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この項目では、2023年シーズンの日本プロサッカーリーグ (Jリーグ) について述べる。
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Jリーグ発足から丸30年を過ぎ31年目のシーズンを迎える。2022年12月20日付で明治安田生命保険相互会社との間でタイトルパートナー(冠スポンサー)契約を更新し(2026年シーズンまで)[2]、「2023明治安田生命Jリーグ」(英: 2023 MEIJI YASUDA J.LEAGUE) の名称で行う。タイトルパートナー更新に合わせて、それまでJ1/J2と異なったデザインとしていたJ3リーグのロゴについて、J1/J2と同じデザインに変更されることになった[2]。
なお、この年は1993年5月15日のJリーグオープニングマッチから30周年のメモリアルイヤーとなることから、いくつかの記念行事が行われる。
また、2024年シーズンからJ1/J2/J3のクラブ数を20クラブずつに統一する(J1が2増、J2が2減)ことが決まっており、このシーズンはその過渡期に当たるシーズンとして臨時的に昇降格が以下のようにされることが明らかにされている[13]。
特記なき限り代替試合は当初予定されていた会場で開催。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権または降格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ヴィッセル神戸 (C, Q) | 34 | 21 | 8 | 5 | 60 | 29 | +31 | 71 | ACLE2024/25出場 |
2 | 横浜F・マリノス (Q) | 34 | 19 | 7 | 8 | 63 | 40 | +23 | 64 | |
3 | サンフレッチェ広島 (Q) | 34 | 17 | 7 | 10 | 42 | 28 | +14 | 58 | ACL2 2024/25出場 |
4 | 浦和レッズ | 34 | 15 | 12 | 7 | 42 | 27 | +15 | 57 | J1残留 |
5 | 鹿島アントラーズ | 34 | 14 | 10 | 10 | 43 | 34 | +9 | 52 | |
6 | 名古屋グランパス | 34 | 14 | 10 | 10 | 41 | 36 | +5 | 52 | |
7 | アビスパ福岡 | 34 | 15 | 6 | 13 | 37 | 43 | −6 | 51 | |
8 | 川崎フロンターレ (Q) | 34 | 14 | 8 | 12 | 51 | 45 | +6 | 50 | ACLE2024/25出場 |
9 | セレッソ大阪 | 34 | 15 | 4 | 15 | 39 | 34 | +5 | 49 | J1残留 |
10 | アルビレックス新潟 | 34 | 11 | 12 | 11 | 36 | 40 | −4 | 45 | |
11 | FC東京 | 34 | 12 | 7 | 15 | 42 | 46 | −4 | 43 | |
12 | 北海道コンサドーレ札幌 | 34 | 10 | 10 | 14 | 56 | 61 | −5 | 40 | |
13 | 京都サンガF.C. | 34 | 12 | 4 | 18 | 40 | 45 | −5 | 40 | |
14 | サガン鳥栖 | 34 | 9 | 11 | 14 | 43 | 47 | −4 | 38 | |
15 | 湘南ベルマーレ | 34 | 8 | 10 | 16 | 40 | 56 | −16 | 34 | |
16 | ガンバ大阪 | 34 | 9 | 7 | 18 | 38 | 61 | −23 | 34 | |
17 | 柏レイソル | 34 | 6 | 15 | 13 | 33 | 47 | −14 | 33 | |
18 | 横浜FC (R) | 34 | 7 | 8 | 19 | 31 | 58 | −27 | 29 | J2リーグ 2024へ降格 |
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 昇格または降格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | FC町田ゼルビア (C, P) | 42 | 26 | 9 | 7 | 79 | 35 | +44 | 87 | J1 2024へ昇格 |
