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高水健司

日本のベーシスト、作曲家 (1951–) ウィキペディアから

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高水 健司 (たかみず けんじ、1951年3月29日[1] - )は、日本のベーシスト作曲家。これまでに数多くのミュージシャンやアイドル等のレコーディング及びコンサートに参加している。血液型はB型[1]

概要 高水 健司, 出生名 ...

人物

兵庫県神戸市に生まれる。高校2年の頃から楽器を弾き始め、19才の時に先輩からバンドへの加入を勧められライブハウススナックなどを会場とした演奏活動を始める[2]。その風貌から来るイメージゆえか、ミュージシャン仲間からは ″大仏″ または ″大仏さん″ と呼ばれている[3]

1973年、五輪真弓の初ライブの収録に参加したのをきっかけに、稲垣潤一井上陽水郷ひろみCHAGE&ASKA沢田研二中島みゆき松田聖子松任谷由実八神純子福山雅治布袋寅泰など、数多のミュージシャンやアイドルのレコーディングやコンサートに参加するようになる。

チャック・レイニーを敬愛しており、2016年には音楽雑誌 ″ベース・マガジン″ の企画で対談が実現した[4]。普段は主に自ら改造したミュージックマン・スティングレイフェンダー・プレシジョンベースを愛用している[2][5]エレクトリックベースのみならず、ウッドベースも自在に弾きこなす[6]。″日本のポップスの名曲にこの人ありと云われるほどの名プレイヤー″ と評される人物である[7]

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来歴

要約
視点

1973年(昭和48年)サックス奏者の古谷充と共に、関西地区で放送されたバラエティ番組ヤングおー!おー!』にバンドのメンバーとして出演。それと並行して大阪の放送局で作られた番組の音楽やCM曲の制作など、TV関連の仕事に携わる。同年、大村憲司村上″ポンタ″秀一らのグループ ″エントランス″ にベーシストとして加入。10月には『ヤングおー!おー!』の名古屋収録を最後にし上京する。その直後、渋谷ジァン・ジァンにて五輪真弓の初ライブの収録に参加。この時の音源は、翌1974年3月に発売された五輪のライブ・アルバム『冬ざれた街』に収録された[8]

1974年(昭和49年)ジャズ・ピアニスト市川秀男のトリオに加入[4]。この頃より、フリーのスタジオ・ミュージシャンとしての活動が始まり、東京都内のライブハウスにも数多く出演するようになる[4]。同年、吉田美奈子のアルバムレコーディングに参加する。

1976年(昭和51年)乾裕樹松木恒秀矢島賢といったミュージシャン達と ″ザ・グルービーズ″ の名義でアルバム『ソウルフル・ディスコ・サウンド』をリリースする[6]

1977年(昭和52年)3月発売の松任谷由実のアルバム『紅雀』のレコーディングに参加[6]。その後長きに亘り松任谷のアルバム制作に携わることとなる。

1979年(昭和54年)佐藤允彦清水靖晃山木秀夫穴井忠臣らと ″佐藤允彦 & メディカル・シュガー・バンク″ を結成。2枚のアルバムをリリース[6]。1980年には富樫雅彦、佐藤允彦とのトリオで、アルバム『The Ballad: My Faborite』をリリースする[6]

1981年(昭和56年)渡辺香津美率いるフュージョン・バンド ″KAZUMI BAND″ に参加[9]。1982年には渡辺貞夫グループのツアーに参加する。

1983年(昭和58年)石川晶 & カウント・バッファローに参加。アルバム『ルパン三世 JAM TRIP』[10]をリリースする。

1986年(昭和61年)かまやつひろし今剛難波正司島村英二らと ″ワン・ナイト・スタンド・ブラザーズ″ を結成し、サンフランシスコでレコーディングを行ったアルバム『One Night Stand Brothers』をリリース[6]

1989年(平成元年)吉川忠英を中心に浜口茂外也渡辺雅二らと結成したバンド ″R.E.M.SWIMMINGCLUBBAND & Suzuki″(アール・イー・エム・スイミングクラブバンド すずき)のメンバーとして活躍する[11]

2000年(平成12年)″大人が作る大人の為の音楽″ をコンセプトに結成されたユニット ″nanan″(ナナン)[注 1]のメンバーとなり、これまでに3枚のアルバムをリリースしている[12]。2000年から2001年にかけて、井上陽水のコンサートツアーに参加する[13]

2004年(平成16年)笹路正徳プロデュースによるJAZZレーベル ″K's TRACKS″ よりリリースされたアルバム『Battery's not included (バッテリーズ・ノット・インクルーテッド)』のレコーディングに参加。

2011年(平成23年)井上鑑山木秀夫、高水、今剛の4人からなる ″井山大今″(いのやまだいこん) のメンバーとして活動する[14]。ユニット名は4人の名前から一文字ずつ取ったもので、″大″ は高水の愛称 ″大仏さん″ に由来している[15]

2015年(平成27年)松本隆の作詞活動45周年記念イベントのために集結した ″風街ばんど″ のメンバーに加わる[16]

近年では福山雅治のライブツアーに参加し、サポート等を行っている[17]

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その他の活動

寺尾聰や、音楽仲間である井上鑑吉川忠英のアルバム収録曲で楽曲提供も行っている。

音楽雑誌「BASS MAGAZINE」(リットーミュージック社) で ″大仏さんの日本歌謡30年史回顧録″ と題したコラムを連載。

東京都内の楽器店を中心に ″スペシャル・ベース・クリニック″ と称されたイベントの講師として招かれる[5]

ほか、ベーシスト用イヤーモニターの開発に携わるなど[18]、幅広く活動している。

楽曲提供

  • 井上鑑 -「Al Crepusculo」「El Tiempo Perdido」
  • 寺尾聰 -「Midnight Hunter」「季節風」「偶然」「Inter Change」
  • 吉川忠英 -「In My Pocket」「Two In Love」「ミュージシャン」
  • 令多映子 -「ふりむけば IN THE RAIN」
  • R.E.M.Swimming Club Band -「Across The River」「Boat」「Clouds」「Dimness」「Moon」「Sea」「Shells」「Waves」「Boat」「Clouds」「Moon」(吉川忠英渡辺雅二との共作)
  • KAZUMI BAND -「Never Hide Your Face」
  • nanan -「A Bord Of Affection」「A Distant Past」

レコーディング参加作品

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

サウンドトラック

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コンサートなどの主な共演者

脚注

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参考資料

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外部リンク

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