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福島県いわき市小名浜にある水族館 ウィキペディアから
ふくしま海洋科学館(ふくしまかいようかがくかん、英: Marine Science Museum, Fukushima Prefecture)は、福島県いわき市小名浜に所在する水族館。愛称はアクアマリンふくしま(英: aquamarine Fukushima)。
ふくしま海洋科学館 Marine Science Museum, Fukushima Prefecture | |
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施設情報 | |
正式名称 | ふくしま海洋科学館[1] |
愛称 |
アクアマリンふくしま (aquamarine Fukushima) |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 福島県 |
管理運営 | 公益財団法人ふくしま海洋科学館(指定管理者)[2] |
最大水槽容量 | 2,050t(潮目の大水槽 黒潮1,500t 親潮550t) |
水槽総容量 | 5,100t[3] |
開館 | 2000年(平成12年)7月15日 |
所在地 |
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50 |
位置 | 北緯36度56分33.9秒 東経140度54分05.4秒 |
公式サイト | アクアマリンふくしま 公式サイト |
施設は福島県が所有し、県の外郭団体である公益財団法人ふくしま海洋科学館が指定管理者として運営管理を行う。東北有数の水族館である[4]。
浜通り南部の太平洋に面した小名浜港第2号埠頭(いわき小名浜みなとオアシス・アクアマリンパーク内)に立地する。「海洋科学館」や「環境水族館」という名目のごとく、観光施設の要素に加えて教育施設の側面も持ち、水生生物の環境事業も行っている。そのため施設内にタッチングプールや展示物を設け、水生生物保全センターを設置している。[5]
愛称「アクアマリンふくしま」は、1998年に実施した全国公募の結果、応募総数4,722点の中から選定された。水族館 (Aquarium) と海洋博物館・科学館 (Marine Museum) の機能を併せ持った施設であることに因み、それぞれの英文字を簡潔に組み合わせた造語「アクアマリン」でまとめた。且つ、強化ガラスのドーム屋根が、太陽光によって宝石のアクアマリンのようにきらきらと輝く様子にも因んでいる。またアクアマリンは航海の安全を祈る守護石でもあり、小名浜港に出入りする船の安全を守るシンボルとしての意味も込められている。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では揺れによる建物への損傷こそ殆ど無かったが、4.2mの津波が襲い、施設の地上1階全体が水没。スタッフ80人が3階に避難した。
その後、安部義孝館長の指示の下、自家発電装置で飼育生物の生命維持装置である濾過装置などを稼働していたが、日動水の支援もあり、3月16日にセイウチなど海獣を中心とした動物を他の水族館や動物園へ緊急移送(避難)させた。トド・セイウチ・ゴマフアザラシ・ユーラシアカワウソなどの海獣、ウミガラスなどは鳥類は鴨川シーワールドと伊豆三津シーパラダイスへ、カワウソが上野動物園に、ウミガラスが葛西臨海水族園など。ただしバックヤードに収容されるため基本的に展示は行われない[21][22][23]。また、2011年4月1日にはメヒカリやガーといった魚類がマリンピア日本海に避難した[24]。
搬出用のクレーンに自家発電装置用の備蓄燃料である軽油を消費したが、交通網の遮断に加えて立地するいわき市北部が福島第一原発事故による屋内退避基準の半径30kmに含まれる関係もあり、燃料と餌の調達は困難であった。その後、漁港の機能がマヒし、アザラシなどの海獣やカニなどの海洋生物・両生類・鳥類など約700種の餌も入手できず、最後に残った小型発電機の燃料を使い果たし、水の管理が出来なくなったため海洋生物20万匹が全滅したことが3月25日に判明した[22]。
また施設内のWebサーバーも被災のため公式サイトが一時不通となり、3月16日頃に「マリンピア日本海」の公式サイトで被害状態などの惨状が掲載された。
2011年7月15日、震災から4か月ぶりに、営業を再開した[25]。同日は、7月16日(土)・17日(日)・18日(月、海の日)の週末3連休の前日で、同館の開館記念日にあたる。震災後に生まれ、「きぼう」と名付けられたゴマフアザラシが注目を集めた。
2004年より、環境保全と海洋資源をテーマに小名浜国際環境芸術祭を開催している[30]。
年度 | 入館者数 |
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2000年度 | 115万8770人 |
2001年度 | 98万6187人 |
2002年度 | 85万9117人 |
2003年度 | 75万7444人 |
2004年度 | 79万7703人 |
2005年度 | 81万5984人 |
2006年度 | 91万2529人 |
2007年度 | 100万2446人 |
2008年度 | 87万1666人 |
2009年度 | 90万3498人 |
2010年度 | 86万1326人 |
2011年度 | 25万8244人 |
2012年度 | 52万2269人 |
2013年度 | 59万7302人 |
2014年度 | 56万7069人 |
2015年度 | 55万8630人 |
2016年度 | 51万2894人 |
2017年度 | 53万2256人 |
2018年度 | 56万3517人 |
2019年度 | 53万3459人 |
2020年度 | 33万9845人 |
2021年度 | 33万5538人 |
2022年度 | 58万4564人 |
2023年度 | 61万1040人 |
福島県耶麻郡猪苗代町にあるアクアマリンいなわしろカワセミ水族館(旧・いなわしろ淡水魚館)を、2015年より運営している。
新潟県の新潟市水族館 マリンピア日本海と2007年(平成19年)11月23日に友好館提携契約を締結。情報交換や技術提携など相互間の協力が図られている他、いずれかの年間入場パスポートを所有している入館者に対し割引制度が設けられている。
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