NHK総合テレビジョンで平日5時台に放送されていたニュース情報番組 (2015 - 2022) ウィキペディアから
『ニュース シブ5時』(ニュース シブごじ)は、NHK総合テレビジョンにて2015年3月30日から2022年3月31日まで放送された平日の夕方生放送の報道・情報番組である。略称・通称の『シブ5時』[1]は、2017年4月3日から2018年3月9日まではコンプレックス編成のシリーズ名(シブ5時シリーズ)でもあり、『ニュース シブ5時』はその第2部に当たる番組でもあった。
ニュース シブ5時 | |
---|---|
ジャンル | 帯番組 / 報道番組・情報番組 |
出演者 |
阿部渉 久保田祐佳 庭木櫻子 |
オープニング |
徳永ゆうき 「渋谷節だよ青春は!」 |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
放送局 | NHK総合テレビジョン |
音声形式 | モノラル放送 |
放送国・地域 | 日本 |
ニュース シブ5時 デビュー (パイロット版) | |
放送期間 | 2015年2月11日 |
放送時間 | 水曜日 16:50 - 18:10 |
放送分 | 80分 |
ニュース シブ5時(月 - 金曜日放送) | |
放送期間 | 2015年3月30日 - 2021年3月12日 |
放送時間 | 平日 16:50 - 18:10 |
放送分 | 80分 |
ニュース シブ5時(月 - 木曜日放送) | |
放送期間 | 2021年3月30日 - 2022年3月31日 |
放送時間 | 月曜日 - 木曜日 16:50 - 18:10 |
放送分 | 80分 |
4時も!シブ5時 | |
放送期間 | 2017年4月3日 - 2018年3月9日 |
放送時間 | 平日 16:00 - 16:50 |
放送分 | 50分 |
特記事項: 祝日、年末年始、大相撲本場所中、高校野球開催期間中は休止。 |
当頁では、その2017年4月3日から2018年3月9日まで放送された第1部の番組『4時も!シブ5時』についても触れる。
2006年春から17時台に放送されてきた『ゆうどき』[2]とこれに続く平日18時の全国ニュースを統合し、更には2003年秋から放送された『お元気ですか日本列島』の流れを汲む平日14時台の『情報まるごと』を廃止・吸収する形で、新しいニュース番組としてスタートする。
今日の「知りたい」に、「いち早く、まっすぐにこたえる」をコンセプトに、放送時間である夕方の時間帯に「一日がひと目でわかる」よう、コンパクトにまとめて伝える手法をとり、その日の主だったニュースをこの番組の軸として、放送時間内に入ってくる最新のニュースも素早く伝える[3]。また、起きたばかりの事件や事故に加え、注目されるニュースは生中継を行う[3]。主な企画はその日の出来事を一覧にして伝えたり、解説、トレンド企画など[4]。
番組名「シブ5時」は、NHK放送センターが東京都渋谷区にあることと、「夕方5時」に由来している[5]。
NHKは新年度編成計画発表の席で「民放もニュースが放送されている時間だが、いち早く知りたいニュースをお届けする番組にしたい。(これまでの)『ゆうどき』をよりパワーアップしたい。女性の視聴者も意識したい」と説明[5]。NHK内では当初「夕方版『あさイチ』」と位置付けた[6]。
番組開始に先駆けて、2015年2月11日の16:50 - 18:10に事前番組・パイロット版として『ニュース シブ5時 デビュー』(ニュース シブごじ デビュー)が先行して本放送と同形式で生放送された[7]。
通常のニュース番組での男性キャスターはスーツ・ネクタイだが、松尾剛がキャスターだった時代ではカジュアルな衣装となっていた。ちなみに、当番組が初の試みではなく『おはよう日本』の土日祝日版および『おはよう北海道土曜プラス』[8]『ウィークエンド関西』で既に実施されている。
『ゆうどき』は2014年度のみ金曜日をNHK大阪放送局発としたが、当番組では再び全曜日東京発であり、2015年度の大阪発は『NEWS WEB』に移行した。
2017年10月2日から18:00以降の部分で二か国語放送を開始[9]。従来のモノラル放送は18:00までとなった[10]。
2018年4月10日以降、『連続テレビ小説』アンコール枠(『4時も!シブ5時』後継番組)から接続する形となったが、朝ドラの本放送と直結して始まる『あさイチ』などとは異なり、冒頭でキャスター陣が朝ドラに触れることはほぼなかった[11][12]。
2018年9月7日をもって、寺門亜衣子が番組を卒業することが発表され、後任は守本奈実が務める[13]。
2019年4月9日、2度目の大規模リニューアル。番組のロゴが黄色い四角形に収まったものに変更され、番組のイメージカラーも黄色に変更されている[14]。テーマソングも新規で製作されたものに変更されている。また、これまで行われていた連動データ放送は廃止された。
