ストックホルム・アーランダ空港
スウェーデン・ストックホルムにある空港 ウィキペディアから
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ストックホルム・アーランダ空港(英語: Stockholm-Arlanda Airport)は、スウェーデンの首都、ストックホルムの北42km及びウプサラの南東28kmに位置する国際空港である。
空港の規模は、ヨーロッパでは6番目、スウェーデン国内では最大である。スカンジナビア航空のハブ空港のひとつであるが、3本ある滑走路のうち2本の長さが2,500mに留まっており、現代の大型機を受け入れるにはやや短い。そのため、3,000m級の滑走路を複数本備えるデンマークのコペンハーゲン国際空港の方がヨーロッパ地域から遠い長距離路線の発着便が多い(日本(羽田)線を含む)。
ストックホルム・アーランダ空港にも近年アジアからの直行便が増加している。全日本空輸も2020年春以降に、東京国際空港からの直行便を開設予定であったのが、COVID-19の影響に伴い開設が延期されていたが[1]、2025年1月31日より就航開始することが発表された[2]。
1946年、スウェーデン議会はブロンマ空港に代わり新たな空港を建設することを決定した。
1962年4月1日、グスタフ6世アドルフ国王によって「ストックホルム・アーランダ空港」の開港が正式に宣言された。同時に国際線はブロンマ空港からアーランダ空港へ移転することとなった。
1976年に国際線ターミナルである「アーランダインターナショナル」(現在のターミナル5)が設置され、国際線定期便及びチャーター便が当空港へ移転した。また、1983年には国内線第1ターミナル(現在のターミナル4)が設置され、1984年にかけてSAS国内線とリンジェフライグが当空港へ移転した。しばらくすると国内の交通量が予想をはるかに上回ってきたため、1990年に国内線第2ターミナル(現在のターミナル2)が設置された。しかし、厳しい不況により乗客数が減少したためSASは撤退した。その後、ターミナルは国内線・国際線あわせて再編され、名称がターミナル2-5に変更となった。90年代後半には経済も回復し、再び航空需要も高まり始めたため、3つ目の滑走路や管制塔が建設された。
1999年にはアーランダエクスプレスの運行が始まった。
スウェーデンは2001年にシェンゲン協定へ加盟することとなり、それに合わせてターミナルを改修する必要があったため、ターミナル2およびターミナル5は純粋な国際線ターミナルとなった。
2010年統計で、年間利用客数は約1,700万人となっている。
4つのターミナルで構成され、国際線はターミナル2・5、国内線はターミナル3・4で運用されている。 また、ターミナル4と5の間にスカイシティというショッピングモールがあり、ラディソンブルーホテルなどの宿泊施設や様々な飲食店、土産物屋で充実している。
※ 航空連合は右記のとおり。○ - ワンワールド、☆ - スターアライアンス、△ - スカイチーム
航空会社 | 就航地 |
---|---|
Air Leap | マリエハムン |
フィンエアー ○ | ヘルシンキ 、ベルゲン(季節運航) |
KLMオランダ航空 △ | アムステルダム |
トランサヴィア | アイントホーフェン |
ブリティッシュ・エアウェイズ ○ | ロンドン/ヒースロー |
イージージェット | ベルリン/テーゲル、 ベルリン/シェーネフェルト 、ジュネーヴ、ミラノ/マルペンサ、リヨン(季節運航) |
エールフランス △ | パリ/シャルルドゴール |
イベリア航空 ○ | マドリード |
ブエリング航空 | バルセロナ |
チェコ航空 △ | チェコ |
エア・バルティック | タリン 、リガ |
アエロフロート・ロシア航空 △ | モスクワ/シェレメチェボ |
ユナイテッド航空 ☆ | ニューアーク (季節運航) |
航空会社 | 就航地 |
---|---|
Air Leap | カールスタード、ヨンショーピング |
Jonair | スベーグ |
ノルディカ | イェリバレ (アルビッツヤウル経由) |
AIS Airlines | トーシュビュー(ハーグフォシュ経由) |
E04号線を利用して、ストックホルム 中心部やウプサラよりアクセス可能。空港には駐車場もあり,長期の駐車にも対応可能としている。長期駐車する場合は無料送迎サービスを利用することができる。
ストックホルム中心部まで定額制のタクシーが運行されている。目安として500〜600SEK。また、タクシーメーターを利用して乗車することも可能。
1991年12月27日に空港から約15km離れたゴットゥローラにスカンジナビア航空751便が不時着した。 機体は大破したものの乗客乗員129名は全員生還した。(詳細はスカンジナビア航空751便不時着事故を参照)
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