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『クイズ 日本人の質問』(クイズ にっぽんじんのしつもん)は、NHK総合テレビジョンで1993年4月6日から2003年3月30日まで放送されたクイズ番組。開始当初から1994年3月までは火曜日の20:00 - 20:40、同年4月から最終回までは毎週日曜日の19:20 - 20:00に放送された。
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内容はかつて放送された『ゲーム ホントにホント?』とほぼ同じ形式で、出演者は「司会」の古舘伊知郎・4人の「もの知り博士」・2人1組の「解答者」4チームで構成された。視聴者から寄せられた素朴な疑問・質問(番組名に「日本人」とあるが、日本以外の国籍の視聴者からの質問も取り上げたことがある)に、4人の博士が持論と共に「答え」を紹介する[1]。ただし、持論を繰り広げる4人の博士は自分が正解を言っているかは知らず、事前に正解を知っているのは古舘のみである。
レギュラー放送開始前の1992年12月25日に、『バラエティー日本人の質問 クイズ&ドキュメント』という番組名でパイロット版が放送された。司会は当時NHKアナウンサーの徳田章が担当。編成はレギュラー版と若干異なり、後半には「世の中には正解のない質問もあります」として『平成世の中研究所』のパイロット版が含まれていた。翌年1993年2月11日には、古舘司会のパイロット版第2弾が放送された。
レギュラー化当初は『クイズ面白ゼミナール』と同様、オープニングで各解答者に視聴者から寄せられた質問から作られた一問一答の2択問題(いわゆる○×クイズのように、質問に対する答えが合っているかどうかを答える問題が基本)を出し、正解で10点獲得出来るコーナーがあった(1人に1問ずつ出題、チームの2人共が正解で20点) 。その後、4択の問題が4問出題され、チームで1つの答えを出して正解すると20点。後にオープニングでの2択は廃止され、4択問題4問のみとなった。またこの頃より質問タイムが設けられ、解答者がそれぞれの博士に質問をすることができるようになった(博士は質問に答えられるように、スタッフから事前に資料を用意されている)。
正解発表はBGMとともにもの知り博士の席とセットの電飾が点灯、そのうち3つが消え、1つだけ点灯している博士が正解である。
前半の3問はチーム戦で、2人で相談して1つの答えを出し、正解すると20点獲得。最終問題は解答者8人がそれぞれ答える個人戦で、正解すると1人25点、2人正解で50点を獲得(満点は110点)。最終問題はチームの2人で相談して、同じ答えを出しても答えをバラけさせてもよい。初期は最終問題もそれまでの問題と同じく2人で1つの答えを出して正解なら20点だった(オープニングコーナーと合わせて満点は100点)。
最終的に得点を最も多く獲得したチームがトップ賞として、針すなおが描いた出演者のイラストが描かれたジグソーパズルが、リニューアルされた後期では、組み合わせると4面に各チームの解答者が描かれた立方体になるブロックパズルがプレゼントされる(トップが同点で2組以上いる場合はその全ての組に賞品が与えられる) 。
また、質問が採用された視聴者にトップ賞と同じパズルがプレゼントされるが、初期には全員にではなく、ユニークな質問・答えがユニークな質問を寄せた視聴者1名を出演者全員の合議によって選び、その人に「目からウロコ賞」としてジグソーパズルをプレゼントしていた。
得点表示は初期はCG合成によるテロップで表示されていたが、後に解答者席にデジタル(7セグ)表示の電光掲示板が取り付けられ、常に得点表示がされるようになった。
1994年4月から2年程、ステレオ放送のマークがVTR編集時に挿入されていた(他のNHKの地上波・衛星波の番組では同年3月を以て番組送出時のステレオ放送のマークの表示が廃止。また、マスター出し時代は画面左下に番組開始時の10秒間の時刻表示とともにカットイン・アウト方式で送り出されていたが、放送VTRへの挿入に表示形式を変更後は、オープニング直後に画面右下にフェードイン・アウト形式で表示されていた)。
1994年 - 1996年、古舘は本番組を担当した縁で『NHK紅白歌合戦』の白組司会に起用された[2]。古舘は「NHK連続テレビ小説「君の名は」に出演させていただいたこともあります。それが「クイズ日本人の質問」などのNHK番組、さらに「紅白歌合戦」の司会につながっていったと思います」と述べている[3]。紅白内で本番組のレギュラーが応援ゲストとして出演する演出もあった。
放送ライブラリーではパイロット版第2弾[4]とレギュラー版第1回[5]が公開。
2000年4月2日からは『新・クイズ 日本人の質問』としてリニューアルされ、「もの知り博士」のメンバーが一部入れ替えられた。ルールは前と同じであるが、第1問に限り出題後にもの知り博士がまず答えを発表し、解答者が個々でプレートを立てて答えを選ぶ部分が追加され、古舘は解答者の紹介がてら答えをチェックする。その後、もの知り博士の詳しい説明を聞いてから通常通り答えをフリップに記入、それが正式な解答となる。
(五十音順)
ほか
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