トップQs
タイムライン
チャット
視点

素浪人 月影兵庫

ウィキペディアから

Remove ads

素浪人 月影兵庫』(すろうにん つきかげひょうご)は、南條範夫の同名小説を原作としたテレビ時代劇ドラマ。1965年10月19日から1966年4月12日(全26話)、1967年1月7日から1968年12月28日(全104話)の2期に分けて放送された。

概要 素浪人 月影兵庫, ジャンル ...
Remove ads

概要

ひょんな事から旅を共にすることとなった剣の達人の素浪人・月影兵庫と、曲がったことが大嫌いな一本独鈷の旅烏・焼津の半次が、気ままな旅を続ける中で、弱きを助け、強きをくじく道中記

非常に人気を博したが、第2シリーズからはよりコメディ色の強い作風となり、原作者の南條範夫からクレームがついたことにより放送終了を余儀なくされ、次回作『素浪人 花山大吉』に主役の設定など若干の変更を行なう形で番組自体は引き継がれた。具体的には最終回で兵庫の素性が松平伊豆守の甥であることが判明し、家督を継ぐために江戸に戻ることになり、半次との別れが描かれ、『花山大吉』第1回では半次が一人旅を続ける中、兵庫と瓜二つの素浪人と出会う、という展開である。最高視聴率35.7%を記録した(第39話。なお、後年の「テレビ朝日開局60周年記念 年代別にすべて発表!! 番組視聴率ランキング」の60年代部門で4位)。

シリーズのサブタイトルはすべて過去形の文章で統一されている。2007年、近衛の長男である松方弘樹が40年ぶりに『素浪人 月影兵庫』をリメイクしたことで再び注目された。

なお、2007年から2009年に東映チャンネルで再放送されたのに続き、2010年、2011年に時代劇専門チャンネルでも再放送された。ただし第1シリーズは全話放送されるが、第2シリーズは保存状態が悪かったために、放送用原版の紛失や損傷のあるエピソードが多くみられ、結果として全104話の約半分が欠番扱いとなっている。

ベストフィールドより2022年6月22日より第1シリーズ全26話を、同年7月13日より第2シリーズ全52話中27話のDVDをそれぞれリリースすることが決まった[1][2][3]

Remove ads

登場人物

月影兵庫(演 近衛十四郎

諸国を放浪する豪放磊落な素浪人。普段は鼻毛を抜いたり胸をかきむしるなど行儀が悪い行動をする三枚目だが、ひとたび剣を抜けば鬼よりも怖い。酒が大好きで昼間から居酒屋に出入りする。また、その酒好き振りは半次をして「酒と名がつけば、どんなに鼻の曲がるようなものでも食らう。」と言わしめた。常に胡桃を二個持っており、それを鳴らす癖がある。第2シリーズではを怖がるキャラクターになり、それまでのシリアスな剣豪の役柄で知られた近衛のイメージを変えるものだった。半次を「半の字」などと呼ぶ。

焼津の半次(演 品川隆二

曲がったことが大嫌いなお調子者の渡世人。そのため茶屋で散らかった座布団をきちんと並べるシーンがある。キセルや刀がまっすぐに作られているのもその性分の為。第2シリーズでは蜘蛛が苦手で、蜘蛛を見たり激昂したりすると発狂したように叫びだす、笑い方が極めて下品、といった今までの品川の二枚目俳優のイメージを大きく払拭したキャラクターになった。普段は兵庫を「ダンナ」と呼ぶが、口論になると「ダンナ野郎」と呼ぶ。第1シリーズと第2シリーズでは、兵庫同様キャラクターが大きく変わったが、次回作『花山大吉』にそのまま引き継がれた。特筆されるのは半次の「おめえ、酒の匂いにつられてこの居酒屋入っちまったら、今夜の宿代がなくなっちまったわ。いけねぇいけねぇ、男焼津の半次ここは我慢のしどころだぁ」といった2人称語りのセリフとカメラワークの演出で、これが人気のひとつとなっていた。第1シリーズでは第13話のみ未出演。

Remove ads

サブタイトル

要約
視点

第1シリーズ

放送:NETテレビ(現:テレビ朝日)系列 毎週火曜日 20時00分 - 20時56分 制作:NETテレビ、東映京都テレビプロ

さらに見る 各話, 放送日 ...

第2シリーズ

放送:NETテレビ(現:テレビ朝日)系列 毎週土曜日 20時00分 - 20時56分 制作:NETテレビ、東映京都テレビプロ

※は現在欠番となっているエピソード

1967年

さらに見る 各話, 放送日 ...

1968年

さらに見る 各話, 放送日 ...
Remove ads

スタッフ

  • プロデューサー:上月信二吉津正、服部尚雄、吉川義一(以上NET)、田辺嘉昭、高田正雄、宮川輝水(以上東映東映京都テレビプロ)
  • 脚本:森田新、松村正温、結束信二、小滝光郎、大野大
  • 監督:小野登、佐々木康荒井岱志、林伸憲、長谷川安人
  • 撮影:脇武夫、伊藤正敏、玉木照芳、森常次、羽田辰治
  • 照明:谷川忠雄、松井薫、佐々木政一
  • 録音:小金丸輝貴、三船良男
  • 音楽:阿部皓哉
  • 美術:中島哲二、寺島孝男、奈宮聖二
  • 編集:岩本光司
  • 衣装:石倉元一、池田勝彦、上野徳三郎、小林勝
  • 美粧:林三郎、浜崎敬三、上田光治、井筒俊彦
  • 結髪:河野節子、浜崎喜美江
  • 装飾:道畑真二、高橋清彦、菅田浩、紙山昭一
  • 助監督:岡本静夫、福井司、古市真也
  • 殺陣:谷明憲、谷俊夫、土井淳之祐
  • 記録:森村幸子、桧垣久恵、中田悠紀子、東紀子
  • 進行主任:丸本晃、中久保昇三、喜多利三、秋田実
  • 語り:玉川良一(第1シリーズ第13話まで、次回予告では第15話まで)、酒井哲(次回予告のみ担当、第1シリーズ第16話から最終話まで)
  • 制作:NETテレビ、東映京都テレビプロ
Remove ads

主題歌

ネット局

※は遅れネット。

視聴率

  • 最高視聴率:第39回「貴様と俺とはバカだった」の35.7%(1967年9月30日放送。「テレビ朝日開局60周年記念 年代別にすべて発表!! 番組視聴率ランキング」の1960年代視聴率ランキング 4位)

再放送

その他

脚注

Loading content...

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads