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一つの建物の中に複数の世帯が入居している住宅の形態 ウィキペディアから
集合住宅(しゅうごうじゅうたく)は、一つの建物の中に、複数の世帯が入居している住宅の形態。一軒家の対義語。
法規上は共同住宅(きょうどうじゅうたく)と長屋(タウンハウス)に大別される。この最も古い例は、古代ローマ時代のインスラと呼ばれるローマ人が住んだ大規模なアパートである。これは歴史的建造物としても有名である。その他、古くからの集合住宅としては中国の客家の土楼が有名である。19世紀のベルリンでは、ミーツカゼルネ(Mietskaserne、賃貸集合住宅)という高層集合住宅が、ドイツ帝国政府主導のもとで建設されている[1]。世界初の公営の集合住宅はロンドンのLCCによるバウンダリーストリート(Boundary Estate、1896年)である。
シンガポール、および中国の特別行政区の一つである香港とマカオ、果ては日本や韓国などの一部のアジア圏に見られるような国土が狭く、人口密度の高い地域、あるいは各国の都市部で多く建てられている。また、公営住宅の多くが共同住宅の形態をとっている。
日本では比較的規模の大きい鉄筋コンクリート造集合住宅をマンションと呼称する場合があるが、後述のように英語本来の表現ではない。なお、法令や国勢調査では「共同住宅」の語が用いられる。寮、病院等とは用途によって、長屋とは全住戸が敷地から建築物内を介さずに直接出入りする形態をとるか否かによって区別される。
集合住宅は利用関係によって分譲住宅と賃貸住宅に分けられる[2]。
集合住宅は住棟形式によって、階段室型、片廊下型、中廊下型、ボイド型、センターコア型、ツインコリドール型などに分けられる[2]。
歴史に残る集合住宅の例を以下に示す。
日本建築学会賞作品賞の受賞対象となった集合住宅作品を以下に示す。
その他に著名なものとしては以下のようなものがある
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