三河安城駅
愛知県安城市三河安城町にある東海旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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三河安城駅(みかわあんじょうえき)は、愛知県安城市三河安城町にある、東海旅客鉄道(JR東海)の駅である。東海道新幹線と、在来線の東海道本線が乗り入れ[4]、乗換駅としても機能している[9]。東海道本線の駅番号はCA55[4]。
三河安城駅 | |
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新幹線南口(2017年8月) | |
みかわあんじょう Mikawa-Anjō | |
所在地 | 愛知県安城市三河安城町1丁目17番地1 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
電報略号 | ミワ |
駅構造 | |
ホーム |
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乗車人員 -統計年度- |
5,612人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1988年(昭和63年)3月13日[1][2][3] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■東海道新幹線 |
キロ程 | 336.3 km(東京起点) |
所属路線 | ■東海道本線(名古屋地区) |
駅番号 | CA 55 [4] |
キロ程 | 336.3 km(東京起点) |
備考 |
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東海道本線の運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
請願駅として誕生したため[2][4]、総事業費約137億円は地元が負担した。このうち、愛知県の負担が約30%、安城市が約50%、周辺市町村が約8%、民間寄付等が約12%を占めている[10]。
1988年(昭和63年)3月13日、新富士駅・掛川駅・新尾道駅・東広島駅とともに東海道・山陽新幹線の新駅として開業した[2]。
当駅は新幹線と在来線が交差した地点から約300メートル東側に位置している[11]。新幹線ホームと在来線ホームは約150メートル離れており[11]、二本木跨線橋と並行して伸びる連絡通路で結ばれている。乗り換える場合は一度改札を出なければならない[11]。ちなみに、この連絡通路の天井にある乗り換え案内は開業時から使われ続けており、在来線から新幹線のりば方面へは他では見かけることがなくなった0系のピクトグラムがあしらわれたサインが残っている。
相対式ホーム2面2線[19][9]を有する高架駅である。ホームのある上下副本線の間に上下本線(通過線)がある[2][9]。駅舎は農業都市をイメージしたマンサード屋根の北欧調の建物になっており[4]、駅の真下にはかんがい施設遺産の明治用水(中井筋)が通っている[20]。また、駅構内には名古屋ステーション開発が運営する商業施設「ASTY三河安城」(アスティみかわあんじょう)があり、レストラン・ベルマートキヨスクなどが入居している。
当駅を通過する下り「のぞみ」「ひかり」では、車内放送で「三河安城駅を(時刻通りに・遅れて)通過しました。あと9分で名古屋に到着します。」などのアナウンスが行われる[21]。
各駅停車の「こだま」のみが停車する[2][3][22]。東京駅から見て名古屋駅の一つ手前であるため、東京駅からはのぞみで名古屋駅まで行き、そこからUターンしたほうが早く着くことが多い(この方法で乗車できる「のぞみJ回数券」[2]が2013年(平成25年)10月31日まで発売されていた)。ほかに豊橋駅で「ひかり」から乗り換える方法もあり[2]、乗り換えの待ち時間によっては名古屋駅を経由するよりも早く到着できる。周辺の利用者であっても、「のぞみ」停車駅の名古屋駅に直接向かう乗客も多いため、乗降客は少ない。当駅自体の利用者は少ないものの、「のぞみ」「ひかり」が「こだま」を追い越す待避駅として機能する駅である。
JR東海の直営駅であり、2008年(平成20年)4月1日より所属エリアを東海鉄道事業本部から新幹線鉄道事業本部に変更した。
(出典:JR東海:駅構内図)
相対式ホーム2面2線[19]を配し橋上駅舎を有する地上駅となっている[23]。
安城駅が管理する無人駅で、駅舎内には自動券売機とTOICA対応の自動改札機が設置されている。
在来線駅の無人化後も、窓口での発券を要する乗車券類は新幹線駅のJR全線きっぷうりばで取り扱っている。
停車するのは普通列車と臨時列車のみで、新幹線接続駅ではあるが、同線を走行する全ての快速列車は停車しない[1][23]。新幹線接続駅でありながら快速(臨時列車と夜行列車を除く)が通過する例は、1980年代の新大阪駅や西明石駅でも見られたが、現在は当駅のみである[注釈 1]。快速列車に乗車するには、名古屋方面へは刈谷駅、豊橋方面へは岡崎駅で乗り換えることになる(豊橋方面では安城駅でも乗り換えができるが、同駅では快速に追い越されない)。普通列車は岡崎駅までは基本的に15分間隔で運転されているが、昼間の一部時間帯は30分間隔となることもある。
(出典:JR東海:駅構内図)
開業は1988年(昭和63年)。意匠としてデンマークの農家を摸したものといわれる[24]。この地域は大正時代に先進的な農業地域として知られ、直接デンマークとの関係はなかったが、当時農業大国として評価の高かったデンマークにあやかって新聞が「日本のデンマーク」と書いたことから「日本デンマーク」などと呼ぶようになった[2][24]。なお、安城市は1997年(平成9年)にデンマークのコリング市と姉妹都市提携した[24]。
「愛知県統計年鑑」および「安城の統計」によれば、1日平均の乗車人員は以下のとおりとなっている。
近年は駅周辺の再開発に伴い、乗車人員は増加傾向にある。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 4,277 |
1996年 | 4,290 |
1997年 | 4,459 |
1998年 | 4,555 |
1999年 | 4,478 |
2000年 | 4,652 |
2001年 | 4,787 |
2002年 | 4,884 |
2003年 | 4,952 |
2004年 | 5,028 |
2005年 | 5,262 |
2006年 | 5,417 |
2007年 | 5,529 |
2008年 | 5,555 |
2009年 | 5,132 |
2010年 | 5,456 |
2011年 | 5,416[25] |
2012年 | 5,615[25] |
2013年 | 5,822[25] |
2014年 | 6,059[25] |
2015年 | 6,569[25] |
2016年 | 6,760[25] |
2017年 | 7,186[25] |
2018年 | 7,660[25] |
2019年 | 8,001[25][26] |
2020年 | 5,612[25] |
駅周辺は、駅の誘致が決定してから開発が進められた。安城市は1986年(昭和61年)から20年にわたって駅周辺の118.4haを対象に土地区画整理事業を行い、2006年(平成18年)10月7日に事業を完了した。
当駅付近は、開業時、安城市二本木町の町名であった[1][4](駅施設の一部は隣の箕輪町にもかかっていた)が、土地区画整理事業が完了した2006年(平成18年)10月7日から住居表示実施に伴い、三河安城駅付近の町名が三河安城町・三河安城東町・三河安城南町に変更となった。これらは該当地域の住民投票によって決められた。
現在、新幹線南口を中心に市街地が形成されており、ビジネスホテルなどが集積している。また、駅周辺一帯は宅地開発が行われ、小学校2校が新設された。このほか、パークアンドライド向けの有料駐車場も多く設けられている。
刈谷市東部へも近く徒歩圏である。ただしそのエリアへは在来線では東刈谷駅からのほうが近いことも多い。
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