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日本のポップパンクバンド (1997 - 2017) ウィキペディアから
B-DASH(ビーダッシュ)は、日本のロックバンド。1997年に結成。2017年に解散。
B-DASH | |
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出身地 | 日本 東京都大田区 |
ジャンル | |
活動期間 | 1997年 - 2017年 |
レーベル |
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公式サイト | www.b-dash.com |
旧メンバー |
他にGONGONの弟で、マスコットキャラ「トニオちゃん」やジャケットのイラストレーションを手掛けるSOTA(本名:菅原壮太、「平和島」では作詞も担当)が、GOLDEN MEMBERとしてクレジットされている。 また、一時的にもう1人のギター担当としてIMANISHIというメンバーが在籍していた期間もあった。
解散後、2019年6月にTANAMAN、ARASE、IMANISHIの3人で、新バンド「ADIOS MOTHERFUCKER」を結成している[2]。
「適当アドリブめちゃくちゃ語」に代表される日本語でも英語でもない意味不明な歌詞が最大の特徴。外部作家が手がけたある程度意味の通った日本語詞の楽曲も存在する。初期には英語詞の曲も存在するが、「Get It Way」では前半は英語の教科書から例文を抜いて作った英詞で構成されている(後半はGONGON曰く『抜き出す例文がなくなった』ということでアドリブになっている。)。「適当めちゃくちゃ語アドリブ」は、GONGON曰く「洋楽の歌詞が書けないので英語っぽく唄っている」、「言葉という概念を捨て、音として聴いてほしい[3]」と、さまざまな理由を雑誌のインタビューで発言している。
パンクを軸としながらも時折メタリックかつラウドなリフ、グルーブやスカを取り入れるなどオルタナティブなサウンドが特徴。
「1番、2番」、「Aメロ、Bメロ、サビ」のような形式に捉われず、変化に富んだ楽曲「SECTOR」をはじめ、POPでキャッチーなものから、青春パンク・メロコアや7弦ギターを使用したラウドロック・ハードコア・ミクスチャーロック等の重厚なヘビーサウンドまで幅広いが、どれが基本なのかは不明である。
SOTA、TANAMAN、ARASEの三人で「HAGUKI」を結成[4] するが、後にSOTAが脱退し、TANAMANがGONGON(当時はYUTA名義)をバンドに誘い、バンド名も"HAGUKI-DASH"に改名した[4]。この時期にはテレビ神奈川の情報番組『saku saku morning call』のコーナーの1つ「saku saku バンド道場」に出演を果たしている[4]。また、音楽情報TV番組「HANG-OUT」のスタジオLIVEコーナー"SESSIONS"に出演し、多数の反響を得る[5]。1999年、バンド名を「B-DASH」に改名し、マキシシングル『ENDLESS CIRCLE』を発表した(インディーズ時代に発表したシングルはこの作品のみである。)。
同年12月に初のミニ・アルバムである『FREEDOM』をリリースした。この作品からB-DASHの特徴の1つである意味不明な歌詞で綴られた楽曲が登場する。2001年にリリースされたファーストアルバム『○(マル)』は、インディーズながらオリコン初登場4位をマークした。同時期にサポートギタリストとして参加していたIMANISHIが正式に加入した[5]。
2002年6月、2ndシングル『ちょ』のリリースに伴い、メジャーデビューを果たした。同年7月にはワープド・ツアーに参加した[5]。同年8月にリリースされた2ndアルバム『ぽ』はオリコンインディーズチャート1位を獲得し、25万枚のセールスを記録した[6]。同年9月には3rdシングル『平和島』を発表した。表題曲「平和島」は日本語詞のみで綴られており、全日本語詞の楽曲がシングルの表題曲となったのは今作が初となる。同時期にツアー「ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ ツアー 2002」を行うが、ツアーファイナルを以ってIMANISHIの脱退を発表した[7]。
2003年8月13日、通算5枚目のシングルとなる予定だった『情熱たましい』が発売中止になった。この発売について、TSUTAYAのフリーペーパー「V.A.」に特集記事が載っていた(ジャケットも決定していた)。収録曲は、後述の3rdアルバムに収録された。同年10月22日に発売したシングル『目覚めよニッポン!』の3曲目には、お笑いコンビのナインティナインがパーソナリティを務めていたニッポン放送系の深夜放送、『ナインティナインのオールナイトニッポン』(木曜深夜25:00 - 27:00)のジングルが収録されており、ナインティナインの二人の声が入っている。また、同ジングルは彼らの曲が番組内で使用されており、「オールナイトニッポン」のオリジナル曲である(※番組内では「情熱たましい」、「埴生の宿」などをベースに番組用にアレンジしたBGMも使用されている)。更には同番組のノベルティグッズ「岡ニオ」(岡村)、「矢部ニオ」(矢部)を作成した。
