名城大学(めいじょうだいがく、英語: Meijo University)は、愛知県名古屋市天白区塩釜口一丁目501番地に本部を置く日本の私立大学。1926年創立、1949年大学設置。
所在地
概要 節内の全座標を示した地図 - OSM ...
閉じる
象徴
- 立学の精神は「穏健中正で実行力に富み、国家、社会の信頼に値する人材を育成する」である。
- スクールカラーはえんじ色(えび茶色)である。
組織
大学院
- 法学研究科
- 経営学研究科
- 経済学研究科
- 人間学研究科
- 都市情報学研究科
- 理工学研究科
- 数学専攻(博士前期課程)(博士後期課程)
- 情報工学専攻(修士課程)
- 電気電子工学専攻(博士前期課程)
- 材料機能工学専攻(修士課程)
- 応用化学専攻(修士課程) ※平成29年度開設。
- 機械システム工学専攻(修士課程) ※平成29年度より「機械工学専攻」に名称変更。
- 機械工学専攻(修士課程) ※平成29年度に「機械システム工学専攻」より名称変更。
- 交通科学専攻(修士課程) ※平成27年度より「交通機械工学専攻」に名称変更。
- 交通機械工学専攻(修士課程) ※平成27年度に「交通科学専攻」より名称変更。
- メカトロニクス工学専攻(修士課程) ※平成29年度開設。
- 建設システム工学専攻(修士課程) ※平成29年度より「社会基盤デザイン工学専攻」に名称変更。
- 社会基盤デザイン工学専攻(修士課程) ※平成29年度に「建設システム工学専攻」より名称変更。
- 環境創造学専攻(修士課程)
- 建築学専攻(修士課程)
- 電気電子・情報・材料工学専攻(博士後期課程)
- 機械工学専攻(博士後期課程)
- 社会環境デザイン工学専攻(博士課程)
- 農学研究科
- 薬学研究科
- 総合学術研究科
- 大学・学校づくり研究科
- 大学・学校づくり専攻(修士課程) ※平成28年度より学生募集停止。平成30年度に廃止。
- 法務研究科
- 法務専攻(専門職学位課程) ※平成29年度より学生募集停止。
附属機関
- 情報センター
- 附属図書館
- 情報管理課
- 薬学部分館
- ナゴヤドーム前キャンパス図書館
- 入学センター
- 大学教育開発センター
- 学務センター
- キャリアセンター
- 国際化推進センター
- 学術研究支援センター
- 教職センター
- 総合研究所
- アジア研究センター
- 先端科学技術研究所
- 光デバイス研究センター
- 青色LED共同研究センター
- 窒化物半導体基盤技術研究センター
- リチウムイオン電池研究センター
- 分析センター
- ナゴヤドーム前キャンパス事務室
- ノーベル賞受賞記念館
- 農学部
- 薬学部
研究
著名な研究者として、赤﨑勇(青色LEDの開発者)、天野浩(青色LEDの開発者)、飯島澄男(カーボンナノチューブの発見者)、中川昌美(ニュートリノ振動の提唱者の1人)、水田洋(アダム・スミス研究の世界的権威)、吉野彰(リチウムイオン電池の開発者)などが挙げられる(過去に在籍していた者を含む)。
なお、赤﨑、水田は名古屋大学を退職後、名城大学に再就職した経歴を持つ。また、吉野は旭化成名誉フェローでもある。
ノーベル賞受賞に関連した多くの研究施設を有している。
なお、2014年に名城大学の赤﨑勇教授および天野浩元教授がノーベル物理学賞を受賞、2019年に名城大学の吉野彰教授がノーベル化学賞を受賞した際には、これらの受賞により、2015年度の名城大学の入学志望者が急増して、入試難易度も上昇した[3]。(在籍教員から)ノーベル賞受賞者を輩出する私立大学は中部地方を含めた東日本では名城大学が初めてである。[4]
私立大学学術研究高度化推進事業
- ハイテク・リサーチ・センター整備事業
- ワイドギャップ窒化物半導体の研究(1996年度選定)
- 遺伝子工学による環境耐性植物の創製(1997年度選定)
- 環境重視型創薬研究プロジェクト(1998年度選定)
- 微生物の機能を利用した環境制御(1999年度選定)
- 新領域エレクトロニクス基盤の構築(2001年度選定)
- 制震構造化等の新しい概念による構造物の耐震性能向上プロジェクト(2007年度選定)
- 学術フロンティア推進事業
- 量子情報論からの生命への接近(1997年度選定)
- 高度情報社会における知識情報システムの開発研究(1998年度選定)
- アジア・オセアニアの国際商事仲裁制度活性化の条件と方策(1999年度選定)
- 地域産業集積の構造と動態(2000年度選定)
