1973年の阪神タイガース

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1973年の阪神タイガース

1973年の阪神タイガース(1973ねんのはんしんタイガース)では、1973年の阪神タイガースの動向をまとめる。

概要 成績, 本拠地 ...
1973年の阪神タイガース
成績
セントラル・リーグ2位
64勝59敗7分 勝率.520[1]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 阪神甲子園球場
Thumb
球団組織
オーナー 野田忠二郎
経営母体 阪神電気鉄道
監督 金田正泰
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1974 »

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この年の阪神タイガースは、金田正泰が2度目の監督就任をしたシーズンである。

概要

要約
視点

1972年村山実前監督の指揮権返上を受けて監督代行のまま指揮を執った金田正泰がこの年から再び監督に就任。金田新監督のもと、前年2位躍進の原動力となった江夏豊上田次朗をはじめ古沢憲司谷村智啓らがローテーションを守るなど投手陣は盤石だった。チームは開幕から前年8連覇の巨人が苦戦したこともありまずまずのスタートを切ると、7月までは中日と首位を争った。

だが、8月18日から9月22日にかけ8勝17敗2引分と足踏み、しかもその間巨人との対戦で5戦全敗し猛追される。この間、8月30日の中日戦では江夏と、中日先発・松本幸行による投手戦で、延長11回まで中日打線を無安打無得点に抑えていた江夏が自らサヨナラ本塁打を放ち、プロ野球史上初となる「延長戦ノーヒットノーラン」を達成した。

9月23日の広島戦ダブルヘッダーから10月7日の中日戦までは10勝1敗と一気に盛り返し、10月10日から後楽園球場での巨人との直接対決を迎える。第1戦は4番で正捕手の田淵幸一が逆転満塁本塁打を放ち、最後は江夏が締めて第1戦を逆転勝利[2]。翌11日の試合は3回まで7対0とリードするが、そこから巨人打線が反撃すると江夏が打ちこまれ、後を受けたリリーフ陣も失点し、勝てる試合を10対10で引き分けた[3]。その後、広島2連戦を1勝1敗とし、残り2試合で優勝マジック1が点灯、20日の中日戦(中日球場)に勝つか引き分けで優勝が決まるところに持ち込む[4]

その中日戦は、中日先発・星野仙一の前に打線が沈黙、先発の江夏も失点を許して2対4で敗れ、次の甲子園(翌21日の予定だったが雨で1日延びて22日)での巨人との最終戦直接対決に勝った方が優勝というNPB史上初の状況となった[4]。だが、その最終戦は0対9で大敗し9年ぶりのリーグ優勝は成らなかった[4]。試合終了直後には、敗戦に怒った阪神ファンが大挙してグラウンドになだれ込み、三塁側巨人ベンチを襲撃。逃げ遅れた巨人・王貞治ら数名が負傷するというアクシデントが発生。巨人・川上哲治監督の胴上げも行われない異常事態となった[5]。それにとどまらず、暴徒化した観客の対応に兵庫県警察機動隊が要請を受けて出動する事態に発展し[6]、球場外に出された後も騒ぐファンを沈静化させるため警察の依頼により試合終了から1時間以上が過ぎた後に監督の金田が外に出て、ハンドマイクで「私は涙こそ流していないが、気持ちの中は皆さんと同じく残念でたまらない。来年こそ一層がんばるので、ファンの皆さんも理解してほしい」と呼びかける結果になった[7]

この年は優勝した巨人に11勝13敗2分と善戦し、中日、広島、大洋には勝ち越したが巨人が16勝10敗と貯金を稼いだヤクルトに9勝17敗と大きく負け越したのがV逸の一因となった。

この年の巨人戦は先述の試合の他に、7月1日には先発・上田が9回裏二死までノーヒットノーラン。快挙達成まであと一人という所で長嶋茂雄にヒットを打たれるも完封勝利。8月5日には黒江透修の放った打球をセンターの池田純一が芝生に足をとられて転倒し後逸。「世紀の落球」とも言われたプレーでチームは逆転負けを喫する(試合後金田監督は「池田は悪くないけど、芝生が悪かった」と池田をかばった)など、印象的な試合が多かった。

一方、グラウンド外では険悪な出来事も幾つか起こり、8月には遠征先の名古屋の旅館で、以前から金田監督に冷遇され不満を募らせていた鈴木皖武が、シーズン終了後の11月23日に行われたファン感謝デー終了後には以前から金田監督と確執のあった権藤正利が、それぞれ金田監督を殴打する事態が発生した。鈴木は事態発覚後に球団から一ヶ月の謹慎処分、同年限りでの引退が決まっていた権藤に至っては、セ・リーグから勤続20年の連盟表彰を授与されるはずだったが、この一件で取り消しになり、自由契約扱いでの退団となった。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 藤田平
2 野田征稔
3 池田純一
4 田淵幸一
5 遠井吾郎
6 カークランド
7 後藤和昭
8 佐藤正治
9 江夏豊
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1973年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 中日-- 大洋-- 広島-- 中日-- 巨人-- 巨人-- 巨人--
2位 大洋0.5 広島0.0 中日 阪神3.0 阪神0.5 阪神2.5 阪神0.5
3位 阪神1.5 中日1.0 阪神1.0 広島4.0 中日1.0 中日3.0 中日1.5
4位 巨人2.5 阪神2.5 巨人3.5 巨人4.5 広島2.0 ヤクルト6.0 ヤクルト4.5
5位 広島3.5 巨人4.0 大洋4.0 ヤクルト6.5 大洋2.5 大洋6.0 大洋5.0
6位 ヤクルト4.0 ヤクルト7.5 ヤクルト6.5 大洋9.0 ヤクルト3.0 広島6.5 広島6.5
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1973年セントラル・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位読売ジャイアンツ66604 .524優勝
2位阪神タイガース64597 .5200.5
3位中日ドラゴンズ64615 .5121.5
4位ヤクルトアトムズ62653 .4884.5
5位大洋ホエールズ60646 .4845.0
6位広島東洋カープ60673 .4726.5

[1]

オールスターゲーム1973

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入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

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入団

選手名 背番号 前所属 備考
投手
五月女豊 21 日本石油 ドラフト1位
渡辺博敏 41 西鉄 金銭トレード
捕手
大和田正海 33 出原商店 ドラフト外
内野手
森山正義 26 明治学院大学 ドラフト2位
外野手
松永美隆 39 山口・宇部商 ドラフト3位

退団

選手名 背番号 退団区分 去就
投手
村山実 11 引退 野球解説者
奥田敏輝 48 引退
但田裕介 50 引退
内野手
中村之保 39 引退
鎌田実 41 引退
外野手
山尾孝雄 21 引退
楠本秀雄 33 引退
上甲秀男 35 引退
マックファーデン 57
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選手・スタッフ

試合結果

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凡例
勝利試合敗北試合引き分け中止
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さらに見る 4月(7勝6敗 .538), # ...
1973年 レギュラーシーズン
 
4月(7勝6敗 .538) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
14月14日大洋1-3江夏(0-1)--望月(1)甲子園0-1
4月15日a大洋中止甲子園
4月15日b大洋中止甲子園
24月17日ヤクルト5-0谷村(1-0)--野田(1)カークランド(1)神宮1-1
34月18日ヤクルト4-8-上田(0-1)-望月(2)神宮1-2
44月19日ヤクルト5-4江夏(1-1)--後藤(1)望月(3)神宮2-2
54月21日広島5-0谷村(2-0)--甲子園3-2
64月22日a広島2-5-五月女(0-1)-田淵(1)甲子園3-3
74月22日b広島2-1上田(1-1)--カークランド(2)甲子園4-3
84月24日巨人3-1江夏(2-1)--田淵(2)後楽園5-3
94月25日巨人1-6-谷村(2-1)-田淵(3・4・5)後藤(2)後楽園5-4
104月26日巨人8-3上田(2-1)--野田(2)田淵(6)後楽園6-4
114月28日ヤクルト7-0江夏(3-1)--甲子園7-4
124月29日ヤクルト0-5-谷村(2-2)-甲子園7-5
134月30日ヤクルト2-5-五月女(0-2)-甲子園7-6
 