2004年2月には3rdアルバム『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』をリリースし、同年10月に初となるベストアルバム『B-DASH BEST』を発表した。選曲はメンバーが行っている[8]。同年11月には6thシングル『ハーコー』をリリースした。表題曲である「ハーコー」は、Vodafone 3GのTV-CM キャンペーン・ソングとして使われた。
2005年8月には、プロデューサーとして屋敷豪太を迎え入れ製作された4thアルバム『NEW HORIZON』を発表した[9]。同アルバムの表題曲である「NEW HORIZON」はいしわたり淳治(ex.SUPERCAR)が歌詞を手掛けている(いしわたりは後に7thシングル『Let's Collabo』の収録曲「Oh my love」でも歌詞提供を行っている。)[10]。今作ではインスト曲を除き、全て日本語詞のみの楽曲で構成されている(ただし、日本語詞のみに絞った意図については特に拘りはないとGONGONは発言している)[11]。約1年後にリリースされた5thアルバム『パンパカパン』では再び「適当めちゃくちゃ語アドリブ」で綴られた楽曲が収録された。同アルバムのリリースに伴うツアー「バスツアー2006」が行われる予定だったが、GONGONが左自然肺気胸を発症し、延期となった[12]。
2007年に結成10周年を迎えるにあたり、アルバム『LEAD SONG COLLECTION』を発表する。事実上は二度目のベストアルバムであるが、この作品はリード曲だけを中心に選曲したものとなっている[13]。同年11月には3rdミニアルバム『ミニ5』をリリースした。
2009年にはハドソン・ミュージックエンタテインメントに移籍し、8thシングル『カマたまご』をリリースした。表題曲「カマたまご」は高橋ヒロシの漫画作品である『クローズ』、『WORST』へのトリビュート曲として作られた[14]。
2010年3月に三度目となるベストアルバム『オールタイムベスト』をポニーキャニオンからリリースした。このベストアルバムの選曲はメンバーだけでなく、彼らと親交のある人物も携わっており、選曲者として奥田民生やマキシマムザ亮君(マキシマム ザ ホルモン)、細美武士といったミュージシャンの他に、総合格闘家の川尻達也やDJのピストン西沢、さらにマスコット・キャラクターの「トニオちゃん」や漫画『WORST』の登場人物:花木 九里虎が参加している[15]。また、同年6月には同じくポニーキャニオンから、2ndアルバム『ぽ』、3rdアルバム『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』の再発盤をリリースしている。
2013年5月にはSugahara Projectから6thアルバム『 E' 』をリリースした。フル・アルバムかつ新作としてのリリースは7年ぶりである。2015年にはEXIT TUNESに移籍し、翌年2月17日に7thアルバム『EXPLOSION』を発表した[16]。今作のジャケットのアートワークはU井T吾が出がけており、収録曲「GET POW」を初音ミクに歌唱させるといった試みが行われた[17]。
しかし、結成20周年かつ6thアルバムの発売から1年後にあたる2017年2月17日に解散する声明を発表した[18][19][20]。
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
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1st | 1999年5月20日 | ENDLESS CIRCLE | LTDC-004 | i hate records/Limited Records |
2nd | 2002年6月26日 | ちょ | POCE-8700 | PQ Records オリコン最高6位、登場回数10回 |
3rd | 2002年9月25日 | 平和島 | POCE-8702 | XTRA LARGE RECORDS オリコン最高6位、登場回数17回 |
4th | 2003年5月21日 | SECTOR | XLCN-71002 | XTRA LARGE RECORDS オリコン最高10位、登場回数9回 |
5th | 2003年10月22日 | 目覚めよニッポン! | XLCN-72003 | XTRA LARGE RECORDS オリコン最高13位、登場回数5回 |
6th | 2004年11月25日 | ハーコー | XLCN-71012 | PQ Records オリコン最高21位、登場回数11回 |
7th | 2006年3月15日 | Let's Collabo | PQRC-0002 | PQ Records オリコン最高40位、登場回数6回 |
8th | 2009年5月20日 | カマたまご | QWCH-00007:初回生産限定盤 QWCH-00007X:初回特典封入 |
HUDSON MUSIC ENTERTAINMENT オリコン最高96位 |
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