- プロテオーム解析を基盤とするヒト疾患の創薬科学フロンティア(2000年度選定)
- オンライン日本法コピーマート(2003年度選定)
- 脳とこころの発達における神経科学的・心理的アプローチ(2007年度選定)
- 社会連携研究推進事業
- グリーンバイオビジネス創製プロジェクト(2005年度選定)
- オープン・リサーチ・センター整備事業
私立大学研究ブランディング事業
- タイプB(世界展開型)
- 青色LEDを起点とした新規光デバイス開発による名城大ブランド構築プログラム(2016年度選定)
- 新規ナノ材料の開拓と創製による名城大ブランド構築プログラム(2017年度選定)
クラブ・サークル
体育系、文化系に分かれており、約140のクラブ、サークルがある。
- アメリカンフットボール部:全日本大学アメリカンフットボール選手権(4強1回)
- 硬式野球部:明治神宮野球大会(準優勝1回)
- 柔道部:東海学生柔道大会男子(優勝21回・19連勝)、全日本学生柔道優勝大会3人制女子(3位7回)
- 女子駅伝部:全日本大学女子駅伝対校選手権大会(優勝8回 (2005年・2017年~2023年 (7連覇) )・準優勝3回)、全日本大学女子選抜駅伝競走大会(優勝6回 (2018年~2023年 (6連覇) )・準優勝4回)
- ハンドボール部:全日本学生選手権大会(優勝1回)
- ラグビー部:全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会(歴代最多優勝9回)
- 将棋部:全日本学生将棋団体対抗戦(優勝1回)
- 男子ラクロス部:東海学生ラクロスリーグ戦(優勝9回)
大学祭
毎年10月下旬か11月上旬に天白キャンパスと八事キャンパスでは3日間(準備日と片付け日を含めると5日間)、ナゴヤドーム前キャンパスでは2日間(準備日と片付け日を含めると4日間)それぞれ開催される。
3万人以上の人々が訪れ、大規模な大学祭となっている。
学術発表やステージでの発表、模擬店などがある。
キャンパス
天白キャンパス
- 使用学部:法学部/経営学部/経済学部/情報工学部/理工学部/農学部[5]
- 使用研究科:法学研究科/経営学研究科/経済学研究科/理工学研究科/農学研究科/総合学術研究科
- 敷地面積:114,338m²
- 交通アクセス:名古屋市営地下鉄鶴舞線塩釜口駅下車、1番出口より徒歩約5分。
2002年(平成14年)[6]に開学75周年を記念して建設された「タワー75」は「天白キャンパス」の象徴的建造物であり、周辺一帯のランドマークとなっている[7]。最上階からは名古屋駅周辺の高層ビル群や名港トリトンが見渡せる。高さ約75メートル[7]で、天白区内では最高峰の建築物である。
八事キャンパス
- 使用学部:薬学部
- 使用研究科:薬学研究科
- 敷地面積:17,553㎡
- 交通アクセス:名古屋市営地下鉄鶴舞線もしくは名城線八事駅下車、6番出口より徒歩約5分。
ナゴヤドーム前キャンパス
- 使用学部:外国語学部/人間学部/都市情報学部
- 使用研究科:人間学研究科/都市情報学研究科
- 敷地面積:17,937㎡
- 交通アクセス:名古屋市営地下鉄名城線ナゴヤドーム前矢田駅下車、2番出口より徒歩約3分。名鉄瀬戸線矢田駅より徒歩約10分。
日進キャンパス(総合グラウンド)
多目的グラウンド、全天候型テニスコート、屋外プール、野球場などの各種競技施設が併設された日進総合グラウンドがある。
春日井(鷹来)キャンパス附属農場
- 交通アクセス:JR東海中央本線春日井駅下車、名鉄バス小牧駅行きもしくは大草行きもしくはパナソニックエコシステムズ行きに乗車、総合体育館前バス停下車、徒歩5分。もしくはJR中央本線勝川駅下車、名鉄バス春日井市民病院(高山・南町屋経由)行きに乗車、総合体育館前バス停下車、徒歩5分。もしくは名鉄小牧線小牧駅下車、名鉄バスJR春日井駅行きに乗車、総合体育館前バス停下車、徒歩5分。
13haの敷地内に作物・果樹・蔬菜・作物の圃場畑や樹林、畜舎を有し、学部実習農場や研究農場として使用。芝生広場、グラウンドなどもある。農場本館は旧名古屋陸軍造兵廠 鷹来製造所本館を利用している。
注釈
作物学、園芸学、遺伝育種学、植物分子遺伝学、植物病理学、昆虫学、生物資源経済学、の各研究室がある。
応用微生物学、生物化学、栄養・食品学、食品機能学、生物物理化学、天然物有機化学、農薬科学の各研究室がある。
出典
「「名城大志願者急増」― ノーベル賞効果」『中日新聞』(中日新聞東海本社)2015年2月1日付朝刊 p.29 (社会面)