デンカ株式会社(英文名: Denka Company Limited)は、日本の総合化学品会社。化学肥料・セメントの商標は軍配印[1]。旧社名は「電気化学工業株式会社」(でんきかがくこうぎょう)。三井グループと第一勧銀グループに所属している[2]。日経平均株価の構成銘柄の一つ[3]。
本社がある日本橋三井タワー | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒103-8338 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー |
設立 |
1915年(大正4年)5月 (電気化学工業株式会社) |
業種 | 化学 |
法人番号 | 3010001008757 |
事業内容 | 有機系素材、無機系素材、電子材料、機能・加工製品 |
代表者 |
山本学(代表取締役会長) 今井俊夫(代表取締役社長兼社長執行役員) |
資本金 |
369億98百万円 (2021年3月末日現在) |
発行済株式総数 |
8855万5840株 (2021年3月末日現在) |
売上高 |
連結:3543億91百万円 単体:2524億92百万円 (2021年3月期) |
営業利益 |
連結:347億29百万円 (2021年3月期) |
経常利益 |
連結:321億43百万円 (2021年3月期) |
純利益 |
連結:227億85百万円 (2021年3月期) |
純資産 |
連結:2700億36万円 単体:2226億10百万円 (2021年3月末日現在) |
総資産 |
連結:5260億35百万円 単体:4510億2百万円 (2021年3月末日現在) |
従業員数 |
連結:6,351人 単体:4,166人 (2021年3月末日現在) |
支店舗数 | 5支店 |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(16.92%) 日本カストディ銀行(11.49%) |
主要子会社 |
日之出化学工業株式会社 西日本高圧瓦斯式会社 株式会社デンカリノテック デンカアヅミン株式会社 |
関係する人物 |
藤山常一(創業者) 近藤銕次(元社長) 花岡彌六(元社長) 𠮷髙紳介(元代表取締役会長、現取締役会長) |
外部リンク |
www |
沿革
- 1915年(大正4年) - 電気化学工業株式会社を設立。
- 1916年(大正5年) - 大牟田工場(福岡県大牟田市)を開設[4]。
- 1921年(大正10年) - 青海工場(新潟県糸魚川市)を開設。
- 1938年(昭和13年) - 目黒研究所を開設。
- 1949年(昭和24年) - 東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式上場(翌年福岡証券取引所に上場)。
- 1955年(昭和30年) - 東洋化学に資本参加。
- 1958年(昭和33年) - 群馬化学(現: 渋川工場)を設立。
- 1962年(昭和37年) - 中央研究所開所(東京都町田市) 並びにデンカ石油化学工業(現:千葉工場)を設立。
- 1976年(昭和51年) - アクゾ・ザウト・ケミー社(オランダ)と合弁でモノクロル酢酸の製造販売会社デナックを設立。
- 1979年(昭和54年) - 東京芝浦電気(現:東芝)から東芝製薬(現:デンカ生研)の株式を譲受。
- 1980年(昭和55年) - デンカシンガポールを設立。
- 1987年(昭和62年) - モノシランガス製造販売の合弁会社デナールシランを設立。
- 1989年(平成元年) - シンガポールにデンカアドバンテックを設立。
- 1992年(平成4年) - 住友化学工業との合弁で千葉スチレンモノマーを設立(2014年3月清算)。
- 1996年(平成8年) - 塩化ビニル樹脂事業を、東ソー・三井化学との合弁会社大洋塩ビに移管。
- 1998年(平成10年) - ポリスチレン事業を新日鐵化学(現:日鉄ケミカル&マテリアル)、ダイセル化学工業(現:ダイセル)と統合し東洋スチレンを設立。
- 1999年(平成11年) - デンカ生研が株式店頭公開。
- 2002年(平成14年) - 株式交換により東洋化学を完全子会社化。
- 2003年(平成15年) - 東洋化学を吸収合併し、デンカアヅミンを設立。
- 2004年(平成16年) - 中国に電気化学工業(上海)貿易有限公司を設立。