2020年3月27日をもって、松尾が番組を卒業し、2020年3月30日からは阿部渉がキャスターに就任した。また、同日よりNHKワールド・プレミアムでも18時のニュースの放送を開始した。
2020年7月12日、『ニュース シブ5時 SP 新型コロナ日記』と題した特別番組が17:16 - 18:00の枠で放送された。
2021年4月2日より、大阪放送局の放送センターバックアップ機能として、長時間の緊急報道を継続する体系整備の観点から、金曜に大阪放送局の制作による姉妹番組『ニュース きん5時』(16:50 - 17:57)を開始した[15][16][17][18]。これに伴い、当番組は月 - 木曜の週4日放送に短縮され、事実上2013・2014年度に月 - 木曜が東京発の『ゆうどき』、金曜が大阪発の『ゆうどき 関西発』としていた体制に戻ることになる。なお、当番組の金曜の放送は大相撲春場所の日程の関係上、2021年3月12日が最後の放送となった。なお『ニュース きん5時』においても、ニュースのテロップや切り替え時の効果音、17:30頃のニュースを東京のスタジオから午前11時・正午・午後1時の『NHKニュース』担当アナウンサーが読み上げる点、関東地方およびNHKプラスの同時配信画面でのカスタム時刻フォント[19]は当番組と共通している。また、当番組の公式ツイッターアカウントについては金曜の『きん5時』と共通のアカウントに変わった。なお、番組終了後の17:57 - 18:00に関東甲信越ローカルで放送される気象情報は定時の気象情報のフォーマットで放送されている[20][21]。
2021年9月9日の放送をもって守本が番組を卒業、同月27日からは後任として久保田祐佳・庭木櫻子両アナウンサーが隔週交代という形で登板した。
2021年12月9日発売の『週刊文春』12月16日号において、当番組が2022年春の編成抜本見直しに伴い同年3月で終了する方向で調整が進んでいることが報道された[22]。2022年4月以降、平日夕方のローカルワイド番組枠[23]を拡大することから、それに伴い当番組が改編対象になったと、週刊文春はNHK局員の話として伝えた。
その後、2022年2月9日にNHKは2022年度の番組編成を発表し、同年3月31日をもって『ニュース シブ5時』というタイトルでの放送を終了し、4月4日から当番組が『ニュースLIVE! ゆう5時』に改題リニューアルされると発表した(改題リニューアル後の詳細は当該項目参照)。ただ、実質的には形式的なリニューアルに留めた[24]が、出演者は大幅に入れ替えられた。また、放送時間は『シブ5時』時代から約25分短縮され17:00 - 17:57となり、18:00 - 18:10枠には7年ぶりに『NHKニュース』が復活した[25]。なお、17:00までは『連続テレビ小説・アンコール』を10分繰り下げ(16:30 - 17:00)とした。その一方、2021年4月から開始された金曜日の姉妹番組『ニュース きん5時』は2022年度も17:00開始に短縮の上継続されている。
2022年3月31日の『シブ5時』としての最後の放送では、17:57のローカル枠の直前に当日で『シブ5時』というタイトルでの放送を終えることの報告と挨拶や『 - ゆう5時』のPRが行われたほか、エンディングでは同年4月以降の平日18:00 - 18:10枠の放送に関するお知らせを行った[26]のに続いて久保田が「これまで番組をご覧くださった皆さん、本当にありがとうございました。これからも『ニュースゆう5時』『きん5時』よろしくお願いします」と改めて視聴者に感謝し、ひとまず7年間の歴史に幕を閉じた。
2017年4月3日から当番組の開始時刻を16:00に前倒しとして、16:50までは新番組『4時も!シブ5時』を編成。16:50 - 18:10の本編と合わせてコンプレックス編成として放送される。これまで15・16時台は再放送・アンコール枠だったが、13時台から3時間にわたって生放送される『ごごナマ』や、18:10 - 19:00の『首都圏ネットワーク』などといった地域情報番組、さらに19:00 - 19:30(土・日・祝日も含む)の『NHKニュース7』を含め、延べ6時間30分の生放送ゾーンを作ることで、突発的な災害・事件にも素早く対応できる編成を目指すとしている[27]。
このリニューアルに伴い、16時から5分間放送されていた『NHKニュース』(定時スポットニュース)はこの番組の「インデックスニュース」(16:02頃開始)として統合・内包[28]されたほか、番組ロゴが刷新される(『4時も!シブ5時』と『ニュース シブ5時』でロゴのデザインが異なる、ロゴは電灯のスイッチを意識したデザインとなっている)。また、『4時も!シブ5時』では、当番組の17時台の前番組『ゆうどき』や2017年3月17日に終了した『スタジオパークからこんにちは』で使われていたNHKスタジオパーク内のCT-450スタジオから生放送される。
重大ニュースがある時はオープニングトークを挟まずに、16:00から「インディックスニュース」を開始する場合もある[29]。