5月(10勝11敗1分 .476) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
145月1日中日3-1上田(3-1)--甲子園8-6
5月2日中日中止甲子園
155月3日中日3-5-谷村(2-3)-田淵(7・8)甲子園8-7
165月5日広島7-2江夏(4-1)--カークランド(3)広島市民9-7
175月6日広島4-7-谷村(2-4)-広島市民9-8
5月7日広島中止広島市民
5月8日巨人中止甲子園
185月9日巨人4-11-江夏(4-2)-田淵(9・10・11)甲子園9-9
195月10日巨人5-2上田(4-1)--田淵(12)カークランド(4)
野田(3)
甲子園10-9
205月12日大洋5-1谷村(3-4)--新発田11-9
215月13日大洋1-5-鈴木皖(0-1)-田淵(13)新潟11-10
225月15日中日1-4-江夏(4-3)-後藤(3)中日11-11
235月16日中日3-2上田(5-1)--田淵(14)中日12-11
245月17日中日3-3---カークランド(5)中日12-11-1
255月19日広島4-0江夏(5-3)--藤田平(1)甲子園13-11-1
265月20日広島0-4-上田(5-2)-甲子園13-12-1
275月21日広島2-0谷村(4-4)--藤田平(2)甲子園14-12-1
285月22日ヤクルト1-2-江夏(5-4)-藤田平(3)神宮14-13-1
295月23日ヤクルト0-1-若生(0-1)-神宮14-14-1
305月24日ヤクルト4-1江夏(6-4)--神宮15-14-1
315月26日広島1-3-上田(5-3)-広島市民15-15-1
325月27日広島1-2-江夏(6-5)-カークランド(6)広島市民15-16-1
5月28日広島中止広島市民
335月29日巨人5-6-若生(0-2)-甲子園15-17-1
345月30日巨人5-4上田(6-3)--遠井(1)甲子園16-17-1
355月31日巨人4-3古沢(1-0)--藤田平(4)カークランド(7)甲子園17-17-1
 
6月(11勝8敗1分 .579) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
366月2日中日0-1-谷村(4-5)-中日17-18-1
376月3日中日3-1上田(7-3)--後藤(4)中日18-18-1
386月4日中日4-5-古沢(1-1)-中日18-19-1
396月5日ヤクルト1-3-江夏(6-6)-甲子園18-20-1
6月6日ヤクルト中止甲子園
406月7日ヤクルト2-4-谷村(4-6)-田淵(15)甲子園18-21-1
416月9日大洋5-1江夏(7-6)--佐藤正(1)甲子園19-21-1
426月10日a大洋3-2上田(8-3)--藤井(1)甲子園20-21-1
436月10日b大洋1-6-若生(0-3)-田淵(16)甲子園20-22-1
446月12日巨人3-1古沢(2-1)--藤井(2)後楽園21-22-1
6月13日巨人中止後楽園
456月14日巨人4-6-古沢(2-2)-池田(1)田淵(17)後楽園21-23-1
466月15日中日1-0上田(9-3)--甲子園22-23-1
476月16日中日3-7-谷村(4-7)-甲子園22-24-1
6月17日中日中止甲子園
486月19日大洋12-5江夏(8-6)--藤田平(5)藤井(3)川崎23-24-1
496月20日大洋6-0上田(10-3)--川崎24-24-1
506月21日大洋3-2江夏(9-6)--藤田平(6)カークランド(8)川崎25-24-1
516月22日広島5-3古沢(3-2)--甲子園26-24-1
526月23日広島1-0谷村(5-7)--田淵(18)甲子園27-24-1
536月24日広島3-2江夏(10-6)--甲子園28-24-1
6月26日中日中止中日
6月27日中日中止中日
546月28日中日1-1---カークランド(9)中日28-24-2
6月29日巨人中止甲子園
556月30日巨人0-10-江夏(10-7)-甲子園28-25-2
 
