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日本の長野県長野市にある書店チェーン ウィキペディアから
株式会社平安堂(へいあんどう、英称:HEIANDO Co.,Ltd.)は、長野県を拠点とする書店チェーン。かつては長野県内をはじめ全国で65店舗[1]を展開していたが、経営悪化に伴う事業再編で現在の運営店舗は長野県内のみとなっている。
長野店(ながの東急cher-cher) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒380-0825 長野県長野市南千歳1丁目15番地3 |
設立 | 1927年(昭和2年) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 9100001025267 |
事業内容 |
書籍・雑誌・古書・文具・ビデオ・DVD・CD・TVゲームソフトなどの販売 ビデオ・DVD・CD・コミックのレンタル 出版・教育・文化事業 Cafeの営業 |
代表者 | 代表取締役社長 高澤曜宏 |
資本金 | 5,000万円 |
売上高 | 90億円(2011年度 単体) |
従業員数 | 400名 |
支店舗数 | グループ16店舗 フランチャイズ2店舗 |
主要子会社 | 関連会社参照 |
関係する人物 | 平野正祐(創業者) |
外部リンク |
www |
岐阜県恵那郡中津町(現・中津川市)出身の平野正祐が、長野県下伊那郡飯田町(現・飯田市)で創業。地元である長野県においては地域貢献の意識が強く、長野市では「地域の文化拠点」となるべく大型店を設けている。また郊外部では自動車での来店を意識したロードサイド店舗を早くから展開した。
起業の地である長野県飯田下伊那地域では、都市の規模に比して大きな複合店舗であり、開店当時長野県下最大の規模であった「新飯田店」[注 1]を開業。周辺では競合する大手書店が書籍販売から撤退したのち、単体で存在するほぼすべての書店が平安堂グループであるという状態になっている。さらに同地域では専門子会社による教科書販売も手がける。
ブランドとしてのロゴマークは開かれた赤い背表紙の本とそれに添えられている両手(読書をしている様子)で、1976年に長野市への出店に際して原田泰治がデザインし、現在まで変わらず用いられている[2][3]。ロゴの隣に漢字で「平安堂」と入るほか、ロゴの下にローマ字で「HEIANDO」と入るときもある。この場合、「A」の「-」の部分が下向きの赤い三角形になる[4]。季節により色が変えられるブックカバーではロゴの下のローマ字が「HEIANDO GROUP」となっている。
近年はオンライン書店の躍進などにより、業績が低迷して資金繰りが悪化し、2012年5月に鉄鋼原料商社高沢産業により買収、子会社化された[5][6]。事業再編により近年ではアルゴが運営する「ビデオ1」やゲオが運営する「GEO(ゲオ)」(プラスゲオ方式)のフランチャイジーとして、それまで自社直営だったビデオ(DVD)販売部門やレンタル部門を切り替え業績回復を図っている。
2013年には高沢産業主導による事業再編で業績が回復の兆しを見せ、13年ぶりとなる新規店舗を伊那市福島地区にオープンさせた。「信州で一番美しい店舗を目指す」[7]としている。
また、2014年にはトーハンが運営する全国書店ネットワーク「e-hon」に加盟し、e-hon取扱い書籍の店頭受け渡し業務を開始。e-hon事業とタイアップしたブルーカードポイント7倍キャンペーンを毎年1〜2回開催して集客の回復を図っているほか、夏季やクリスマスや年末年始に全店共通の大掛かりな抽選会を各運営店舗で開催したり、アーティストや作家などを店舗に招いてミニライブや握手会、トークショーやサイン会等を実施したり、子供向けのキャラクターイベントや読み聞かせ会等を実施するなど、同業他社と差別化を図っている。
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