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福岡県福岡市の行政区 ウィキペディアから
区名が示すように福岡市の西部に位置している。東は室見川を挟んで早良区と接し、西は糸島半島の二見ヶ浦以東を区域とし、叶岳・高祖山などの300〜400m級の山々があり、糸島市と接する。南は脊振山地の一部で、早良区に接している。北は博多湾に面している。区内を筑肥線および福岡高速道路・福岡前原有料道路が東西に貫いている。
中心市街地は区の北東部の東端の姪浜地区にある。市の中心部に比較的近い北東部、東部は市街地・住宅地が発達している。 西部は近年、九州大学が東区箱崎から伊都地区に移転してきたことにより、九大学研都市駅、今宿駅を中心に伊都区画整理事業や北原・田尻区画整理事業による大規模な宅地開発が行われ市街化が進み、それに伴い人口増加が著しい。 それ以外の北西部や南部地域は田園が広がっており、北西部の港湾沿いには漁港が点在している。
※2023年7月1日時点
区の南東部の東端には福岡市地下鉄七隈線の橋本駅および同線の車両基地があり、駅前整備は進んでいるが、周辺の発展はまだ途上段階である。
鎌倉時代、元寇の際に築かれた防塁が区の北の海岸線に平行に今でも存在している。
区域はすべてもと早良郡および糸島郡の町村を編入したものである。福岡市が政令指定都市となった当初は現在の早良区・城南区の全域と中央区の一部[注釈 1]を含む(旧)西区として発足したが、1982年5月10日に(新)西区・早良区・城南区に分割された。このときそれまでの(旧)西区は解散したので、現在の(新)西区の区制施行日は1982年5月10日である。なお、分割前の区役所は現在の早良区役所である。
2005年3月20日に玄界灘にてマグニチュード7で震度6弱を記録した福岡県西方沖地震が発生。特に西区内にある震源地に近い玄界島は大半の家屋が全半壊するなどの大きな被害を受けたため、多くの住民が避難を行った。
玄界島と同程度に震源に近く被害も(建物被害の統計上も)大きかった西浦地区は、本震後もしばらくの間、一部が崖崩れのため避難勧告が継続された。
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