7月(8勝8敗2分 .500) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
567月1日巨人4-0上田(11-3)--田淵(19)池田(2)甲子園29-25-2
577月3日中日8-6江夏(11-7)--カークランド(10)藤井(4)甲子園30-25-2
587月4日中日6-6---池田(3)甲子園30-25-3
597月5日中日8-3上田(12-3)--和田(1)田淵(20)
カークランド(11)
甲子園31-25-3
607月7日ヤクルト0-2-谷村(5-8)-盛岡31-26-3
617月8日aヤクルト0-1-古沢(3-3)-仙台31-27-3
627月8日bヤクルト1-4-若生(0-4)-藤井(5)仙台31-28-3
637月10日巨人3-9-上田(12-4)-カークランド(12)藤田平(7)後楽園31-29-3
647月11日巨人6-6---後楽園31-29-4
657月12日巨人12-2上田(13-4)--田淵(21)池田(4)後楽園32-29-4
667月13日大洋4-0江夏(12-7)--田淵(22)甲子園33-29-4
677月14日大洋3-7-古沢(3-4)-甲子園33-30-4
687月15日大洋4-1上田(14-4)--藤田平(8)田淵(23)甲子園34-30-4
697月17日ヤクルト1-2-江夏(12-8)-甲子園34-31-4
707月18日ヤクルト2-8-古沢(3-5)-甲子園34-32-4
717月19日ヤクルト2-0上田(15-4)--池田(5)甲子園35-32-4
727月27日大洋6-3江夏(13-8)--望月(4)田淵(24)川崎36-32-4
737月28日大洋2-3-上田(15-5)-川崎36-33-4
7月29日大洋中止川崎
7月31日広島中止岡山
 
8月(11勝12敗2分 .478) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
748月1日広島7-1江夏(14-8)--藤田平(9)田淵(25・26)広島市民37-33-4
758月2日広島2-4-谷村(5-9)-遠井(2)藤田平(10)広島市民37-34-4
768月3日巨人5-1上田(16-5)--甲子園38-34-4
778月4日巨人6-2古沢(4-5)--田淵(27・28)後藤(5)甲子園39-34-4
788月5日巨人2-3-江夏(14-9)-甲子園39-35-4
798月7日中日6-2上田(17-5)--中日40-35-4
808月8日中日0-2-古沢(4-6)-中日40-36-4
818月9日中日4-2上田(18-5)--中日41-36-4
828月11日ヤクルト3-0江夏(15-9)--望月(5)遠井(3)西京極42-36-4
838月12日aヤクルト0-3-権藤(0-1)-西京極42-37-4
848月12日bヤクルト1-2-上田(18-6)-辻恭(1)西京極42-38-4
858月14日広島3-2鈴木皖(1-1)--広島市民43-38-4
8月15日広島中止広島市民
868月16日広島7-1江夏(16-9)--江夏(1)望月(6)広島市民44-38-4
878月18日ヤクルト1-3-上田(18-7)-静岡44-39-4
888月19日ヤクルト11-5古沢(5-6)--中村(1)神宮45-39-4
898月20日ヤクルト3-4-江夏(16-10)-神宮45-40-4
908月21日大洋1-2-上田(18-8)-望月(7)川崎45-41-4
918月22日大洋4-4---川崎45-41-5
928月23日大洋3-5-鈴木皖(1-2)-藤田平(11)川崎45-42-5
8月24日広島中止甲子園
938月25日広島2-0江夏(17-10)--池田(6)甲子園46-42-5
948月26日広島1-2-古沢(5-7)-甲子園46-43-5
958月28日中日2-2---後藤(6)甲子園46-43-6
968月29日中日2-9-山本和(0-1)-甲子園46-44-6
978月30日中日1-0江夏(18-10)--江夏(2)甲子園47-44-6
988月31日巨人5-6-古沢(5-8)-後藤(7)後楽園47-45-6
 
9月(11勝10敗 .524) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
999月1日巨人0-1-上田(18-9)-後楽園47-46-6
1009月2日巨人6-7-若生(0-5)-遠井(4)後楽園47-47-6
1019月4日大洋6-4上田(19-9)--田淵(29・30)岡山48-47-6
1029月5日大洋0-2-江夏(18-11)-岡山48-48-6
1039月6日大洋1-3-上田(19-10)-甲子園48-49-6
1049月8日ヤクルト5-3古沢(6-8)--甲子園49-49-6
1059月9日ヤクルト5-2江夏(19-11)--池田(7)甲子園50-49-6
1069月11日中日2-3-上田(19-11)-中村(2)中日50-50-6
1079月12日中日3-2鈴木皖(2-2)--田淵(31)藤田平(12)中日51-50-6
9月13日中日中止中日
1089月14日大洋1-9-江夏(19-12)-川崎51-51-6
1099月15日大洋1-2-上田(19-12)-川崎51-52-6
1109月16日大洋7-5谷村(6-9)--田淵(32)藤田平(13・14)川崎52-52-6
9月18日巨人中止甲子園
1119月19日巨人3-4-上田(19-13)-後藤(8)甲子園52-53-6
1129月20日巨人0-4-古沢(6-9)-甲子園52-54-6
1139月22日広島1-2-谷村(6-10)-カークランド(13)広島市民52-55-6
1149月23日a広島2-1上田(20-13)--広島市民53-55-6
1159月23日b広島1-0江夏(20-12)--広島市民54-55-6
1169月25日大洋3-0古沢(7-9)--甲子園55-55-6
9月26日大洋中止甲子園
1179月27日大洋6-3上田(21-13)--遠井(5)池田(8)甲子園56-55-6
1189月28日大洋8-1谷村(7-10)--池田(9)甲子園57-55-6
1199月29日広島8-2古沢(8-9)--田淵(33)カークランド(14)甲子園58-55-6
9月30日広島中止甲子園
 
