婦中町(ふちゅうまち)は、かつて富山県婦負郡にあった町。現在は富山市の一部である。
概要 ふちゅうまち 婦中町, 廃止日 ...
閉じる
財政は比較的健全であり、富山市などとの合併の是非を問う住民投票では、唯一、反対が多かった町でもある。近年は富山市のベッドタウンとして発展している。「平成の大合併」により、2005年(平成17年)4月1日に富山市・八尾町・大沢野町・大山町・山田村・細入村の富山地域7市町村と合併した。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、婦負郡速星村、鵜坂村、朝日村、熊野村、宮川村、千里村、富川村、古里村及び音川村が発足する。
- 1942年(昭和17年)6月1日 - 婦負郡速星村及び鵜坂村が合併して、婦負郡婦中町が発足する[1]。
- 1942年(昭和17年)6月20日 - 婦負郡千里村及び富川村が合併して、婦負郡神保村が発足する。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 婦負郡婦中町、朝日村、熊野村及び宮川村が合併して、婦負郡婦中町が発足する。
- 1959年(昭和34年)1月1日 - 婦負郡婦中町が婦負郡神保村、古里村及び音川村を編入する。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 富山市並びに上新川郡大山町、大沢野町、婦負郡婦中町、八尾町、山田村及び細入村が合併して、富山市が発足する。
- 歴代婦中町長(1942年ー1955年)
- 初代 浅野武雄(昭和17年6月1日₋同7月20日)
- 2代 竹内拙堂(昭和17年7月21日₋昭和21年7月20日)
- 3代 増田清太郎(昭和21年8月7日₋同12月12日)
- 職務代理 河上喜一(昭和21年12月13日₋昭和22年4月6日)
- 4代 浅野長隆(昭和22年4月7日₋昭和26年4月6日)
- 5代 浅野長隆(昭和26年4月7日₋昭和29年12月31日)
- 歴代婦中町長(1955年ー2005年)
- 初代 浅野長隆(昭和30年1月1日₋同2月9日)
- 2代 浅野長隆(昭和30年2月10日₋昭和34年2月9日)
- 3代 井上幸夫(昭和34年2月10日₋昭和38年2月9日)
- 4代 井上幸夫(昭和38年2月10日₋昭和42年2月9日)[2]
- 5代 若林芳雄(昭和42年2月10日₋昭和46年2月9日)
- 6代 八尾高重(昭和46年2月10日₋昭和50年2月9日)
- 7代 八尾高重(昭和50年2月10日₋昭和54年2月9日)
- 8代 八尾高重(昭和54年2月10日₋昭和58年2月9日)
- 9代 八尾高重(昭和58年2月10日₋昭和62年2月9日)
- 10代 大澤輝男(昭和62年2月10日₋平成3年2月9日)
- 11代 森野義博(平成3年2月10日₋平成7年2月9日)
- 12代 森野義博(平成7年2月10日₋平成11年2月9日)
- 13代 森野義博(平成11年2月10日₋平成15年2月9日)[3]
- 14代 大島外夫(平成15年2月10日 - 平成17年2月9日)
- 15代 大島外夫(平成17年2月10日₋同3月31日)
小学校
- 婦中町立速星小学校
- 婦中町立鵜坂小学校
- 婦中町立朝日小学校
- 婦中町立宮野小学校
- 婦中町立古里小学校
- 婦中町立神保小学校
- 婦中町立音川小学校
特別支援学校
- 富山県立ふるさと支援学校
- 富山県立しらとり支援学校
旧婦中町内に空港はない。最寄りの空港は富山空港。
鉄道
現在は婦中鵜坂駅が旧町域に設置されているが、当時は未開業。
『新聞に見る20世紀の富山 第1巻』(2000年5月20日、北日本新聞社発行)264頁。
婦中町史. 婦中町役場. (昭和42年1月25日)
広報「ふちゅう」縮刷版 第2巻. 日本図書出版株式会社. (昭和63年11月5日)