まで)、国道159号(2008年まで)であった。現在、金沢バイパスと津幡バイパスが国道8号、津幡バイパスと山側環状が国道159号に指定されている。
- 森本交差点では大型車の左折が禁止されている。
- 金沢市浅野川大橋交番前交差点 - 橋場交差点は案内標識では国道359号となっているが、正確には国道159号との重複区間である。
- 金沢市内において、むさし交差点 - 橋場交差点までは「百万石通り」、橋場交差点 - 梅田インター口交差点までは「城北大通り」と呼ばれる。
重複区間
- 国道472号(富山県富山市婦中町長沢・長沢(西)交差点 - 富山市婦中町外輪野)
- 国道156号(富山県砺波市・花園町交差点 - 砺波市・太郎丸交差点)
- 国道304号(石川県金沢市・宮野町交差点 - 金沢市金沢森本IC口交差点)
- 国道159号(石川県金沢市・浅野川大橋交番前交差点 - 金沢市・武蔵交差点)
主な峠
- 内山峠(標高220 m) : 富山県小矢部市 - 石川県金沢市
注釈
一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
2005年4月1日に旧富山市を含む1市4町2村が合併して新制富山市発足。
出典
『婦中町史 通史編』(1996年7月31日、婦中町発行)835頁。
『砺波市五十年史』(2004年3月25日、砺波市発行)311頁「国道三五九号線への昇格」より。
『小矢部市史 -市制四十年史-』(2002年12月10日、小矢部市発行)238頁。
『北日本新聞』1983年7月28日付朝刊17面『100メートルがなくなった!大きな塊、谷底へ 復旧のめど立たず 小矢部の国道陥没』より。
『北日本新聞』1986年10月24日付朝刊19面『3年がかり 復旧工事完了 …地滑り崩壊 小矢部の国道359号 来月から供用を開始 全線付け替え再発防止も』より。
『婦中町史 通史編』(1996年7月31日、婦中町発行)836 - 837頁。
『砺波市五十年史』(2004年3月25日、砺波市発行)531頁。
『北日本新聞』2024年1月14日付1面『県西部1万4250戸断水 能登半島地震 氷見・高岡一部復旧』より。
『北日本新聞』2024年6月11日付24面『国道359号 小矢部五郎丸 - 内山 きょう通行止め解除』より。
『婦中町史 通史編』(1996年7月31日、婦中町発行)838 - 839頁。
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