錦ケ丘 (仙台市)

仙台市青葉区の町名 ウィキペディアから

錦ケ丘 (仙台市)map

錦ケ丘(にしきがおか)は、宮城県仙台市青葉区町丁郵便番号は989-3123[2]住民基本台帳に基づく人口は9,050人、世帯数は3,094世帯(2025年4月1日現在)[1]現行行政地名は錦ケ丘一丁目から錦ケ丘九丁目であり、住居表示は全域で未実施[6]

概要 錦ケ丘, 国 ...
錦ケ丘
町丁
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Thumb北緯38度15分23秒 東経140度45分41秒
日本
都道府県  宮城県
市町村 仙台市
行政区 青葉区
人口情報2025年4月1日現在[1]
 人口 9,050 人
 世帯数 3,094 世帯
郵便番号 989-3123[2]
市外局番 022[3]
ナンバープレート 仙台
町字ID[4] 0062001(一丁目)
0062002(二丁目)
0062003(三丁目)
0062004(四丁目)
0062005(五丁目)
0062006(六丁目)
0062007(七丁目)
0062008(八丁目)
0062009(九丁目)
運輸局住所コード[5] 04001-0884
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概要 ハートヒルズ錦ケ丘 (錦ケ丘ニュータウン), 所在地 ...
ハートヒルズ錦ケ丘
(錦ケ丘ニュータウン)
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1丁目にある「錦ケ丘センタープラザ」(2008年7月)。撮影した頃は「仙台ヒルサイドアウトレット」が入居していたが、現在は「錦ケ丘ヒルサイドモール」が入居。
所在地 宮城県仙台市青葉区
範囲地域 旧・宮城町上愛子下愛子の各々一部
開発規模 2,108,203 m2
整備主体 山万 → 山万アーバンフロント → アーバンフロント → 錦ケ丘住宅販売 → 錦エステート
計画人口 約1万4000人
現在の人口 8,832人(2021年10月1日)
現在の世帯数 2,896世帯(2021年10月1日)
最寄駅 仙山線愛子駅
地図 - Google マップ
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7丁目にある錦ケ丘コミュニティセンター(2015年7月)。奥には錦ケ丘センタープラザや錦ケ丘セントラルハイツが見える。
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9丁目にある仙台市天文台(2008年7月)

JR東日本仙山線愛子駅の南、蕃山の西側に造成されたニュータウンであり、現在はハートヒルズ錦ケ丘として、錦エステートが分譲を行っている。旧宮城町域の人口の1割以上を占める9千人弱の住民が住む(2021年10月1日時点)[7][8]

歴史

要約
視点

1950年代よりはじまり、70年代に本格的に行われるようになった仙台市およびその周辺自治体(旧・泉市や旧・宮城町)の宅地造成事業は、当初仙台市の北部および南部を中心に行われていたが、次第に西側にも向けられるようになる。65年に折立団地が宮城県住宅供給公社によって造成されたのをきっかけに、70年には中山吉成が双葉綜合開発、みやぎ台が丸善石油不動産、75年には西花苑がフジタ工業および伊藤忠商事、76年には貝ケ森が住友不動産に、78年には茂庭台団地が仙台市によって造成され、その後も82年には栗生が、84年には国見ケ丘が造成された。そして翌85年、山万[注 1]によって錦ケ丘が造成された。

1989年平成元年)の分譲開始から人口が1,000人を突破するまで10年かかった。しかし、2000年(平成12年)に仙台市都心部秋保温泉の最短ルートとなる宮城県道132号秋保温泉愛子線の新道が開通し、錦ケ丘内を通過する自動車が6倍以上に激増、2001年(平成13年)には錦ケ丘住宅販売(現・錦エステート)が設立され、2002年(平成14年)には県外からも広く集客した「仙台ヒルサイドアウトレット」が開業。すると100人/年前後だった人口増加数が一気に上昇し始めた。2004年(平成16年)にはステージショー等も行われるハウスメーカー十数社のモデルハウス内覧・即売会である「錦ケ丘住宅祭イエ・コレ」(河北新報社ミヤギテレビ共催)を初開催した[9][10]。「イエ・コレ」は春と秋の年2回を基本とし[9]、新聞・テレビで広告された。2006年(平成18年)には1,000世帯を超え、前年比で627人/年も増加して住民も3,000人を超えた。その後、広域集客力がある仙台市天文台が移転してきたが、市内にアウトレットモールが2件開業したため「仙台ヒルサイドアウトレット」は「ヒルサイドショップス&アウトレット」となり、愛子バイパス沿いにロードサイド店舗が多数立地するようになるとさらに地域密着傾向を強め「錦ケ丘ヒルサイドモール」となった。集客施設の変化はあれ、人口増加は続き、2016年(平成28年)時点で2,423世帯、7,555人が住む市内有数の巨大ニュータウンの1つになった。なお、かつて山万アーバンフロントは「総区画数4,238戸、計画人口約15,000人」[11]、錦ケ丘住宅販売は将来「4,500世帯」[12]等と広告していた。

