常翔学園中学校・高等学校
大阪市旭区にある私立の中学校・高等学校 ウィキペディアから
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常翔学園中学校・高等学校(じょうしょうがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう、英: Josho Gakuen Junior and Senior High School)は、大阪府大阪市旭区にある私立の中学校・高等学校。大阪工業大学など運営の学校法人常翔学園の設置校で、平成中期2008年に校名を「大阪工業大学高等学校」から改称した。大工大高校の時代から高校ラグビー全国大会5回制覇し、啓光学園高校に次ぐラグビーの名門として知られるマンモス校[2]。
常翔学園中学校・高等学校 | |
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(2018年〈平成30年〉2月撮影) | |
北緯34度43分52.3秒 東経135度32分47.2秒 | |
過去の名称 |
摂南学園高等学校 大阪工業大学高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人常翔学園 |
設立年月日 |
高校:1948年(昭和23年)4月1日 中学校:2011年(平成23年)3月30日 |
創立記念日 | 10月30日[1] |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C127310000256 中学校) D127310000913 (高等学校) | (
高校コード | 27561B |
所在地 | 〒535-8585 |
外部リンク |
常翔学園高等学校 常翔学園中学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
校地は大阪工業大学の大宮キャンパスの一角で、大阪市営住宅と大阪府立思斉支援学校に対面し、淀川の堤防と阪神高速12号守口線に挟まれた場所にある。
1948年(昭和23年)、工業高校の「摂南学園高等学校」として開校(機械科、電気科、建築科、土木科を設置[3])した。翌1949年に普通科を併設し、1950年に「大阪工業大学高等学校」に改称した。
改称から半世紀の2005年(平成17年)3月、原点である工業科は、最後の卒業生をもって廃止された。2年後の2007年5月2日、学校名を「常翔学園高等学校」への改称を発表。普通科のみの編成となり工業分野以外への進路に対応できるコース制になったことなどを理由に挙げており、常翔という語について「常に天翔(あまかけ)るもの」であり、いつもかわらず天空を飛翔する意味としている[4]。
2011年度に「常翔学園中学校」を併設し、中高一貫教育を実施。また、学園内3大学(大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学)への進学を「年150人以上を目標」として学校間連携も強化している(2020年度の場合1学年615人[5])
大工大高校ラグビー部の長年のライバルだった啓光学園高校が、運営法人の合併に伴い同じ学校法人常翔学園の設置校の常翔啓光学園高等学校となった。
啓光学園ラグビー部は、ユニフォームの青色から「ロイヤルブルー軍団」と呼ばれ、全国高校ラグビー7回も制覇した名門。俳優の高橋光臣が在学中の全盛期に部員120人も抱えていたが、常翔学園の傘下で進学校へ転換を図る経営方針となり、ラグビー推薦入学やスポーツクラスを廃止され入部者も激減。2019年(令和元年)現在、ラグビー部員は10分の1(1年生と2年生6人ずつの計12人)となり、常翔啓光ロイヤルブルーは絶滅の危機に瀕している[6]。
学園の始まりが建築や土木関係の技術者を育成する目的だったため、学園全体の教育理念は「現場で活躍できる人材の育成」である。これに基づき、常翔学園高校でも「教育の理念」及び「教育の方針」を定めている。
前身は1933年(昭和8年)3月3日に設置(文部省告示第68号で認可[8])され、4月に開校した実業学校「関西工業学校」(第一本科=5年制[9]。第二本科=4年制[10])と、1942年開設の「摂南重機工業学校」(1944年「摂南工業学校」に改称)。
運営法人は、1926年(大正15年)に設立された「財団法人関西工学」。関西工学は、ほかにも1940年(昭和16年)開設の実業専門学校[11]「関西高等工業学校」(1942年に摂南高等工業学校、1944年に摂南工業専門学校に改称。現・大阪工業大学の母体)と、「摂南重機工業学校」を運営していた(1944年に摂南工業学校に改称)。
太平洋戦争後の1947年、法人名を「財団法人摂南学園」と改称。翌1948年、関西工業学校と摂南工業学校を統廃合し、学制改革による新制の高校「摂南学園高等学校」が設立された。1950年、法人名の再改称に合わせ校名も「大阪工業大学高等学校」に改称。2008年(平成20年)、同じく法人名の再々改称に合わせ「常翔学園高等学校」に再改称されている。
在校生徒数は、高校3学年で計1,806名 (男子1,254名、女子552名。2020年〈令和2年〉5月1日現在[7])。
なお2020年度の入学試験は、高校の募集人員480名に対し、志望者1,170名(専願381名、併願789名)で合格者1,156名(専願369名、併願787名)、うち実際の入学者521名(専願381名、併願140名)[12]。
中学校は募集人員105名に対し、志願者646名。受験者591名で合格者447名、うち実際の入学者146名だった[13]。
学費など諸費用は、初年度で高校148万円[12]、中学校134万円[13]。これ以外に教育強化費など必要(2020年度の実績)。
校章は、生徒・保護者・卒業生・教職員が一体となり、翼となって、同じ目標、同じ未来へ飛翔していく姿を表している。
校歌は、2008年3月まで「大阪工業大学高等学校校歌」と「大阪工業大学高等学校第二校歌」の2種類があった。このうち「大阪工業大学高等学校第二校歌」の一部のメロディと歌詞を変えたものが、現「常翔学園高等学校校歌」になっている。
1学年615人(15クラス、内部進学3クラス[14])
1学年105人程度(コースI類とII類の合計、2021年度の募集人員の場合[13])
ラグビー部の男子部員3名が2022年7月に、合宿先の脱衣場で着替えをしていた女性(ラグビー部マネージャー)を、スマートフォンで盗撮していたことが、同年9月に発覚。該当の生徒は被害者の女性に謝罪し、8月に自主退学。また、事件の責任を取る形で、野上友一監督が辞任した[18]。しかし退任は形だけで、練習などで今尚指導している。
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