10月(6勝4敗1分 .600) 
#日付対戦相手スコア勝利投手敗戦投手セーブ本塁打球場勝敗
12010月1日広島5-4江夏(21-12)--田淵(34)甲子園59-55-6
12110月2日ヤクルト1-4-谷村(7-11)-藤田平(15)神宮59-56-6
12210月5日中日3-1江夏(22-12)--甲子園60-56-6
12310月6日中日3-0上田(22-13)--藤田平(16)池田(10)甲子園61-56-6
12410月7日中日2-1古沢(9-9)--甲子園62-56-6
12510月10日巨人6-5江夏(23-12)--田淵(35・36)後藤(9)後楽園63-56-6
12610月11日巨人10-10---藤田平(17)後楽園63-56-7
12710月14日広島2-5-谷村(7-12)-田淵(37)広島市民63-57-7
12810月15日広島4-1江夏(24-12)--池田(11)広島市民64-57-7
12910月20日中日2-4-江夏(24-13)-中日64-58-7
10月21日巨人中止甲子園
13010月22日巨人0-9-上田(22-14)-甲子園64-59-7
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※日付の後の(a)はダブルヘッダー第1試合(b)はダブルヘッダー第2試合
※セーブ制度は1974年から

個人成績

要約
視点

投手成績

色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手

  • 太字はリーグ最高。
  • 完封合計は継投も含む
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選手






























うえ 上田二朗462052214.611287.122924761316980712.23
えな 江夏豊531872413.649307.02582382421595882.58
たに 谷村智博4163712.368185.0176134458061562.72
ふる 古沢憲司432199.500132.1107154047155503.41
いけ 池島和彦10000.0001.020100000.00
うえ 植木一智30000.0004.252403559.00
おか 小川清一70000.00012.0111309543.00
きら 吉良修一100000.00013.2180507653.21
こん 権藤正利250001.00030.02021311211113.30
さつ 五月女豊40002.0009.0121408666.00
すず 鈴木皖武270022.50050.23332314022183.18
ひら 平山英雄70000.0007.012280511911.57
やまもとか 山本和行180001.00042.03841202120194.07
やまもとし 山本重政240000.00037.03521211810102.43
わこ 若生智男250005.00054.1528902117162.67
合計 46176459.5201173.01008100336296794043682.82
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打撃成績

  • 色付き規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字 はリーグ最高
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選手







































ふしたた 藤田平13056951973146272172285982102362536.281.330
いけ 池田祥浩1204754414311423111172523321301768.259.307
たふ 田淵幸一1194993987710260372199002078596916.256.398
こと 後藤和昭11741637822927191283304102233555.243.292
あん 安藤統男3654500600063010040181.120.185
おお 大倉英貴3467553800083133063114.145.266
かく カークランド9828025223615014108380021241557.242.310
かわ 川藤幸三771641511432320397925161205.212.247
くわ 桑野議283330171008000003082.233.303
さと 佐藤正治8717715511282113575221172201.181.270
すえ 末永正昭4815151210001030000080.067.067
つし 辻恭彦246357212101161002040103.211.262
とお 遠井吾郎113387351291041805137420423292538.296.353
なか 中村勝広7420016218337124893370301393.204.332
のた 野田征稔10937132529721303941343210205518.222.277
ふしい 藤井栄治44162133213930557101111270211.293.413
ふしたの 藤田訓弘151716020104000001050.125.176
もち 望月充95331294276382796253371227485.214.285
わた 和田徹9017816617417015113103153308.247.282
うえ 上田二朗46108911112001350015110350.121.130
えな 江夏豊5310898513202216005050311.133.175
こん 権藤正利2544000000000000010.000.000
さつ 五月女豊422000000000000000.000.000
すす 鈴木皖武301010120002000000010.200.200
たに 谷村智博4158542500050003010181.093.109
ふる 古沢憲司4337331300031003010100.091.118
やまもとか 山本和行18109100000000001050.000.100
やまもとし 山本重政2444000000000000000.000.000
わこ 若生智男251010010001000000020.100.100
合計 480942634339981351111515004174133103223814075393.234.303
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表彰