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公表されている計画の変遷
面積 計画 備考 典拠
戸数 人口
1989年 201.1 ha 3,640 戸 13,832 人 [13]
1991年 201.1 ha 3,640 戸 12,740 人 [14]
2000年 201.1 ha 2,876 戸 10,066 人 集合住宅(1,362戸)を除く [11]
2002年 201.1 ha 2,480 戸 08,680 人 集合住宅(1,758戸)を除く [11][12]
2007年 210.8 ha 2,773 戸 09,705 人 集合住宅(1,758戸)を除く [9]
2015年 210.8 ha 4,731 戸 14,000人 [15][16]
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年表

歴史的遺物

縄文遺跡弥生遺跡が複数発見されており、さらに、街外であるが、錦ヶ丘に接する上愛子御殿山に、約1200年前に建てられた仙台市青葉区で最も古い神社である国分一宮諏訪神社、御殿山稲荷神社、水分神社がある。また、その山内には室町時代に建てられた山城や、諏訪神社の境内にある寺子屋跡が存在する。

世帯数・人口

さらに見る 年, 世帯数 ...
錦ケ丘の世帯数・人口(住民基本台帳、各年10月1日現在)[8]
世帯数人口
1丁目2丁目3丁目4丁目5丁目6丁目7丁目8丁目9丁目合計合計前年比
1989年 世帯
1990年 23133 世帯108 人+108
1991年 10214778 世帯244 人+136
1992年 1945537124 世帯383 人+139
1993年 3062576155 世帯482 人099
1994年 4277637189 世帯615 人+133
1995年 4989699216 世帯684 人069
1996年 2063907112256 世帯790 人+106
1997年 307295808285 世帯864 人074
1998年 377799809302 世帯924 人060
1999年 45120108848365 世帯1,038 人+114
2000年 411381178512393 世帯1,105 人067
2001年 60156127871311454 世帯1,248 人+143
2002年 81181150941810534 世帯1,479 人+231
2003年 75203205111389641 世帯1,794 人+315
2004年 8548225242121421764 世帯2,210 人+416
2005年 86128271246123731928 世帯2,709 人+499
2006年 9115929425312721211,137 世帯3,336 人+627
2007年 95165303260128306341,291 世帯3,830 人+494
2008年 991785306268132367831,438 世帯4,292 人+462
2009年 111181483142681443971111,574 世帯4,759 人+467
2010年 1111861243172661494221281,703 世帯5,135 人+376
2011年 1231912153242791534381541,877 世帯5,642 人+507
2012年 1271963183262851654421592,018 世帯6,120 人+478
2013年 13319939583392901694491592,141 世帯6,571 人+451
2014年 128200429613442911784541572,242 世帯6,907 人+336
2015年 1281954341233623111904601492,352 世帯7,320 人+413
2016年 1431994371463713251904611512,423 世帯7,555 人+235
2017年 1681984382003943351884541542,529 世帯7,865 人+310
2018年 1982014392564193411924521482,646 世帯8,205 人+340
2019年 2291994393174443631904581552,794 世帯8,580 人+375
2020年 2542014413344553621924571592,855 世帯8,745 人+165
2021年 2732014423384703601934611582,896 世帯8,832 人+87
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住民基本台帳人口(各年10月1日現在、単位:人)
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
住民基本台帳人口の前年比(各年10月1日現在、単位:人)
100
200
300
400
500
600
700

学区

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7丁目にある仙台市立錦ケ丘小学校(2015年7月)

錦ケ丘はもともと仙台市立広瀬小学校[注 4]の学区であったが、仙台市が政令指定都市に移行して以降、新興住宅地を中心に仙台市西部地域の人口が増加。広瀬小学校の生徒数は激増した。これに対応すべく、2009年4月に仙台市立愛子小学校を分離・開校。これに伴って錦ケ丘の学区が変更された。しかし翌2010年、愛子小学校の生徒数急増によって文部科学省の学校分離新設の目安となる31学級を上回ったために、さらに愛子小学校を分離し、錦ケ丘に小学校を新設することを決定。2015年度開校時の児童数は961人[27]。中学校も同様に仙台市立広瀬中学校の生徒数激増に伴い、2019年度に錦ケ丘中学校が新設された[29]

主な施設

1丁目
2丁目
  • 錦ケ丘中央公園
4丁目
  • アディダススポーツパーク
5丁目
7丁目
8丁目
・錦ケ丘タウンハウス
9丁目

アクセス

脚注

関連項目

外部リンク

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