2 | ジュビロ磐田 (P) | 42 | 21 | 12 | 9 | 74 | 44 | +30 | 75 | |
3 | 東京ヴェルディ (O, P) | 42 | 21 | 12 | 9 | 57 | 31 | +26 | 75 | J1昇格プレーオフ進出 |
4 | 清水エスパルス | 42 | 20 | 14 | 8 | 78 | 34 | +44 | 74 | |
5 | モンテディオ山形 | 42 | 21 | 4 | 17 | 64 | 54 | +10 | 67 | |
6 | ジェフユナイテッド千葉 | 42 | 19 | 10 | 13 | 61 | 53 | +8 | 67 | |
7 | V・ファーレン長崎 | 42 | 18 | 11 | 13 | 70 | 56 | +14 | 65 | |
8 | ヴァンフォーレ甲府 | 42 | 18 | 10 | 14 | 60 | 50 | +10 | 64 | |
9 | 大分トリニータ | 42 | 17 | 11 | 14 | 54 | 56 | −2 | 62 | |
10 | ファジアーノ岡山 | 42 | 13 | 19 | 10 | 49 | 49 | 0 | 58 | |
11 | ザスパクサツ群馬 | 42 | 14 | 15 | 13 | 44 | 44 | 0 | 57 | |
12 | 藤枝MYFC | 42 | 14 | 10 | 18 | 61 | 72 | −11 | 52 | |
13 | ブラウブリッツ秋田 | 42 | 12 | 15 | 15 | 37 | 44 | −7 | 51 | |
14 | ロアッソ熊本 | 42 | 13 | 10 | 19 | 52 | 53 | −1 | 49 | |
15 | 徳島ヴォルティス | 42 | 10 | 19 | 13 | 43 | 53 | −10 | 49 | |
16 | ベガルタ仙台 | 42 | 12 | 12 | 18 | 48 | 61 | −13 | 48 | |
17 | 水戸ホーリーホック | 42 | 11 | 14 | 17 | 49 | 66 | −17 | 47 | |
18 | いわきFC | 42 | 12 | 11 | 19 | 45 | 69 | −24 | 47 | |
19 | 栃木SC | 42 | 10 | 14 | 18 | 39 | 47 | −8 | 44 | |
20 | レノファ山口FC | 42 | 10 | 14 | 18 | 37 | 67 | −30 | 44 | |
21 | 大宮アルディージャ (R) | 42 | 11 | 6 | 25 | 37 | 71 | −34 | 39 | J3 2024へ降格 |
22 | ツエーゲン金沢 (R) | 42 | 9 | 8 | 25 | 41 | 70 | −29 | 35 |
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 昇格または降格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 愛媛FC (C, P) | 38 | 21 | 10 | 7 | 59 | 48 | +11 | 73 | J2昇格 |
2 | 鹿児島ユナイテッドFC (P) | 38 | 18 | 8 | 12 | 58 | 41 | +17 | 62 | |
3 | カターレ富山 | 38 | 19 | 5 | 14 | 59 | 48 | +11 | 62 | |
4 | FC今治 | 38 | 16 | 11 | 11 | 54 | 42 | +12 | 59 | |
5 | 奈良クラブ | 38 | 15 | 12 | 11 | 45 | 32 | +13 | 57 | |
6 | ガイナーレ鳥取 | 38 | 14 | 14 | 10 | 57 | 52 | +5 | 56 | |
7 | ヴァンラーレ八戸 | 38 | 15 | 11 | 12 | 49 | 47 | +2 | 56 | |
8 | FC岐阜 | 38 | 14 | 12 | 12 | 44 | 35 | +9 | 54 | |
9 | 松本山雅FC | 38 | 15 | 9 | 14 | 51 | 47 | +4 | 54 | |
10 | いわてグルージャ盛岡 | 38 | 15 | 9 | 14 | 48 | 49 | −1 | 54 | |
11 | FC大阪 (X) | 38 | 14 | 11 | 13 | 41 | 38 | +3 | 53 | |
12 | Y.S.C.C.横浜 | 38 | 14 | 10 | 14 | 48 | 50 | −2 | 52 | |