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リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
江夏豊 最多勝利24勝5年ぶり2度目
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ベストナイン
選手名ポジション回数
田淵幸一捕手2年連続2度目
藤田平遊撃手2年ぶり5度目
ダイヤモンドグラブ賞
選手名ポジション回数
田淵幸一捕手初受賞
藤田平遊撃手初受賞
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達成記録・出来事

  • 4月26日 - 田淵幸一巨人3回戦(後楽園)で6回に関本四十四、8回と9回に菅原勝矢から本塁打を放ち1試合3本塁打を記録、球団史上4人目(5回目)で9回の本塁打は通算100本塁打、史上75人目
  • 5月9日 - 田淵幸一が巨人4回戦(甲子園)で2回、7回、9回と高橋善正から本塁打を放ち1試合3本塁打を記録、球団史上6回目
  • 5月10日 - 田淵幸一が巨人5回戦(甲子園)で1回に高橋一三から本塁打を放ち、前日の同カードから4打数連続本塁打を記録し、史上5人目で上記の4月26日から同一カード7打数連続本塁打を記録
  • 5月13日 - 権藤正利大洋3回戦(新潟)で8回から救援登板し通算700試合登板、史上7人目
  • 7月1日 - 上田二朗が巨人12回戦(甲子園)で9回2死までノーヒットノーランを続けていたが、長嶋茂雄にヒットを打たれてノーヒットを阻まれる。「あと1人で費えたノーヒットノーラン」は史上15人目で球団史上5人目
  • 8月30日 - 江夏豊中日20回戦(甲子園)で中日打線を延長11回ノーヒットノーランに抑え、11回裏に自ら2号サヨナラ決勝本塁打を打つ[8]。ノーヒットノーランは史上48人目(59度目)
  • 9月2日 - 江夏豊が巨人21回戦(後楽園)で1回に王貞治に阪神戦通算100本目の本塁打を打たれる
  • 9月9日 - 田淵幸一がヤクルト25回戦(甲子園)で9回に敬遠で歩かされ相手投手の安田猛の連続無四死球イニングの記録が81で止まる
  • 10月10日 - 藤田平が巨人24回戦(後楽園)で8回に倉田誠から安打を放ち通算1000安打、史上84人目
  • 10月20日 - 中日26回戦(中日)に敗れ、翌日の巨人26回戦(甲子園)は、勝ったチームがリーグ優勝という決戦となる[9]
  • 10月22日 - 雨で一日延びて巨人26回戦(甲子園)が行われ、0対9で大敗。試合後、怒ったファンがグラウンドに乱入、巨人ベンチを襲撃するなど暴動を起こす(スコアはs:1973年セ・リーグの最終決戦参照)[10][11][12][13]
  • 11月23日 - 権藤正利がファン感謝デーが行われた甲子園球場の監督室で、江夏豊立ち会いのもと金田正泰監督を殴打[14]
  • 12月12日 - 球団は金田正泰監督に暴力を振るったとして権藤正利を11月23日付で契約解除したと発表[15]

ドラフト指名選手

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順位選手名ポジション所属結果
1位佐野仙好内野手中央大学入団
2位植上健治投手高松商業高入団
3位小竹重行投手京都商業高拒否・同志社大学進学
4位尾藤福繁投手土居高拒否・駒澤大学進学
5位高橋寛捕手松下電器拒否
6位掛布雅之内野手習志野高入団
7位山北芳敬外野手中京商業高拒否・明治大学進学
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脚注

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