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1st | 2001年8月15日 | ○ | LTDC-025 | オリコン最高4位、登場回数7回 |
2nd | 2002年8月7日 2010年6月16日(再発) |
ぽ | POCE-8701 PCCA-50161:再発 |
XTRA LARGE RECORDS/ポニーキャニオン オリコン最高3位、登場回数30回 |
3rd | 2004年2月4日 2010年6月16日(再発) |
ビッグ ブラック ストア (連絡しろ) | XLCN-71003 PCCA-50162:再発 |
XTRA LARGE RECORDS/ポニーキャニオン オリコン最高5位、登場回数11回 |
4th | 2005年8月17日 | NEW HORIZON | PQRC-0001 | PQ Records |
5th | 2006年8月2日 | パンパカパン | PQRC-0003 | PQ Records オリコン最高30位、登場回数5回 |
6th | 2013年5月15日 | E' | BDCD-1001 | Sugahara Project オリコン最高72位 |
7th | 2016年2月17日 | EXPLOSION | QWCE-00569 | EXIT TUNES オリコン最高214位 |
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2004年10月14日 | B-DASH BEST | XLCN-71011:CCCD+DVD XLCN-71010:通常盤 |
全22曲
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XTRA LARGE RECORDS オリコン最高2位、登場回数28回 |
2nd | 2007年5月16日 | LEAD SONG COLLECTION | PQRC-0004 | 全19曲
CD
DVD
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PQ Records オリコン最高28位、登場回数5回 |
3rd | 2010年3月17日 | オールタイムベスト | PCCA-50156 | 全17曲
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ポニーキャニオン オリコン圏外 |
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2003年3月29日 | エべれーター | XLBN-74001 | 全30曲
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PQ Records オリコン最高25位、登場回数4回 |
2nd | 2004年6月2日 | B-DASH LIVE 其ノ壱 | XLBN-74003 | 全24曲
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XTRA LARGE RECORDS オリコン最高29位、登場回数3回 |
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1999年5月26日 | HANG-OUT SESSIONS | LTDV-002 | 全10曲
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LIMITED RECORDS |
2000年2月24日 | HANG OUT SESSIONS VOLUME-3 | LTDV-005 | 全8曲
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LIMITED RECORDS |
2000年10月18日 | FAMILY VOL.1 | LTDC-015 | 全9曲
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LIMITED RECORDS オリコン最高69位、登場回数4回 |
2002年7月17日 | FAMILY VOL.2 | LTDG-006 | 全6曲
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GONGON Brothers |
2002年7月24日 | STYLE OF Limited II | LTDC-038 | 全17曲
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LIMITED RECORDS |
2003年6月18日 | STREET ROCK FILE THE BEST | MUCD-1081-82 | 全30曲
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Dreamusic |
2003年7月16日 | 「LOVERS' KISS」 ORIGINAL SOUNDTRACK | DCSS-1 | 全14曲