13 | アスルクラロ沼津 | 38 | 15 | 6 | 17 | 48 | 48 | 0 | 51 | |
14 | AC長野パルセイロ | 38 | 13 | 11 | 14 | 52 | 60 | −8 | 50 | |
15 | 福島ユナイテッドFC | 38 | 12 | 11 | 15 | 37 | 42 | −5 | 47 | |
16 | カマタマーレ讃岐 | 38 | 11 | 11 | 16 | 29 | 45 | −16 | 44 | |
17 | FC琉球 | 38 | 12 | 7 | 19 | 43 | 61 | −18 | 43 | |
18 | SC相模原 | 38 | 9 | 14 | 15 | 44 | 48 | −4 | 41 | |
19 | テゲバジャーロ宮崎 | 38 | 9 | 12 | 17 | 31 | 52 | −21 | 39 | |
20 | ギラヴァンツ北九州 | 38 | 7 | 10 | 21 | 33 | 45 | −12 | 31 |
準決勝 | 決勝 | |||||
11月26日・味スタ | ||||||
3位 東京ヴェルディ | 2 | |||||
12月2日・国立 | ||||||
6位 ジェフユナイテッド千葉 | 1 | |||||
3位 東京ヴェルディ | 1 | |||||
11月25日・アイスタ | ||||||
4位 清水エスパルス | 1 | |||||
4位 清水エスパルス | 0 | |||||
5位 モンテディオ山形 | 0 | |||||
J1昇格プレーオフの決勝に駒を進めたのは、序盤から攻勢に出る千葉を相手に凌ぎきり、逆にMF中原輝とMF森田晃樹の前半2ゴールで挙げたリードを守り切って、16年ぶりのJ1復帰を目指す東京V[92] と、この年J2リーグ戦出場機会の無かったGK大久保択生を中心に山形の攻撃を最後まで凌いでレギュレーションにより決勝進出を決め、1年でのJ1復帰を目指す清水[93] の2クラブ。東京Vの本来のホーム・味の素スタジアムが使えないという都合もあり、2013年以来11年ぶりとなる国立競技場決戦となり[94]、オリジナル10同士の対戦ということもあって、昇格プレーオフ最多にしてこの年記録を更新したJ2リーグ戦の最多観客動員をも大幅に上回る53,264人の観衆が詰めかけた[95]。
清水が岸本武流に代わってカルリーニョス・ジュニオを起用した以外は両軍共準決勝と同じメンバーで臨んだ一戦は立ち上がりから清水が猛攻を仕掛けるが得点を奪うことが出来ず、時間の経過と共に東京Vが試合を落ち着かせる[96]。29分にはゴール前の混戦から清水MF乾貴士がゴール前でフリーとなってシュートを放つも枠の上にふかしてしまいビッグチャンスを逃す[96]。その後は一進一退の攻防が続くが決定機には至らず、両軍スコアレスで前半を終える。
後半に入り、48分(後半3分)には清水FWカルリーニョス・ジュニオのクロスに清水FWチアゴ・サンタナがヘディングシュートを放つも東京V・DF林尚輝のブロックに逢い枠の右へ逸れ、51分(後半6分)にはコーナーキックの流れから東京V・DF宮原和也がゴール左隅を狙うが清水GK大久保択生に阻まれる[97] など立ち上がりから決定機が生まれ始め、63分(後半18分)に試合は動く。ゴール前の攻防で交代したばかりの清水DF北爪健吾がペナルティエリア内へ浮き球のパスを送ると、これがMF中山克広と競り合った東京V・MF森田晃樹の腕に当たってハンドの判定[96]。これで得たペナルティキックを清水FWチアゴ・サンタナがゴール右隅に決めて清水が先制点を挙げる[97]。
一転して苦しい状況となった東京Vだが、清水の守備陣の前になかなかチャンスが見いだせないまま時間は過ぎ、後半アディショナルタイムを迎える[96]。しかし90+4分(後半アディショナルタイム4分)、東京V・MF中原輝がセンターライン付近から清水DFの裏にロングパスを送ると、これに反応したFW染野唯月が抜けだし、これに対応しようとした清水DF高橋祐治がペナルティエリア内でスライディングブロック。これがボールより前に染野の足を払った形となり東京VにPKが与えられる[98]。このPKをFW染野が蹴り、ゴール右を狙ったボールはGK大久保の手をかすめながらもゴールネットを揺らし、90+6分に東京Vが土壇場で同点に追いつく[99]。その後両軍に大きな決定機は生まれずそのまま試合終了、レギュレーションによりリーグ上位の東京Vが16年ぶりのJ1復帰を果たした一方、清水は1年でのJ1復帰を逃し、来季もJ2で戦うことが決定した[96][97]
賞 | 受賞者 |
