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山形県内を中心としたスーパーマーケットチェーン ウィキペディアから
株式会社ヤマザワ(英: YAMAZAWA CO., LTD.)は、山形・宮城県に「ヤマザワ」、秋田県に「よねや」の食品スーパーマーケットチェーンを展開する企業。山形県山形市に本社を置き、合計71店舗の食品スーパーマーケットを展開する。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒990-8585 山形県山形市あこや町3-8-9 |
設立 |
1962年(昭和37年)10月4日 (創業:1952年(昭和27年)) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 9390001002171 |
事業内容 | 食品スーパーマーケット |
代表者 |
山澤廣(代表取締役会長) 古山利昭(代表取締役社長) |
資本金 |
23億8,871万円 (2021年2月末日現在) |
発行済株式総数 |
1千96万825株 (2021年2月末日現在) |
売上高 |
連結:1,129億38百万円 単独:898億80百万円 (2021年2月期) |
営業利益 |
連結:24億59百万円 単独:22億12百万円 (2021年2月末日現在) |
純利益 |
連結:8億78百万円 単独:11億89百万円 (2021年2月末日現在) |
純資産 |
連結:287億32百万円 単独:269億11百万円 (2021年2月末日現在) |
総資産 |
連結:509億02百万円 単独:429億06百万円 (2021年2月末日現在) |
従業員数 |
連結:1,239名 単独:848名 (2021年2月末日現在) |
決算期 | 2月末 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
主要株主 |
(有)ヤマザワ興産 9.28% 公益財団法人ヤマザワ教育振興基金 8.19% ヤマザワ取引先持株会 6.02% ヤマザワ産業(株) 5.82% (株)山景 5.61% (2022年2月末日現在) |
主要子会社 | #関係会社参照 |
関係する人物 | 山澤進(創業者) |
外部リンク | yamazawa.co.jp |
山形県内に展開するスーパーマーケットおいて店舗数、売上高、シェアにおいて首位である[2]。日本流通産業(ニチリウグループ)加盟。
1952年(昭和27年)に山澤進が山形県東根市神町に「山澤薬局」を開業[3]。開業当時、神町は5,000人ほどの[4]在日アメリカ軍で賑わっており[3]、アメリカ兵の給料日である金曜日には、大勢の兵士たちが店にやってきたという[4]。翌年である1953年(昭和28年)には山形市七日町に2号店を開業させた[4]。
高度経済成長期の真っ只中、参加した勉強会にて「小売業が時代の主役となる」と確信した山澤は、1962年(昭和37年)に山形駅前にて山形県内では初となる本格的なスーパーマーケットを開業させた[3][5]。当時では珍しかったセルフサービス式の店舗で[5]、250坪ほどの売り場[3]であった。
その後の10年間で10店舗、次の10年間では20店舗を新たに出店[5]。その中で、1981年(昭和56年)3月にはスーパー今井を吸収合併し、店舗の営業権を譲り受け山形市周辺のドミナントを強化[6]。その後、1984年(昭和59年)10月25日[7]。には県外第1号店として宮城県仙台市泉区(当時は宮城県泉市)に泉ヶ丘店を開業した[7][5]。なお、泉ヶ丘店については老朽化により2020年(令和2年)6月14日をもって閉店(公式のアナウンスでは建て替えを予定した休業とのこと[8])した[7]。
1969年(昭和44年)9月10日、ジャスコの岡田卓也社長は経営研究会を発足させ、研鑽と親睦を重ねていたヤマザワなど東北地方のスーパー6社に、商品の一括購入による規模のメリット追求と配送センターの建設による物流コストの削減を目指すべく、提携を呼びかけた。これに新潟県の堀川も参画を表明し、翌1970年(昭和45年)3月、ジャスコを含む8社で「東北ジャスコチェーン」が設立され、6月には一部共同仕入れと商品の共同開発がスタートした[9]。
1971年(昭和46年)1月、東北ジャスコチェーンを中心に「北日本セルコ」と「東北セルコ」も加わり、東北スーパーチェーン連合が設立された。しかし、提携は緩やかのものであったため、捗々しい成果が上がらず、数年後、東北スーパーチェーン連合は東北ジャスコチェーンとともに解散した[10]。
山形・宮城の両県で店舗網を拡大してきたヤマザワは、両県に次ぐ第三の市場として福島県を挙げていたが、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う福島第一原子力発電所事故により計画を断念し、代わりに岩手県・秋田県への進出を目指すことにした[11]。同時期には出店空白地帯となっていた宮城県北部や南部への出店に乗り出し、古川北店(大崎市)と古川バイパス店(同)を2011年12月1日に開業させ、これを足掛かりに北東北への進出も加速させるとした[12]。
2012年夏に岩手県一関市と秋田県由利本荘市へ出店し、これら両県で20店舗前後を展開すると同時に、仙台都市圏においても出店ペースを加速させ、5年後には4県で100店舗、年商2000億円規模を目指すというビジョンを掲げた[11]。なお、2011年10月時点のヤマザワの店舗数は62店舗(うち山形県43店舗、宮城県19店舗)[11]。
2012年9月には、秋田県南部を拠点にする中堅スーパーよねや商事(横手市)の株式の10%をヤマザワが取得[13][14]。出店スピードを上げる一方で、M&Aも視野に入れて事業拡大をすることとし[13]、2014年3月1日には完全子会社化した[15]。この子会社化を梃子に、今後も秋田県の由利本荘地区への進出を目指す上、岩手県への出店も視野に入れるとしていたが[16]、2024年現在いずれも実現していない。
2015年4月、よねやが「とくし丸」からノウハウの提供を受け、移動スーパーに参入し[17][18]、 2020年(令和2年)6月からはヤマザワでも「とくし丸」の展開を始めた[19]。
2023年3月1日、よねや商事を経営資源の集約と業務効率化のため吸収合併した[20][21][22]。吸収合併後、ヤマザワはよねや商事が運営していた食品スーパーマーケット、よねやの運営を引き継ぐこととなった[23][22]。
特に注釈の無い項目については公式サイトの情報によるもの[6]。
2024年9月現在、ヤマザワが山形県に44店舗、宮城県に19店舗。よねやが秋田県に7店舗展開している[1]。
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