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デジキューブ |
2003年8月11日 | FM NORTH WAVE 10th ANNIVERSARY COMPILATION ALBUM ユメザムライの詩集 | FIST-010 | 全10曲
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FIST |
2003年9月17日 | Best of 蓮沼 1999→2003 | DIGA-1 | 全36曲
DISC1
DISC2
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オリコン最高65位、登場回数5回 |
2005年11月9日 | STYLE OF Limited VITALIZE~BEST SELLECTION~ | LTDC-088 | 全25曲
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LIMITED RECORDS オリコン最高206位 |
2006年2月22日 | STREET ROCK FILE THE BEST 3 | TKCA-72953 | 全13曲
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徳間ジャパンコミュニケーションズ |
2006年4月26日 | smart 10th&200anniversary | 170-LDKCD | 全15曲
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Living, Dining & Kitchen Records |
2006年5月10日 | ALL APOLOGIES~ニルヴァーナに捧ぐ~ | UPCH-1489 | 全13曲
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UNIVERSAL MUSIC |
2007年10月24日 | 奥田民生・カバーズ | SECL-563 | 全19曲
DISC. 1
DISC. 2
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SME Records |
2010年7月21日 | 夏ROCK | PCCA-03226 | 全12曲
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ポニーキャニオン |
2011年5月25日 | 「クローズ×WORST」 トリビュートソング・アルバム | AVCD-38248 | 全12曲
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avex trax |
使用年 | 曲名 | タイアップ |
---|---|---|
2002年 | ちょ | テレビ東京系『HANG OUT』オープニングテーマ[21] |
テレビ朝日系『ぷらちなロンドンブーツ』エンディングテーマ[21] | ||
愛するPOW | テレビ東京系『HANG OUT』エンディングテーマ[22] | |
平和島 | テレビ東京系『HANG OUT』オープニングテーマ[23] | |
2003年 | SECTOR | テレビ朝日系『ぷらちなロンドンブーツHIGH↑』オープニングテーマ[24] |
2004年 | ハーコー | vodafone「3Gケータイ」キャンペーンCMソング[25][26] |
2005年 | ピコ | 毎日放送「MUSIC EDGE + Osaka Style」オープニングテーマ[27] |
2006年 | コントレイル | テレビ東京系『ブログの女王』オープニングテーマ[28] |
2009年 | カマたまご | 漫画「WORST」コラボレーションソング[29] |
2013年 | 嵐コンバイン | 毎日放送『ロケみつ ザ・ワールド』2013年6月度エンディングテーマ |
監督 | 曲名 |
末吉のぶ | 「NEW HORIZON」 |
末吉のぶ & アオキリョウジ | 「Let's Collabo」 |
鈴木立樹 | 「ぺ様」「コントレイル」「ピコ」 |
SOTA | 「ENDLESS CIRCLE '07 MIX」「HOHOI」「SECTOR (LIVE Ver.)」「ハーコー」「愛するPOW (LIVE Ver.)」「炎」 |
SOTA/TN | 「目覚めよニッポン!」 |
手塚一紀 | 「ハーコー (LIVE Ver.)」 |
東小野誠 | 「ありがとう」 |
マサオ(MASAO) | 「SECTOR」「ちょ」「やまびこ」「愛するPOW」「情熱たましい」「梅抹茶/メロディック本門寺」「平和島」 |
横山大平 | 「野球」 |
MASAHITO YOSHIDA | 「平和島 (PREMIUM LIVE Ver.)」 |
不明 | 「Race Problem」「カマたまご」「嵐コンバイン」「雑草くん」「保釈王」「M-11」 |
(ナインティナインのオールナイトニッポン(木曜25:00-27:00))
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