---|---|
最優秀選手賞 (J1) | 大迫勇也 (ヴィッセル神戸) |
最優秀選手賞 (J2) | エリキ (FC町田ゼルビア) |
最優秀選手賞 (J3) | 松田力 (愛媛FC) |
得点王 (J1) | 大迫勇也 (ヴィッセル神戸) |
アンデルソン・ロペス (横浜F・マリノス) | |
得点王 (J2) | フアンマ・デルガド (V・ファーレン長崎) |
得点王 (J3) | 小松蓮 (松本山雅FC) |
ベストヤングプレーヤー賞 | 三戸舜介 (アルビレックス新潟) |
優勝監督賞 (J1) | 吉田孝行 (ヴィッセル神戸) |
優勝監督賞 (J2) | 黒田剛 (FC町田ゼルビア) |
優勝監督賞 (J3) | 石丸清隆 (愛媛FC) |
優秀監督賞 (J1) | 長谷部茂利 (アビスパ福岡) |
優秀監督賞 (J2) | 横内昭展 (ジュビロ磐田) |
優秀監督賞 (J3) | フリアン (奈良クラブ) |
最優秀主審賞 | 中村太 |
最優秀副審賞 | 野村修 |
フェアプレー賞 高円宮杯 | セレッソ大阪 |
フェアプレー賞 (J1) | セレッソ大阪、横浜F・マリノス、アルビレックス新潟 |
フェアプレー賞 (J2) | ザスパクサツ群馬 、ヴァンフォーレ甲府、ツエーゲン金沢 |
フェアプレー賞 (J3) | ヴァンラーレ八戸、 福島ユナイテッドFC、SC相模原 |
フェアプレー個人賞 (J1) | 西川周作(浦和レッズ)、 前川黛也(ヴィッセル神戸)、 大迫敬介(サンフレッチェ広島) |
フェアプレー個人賞 (J2) | 櫛引政敏(ザスパクサツ群馬)、 マテウス(東京ヴェルディ)、 権田修一(清水エスパルス)、 波多野豪(V・ファーレン長崎) |
フェアプレー個人賞 (J3) | 山本海人(福島ユナイテッドFC)、 安在達弥(アスルクラロ沼津)、 永井建成(FC大阪) |
功労選手賞 | 大谷秀和、 駒野友一、 田中隼磨、 鄭大世、 富田晋伍、 中村俊輔、 橋本英郎、 藤本淳吾、 槙野智章、 水本裕貴、 本山雅志、 赤嶺真吾 |
功労審判員賞 | 越智新次、 蒲澤淳一、 佐藤隆治、 野田祐樹 |
最優秀育成クラブ賞 | FC東京 |
最優秀ゴール賞 (J1) | 渡邊凌磨 (FC東京)第8節 vsC大阪戦 68分 (味スタ) |
最優秀ゴール賞 (J2) | 乾貴士 (清水エスパルス) 第25節 vs大分戦 63分 (レゾド) |
最優秀ゴール賞 (J3) | 白井陽斗 (FC琉球) 第12節 vs沼津戦 35分 (タピスタ) |
2023年9月26日、Jリーグは2024年度Jリーグクラブライセンスのうち、クラブライセンス交付第一審機関 (FIB) 決定によるJ1ライセンスの判定結果を発表した[103]。前回判定分でJ1ライセンス交付となった46クラブに加えて、新たにいわき、藤枝、讃岐の3クラブを加えた49クラブから申請があり、申請した49クラブ全てがJ1クラブライセンスを取得した[104]。
また同日、J3ライセンスのうち新規入会希望クラブ対象のものについても判定結果がJリーグ理事会で承認された[105]。申請のあった6クラブのうち、施設基準に課題があるとされながらも東京都区部をホームタウンとする特性を考慮されて特例的に新規ライセンス交付が認められた新宿を含む4クラブにJ3ライセンスが交付された。一方で、滋賀は施設基準、高知は財務基準に関して確認が必要な事項が残り継続審議とされたが、11月28日の理事会で、滋賀については施設基準を充足できるとしてライセンス交付判定となり、高知についてはライセンス判定を辞退している[106]。
2023年10月24日にはJ2ライセンスと現所属クラブに対するJ3ライセンスの判定結果が公表された[107]。現J3所属の11クラブからJ2ライセンスの申請があり(当初からJ3ライセンスを申請したクラブ無し)、FC大阪を除く10クラブを対象にJ2ライセンスが交付された。一方、FC大阪は、申請時点で保有が必須とされた「アカデミーチーム(U-15チーム)」を保有しておらず、J2クラブライセンスは不交付とされた一方で、J3クラブライセンス基準は充足していたため、J3クラブライセンスが交付された。
クラブ名の後ろに「」が付いたクラブは当該ライセンスを初めて交付されたクラブ、「」が付いたクラブは前年の上位ライセンスを喪失したクラブ。「(例外)」はスタジアムや練習場の上位ライセンス基準を充足するための改修・改築、ないしは新設計画があることによる例外規定を適用した特例で上位ライセンスを取得したクラブ。
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