月 - 木曜日に限り前座番組『ごごナマ』のエンディングでは、MCの船越英一郎から『4時も!シブ5時』への振りコメントで締めることがあり、これにジョン・カビラが反応するという演出がされることがある(当番組の出演者が番組冒頭で『ごごナマ』の内容に触れることもある)。「インディックスニュース」終了後、本編と『4時も!シブ5時』の出演者同士でクロストークを行うことがある。こちらのエンディングでは廣瀬智美より本編への振りで締められることもある。
同年6月に入り、オープニングCGが流れなくなりバックのテーマソングがインストゥルメンタル版に変更されている。
2017年7月31日から本編と同じカスタムフォントを使用するようになった。
2018年3月9日に最終回を迎え(大相撲春場所と第90回選抜高校野球記念大会の日程の関係上)、同年4月から当該枠は1年ぶりに『NHKニュース』と再放送枠に復す。一方、ハリー杉山はTwitterで『4時も!シブ5時』の終了を悔しがる発言をしたほか、視聴者から番組の終了を惜しむ声や番組の復活を望む声が寄せられている[30][31]。また、これによりCT-450スタジオが稼働する通常編成番組は週末の『土曜スタジオパーク』と『日曜バラエティー』となり、2019年3月には『日曜バラエティー』も終了したため、ついに『土曜スタジオパーク』を放送する土曜日のみになる。
パイロット版の視聴率は4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)となり、同時間帯のテレビ東京を除く民放各局の裏番組(報道番組)に苦戦した[32]。
『ニュース シブ5時』レギュラー放送の視聴率は開始以来2 - 4%台で推移し[33][34][35]、 時間帯順位は3・4位程度である[36]。ただし、重大ニュース発生時に高視聴率を獲得し、時間帯1位を記録する事例もある[37][38]。
『4時も!シブ5時』の視聴率は2%程度と低迷していた[39]。
特記なしはNHK放送センター所属アナウンサー。
期間 | メインキャスター | ニュースリーダー | リポーター | 気象情報 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | |||||||||
月 - 水 | 木・金 | 月 - 水 | 木・金 | 月 - 水 | 木・金 | 月 - 水 | 木・金 | |||
2015年3月30日 | 2016年1月7日 | 松尾剛 | 寺門亜衣子 | 高瀬耕造 | 塚本堅一 | 平野有海 | ||||
2016年1月8日 | 2016年1月22日 | (不在) | ||||||||
2016年1月25日 | 2016年3月11日 | 白鳥哲也 | ||||||||
2016年3月29日 | 2016年4月1日 | 魚住優 | ||||||||
2016年4月4日 | 2017年3月31日 | 瀧川剛史 | ||||||||
2017年4月3日 | 2018年3月30日 | 福岡良子 | ||||||||
2018年4月2日 | 2018年5月11日 | 木花牧雄 | ||||||||
2018年5月28日 | 2018年6月1日 | 木花牧雄 塩田慎二 | ||||||||
2018年6月4日 | 2018年9月7日 | 木花牧雄 塩田慎二 中村慶子 | ||||||||
2018年9月25日 | 2019年3月29日 | 守本奈実 | ||||||||
2019年4月1日 | 2020年3月27日 | 三條雅幸 | 木花牧雄 片山千恵子 大橋拓 | |||||||
2020年3月30日 | 2020年4月6日 | 阿部渉 | 大橋拓 小西政親 | |||||||
2020年4月7日 | 2020年4月17日 | ※日替わり[67] | ||||||||
2020年4月20日 | 2020年4月24日 | 伊藤海彦[68] | 佐藤誠太[69] | |||||||
2020年4月27日 | 2020年5月26日 | 阿部渉 | 小西政親 | 澤田彩香 | 守本奈実 | 大橋拓 | シフト制[70] | |||
2020年5月27日 | 2020年6月12日 | 阿部渉 | 守本奈実 | 三條雅幸 | 小西政親 大橋拓 | 福岡良子 平野有海 [71] | ||||
2020年6月15日 | 2020年11月6日 | 福岡良子[72][73] | ||||||||
2020年11月24日 | 2021年1月7日 | 黒木愛子 | ||||||||
2021年1月25日 | 2021年3月12日 | ※日替わり[74] | ||||||||
2021年3月30日 | 2021年4月23日 | 山神明理 | ||||||||
2021年4月26日 | 2021年6月18日 | ※日替わり[75] | ||||||||
2021年6月21日 | 2021年9月9日 | 山神明理 | ||||||||
2021年9月27日 | 2022年3月31日 | 久保田祐佳 庭木櫻子 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.