- 2006年(平成18年) - 中国に電化精細材料(蘇州)有限公司を設立。
- 2008年(平成20年) - 香港に電気化学工業(香港)有限公司を設立。
- 2009年(平成21年) - デンカケミカルズホールディングスアジアパシフィックを設立。
- 2010年(平成22年) - 韓国に電気化学工業韓国株式会社を設立。
- 2011年(平成23年) - 中国に電化新材料研発(蘇州)有限公司を設立。
- 2012年(平成24年) - ポリマー・加工技術研究所を開設。
- 2013年(平成25年)9月 - 新潟市にある陸上競技場「新潟スタジアム(ビッグスワン)」の命名権取得契約を結ぶ。これにより2014年(平成26年)1月1日より3年間(再契約により2025年まで延長[5])「デンカ ビッグスワンスタジアム」に名称変更となる。但し、FIFA(国際サッカー連盟)主催・主管サッカー国際試合を除く。
- 2015年(平成27年)10月1日 - 創立100周年を機に、「デンカ株式会社」に社名変更。
- 2020年(令和2年) - デンカ生研を吸収合併。
- 2021年(令和3年)- 住設事業と、金属雨どいの製造・販売会社である100%連結子会社の中川テクノ株式会社を統合し、新会社「デンカアステック株式会社」を設立予定。
- 2022年(令和4年)- セメント事業を明星セメントに譲渡することを発表[6]。
事業
事業所
海外拠点
- Denka Corporation (U.S.A.)
- Denka Chemicals GmbH (Germany)
- Denka Middle East and Africa FZE (U.A.E)
- Denka Singapore Private Limited (Singapore)
- Denka Advantech Private Limited (Singapore)
- Denka Chemicals Holdings Asia Pacific Pte. Ltd. (Singapore)
- Denka Infrastructure Technologies Pte.Ltd. (Singapore)
- Denka Infrastructure Malaysia Sdn Bhd.
- Denka Advanced Materials Vietnam Co., Ltd.
- 電気化学工業(上海)貿易有限公司
- 電化精細材料(蘇州)有限公司
- 電化新材料研発(蘇州)有限公司
- 電化創新(上海)商貿有限公司
- 電化電子材料(大連)有限公司
- 電化無機材料(天津)有限公司
- 電気化学工業(香港)有限公司
- 台湾電科股份有限公司
- 電気化学工業韓国株式会社
関連会社
2015年3月末時点の子会社及び関連会社数は112社である[8]。
かつてはデンカグループとして、成瀬証券・電化不動産・東洋化学・デンカポリマー・デンカエンジニアリングを傘下に持っていた。
エラストマー・機能樹脂部門
- 東洋スチレン
- デンカエラストリューション
- デナック
- 湘南積水工業
- スズカケミー
インフラ・無機素材部門
- 日之出化学工業
- デンカアヅミン
- 西日本高圧瓦斯
- 東日本高圧
- 関東アセチレン工業
- デンカリノテック
- 金沢デンカ生コン
- 蒲原生コン
- 三信物産
- デンカ生コン高山
電子・先端プロダクツ部門
- デンカアドテックス
- デナールシラン
- デンカ高純度ガス
生活・環境プロダクツ部門
- デンカポリマー
- 中川テクノ
- デンカコスメティクス
- 十全化学
その他事業
- デンカエンジニアリング
- 黒部川電力
- YKアクロス
- うなぎの養殖 - 青海工場で1973年から2019年まで行っていた[9]。
不祥事・事故
番組提供
- Denka MORNING VISION (J-WAVE) - 『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』内
- Denka BUSINESS OUTLOOK (J-WAVE) - 『〜JK RADIO〜 TOKYO UNITED』内
- DENKA J-WAVE TRIAL (J-WAVE)
- ザ・スポーツ(筆頭協賛:テレビ東京)
関連項目
脚注
外部リンク
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